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2011年09月 アーカイブ

2011年09月07日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (23)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「いわしの和風カルパッチョ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
今までにも、何度か「カルパッチョ」を御紹介させて頂きましたが、基本的に「カルパッチョ」とは、「赤身のお肉や、魚介類のお刺身にオリーブオイルをかけたもの」を意味します。それはとてもシンプルで、ヘルシー感があり、素材の持ち味が生かされた、欧米諸国でも人気の前菜メニューなのですが、素材が何であれ、美味しく作るポイントがひとつあります。
まずは、お刺身をお皿に、重ならないように並べ、オリーブオイルをかける前に、天然の美味しい塩を軽く、振っておくことです。こうすることで、余分な水分が抜け、その分、塩の旨味が溶け込み、オリーブオイルの馴染みも良くなります。
是非、このポイントをお守り頂き、いわしと柚子胡椒、オリーブオイルの三位一体の美味しさを、みなさまもお楽しみ下さいね。
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                  いわしの和風カルパッチョ

<材料・2人分>
(A)
刺身用鰯(フィレ)   8尾分 塩・胡椒  各少々
(B)
オリーブオイル 40cc ゆず胡椒  15cc
(C)
万能葱(小口切り)  少々   白炒りゴマ  少々

<作り方>
①鰯のフィレ(3枚卸しにした状態)を1口大にカットし、皿に、重ならないように盛り、
軽く、塩・胡椒を振る。
②鰯にゆず胡椒を塗り、オリーブオイルをかける。
③上から、万能葱と白炒りゴマを散らす。


柚子胡椒とオリーブオイルの相性が抜群の「いわしの和風カルパッチョ」です

シンプルな御料理ほど、素材の鮮度、調味料の質が大切になってきますね

この和風カルパッチョは、御飯やトーストしたパンにのせて食べても美味しいですよ(笑)

2011年09月11日

日本酒「久保田会」の研修セミナーで出張料理&トークショー

暑さ厳しい8月中旬に、朝日酒造さんの銘酒「久保田」を扱う、埼玉県内の有力酒販店さんの女性スタッフのみなさまを対象にした研修会が、都内南青山の御洒落なレンタルスペースで開催され、私も講師として参加させて頂きました。
メインテーマは「久保田の温度別・味わいの変化を楽しみながら実感する」ということでして、「最高ランクの久保田」を、何種類も冷やして試飲して頂きながら、私が創作したコース仕立ての「久保田に合う、和風オリーブオイルクッキング」をお楽しみ頂くという、日本酒ファンには堪らない素敵な勉強会になりました(笑)。
「日本酒」と言いますと、どうしても、CMの渡哲也さんのような「渋い男性が楽しむお酒」というイメージが強いのですが、今回のように、明るい女性中心の食卓で、みなさんが日本酒を楽しむ様子は、「<華>があって、本当にいいものだなぁ!」と思いました(笑)。
試飲&御食事会も時間が進み、佳境に入りますと、中には、ほろ酔い加減の方もいらして、かなり打ち解けた雰囲気になりますが、そこは、さすがに「お酒のプロ」のみなさまです。すべての料理を出し終え、私のトークショーが始まりますと、一生懸命に私のトークやレシピをメモされる方々ばかりで、最後の質疑応答も、時間がオーバーするくらい、大変に盛り上がりまして、とても嬉しく、感激致しました。
私も、車の運転がなければ、みなさんと一緒に、美味しい久保田の冷酒を頂きながら、お話ししたかったのですが、そこは、グッと堪えまして、汗を拭いながら、ミネラルウォーターを飲んでいました(笑)。
このように素晴らしい「御食事会&トークショー」を企画して下さった、朝日酒造のみなさま、本当に有難う御座いました。心より感謝し、御礼を申し上げます。
次回は、是非、受講者として「電車」で伺わせて頂きます(笑)。


高級ブティックが並ぶ南青山の路地を入った、御洒落なレンタルスペースが会場でした

設備の整ったキッチンで、「天然海老とズッキーニの和風カルパッチョ」の盛り付け中です

オリーブオイルは、世界№1のシシリア産「ラビィダ・クラシックレーベル」を使いました
銘酒「久保田」との相性は、抜群に良く、至福の時間を過ごすには最適です(笑)

オリーブオイルと醤油がベースの「極上ソース」をかけた1品は、みなさまから絶賛されました

私のコメントのすべてを熱心にメモされる様子は、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱい
になりました

日本最高レベルの銘酒「久保田」のボトルを持つ私は、本当に嬉しそうですね(笑)

主催者の「朝日酒造様」、「埼玉県久保田会」の女性スタッフのみなさまと記念の1枚です


2011年09月17日

世界の夢!日本の宇宙ヨット「イカロス」のクッキーが完成しました

この度、サイエンス関連の某社様から御依頼を頂き、JAXA(宇宙航空研究開発機構)様のイベント等で販売する「イカロス・クッキー」を、宮城県栗原市の超人気パティスリー「パレット」さんが製作することになり、私も商品開発のアドバイザーとして、友情参加させて頂きました。
発売されて約2ヶ月が経ちましたが、その美味しさは、口コミで広がり、かなり話題になっているようです(笑)。
まずは、商品に添えられていた「イカロスのストーリー」を、簡単に御紹介させて頂きます。
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100年もの間、世界のどの国も叶えられなかった<夢>を、日本の若者達が成功させました。
ヨットが風を受けて進むように、太陽の光を帆に受けて宇宙を自由自在に進む「宇宙ヨット」。
これは、100年前に考えられた「夢のような宇宙船」。
燃料無しで、太陽の光さえあれば進むことが出来るこの航行法に、今まで、ロシア、アメリカなど、世界の宇宙開発国が何度もチャレンジしてきました。
しかし、長い間、どの国も成功させることは出来ずに「SFの世界の話」と言われ続けてきました。
2010年5月、この宇宙ヨットの実現を目指し、種子島から「日本の宇宙ヨット<イカロス>」が打ち上げられました。
100年の夢に挑戦したのは、日本の20代、30代の若手研究者達。
プロジェクト立ち上げから、たった2年半、低予算にも関わらず、何と「見事成功!」
この功績を世界は高く評価し、絶賛しました。
「燃料無し」ということは、今まで行くことの出来なかった、遠い宇宙の彼方まで飛んで行くことが出来るので、「宇宙大航海時代の始まりだ!」と、話題を呼びました。
是非とも、次世代を担う、日本の優秀な若者達の偉業を称え、これからも応援していきましょう!
                   
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如何でしょうか?素敵なストーリーですよね(笑)。
私は、「パレット」さんが「イカロス・クッキー」製作の御依頼を頂いた時に、このストーリーを初めて知りまして、とても感動致しました。このような素晴らしい企画に参加させて頂いて、本当に心より感謝しております。
7月の末に、相模原市のJAXA研究場内で、一般のみなさまを対象にしたイベントが開催され、そ
の時に、このクッキーが御披露目されたのですが、用意した1500個は、アッと言う間に完売したそうです。
嬉しいですね(笑)。お買い上げ頂いたみなさまにも、御礼を申し上げます。
このクッキー、素材には、ものすごく拘っておりまして、バターは、上質なフランス産の発酵バターを、惜しみなく使っています。この美味しさは、口コミで広がり、御客様からの御要望が多い人気商品となったため、今後も、「パレット」さんで、引き続き販売されることになりました。東北支援の意味合いも込め、是非、みなさまも、御試し下さいませ。
           
              パレットさん   TEL 0228-22-8010


私も宮城県栗原市の人気パティスリー「パレット」さんのアドバイザーとして、商品開発に
友情参加させて頂きました(笑)

一緒に苦労しながら、真剣に開発させて頂いたスタッフのみなさんと、記念の1枚です

上質な発酵バターのサクサク感が絶妙な「イカロス・クッキー」が誕生致しました!
東北支援の意味合いも込め、是非、本物の味を御試し下さいませ


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