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趣味・その他 アーカイブ

2007年06月04日

ボクはサウスポーです

ボクは、子供の頃から、字を書くのもテニスのラケットも、包丁も全て左ききです。字も巧かったので、先生から、右に直すよう言われたことが無いのです。さすがに、毛筆だけは、右で習いましたので、両刀使いですね。小さい頃から絵のセンスが有ったようで、よく金賞を貰いました。
実は、祖父が左ききの、腕の良い墓石職人だったらしいので、恐らく、隔世遺伝でしょうね。
子供の頃から良く食べ、5年生の時の家庭科で作った目玉焼きを褒められてからは、料理は天職だと思うようになりました。
その時の感激から36年間、フランスに行って、一流の料理人になることだけを考えて頑張って来ました。笑ってしまいますが、将来の為に、サインの練習も子供の頃からしていましたので、お客様から著書へのサインを頼まれると嬉しくなります。


2007年06月17日

料理上手は、将棋も強い

ボクは、子供の頃から将棋が大好きでした。13歳の時に、現役プロ棋士の指導対局で、2枚落ちで勝たせて頂いたことも有ります。
なぜ、そんなに好きなのかと言いますと、将棋こそが、人生の縮図だと思うからです。序盤、優勢でも、油断すれば、すぐに逆転しますし、劣勢でも、粘り強く頑張れば、勝てることも有ります。
学生時代にしていたテニスも同様ですが、いかに自分のバランスを保ち、相手のバランスを崩すかが重要なのです。バランスの良い陣形は、とても格好がいいものです。これは、美的センスにも通じるかもしれませんね。
30年前に将棋会館で購入した盤と駒を久々に出してみました。


2007年08月08日

将棋・日本シリーズ

高松に滞在中のことです。四国新聞に目を通していましたら、仕事場のすぐ近くで、名人経験者同士である、谷川・丸山両九段の公開対局が有るとの記事。6月17日のブログにも書いていますように、将棋好きなボクとしては、どうしても、このスーパースター同士の一戦を観戦したかったのですが、当然の事ながら、仕事優先ということで、今回は諦めました。
ただ、記事を読んでいて、感動したことは、前日の子供大会でのファンサービスとして、両九段が、指導対局は勿論の事、なんと、初心者の子供達と、挟み将棋や山崩しを楽しんだというのです。
これは、凄い事です!ゴルフに例えて言うならば、クラブを初めて握る初心者が、いきなり、タイガーウッズに手取り足取り教えてもらいながら、コースを回るようなものです。
参加した子供達にとっては、最高の夏休みの思い出になったことでしょう。ボクも、料理・食育活動を通して、全国の子供達に夢と希望を与えて行きたいと、改めて思いました。

2007年09月01日

料理がテーマの映画のお話

仕事柄、海外に行く時に飛行機の中で映画を見ることが多いのですが、最近、レストランがテーマの心温まる良い映画を2本観ましたので、簡単に御紹介させて頂きます。
まずは、「レミーの美味しいレストラン」です。とにかく良く出来た作品で、料理好きでシェフになりたい主人公のネズミがとても可愛らしく、一生懸命に美味しい物を作ろうとする姿に心打たれます。「やって出来ないことは無い!」子供達に是非観てもらいたいですね。
もうひとつは、渋谷・文化村「ル・シネマ」でのみ上演されているドイツ映画「厨房で逢いましょう」です。
こちらは、大人のラブ・ストーリーなのですが、料理人として天才的な才能を持ちながら、職人気質で人付き合いが苦手な大柄のシェフが、ダウン症の娘を抱える主婦にいつしか恋心を抱くようになります。夫や家族との関係に悩む彼女の疲れた心を、自らの想いの全てを込めた絶品の料理の数々で癒していく、その過程と心優しいシェフの切ない片思いが味わい豊かに描かれており、深い感銘を受けました。
心の込もった美味しい料理は、どんな言葉をも超越する、素晴らしいメッセージなんだと改めて思いました。

2007年10月03日

巨人軍優勝と長嶋さんの思い出

優勝までのマジックが1となった昨日、朝から仕事が何だか手に付かず、夕方、気が付いたら電車に乗って東京ドームに向かっていました。もちろん、チケットを持っているわけでもなく、指定席は完売で、入場出来ない可能性の方が高かったのですが、行かずに後悔したくなかったのです。「東京ドーム周辺の空気を吸えるだけでもいい!」とさえ思っていました。「この歳になって、急にこんな気持ちになるのはなぜだろう?」と、自分でも不思議でした。
確かに、子供の頃は、野球少年で、ジャイアンツ、特に長嶋さん王さんに憧れ、後楽園や多摩川の練習場にまで夢中になって見に行っていましたし、練習場近くの長嶋さん宅までサインをもらいに行ったこともありました。今でも鮮明に覚えていますが、ボクが10歳の時に、インターホーン越しに「サインを下さい!」と言いますと「白雪姫のように美しい」亜希子夫人が出て来て下さり、ニコニコ笑顔で「どこから来たの?ちょっと待っててね。」と言って、ボクが差し出したボールや色紙に、家の中にいる長嶋選手のサインをもらって来て下さったのです。その時は、本当に夢心地でした。
それから20年経ち、出張料理人として独立しましたが「いつの日にか、長嶋さんにボクの料理を食べて頂くこと」が夢でした。そんなの絶対に無理だろうなと思っていましたら、5年後にある方の御紹介で、御食事会が実現したのです。亜希子夫人は、とても喜んで下さり、「あなたは、どこにでも行ってお料理し、とても良い経験をしているわね。これからも、自信を持って頑張りなさい。」と激励して下さいました。
それから何度か、御手紙も頂き、数年前に次男の正興さんが「カフェレストランをやりたい。」とおっしゃった時には、亜希子夫人から、真っ先に「指導してもらえますか?」とご依頼頂きましたし、ご病気の事も知っていましたが、いつも明るく御元気でしたので、先月、急死の報を受けた時には、とてもショックでした。そんなこともあり、昨日の優勝は、天国の亜希子夫人と共に、自分の目に焼き付けたかったのです。身動き取れない状態での4時間の立ち見はきつかったですが、感動のクライマックスでした。ご冥福を御祈り致します。


2007年10月14日

憧れの将棋の町、山形・天童

将棋好きなボクは、子供の頃から「将棋の町、天童」に憧れ、いつの日にか、全国的に有名な将棋祭りに参加して、人間将棋を指すのが夢でしたが、今回、念願叶い、(祭りの時期ではありませんでしたが)立寄ることが出来ました。
実際に将棋盤や駒を作っている所も見学出来ましたし、つくづく「素晴らしい日本の文化、手作りっていいなぁ」と、沢山の魅力的な駒に囲まれ、幸せな気持ちになりました。
美味しい料理を作る段取りと将棋の思考には、共通点が沢山有るように思いますので、その辺を体系的にまとめた本を出せたら嬉しいですし、子供達には、もっと将棋と料理作り、両方の楽しさを伝えてゆきたいですね。それが必ず、学力向上、創造性を持った健全な成長にも繋がってゆくのですから。

2007年10月21日

手仕事の素晴らしさ

先日、御客様の御紹介で、田町の「女性と仕事の未来館」にて21日まで開催されている「匠の女たち展」を拝見させて頂きました。
織る、染める、焼く・・・。伝統工芸士の称号をお持ちの至宝、12人の女性の先生方に直接お会いして、お話を伺い、素晴らしい作品と、そこから伝わる一流の「技、生き方」を存分に肌で感じて参りました。
ボクも料理という「手仕事」に携わっていますので、ジャンルは違えども、共感出来る点がとても多く、何でも簡単に作られてしまう世の中で、製作途中のプロセスを大切にし、ゆっくり時間をかけて良い物を創り出すと言う「原点、初心」に帰ることが出来て、とても有意義な時間でした。
来年の会にも是非、参加させて頂きたいと思いましたし、その時には、ボクの手仕事である「お料理」を皆さんにご披露させて頂けたら最高ですね。


2007年12月04日

江戸時代の将棋盤に感動

今回伺った、長野・松代と言えば「真田十万石の城下町」としても有名です。料理教室の前に、真田邸や文武学校、海津城址を見学させて頂きましたが、綺麗で雰囲気のある街並みは、散策するのに心地よく、当地ご出身の故・池田満寿夫さんの素晴らしい作品の数々を鑑賞することの出来る美術館まで足を延ばしましたら、あっという間に時間が経ってしまい、肝心の料理教室を忘れるところでした。(笑)次回は、ゆっくり時間を取って来たいと思います。
真田邸近くの博物館には、当時の資料が沢山残っており、とても興味深かったのですが、特に、本物の「江戸時代の将棋盤と駒」を見た時には、感動致しました。私が将棋好きだということは、何度かブログでも書かせて頂いておりますが、将棋は「何百年も前から受け継がれてきた、素晴らしい日本の文化」であることを改めて実感致しました。
「物事をじっくり考えること」が少ない子供達には、是非、「将棋と料理作り」を実践して欲しいと思います。将棋も料理も、「全て自分で考え、難局を打開して行く醍醐味を味わえる」という点で、共通していますし、これからの人生にとって大切な事を沢山学べるはずですので。

2008年08月16日

「星野ジャパン」から学ぶこと

連日、北京オリンピックの熱戦の模様が、各メディアを通じて報道されていますが、私は、今回が最後となる種目、野球の「星野ジャパン」の活躍ぶりに一番興味があります。
子供の頃から野球が好きで、ドームになる前の後楽園球場で、小学生の頃から、よく観戦したものですが、当時、中日ドラゴンズのエースであった星野投手の、感情をむき出しにして、強気に「常勝ジャイアンツ」に挑む姿が大好きでした。今でも、はっきりと覚えていますが、ある試合で、王選手に逆転サヨナラホームランを打たれ、グラウンドで悔しそうにグラブを叩き付けた姿と、帰りのバスの中で、周りはファンが取り囲んでいるにもかかわらずに、隠そうともせずにバスタオルを顔に当てて、大泣きしていた様子には、心惹かれるものがありました。
星野監督は、インタビューなどでよく言っています。「技術云々ではなく、気持ち。選手をとことん信頼することが一番大切なんだよ」と。私も職種は違いますが、「人の気持ちを動かすのは、コンピュータでも何でも無く、人の気持ちしかない」と、常々思っておりますので、星野監督のお言葉は、心に沁みてきます。
選手達は、皆、故障を抱え、満身創痍の状態で必死にプレーしているのが、テレビの画面からも伝わってきますが、「気持ちをひとつにして」最後まで頑張って欲しいですね。
写真は、8日に東京ドームで行われた、北京入り直前の「パリーグ選抜との壮行試合」で撮ったものです。北京までは行けませんので、都内での仕事の帰りに、当日券を買って駆け込みました(笑)




2008年08月17日

「サザンオールスターズ」から学ぶこと

来年から、無期限の活動休止を発表している「サザンオールスターズ」のデビュー30周年記念ライブが16日より、横浜の日産スタジアムでスタート致しました。
私も、学生の頃から「サザン」が大好きで、昨日は、仕事を早めに切り上げ、電車を乗り継いで、会場に駆け付けたのですが、スタジアム内は、開始1時間前から、すでに、7万5千人の大観衆で埋め尽くされており、物凄い熱気を感じました。「これは、北京オリンピックのメイン会場である「鳥の巣」にも全然負けていないな!」と思ったのは、私だけではないと思います(笑)
広い会場を見渡しますと、お揃いのハッピやTシャツを着た親子連れが多く、中には、親子三代で楽しんでいらっしゃるご家族もあって、とても微笑ましかったですし、「サザン・30年の歴史」の重さ、偉大さを改めて実感致しました。
「継続は力なり」と言いますが、常に第一線で活躍し続けるには、人には言えぬ苦労もかなりあっただろうと思います。でも、そんな裏舞台は、一切見せずに、いつでも多くのファンに夢と希望、感動を与えてくれる「サザン」の生き方は素晴らしいですし、私も今回のライブでたっぷり吸収させて頂いたパワーを原動力に、これからも「食」を通じて、「世界の平和」に貢献出来るように精一杯頑張ります。



2008年10月03日

「ヤンキースタジアム」の思い出

10月に入り、メジャーリーグも「ワールドシリーズ」出場権をかけた「プレーオフ」が始まりました。近年、日本人選手の活躍も目覚しく、テレビ放送も増えたために、メジャーリーグに関心をお持ちの方も多いのではないかと思いますが、私も子供の頃から、ヤンキースでホームランを打ちまくった「ベーブ・ルース」に憧れ、いつかは「ヤンキースタジアム」に行ってみたいと思っておりました。
そして、3年前。「デリカテッセン(お惣菜)」の取材の仕事でニューヨークを訪れたのですが、幸運にも、その日のナイターで、伝統の一戦「ヤンキース対レッドソックス」戦が開催されることを知り、チケット購入は難しいことを承知で、地下鉄に飛び乗り、ヤンキースタジアムに向かいました。
球場周辺は、平日で、まだ開場前であるにも関わらずに、物凄い人の波と長蛇の列で、いきなり圧倒されてしまいましたが、何とかチケットを入手し、「ゴジラ松井」も出場した試合を堪能することが出来ました。球場内では、なぜかファン同士が「ホットドックの大食い競争」をしていたり、各種ショップも充実していて、老若男女すべてのファンが存分に楽しめる、まさに「ボールパーク」という感じでした。
レフトスタンド後方には、ヤンキースの歴代プレーヤーを称える「モニュメント・パーク」があり、試合前にはファンも見学出来るのですが、ここも長蛇の列で、改めてヤンキースの人気の高さを実感致しました。そして、念願叶い、「ベーブルース」の記念碑の前に立った時には、とても感動して、暫くその前を離れることが出来ませんでした。
そんな、多くのファンを魅了し続けて来たヤンキースタジアムも、今年で85年の歴史に幕を閉じます。とても寂しく残念ですが、たくさんの素晴らしい思い出を与えてくれたスタジアムに感謝の気持ちで一杯です。「ヤンキースタジアムよ、有難う!」




2008年10月22日

船橋・大神宮の奉納相撲大会

季節の良い10月、各地で運動会も開催されていることと思いますが、先日、コグレクッキングスタジオ近くの船橋大神宮では、1590年から続く、徳川家康ゆかりの「奉納相撲大会」が、2日間にわたり行われました。
初日は、小学生対象の子供大会でしたが、じつは、私も40年前の小学生当時、この大会に出場し、準優勝した思い出があります。特に、負けた決勝戦のことは、今でも、よく覚えていますが(笑)、私は、小さい頃から体が大きく、多数決で「誰が出場するのか」を決める時にも、真っ先に指名されたのが私でした。しかし、当時は、人前で裸になるのがとても嫌で、体育の先生に「ボク、眼が悪いので辞退します!」とか、子供なりに色々と考えて言い訳したのですが、先生は、一言。「お前よりデカイやつはいないから、ぶつかるだけで大丈夫だよ」と説得(?)されて、急遽、放課後に相撲のトレーニングを受け、大神宮に向かうことになりました。
土俵では、先生の予想通り、体当たりするだけで、順調に勝ち進み、アッと言う間に決勝戦まで行ったのですが、私が巨漢の元横綱・曙だとすると、決勝戦の相手は、舞の海のような感じで、とても小さく、「これは楽勝だ!」と思って、立会いで突っ込むと、どこにもいないのです!気が付くと、私の下にもぐられ、足をとられて、簡単に転がされてしまったのですが、この時ほど悔しかったことはありませんね(笑)
さらに悔しかったのは、優勝者には「トロフィー」が贈られて、準優勝の私には、なぜか「リードペーパータオル1本」だけだったのです(笑)今でも不思議です、何でペーパータオルなんですかね?
最近の大会では、男子に混じって女子も出場しているんですね。次々に男子を負かす、元気の良い女子もいました。トロフィー類も40年前と比べると、物凄く豪華で、多くなっており、「タイムスリップして、今回、出場したらどうだったかな?」と、ふと思いました。



2008年12月19日

サッカー・クラブW杯を初観戦

昨日、横浜国際総合競技場で準決勝が行われた、サッカーの「トヨタ・クラブW杯」を観戦して来ました。
欧州代表の「マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)」とアジア代表の「ガンバ大阪」の対戦でしたが、シュート数が両チーム合わせて、おそらく50本近い「超・攻撃的サッカー」の連続で、赤と紺の衣装で埋まった7万人の観衆のボルテージは上がりっ放しでした。
私も、こんなにサッカーが面白いとは思っていませんでしたが、何よりも感動したことは、ガンバ大阪の「どんな格上の相手に対しても、リスクを恐れずにいけば、点が取れるんだ!」という強気の姿勢、相手が先にゴールを重ねても、決っして自分達を見失わずに、その攻撃スタイルを最後まで、90分間貫き通した強い意思力には、本当に感動致しましたし、多くの人々に勇気を与えてくれたと思います。
「サッカーと料理」、「チームとひとり」、ジャンルもスタイルも異なる世界ですが、「自分(達)の可能性を信じ、高い壁にも恐れずに、正面から向かって行く」そんなスタイルは、私の人生観とも通じ、昨日は、思いがけずに、サッカーの試合から、「初心」を再確認することが出来ました。
国内リーグの疲れもある中で、素晴らしい試合を見せてくれた両チームには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。残る21日の試合も全力で頑張って欲しいですね。

2009年02月17日

初心が甦る「辻調・アキバカフェ」

私の母校、辻調理師専門学校(略して辻調)のサテライト・キャンパスが、秋葉原にあります。
辻調の先生方が出版されている、料理関係の書物はもちろんのこと、卒業生が経営する飲食店の情報まで分り易く揃えられており、美味しいコーヒーを頂きながら閲覧出来ることから「アキバカフェ」とも呼ばれており、私もよく利用させて頂いております。
ここに来て、20数年前に熱心に読んでいた書物を開きますと、一瞬にして「毎日が新鮮で、とても楽しかった」大阪・阿倍野の学生時代のことも思い出しますし、夢中で過ごした、本場フランスでの修行時代や、帰国後に就職した東京、千葉のレストランでの苦しい修行時代のことも鮮明に甦ってきます。
特に、東京、千葉での修行時代には、お店の先輩達から、「強烈ないじめ、嫌がらせ」をされ、辛くて仕方ない日々が続いていましたが、「もう耐えられない!我慢の限界」が来ますと、無意識のうちに東京駅に向かい、新幹線に飛び乗って、大阪の母校に駆け込んだことが、何度もあります。蒼ざめた顔で、フラフラになりながら、在学中にお世話になった先生方を訪ねますと、いつでも温かく迎え入れて下さり、「悩みのすべて」を聞いて頂き、その都度、適切なアドバイスを頂いて救われた気持ちになりました。
今、こうして、「食」を通した仕事が続けられているのも、私の母校・辻調の先生方のお力添えのおかげですし、これからは、何かしら、母校に対しても「恩返し」をしたいと思っております。
「アキバカフェ」では、定期的に、卒業生以外の方々も参加可能な勉強会「アキバ塾」が開催されており、いずれは、その講師としても参加させて頂けたら光栄です。
先日の「アキバ塾」では、日頃からお世話になっております、辻芳樹校長先生にも、久々にお会いすることが出来ました。「これからも宜しくお願い致します。」と、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。



2009年08月11日

コグレオリーブ農園便り <2009・初秋> (1)

暦の上では、すでに秋に入りましたが、残暑厳しい毎日、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか?
船橋のキッチンスタジオに併設するオリーブ農園では、今年は、すでに沢山のグリーン色をしたオリーブの実がなっておりまして、この実をどのように生かそうかと、ワクワクしながら考えております。
これだけ沢山の実があれば、「上質のオイル」を搾ることも可能ですし、薄いアルカリ溶液につけて渋味を抜き、「自家製の浅漬け」にしても良いですね。
昨年も作ったのですが、この「自家製の浅漬け」がとても美味しくてびっくりします(笑)ワインのおつまみとして、そのまま、食べても美味しいですし、サラダのトッピングにしたり、和風の煮物に加えるのも良いアイディアです。
オリーブの実やオリーブオイルは、お醤油ベースの和風味にとても良く合いますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。(2)では、その辺の解説もさせて頂きたいと思います。
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コグレ農園では、オリーブの他にも、洋梨やりんご、イチヂク、木苺などの実も、たくましく生り始めています。我が農園では、完全有機栽培で、一切、農薬は使っていませんので、完熟し始めるこれからの時期、「虫や鳥達との戦い」が大変ですが(笑)、自然界に生きる彼らは、「何が安全で美味しいのか」をちゃんと分っていて、「一番、栄養豊富で美味しい時期」についばみに来るのですから、我々も、その辺りを大いに見習って、もっと自然界から学ぶべきではないでしょうか?




2009年08月24日

仙台で6週間、入院していました。 (3)

東北大学病院では、体調が落ち着くまで、6週間ほど入院させて頂き、大変にお世話になりました。
一般病棟に移りましてからは、御心配して頂いた皆様に、少しずつ、携帯メールやお電話で近況報告をさせて頂きましたが、「エッ!小暮さんご本人?本当に良かったね・・・・。まさか、こんなに早く貴方の声が聞けるとは思わなかったよ!」と、ご自分のことのように喜んで下さる方ばかりでして、改めて<多くの皆様に支えて頂いている有難味>を、心の底から実感致しました。私は、本当に幸せ者だと思います。
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「6週間の入院生活は、長いですね。将棋盤と定石本を送りますから、良ければ、活用して下さい。退院後に快気祝いを兼ねて対局しましょう!」と言って下さったのは、将棋もプロ級の私の友人、小林研一郎さん。久々に将棋盤に向かわせて頂きまして、将棋に夢中で怖い物知らずだった(?)学生時代を思い出しました。小林さん、お心配りを本当に有難う御座いました。
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体力も少しずつ回復し、初めのうちは、自室のある9階の廊下を気分転換に歩き回っていましたが、数日後に、やっと、エレベーターを使い、自由に1階の売店や書店に立ち寄る許可を頂けた時には、本当に嬉しかったです。<自分の意思で、思うように歩けること>が、こんなに有難く、素晴らしいことだと思ったことはありませんでした。
なにしろ、入院時は、気が付くと<集中治療室>でしたし、その後は9階の一般病棟でしたから、病院の外はもちろんのこと、1階や入り口がどうなっているのかも、ずっと興味津々で、院内ではありますが、初めて降りた1階の空気は、とても新鮮で、久々に開放的な気持ちになりました。
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本も沢山読みましたが、1階の書店で購入しました<綾小路きみまろさんの本>には感動致しました。厳しかった下積み時代のお話や、御自分の個性や可能性を信じ続けた<ぶれない生き方>には、かなり元気を頂きましたし、人気の秘密が良く分りました。ライブにも是非、行きたいと思いました。
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5月27日に生出演させて頂きましたNHK<ラジオビタミン>司会の村上信夫さんにも御心配して頂き、何度も激励のメールを頂きました。そして、7月中の番組内で、全国のリスナーの皆様に私の近況報告までして下さったのには、本当にびっくりし、感激致しました。
実際に、病院内でも<ラジオビタミン>を聴いていらっしゃる方は多く、私も、午前中の村上さんと神崎さんの元気なお声を聴いて「今日も1日、頑張ろう!」と、毎朝、思っていましたので、思いがけずに<嬉しいエール>を送って頂き、回復が早まった気がします(笑)
村上さん、本当に有難う御座いました。是非、またスタジオに伺わせて下さいね。
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入院中には、遠方であるにも関わらずに、多くの皆様に「お見舞い」に来て頂きました。そして、心に染み入る有難いお言葉を沢山頂きました。
「本当に有難う御座います。」今は、この言葉しかありませんが、今回の経験を無駄にせずに、少しずつ、皆様には<食を通して>恩返しをさせて頂きたいと思っております。
これからも、宜しくお願い致します。
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お陰様で、7月30日に退院することが出来ました。6週間ぶりの外の空気は、本当に新鮮で美味しく感じました。
多少、息切れしましたが、この日の感動を忘れないために、病院の周りをゆっくりと歩きながら、この6週間を振り返ってみました。
確実に<人生観>は変わったと思います。<これからは世の中のために尽くそう>という気持ちが、一層強くなりました。
仙台の駅前は<七夕ムード一色>でしたが、「初めて仙台で迎えた七夕」も忘れられない<素晴らしい思い出>となりました。







2009年09月04日

「有機給食」がテーマの仏映画 <未来の食卓>

先日、シネスイッチ銀座で上映されているフランスのドキュメンタリー映画<未来の食卓>を、とても興味深く観賞させて頂きました。まずは、そのストーリーを簡単にご説明させて頂きます。

映画の舞台となったのは、ラベンダー畑や赤土のブドウ畑に注ぐ陽光がとても美しい南フランスのバルジャック村という所なのですが、そんな美しい村も、一歩踏み込みますと、化学肥料や農薬による水質汚染で、泉の水は飲むことが出来ませんし、世界有数の農業大国であるにも関わらずに、どのように作られたのか分らない、安価な食材が遠い海外から運ばれて来ているのが現状なのです。
そのような状況に危機感を抱いたショーレ村長は、ひとつの決断をします。「村内の4つの小学校給食と高齢者用の宅配給食を、すべて<オーガニック食材>に切り替える!」と言うのですが、価格差は、コスト増加につながり、低所得者が6割を占める村には、財政的な余裕は乏しいので、当然のことながら、半信半疑の親達の意見と衝突します。
でも、その場面でのショーレ村長の言葉には、感動致しました。「子供達には、良質の食べ物を与える。お金の問題じゃない。相談相手は、自分の中の良心なのです!」なかなか言えない言葉ですよね。
子供達は、校庭で菜園を始め、野菜嫌いな子も、次第に、自分達で作った野菜を丸かじりするようになります。食べるシーンでの画面いっぱいの<美味しい表情>は、世界共通で、とても良いものですね。
ショーレ村長が「彼らは教育者だ」と賞賛する男性の調理員さん達も、レストランの一流シェフのようで、その存在感が日ごとに増してゆくのが、とても興味深かったです。

フランスでは、ネット上で評判となり、上映館数が60ヶ所近くになっているそうです。
我が国でも<地産地消の給食>への関心は高まっていますので、ひとつのきっかけとして、是非、多くの皆様にもご覧頂きたいと思います。
(今後、北海道、名古屋、福岡など、各地でも上映の予定があります。)


2009年09月08日

オリーブオイルが決め手の美味しい <ポップコーン>

先日、美味しいトウモロコシを栽培していらっしゃるお客様から、「ポップコーン用です(笑)」と、乾燥させたコーンを沢山送って頂きました。
早速、<ポップコーン作り>に挑戦してみましたが、せっかくのチャンスですから、色々なスパイスや調味料を使って、数種類のポップコーンを作ってみました。
ディズニーランドなどでも売っている<キャラメル風味>や<チョコレート風味>まで、遊び心で作ってみましたが、やっぱり、一番美味しかったのは、オリーブオイルを効かせた<塩・ブラックペッパー風味>でした。
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作り方は、とても簡単です。(市販の乾燥コーンでも、同じように出来ます)
まず、フタ付きの厚手の鍋を用意し、乾燥コーンと塩、胡椒、オリーブオイルを加えます。割合は、コーン100gに対して、塩大さじ1/2杯、胡椒大さじ1/2杯、オリーブオイル大さじ2杯くらいでしょうか。食べる方の嗜好にも拠りますので、調味料の割合は、大雑把で結構です。
あとは、フタをして、中火にかけるだけです。暫くしますと、ポコポコ跳ねる音がしますが、その音が止んだら出来上がりです。
この手作りポップコーンは、本当に美味しくて、一度食べだすと、手が止まらなくなりそうです(笑)
それに、何よりも嬉しい事は、一切、添加物、化学調味料を使用していないという点です。安全で美味しければ、お子様にも勧められますし、言うことは無いですよね。
ただし、美味しく作るポイントが、ひとつだけあります。調味料だけは、<上質の良い物>を使って下さい。
シンプルであれば、あるほど、素材の質に左右されるのは、料理全般にも言える<真理>だと思います。





2009年09月10日

念願の小豆島に行って来ました (1)

先日、念願叶いまして<日本でのオリーブ発祥の地・小豆島>に伺うことが出来ました。
昨年が、オリーブ植樹100周年ということで、香川県が発行しているPR誌に小豆島産の食材だけを使ったお料理やエッセーをご紹介させて頂いたり、絞り立ての美味しいオイルを生産者の方から送って頂いたりと、今までも、小豆島とは随分ご縁があったのですが、実際に伺うのは初めてでしたので、高松港からフェリーで小豆島に向かっている間も、透き通る空と海、吹きぬけるそよ風が、肌にとても心地よくて、島が近づくにつれ、期待感もどんどん高まってきました。
小豆島では、日頃からお世話になっております、オリーブ生産者の方に色々とご案内して頂きましたが、地中海沿岸諸国とは微妙に異なる、日本らしさも残した素晴らしい風景がとても新鮮で、思わず、写真も沢山撮ってしまいました(笑)
<オリーブ公園>にも伺いましたが、小高い丘の上には、「ここは、スペインかギリシャかな?」と間違えるくらい素敵な<真っ白い風車>が、海からの風を受けながら、微笑むようにたたずんでおり、オリーブの木々や紺碧の海とのコントラストも最高で、思わず、時間の過ぎるのも忘れて、見つめてしまいました。
公園内にあります<記念館>も見学させて頂きましたが、ここでは、先輩方の100年間に及ぶ、大変なご苦労の歴史を垣間見ることが出来まして、とても深い感銘を受けました。
記念館の片隅に展示されていました<オリーブの原木>も、じっと眺めていますと、心に響くものがかなりあり、改めて<オリーブの木々の生命力の強さや偉大さ>を実感致しました。






2009年09月24日

巨人軍・原監督の男気に「感謝、感激」です!

昨日(9/23)は、ペナントレースの優勝マジックが「1」となった東京ドームの<巨人対中日>を、仕事の合間に観戦して来ました。
今年は、ペナントレース開幕直前の春先に「WBC(ワールドベースボールクラシック)の監督」という、OBも含め、誰もやりたがらなかった「重責」を、初代監督・王貞治氏の熱い説得により、原監督が一手に引き受けまして、イチロー選手をはじめとした世界に散らばる勇者や亀井、山口選手など、実績は少ないけれど伸び盛りの若手を率いて、見事、優勝<世界一の栄冠>を勝ち取りましたが、そこまでの苦難に満ちた戦いぶりの数々と、原監督のアメリカでの胴上げの瞬間を、リアルタイムのテレビで見ることが出来ましたことは、とても幸運でした。
それは、3月下旬のことでしたが、全身に鳥肌が立ち、言葉にならないほど感動して、沢山の勇気を頂いたことを、つい最近のことのように、はっきりと覚えています。
それから数ヵ月後、私は、人生で初めての「入院生活」も経験致しましたが、74才の野村監督が率いる<楽天イーグルス>の地道で巧妙な戦いぶりや、無名でも力のある若手選手にどんどんチャンスを与え、苦労しながらも全員野球で勝利を重ねた<原ジャイアンツ>の活躍ぶりには、かなり元気を頂き、体調回復の大きな原動力になったような気が致します。
そして昨日、「どうしても、今年を象徴する原監督の胴上げを目の前で見たくて」年間チケットを持っている知人に頼み込み、昂ぶる気持ちを抑えながら、水道橋に向かったのですが、試合開始の随分前から、超満員のドーム内は、熱気でかなり盛り上がっていまして、「5万人近い観客のみなさんも私と同じ気持ちなのだろうな」と、嬉しく思いました。
試合は、大歓声の中、5対3でジャイアンツが勝ちましたが、無名の<育成選手>だったオビスポ投手が先発し、プレッシャーに打ち克って<勝ち投手>になったのも印象深かったです。
観戦していた殆どの方々は、携帯などで、優勝シーンの写真を撮っていましたが、私もデジカメで、念願の原監督の胴上げシーンや優勝セレモニーの一部始終を撮影することが出来まして、本当に良い記念になりました。

私も、原監督の「男気」を見習い、<食>を通じて、全国の皆様に元気になって頂ける様に、今後益々頑張りますので、宜しくお願い致します。







2009年10月06日

「キングサイズの苦労」のお話

今回は、お料理とは関係の無い話題を書かせて頂きます。
私は、生れつき体が大きく、幼稚園の制服から、すでに「特注」していました(笑)
これは、あとから気付いたことなのですが、小学校に上がる前から、電車に乗る時には、母が切符を買ってくれていまして「子供料金は、幼稚園児から払うもの」と、ずっと思っていました。
当時は、改札に切符を切る駅員さんがいましたので、切符を持たずに入ろうとしますと、必ず呼び止められ、子供ですから、パスポートなどの身分証明書も無く、母親が説明するのに苦労していたことを思い出します。
それから現在に至るまで、私の中には「ウインドーショッピング」という言葉はありませんでした(笑)洋服でも帽子でも靴でも、普通のお洒落なお店には、絶対に私に合うサイズが無いからなのです。
高校のスキー教室でも、私に合うスキー靴(当時29cm)が無く、それでも参加しないと単位を貰えないということで、みんなが楽しそうに滑るのをゲレンデの隅で見ていた寂しい思い出もあります。
今まで、体が大きくて良かったことと言いますと、「満員電車でも、潰されずに、背が高い分、空気がキレイなこと」と「人混みの中で、待ち合わせしても必ず見つかること」くらいでしょうか(笑)
そんな私が、唯一、開放的な気持ちで楽しく品物を選べる「キングサイズ専門の靴屋さん」が、東京・五反田にあります。その名は「ビッグ・ビー」と言いますが、店内には、いつも巨大なお客さんがいて、この私が小さく見えることさえもあります(笑)私は、今、30cmの靴を履いていますが、もっと大きなサイズの靴も豊富にあって、本当に嬉しくなります。
店内には、ビックサイズの有名人(格闘家、柔道家、お相撲さん、バスケット、バレー、プロ野球選手・・・・etc)の写真やサイン色紙が沢山飾ってありまして、実は「料理研究家としては唯一」私の色紙も並んでいるのです!
丁度3年前の秋に、念願の(?)サインを書かせて頂きましたが、「これで、私もビックな有名人の仲間入りだ!」と嬉しかったのを覚えています。先日、伺った時にも、まだ飾ってありました(笑)
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これは、余談になりますが、最近は、どこでも「同じような商品の安売り合戦」で大変ですよね。日本でも、賃金カットや失業者が増えているというのに、生産国の中国ばかりが豊かになっていくようで、寂しい気持ちになりませんか?「日本は、これで本当に豊かなのだろうか?」と、真剣に考えてしまいます。
そんな意味では、この「ビッグ・ビー」さんは、ある意味、確実に来店してくれる「ビックな固定客」にターゲットを絞り、その心をしっかり掴んでいるわけですから、むやみに安売りせずに、「適正価格」で、良い商品を売ることが出来るわけです。
もう、大量生産、大量消費の時代は終わったわけですから、間口を狭め、個性的で良い物を適正価格で販売するお店が増えて欲しいと思います。そうじゃないと、ショッピングも面白くないですよね。

「食」の部分でも同じです。全国、どこに行っても、ファストフードやファミレス、コンビニのチェーン店ばかりでは「日本の食文化の将来は危うい」とさえ、思ってしまいます。どこでも同じ物ばかりでは、決して「豊かな食文化」とは言えない気が致します。各地の「伝統的な食文化」を大切にしたいですね。

結局、最後は、「食」のお話になってしまいました(笑)





2009年10月22日

10年間、仕事で乗り続けた愛車「カリブ」に感謝

この10年間、仕事で乗り続けていたのが、下の写真の車「スプリンター・カリブ」です。
走行距離にして20万キロ以上、車体は、タッチペンで応急処置をした細かい傷だらけでボロボロですが、たくさんの思い出が詰まった、とても愛着のある、私の「信頼感ある、大切なパートナー」でした。
出張料理では、大抵、重い荷物を何個も積み、全国津々浦々、昼夜、天候の良し悪しを問わずに、苛酷な道を走ることも、しばしばですが、1度も弱音を吐かずに黙って付いてきてくれたのが、この「愛するカリフ゛」なのです。
数年前、都内(新宿)で、迂闊にも、駐車禁止のペナルティーを受け、レッカー移動された苦い経験が、1度だけあるのですが、半べそ状態で慌てて移動場所に行きますと、広い地下駐車場に、何と、我が愛車「カリブ」だけがポツンと1台寂しそうに止められており、その時だけは、本当に「カリブ」に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
逆に、嬉しいこともたくさん共有致しました。出張料理を終え、お客様に喜んで頂いて、笑顔でお見送りして頂けた時など、「カリブ」と共に、照れくさそうに「来させて頂いて良かった!」と、感謝の気持ちでいっぱいになり、帰り道はルンルン気分で、走りも、いつもより軽快な感じになるから不思議です。(笑)
時に、お客様から「こんなに小さな車に、よくこれだけの大荷物を積んで来ましたね!」と、感心されることがあるのですが、そんな時の「カリブ」は、やや誇らしげな感じがして、思わず私も微笑んでしまいます。
ハイオク仕様で、四輪駆動の「カリブ」は、本当に良く頑張って付いて来てくれましたが、10万キロを超えた辺りから、急にあちこちのメンテナンスが必要になり、毎回の修理代金もバカにならないものですから、何度も、買い替えを考えましたが、「手放す寂しさ」から決断出来ずに、ここまで来ました。
でも、最近になりますと「もう限界だな。これ以上、こき使ったら、カリブが可愛そうだ」と思うようになりまして、買い替えを決断致しました。
最後は「カリブよ!本当に今まで有難う!」と言って、車体に頬ずりし、キスして分かれたのですが、こんな気持ちってヘンですかね?(笑)
因みに、今度の車は、シルバーのカローラ・フィルダーです。
今後は、この車で、全国の皆様のもとに伺い、笑顔の溢れる、素敵な思い出をたくさん作りたいと思っておりますので、どうぞ、宜しくお願い致します。



2010年09月10日

八戸市のさくら野百貨店で「宝飾展のお持て成し」 (2)

八戸市は、新鮮な魚介類や野菜、フルーツの美味しいところですので、食材の仕入れには、地元の人達で賑わう、八戸漁港近くの、ローカルな青空市場に伺いました。
まずは、魚屋さんを回ってみましたが、本当に、新鮮な魚介類が、どれも安くて驚きました。
シメサバにしたら美味しそうな、大きめのサバが、何と、1本50円でしたし、ヒラメやイナダ、サンマ、イカなども、鮮度抜群な物が、東京の半値以下でした。
地元のみなさんに言わせますと「魚は、買う物でなく、自分で釣る物」だそうです(笑)。いやぁ、本当に羨ましいですね。時間に余裕があれば、是非、釣りもしてみたかったです(笑)。
野菜や果物類も、種類が豊富で、生命力に満ち溢れており、とても魅力的でした。
特に、印象的だったのは、ナスやズッキーニ、冬瓜、キュウリなどで、とにかくデカイのです。こちらの方に言わせますと、「これが普通」なのだそうですが、ソフトボールより大きいサイズの丸ナスが2個で100円、ヘチマのような巨大ズッキーニが1本200円でした(笑)。畑が、かなり肥沃なのでしょうね。「情熱大陸」で訪れた、南イタリア・シシリアの市場を思い出しました。
サイズは、不揃いながら、生命力に満ち溢れた食材を見ていますと、創造意欲が大いに掻き立てられまして、これから開催されます、さくら野百貨店での「宝飾展のお持て成し」が、とても楽しみになってきました。
屋台で、地元の豆腐の味噌田楽と、帆立貝の串焼き、せんべい汁を朝食に頂き、その素朴な美味しさに、やる気をみなぎらせながら、仕入れをした、大きな袋をいくつも持って、百貨店の催事用キッチンに向かいました(笑)。


八戸漁港近くのローカルな青空市場は、魚介類がとても新鮮で安いです。

生ウニも色々な種類と味があり、フレッシュな物ばかりでした。

串焼きの魚介類は、どれも艶やかで、美味しそうでした。

地元の美味しい豆腐を使った、味噌田楽は、屋台の人気メニューです。

初物のリンゴやブドウをはじめ、新鮮なフルーツ類も豊富にあります。

巨大な冬瓜と田子のニンニク、リンゴとブドウの濃厚なジュースです。

2010年10月22日

「自遊人」11月号は、コグレの「高知・四万十川特集」です (3)

四万十川の初日には、朝6時前から漁に同行させて頂きました。
舟も、昔ながらの手漕ぎの小舟でしたし、漁の方法も、厳しい自然の摂理に張り合うことなく合わせて、いつまでも、うまく自然と共存していけるような、本当に魚の習性を知り尽くした、伝統的な手法で、このように素晴らしい食文化が残されていること自体に、とても感動致しました。
小舟に乗り込みながら、どこまでも美しい清流・四万十川を見渡しますと、遠くに、岩を積み上げている様子が、いくつも目に留まりました。
川漁師暦50年の山崎さんに、それを尋ねますと「あれは、石ぐろ漁といいます。積み上げた岩の隙間に天然うなぎが入り込む習性を利用した、伝統的な漁法ですよ」と、笑顔で教えて下さいました。
そして、「もうひとつの伝統的漁法、柴漬け漁をお見せしましょう」と、山崎さん。勉強不足の私が「えっ!漬物の柴漬けですか(笑)?」と、思わず質問しますと「いや、葉の付いた木の枝を柴といい、それを束ねて川に沈めておくと、天然うなぎが寝床にして、入ってくるんですよ(笑)」とのこと。私は、深く感銘を受け、益々、四万十の地が大好きになりました(笑)。柴漬け漁で獲れた天然うなぎは、生命力に溢れ、シェイプアップされていて、朝日に輝き、とても美しかったです。
この日の漁場は、四万十川河口から10kmほど上流の、新四万十川橋付近でしたので、天然うなぎのほかにも、アカメや黒鯛、ボラ、ナマズなど、新鮮な海の魚と川魚の両方を収穫することが出来ました。特に、アカメは、1m近くある大物で、四万十川の豊かさを、つくづく実感致しました。
漁に同行させて下さり、貴重な体験をさせて頂いた、川漁師の山崎さん、そして、四万十屋の板長・佐田さん、本当に有難う御座いました。心より、御礼を申し上げます。


岩を積み上げる、四万十の伝統的漁法「石ぐろ漁」の風景です。

葉付きの枝を利用する、四万十の伝統的漁法「柴漬け漁」の風景です。

柴に入り込んだ天然うなぎを、大きな網で引き上げます。

伝統的な漁法では、便利な機械等を使わない為、体力勝負になります。

網の中には、元気な天然うなぎが2尾入っていました。

生きている天然うなぎを持つのは、初めてでした(笑)。

1m近い、大きなアカメには、感動致しました。

愛嬌のある、大きなナマズは、ずっしりと重かったです。

川魚の他にも、黒鯛等の海の魚も収穫出来ました。

四万十川の名物、沈下橋にて。

2010年11月11日

美しい南西フランスの食文化を取材して来ました。

10月下旬に、スペイン国境に近い南西フランスを訪れ、以前から興味のあった「ボルドーの名門ワイナリー」や、トリュフ、フォアグラといった郷土色豊かなローカル食材が豊富に並ぶ「サルラの土曜日朝市」、貴族出身の画家でありながら、料理のレシピ本も出版している「ロートレックにゆかりのあるアルビ」、辻調理師学校の後輩が修行中のレストランもある「世界遺産の城塞都市、カルカッソンヌ」、最近、NHKのBS放送等で紹介され、人気急上昇中の「中世の雰囲気が残る美しい村々」等を、限られた時間の中で回って来ました。
詳しくは、私のHP内の「海外出張日誌」欄に、数回に分けてレポートする予定ですので、御期待下さいませ。


最新型で燃費も良い、総2階建ての「エアバス380(540人乗り)」でパリに向かいました。

ボルドーの名門ワイナリーにて、石灰岩を掘った「自然のワインカーブ」です。

ボルドーの有名銘柄「サンテ・ミリオン」の赤ワインのバランスの良さには感動致しました。

町全体が建築博物館のような「サルラの土曜日朝市」は、とても活気がありました。

ユニークな料理レシピを残している「画家・ロートレック」の肖像画の前で。

1997年に世界遺産に登録された、中世の城塞都市「カルカッソンヌ」の入口にて。

カルカッソンヌのレストランで元気に修行中の後輩、新畑君を激励してきました。

フランス政府認定の「美しい村」、コロンジュ・ラ・ルージュで、ハロウィンの子供達と。

2011年06月18日

「コグレ・オリーブ農園」より、オリーブの繁殖方法について

久々の「コグレ・オリーブ農園便り」です(笑)。
千葉県船橋市のコグレクッキングスタジオの庭(自称・農園)には、大小合わせて40本以上のオリーブの木々と、イタリアやスペインから持ち込んだレモンやオレンジをはじめ、四万十市から送って頂いた仏手柑や沖縄のシークワーサ、ゆず、すだちといった様々な柑橘類の木々が、所狭しと植えられています(笑)。
風薫る5月も過ぎ、梅雨が近づきますと、それぞれの木々に新芽が出始めていることに気がつきます。
南イタリア・シシリアから持ち込み、植えてから10年以上のオリーブの大木からも、沢山の新芽が出ていました。
実は、この頃が、オリーブを繁殖させるのに一番良い時期なのです。
「オリーブは、どのように繁殖させるのですか?」という御質問を、セミナーなどで、よく頂きますが、一番シンプルな方法は、新芽に近い部分の直径3cm位の枝を、長さ25cm前後に切り分け、そのまま、地面に挿しておくだけでOKなのです(笑)。土は、なるべく、水はけの良いものに、腐葉土等を混ぜ込むのがベターだと思います。ホームセンターで売っている「挿し木用の土」でも良いですね。
水は頻繁に与えながら、2ヶ月程過ぎますと、新芽が出てくるのですが、1本目の新芽が出た瞬間は、本当に感動致します(笑)。
オリーブの種から繁殖させる方法もありますが、これは、かなり難しいですね。去年収穫したオリーブの実から種を取り、先端に少し切り込みを入れて、水に浸しておきますと、やがて発芽しますが、この発芽の瞬間も「生命の神秘」に遭遇したような気持ちになり、とても感激致します。
我が農園では、今年、種から発芽させた貴重な新芽が20本位あり、大切に、1本ずつ、小さな鉢に植え替えました。
これから、自然の摂理の中で、どんどん成長してゆく「オリーブの新芽」に、毎日、パワーを頂いております(笑)。「オリーブの木々」は、ヨーロッパでは「永遠の命の象徴」として、古代から大切にされてきました。私にとりましても、「オリーブ」は、いつも温かく見守ってくれ、応援してくれる、心強いファミリーのような存在です。
このオリーブの持つ「生命力の強さ・エネルギー・美味しさ」を世界中のみなさんにお届けし、知って頂いて、1日でも早く「食を通した世界平和」が実現出来ますように、これからも精一杯頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。


南イタリア・シシリアから持ち込み、植えて10年以上になる「オリーブの大木」からも「新芽」
が出て来ました

大木の「新芽に近い枝」を切り取り、挿し木すると2ヶ月程で根付き
写真のように「新芽」が出始めます

1-2年経つと、このくらいの大きさに成長し、地面に植え替えれば、急激に大きくなっていきます

手間暇かけて「種から発芽させた新芽」も、1本ずつ丁寧に小鉢に植え替えました

「種から発芽させた新芽」の成長を見守るのは、とても神秘的で、毎日楽しみです

「南イタリア・シシリア産のレモンの木々」には、小さくて白い花が美しく咲き始めました

「スペイン・アンダルシア産のオレンジの木々」にも、可愛らしい実が付き始めました

千葉県の特産品でもある、大粒で美味しい「びわ」が、我が農園でも実っています

「木いちご」も、生命力が強く、これから赤く色付き、完熟すると黒味を帯びてきます

この時期に「バジル」を植えておきますと、料理に使いたい時に、とても便利です

我が農園では、5-6種類の「ミント」を植えていますが、繁殖力が強く、野生化しています(笑)

2011年07月30日

スペイン・パンプローナで、ヘミングウェイが愛した「牛追い祭り」の取材をしました

2011年6月下旬に、スペイン・バスク地方の「パンプローナ」を訪れました。
海外出張日誌・南米編で、私も大ファンである文豪「へミングウェイ」が、こよなく愛した「キューバ」のレポートを2007年に書かせて頂きましたが、実は、ここ「パンプローナ」も、「へミングウェイ」に愛された町として、とても有名なのです。
毎年7月6日から14日まで9日間に渡って「サン・フェルミン祭(牛追い祭り)」が、盛大に開催されますが、これは、ナバーラ王国時代から続く古い祭りでして、「ヘミングウェイ」の名著「日はまた昇る」で紹介されてから、一躍、世界的に有名になりました。
普段は、静かな地方都市である「パンプローナ」も、この期間は、世界中から観光客が押し寄せ、町の人口は2倍以上になることを知り、初日の8日前ではありましたが、是非とも、この町の空気、エネルギーを肌で感じたくて「牛追い」のルートとなる800mの街並み・コースを、じっくりと歩いてみました。
スタート場所は、市長舎脇の囲い場になりまして、7月6日の正午、市長舎のバルコニーに立った市長の宣言と共に「祭り」は、始まります。
市長舎前の広場は、白いシャツにズボン、赤いスカーフと腰布を身に付けた人々で、ぎっしりと埋め尽くされ、まさに「熱狂の渦」で、シャンパンが吹き上がり、生卵が飛び交ったりするので、見学の際は、汚れてもいい服装が絶対です(笑)。
「牛追い」では、その日の闘牛に出る牛を放し、闘牛場までの道のりを男達が追い込んで行きます。そして、夜に闘牛が開催されるのですが、闘牛士達は、スペイン全土から招かれた、高度な技術を持つ「選りすぐりのスター」ばかりですので、その技を披露する闘牛は大人気で、チケット
は、早くに完売してしまうそうです(笑)。
「牛追い祭り」の期間中、「パンプローナ」の町は眠りません(笑)。
公園にオープンした移動式遊園地は終日営業し、広場では、明け方までコンサートやダンスが続き、人々は、バルで一晩中飲み明かす。あらん限りの情熱を、すべて「祭り」に注ぎ込む。
そんな「パンプローナの人々の熱い気質」が、へミングウェイに愛された理由なのではないでしょうか。


800m続く「牛追い」の最終地点であり「闘牛場の入口」です

闘牛場入口付近にある「ヘミングウェイ」の銅像です

闘牛場のメインストリートには「ヘミングウェイ通り」の看板があります

両サイドにお店が並ぶ、ごく普通の通りが「牛追いのコース」になっています

ごく普通の通りを「闘牛用の牛と、追う人々」が、勢い良く走り抜けて行きます(絵葉書より)

普段は、とても静かな「市長舎前広場」です

「牛追い祭り」の開催宣言が盛大に行われる「市長舎前広場」です
(絵葉書より)

「牛追い」がスタートし「闘牛用の牛と追う人々」が、市長舎前を
通り過ぎて行きます(絵葉書より)

「牛追い」のユニフォームを着た青年達と、牛追いのコースの
真ん中で、記念の1枚です

開催まで「あと8日間18時間57分40秒」の電光掲示板もありました。
8日後の本番を見てみたかったですね(笑)

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