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マスコミで紹介されました アーカイブ

2007年06月20日

NHK・FMラジオに生出演しました

3月に10分程喋らせて頂いたのが好評で、今回は生放送に呼んで頂き、30分以上、オリーブオイルのお話や、食育のお話をさせて頂きました。
限られた時間の中で、要領良く話せたかは分かりませんが、知り合いからは、「熱弁で、リスナーの心に響いたよ」と言って頂き、安心しました。
ラジオは、楽しいですね。チャンスが有れば、またスタジオに伺いたいと思います。
番組担当のアナウンサー・熊崎さん、ナイスフォローを有難う御座いました。


2007年07月03日

100円の料理ビデオ

数年前に、100円ショップ・ダイソーからビデオ製作のお話を頂きました。初めは「エッ!ボクの価値は100円なの?」と、戸惑いましたが、ダイソーと言えば、全国にショップが有り、知らない人はいませんので、ボクの名前を多くの方々に知って頂くにはいいかなと思い、快諾致しました。全10巻のシリーズなのですが、時間が無く、1日で撮影というハードスケジュールをこなしました。
お蔭様で、ビデオは完売し、嬉しいような恥ずかしいような気分ですね。

2007年07月12日

NHK「いっと6けん」の収録風景

先日、ウチのスタジオにて、8月22日放送予定のNHKの番組「いっと6けん」の収録が有りました。
テーマは、「オリーブオイル」でして、ウチの庭のオリーブの木に成っている実をご紹介したり、オリーブオイルとお醤油の相性の良さを表現した和風のお料理を2品作らせて頂きました。
ボクのコレクションの中から、代表的なオリーブオイルを何品か選び、熊崎アナにテイスティングもして頂きましたが、それぞれに味や香りの違いが有り、とても奥が深い事を分かって頂けたようで、収録後には、カメラマンさんを初め、スタッフの皆さんと味見をし、美味しいオリーブオイルや料理の話題で盛り上がりました。撮影スタッフの皆さん、長い時間、本当に有難う御座いました。放送を楽しみにしています。


2007年07月31日

憧れの千代田スタジオでTV撮影

先日、テレビ番組の撮影で、北の丸公園内に有る千代田スタジオに伺いました。
なぜ、憧れの場所かと言いますと、ボクが料理人を目指すきっかけとなった「料理天国(6月30日のブログをご覧下さい)」という料理番組の撮影が20数年前に行われていた、伝統の有るスタジオでして、ボクが尊敬する辻調理師学校の先生方が、毎週、華麗な料理を披露されていた、いわば、「料理界の甲子園」とも言うべき聖地なのです。
23年前に生徒として見学させて頂いた時には、「ボクも将来は、一流になって、こんなスタジオに呼ばれるようになりたいなぁ」と思っていましたので、それが、実現出来て、感無量でした。
かつて、芳村真理さんや西川きよし、龍虎さん達がメークしていた部屋を見つけ、僕もメークして頂きましたが、嬉しいような恥ずかしいような気分でした。

2007年08月14日

エコがテーマのTV出演

昨日、青森朝日放送の、エコがテーマの特番で、野菜を無駄無く使ったお料理を3品、ご披露致しました。パワフルなタレントさん達からは「シェフ、でかい!でかい!」と冷やかされつつ、坂下さんには、包丁の持ち方からご指導しつつ、楽しい雰囲気の中で、無事に作ることが出来ました。
いつも思うことですが、番組ひとつを作る為に、物凄く沢山の人々が何日もかけて準備し、その御苦労と言ったら大変な物だと思います。見るのは、一瞬で楽しいですが、番組作りを支えて下さっている裏方さん達への感謝の気持ちだけは、いつでも忘れないようにしたいですね。

2007年08月15日

「虎ノ門市場」ミニドラマ仕立てのCM出演

3週間に渡り、藤吉久美子さんとテレビ東京の食材購入サイト「虎ノ門市場」のドラマ仕立てのCMに出演させて頂きました。舞台となった「料亭・藤よし」に登場する、怪しい(?)出張料理人は、ボクが思った以上に好評なようで、良かったです。
藤吉さんには、初めてお会いしましたが、TVで拝見する時と同様に、とても気さくで素敵な方でした。お料理がとてもお好きなようで、撮影の合間には、ボクの著書「オリーブオイルクッキング」を興味深くご覧頂き、恐縮してしまいました。
撮影では、「虎ノ門市場」の食材を色々と見せて頂きましたが、どれも上質で美味しく、皆様にも、自信を持ってお薦めしたいです。
このCMは、「虎ノ門市場」のサイトから、動画で見て頂くことも出来ますし、今週から、簡単で美味しい「小暮お薦めレシピ」も紹介されていますので、是非、ご覧下さいませ。

2007年08月22日

NHK「いっと6けん」のオリーブオイルクッキング

7月12日のブログで収録風景をご紹介致しました、NHK「いっと6けん」の放送が本日有りました。
テーマは、「オリーブオイルのソムリエ」でして、かなり反響が有ったようです。
番組の中で作った御料理を改めて御紹介致します。まずは、「玄米サラダ」ですが、炊く時に、オリーブオイルとバルサミコ酢、お醤油を加えておくのがポイントです。ヨーロッパでは、お米を野菜感覚で使いまして、前菜にも、メインにもなる美味しい一品です。
2品目は、冷奴ですが、オリーブオイルと醤油を一緒にかけるのがポイントです。とにかく、オリーブオイルと醤油の相性は良く、お刺身やお漬物等、色々な食材に試して頂ければ、新しい味の発見があるかと思います。
上質のオリーブオイルで、夏バテを乗り切って頂ければ幸いです。意外に知られていませんが、お肌に塗って頂ければ、日焼け止めにもなります。

2008年07月09日

新聞で特集「オリーブオイルのソムリエ」

7月8日付けの聖教新聞・生活欄(宗教とは関係の無いページ)にて、「オリーブオイルのソムリエ」がテーマの特集記事が、かなり大きく掲載されました。
前半部分では、私へのインタビュー形式で、「オリーブの歴史」から始まり、「その効能・種類」、「上質なお化粧品としての使い方」、「世界各地での様々な使われ方」など、かなり詳しく解説させて頂いております。
後半は、身近な食材を使い、ご家庭で簡単に出来るレシピ紹介をしており、特に「醤油との相性」が抜群のオリーブオイルを上手く「和風の家庭料理」に取り入れるコツ、レシピのバリエーションを増やすコツなどを分かり易く解説しておりまして、是非、多くの皆様に読んで頂きたい紙面です。
今回ご紹介のお料理は「トマトとクリームチーズ、水菜のサラダ」、「具沢山の冷ややっこ」の二品ですが、どちらも火を使わずに、「醤油とオリーブオイルをかけるだけ」というシンプルなレシピで、絶対に失敗することが無く、とても美味しいと評判の「優れもの」です。是非、皆様もお試し下さいませ。

2008年08月14日

雑誌「コレカラ」11月号の撮影

先日、コグレクッキングスタジオにて、リクルート社の人気雑誌「コレカラ」11月号の撮影がありました。
テーマは、オリーブオイルのソムリエ・コグレ直伝!「優れ物のタレ・ソース」(仮題)で、それらを使った美味しくてヘルシーなお料理も、ポイントを分かり易く解説しながら、10品ほど作らせて頂いております。
今回のカメラマンは、私の著書「オリーブオイルクッキング」の撮影も担当して頂いた、料理写真の第一人者である大川範さん、スタイリストは、私の著書「かんたんブランチ」はじめ、数々の雑誌の撮影でも御世話になっている鈴木亜希子さんでしたが、最高のスタッフに恵まれ、素晴らしいページになることは間違いないと思っております。
9月22日発売の11月号ですので、和・洋・中、あらゆるジャンルにオリーブオイルを取り入れた自由な発想の「コグレワールド」に是非、御期待下さいませ。


「食彩の王国」(テレビ朝日系)の撮影

昨日、コグレクッキングスタジオにて、テレビ朝日系「食彩の王国」の撮影が行われました。
テーマは「オリーブオイルの美味」(仮題)ということで、まずは、オリーブの実も付き始めた「コグレオリーブ農園」の撮影からスタートし、実際に「オリーブの実を潰してオイルを搾る」作業の撮影も致しました。
搾りたてオイルの風味・香りを映像からお伝え出来ないのは残念ですが、「一番搾り汁」が滴り落ちる瞬間は、脇で見ていた私自身も、本当に感動致しました。
その他、世界中から集めた、私のオリーブオイルコレクションを御紹介したり、簡単で美味しい「オリーブオイルクッキング」等も撮影致しまして、盛り沢山の見応えある内容になっておりますので、あまり編集でカットされないことを願いつつ(笑)、9月13日午前10時55分からの、薬師丸ひろ子さんのナレーションによる放送に、どうぞ御期待下さいませ。私も楽しみにしております。

2008年09月13日

「食彩の王国」で御紹介した「オリーブオイル・クッキング」

本日(9月13日)放送されました「食彩の王国(テーマはオリーブオイル)」で御紹介させて頂きましたレシピのポイントを、改めて簡単に書かせて頂きます。
まずは「白身魚のカルパッチョ」ですが、お刺身用であれば、白身以外の鯵、鰯、鰹等でも構いません。
スライスした切り身をお皿に広げ、最初に軽く塩を振って頂くのがポイントです。こうすることで、魚の旨味が引き立ち、オリーブオイルの馴染みも良くなります。オリーブオイルとお醤油は1対1の割合で、予め混ぜておいた物を、お刺身にかけて頂くだけで完成です。お好みで、ワサビを適量加えてもいいですね。レタスのサラダやハーブを添えれば、見た目も洋風な感じになります。
次は、今が旬の「イチジクのブラックペッパー風味、オリーブオイルかけ」ですが、ポイントは、粗挽きのブラックペッパーを加えたオリーブオイルを軽く温めて香りを出し、カットしたイチジクにかけるだけです。
上質のオリーブオイルは、沸かしてしまいますと、せっかくの風味が飛んでしまいますので、「軽く温めること」を心がけて頂ければ、必ず成功する一品です(笑)ミントとの相性も良いので、手に入れば、添えて頂きますと、彩りも鮮やかになります。イチジク以外では、桃や梨、リンゴを使っても美味しく出来ます。これらは、「ワインのおつまみ」にもなりますし、さっぱりとした「大人のデザート」として食べて頂くのもオシャレですね。オリーブオイルと一緒に、旬のフルーツをたくさん食べて下さいね。
最後は、私も大好きな「玄米サラダ」ですが、炊飯器を使えば、簡単に出来ます。ポイントとしましては、「玄米の5割増しの水を加えて炊くこと」と「炊く前にオリーブオイルとバルサミコ酢を1対3の割合で加えること」を守って頂ければ、必ず美味しく炊き上がります。トッピングの野菜は、お好み
で構いませんが、予めボイルしておいて下さい。パプリカを加えますと、コクと風味が増し、洋風な味わいになります。
番組の最初に、いきなり「私が愛用しているオリーブオイルを顔に塗るシーン」が登場し、ビックリされた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、そのオイルは、私が「世界一、美味しい!」と認める「ラビィダ」という銘柄で、私のHPトップページから皆様にもお分けすることが出来ます。お肌に塗りますと、サラッと染込み、お肌が艶々してきますので、是非、上質な御化粧品としてもお試し頂ければと思います。



2008年09月21日

香川県PR誌「さぬき野」で「オリーブ特集」

先日発行されました、香川県のPR誌「さぬき野」秋の号で「オリーブ特集」が組まれ、私も「小豆島産の上質なオリーブオイル」と、「香川県産の食材」を使った「地産地消のお料理」を作らせて頂きました。(撮影の模様は、7月18日付けの「ブログ」をご覧下さい)
メニューは「チヌ(黒鯛)のカルパッチョ、和風サラダ仕立て」ですが、レシピを簡単にご紹介させて頂きます。①チヌは、そぎ切りして皿に並べ、軽く塩を振っておきます。②胡瓜は塩もみ、赤玉葱、パプリカは、軽くボイルした物をプチトマトと一緒に盛り付けます。③ソースは、オリーブオイルに、刻んだオリーブの実とトマト、パセリを加え、お醤油を少したらした物です。④ソースをかけて完成です。
素材は、身近な物ですが、盛り付け方を工夫すれば、とてもオシャレなお料理になりますので、是非、お試し下さいませ。



雑誌「コレカラ」で「秘伝の万能タレ」をご紹介

明日、発売の雑誌「コレカラ」11月号(リクルート社)で、オリーブオイルが決め手の「秘伝の万能タレ三種」と、それらを使った簡単なお料理10品をご紹介させて頂いております。(撮影の模様は、8月14日付けの「ブログ」よりご覧下さい)
今回のテーマは「オトコの料理を本格風に!」ということで、普段、あまりキッチンに立つことの無いご主人が、細かい配合は気にせずに、簡単で大胆に、しかも失敗せずに美味しく作れるメニューばかりを集めました(笑)ジャンルを「和風・洋風・アジア風」の3つのパターンに分け、「ひとつのタレから何種類ものお料理を作ってみましょう」というコンセプトなのですが、コツは「上質のオリーブオイルを使うこと」に尽きます。なぜならば、「上質のオリーブオイルは、それた゜けで完成された美味しいソース」なのですから、そこに何をトッピングしても、やはり美味しくなるのです。その辺のコツが分かれば、グンとお料理の腕が上がりますよ!手抜きして美味しいお料理を作るには「上質の素材と調味料を使うこと」ですね(笑)それが、「体に優しいヘルシーさ」にも繋がると思います。「オトコの料理」是非、頑張って下さい。

2009年03月28日

新刊「オリーブandベリー・ファンブック」のご案内

今週、草土出版社より、私が監修の著書「オリーブandベリー・ファンブック」が発売されました。
この本のコンセプトは、「みなさんのお庭やベランダで、手間をかけずに、美味しい実をたくさん付けるオリーブやベリーを気軽に育ててみませんか」ということで、オリーブの歴史から、詳しい栽培方法、品種のこと、収穫後の楽しみ方まで、初心者でも分り易いように写真やイラストを豊富に取り入れた、とてもオシャレな本に仕上がりました。
特に、「新漬けの作り方」や「オイルの搾り方」、「リップクリームの作り方」は、私も紙面では、初めてご紹介させて頂いたのですが、実際に体験してみると、とても簡単で楽しく、本当に「新漬け」や「オイル」が美味しくて、「もう1本、オリーブの木を植えようか!」と思ってしまうくらい、どなたにとりましても興味深く、面白い内容だと思いますので、是非、手に取ってご覧頂けましたら嬉しいです。
もちろん、私のお勧め料理レシピのコーナーもありますので、「美味しい自家製オイルでクッキング」に挑戦してみませんか!楽しくお料理していると、レパートリーも、どんどん増えること請け合いです。
この本は、私のHP「著書」の欄より、インターネットでもお取寄せ出来ますので、宜しくお願い致します。





2009年04月01日

信濃毎日新聞で連載スタート「美味しさアップ!洋食の定番」

今日から4月。新年度のスタートですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
飯山市をはじめとして、長野県内・各地で「地域活性化のお手伝い」をさせて頂いているご縁から、この度、信濃毎日新聞紙上にて「美味しさアップ!洋食の定番」というタイトルで、毎月第3土曜日に「出張料理人・コグレ流、ヘルシーレシピ」を連載させて頂くことになりました。
本当に大切な「料理のコツ・ポイント」は、活字で表現しずらいものですが、このコーナーでは、私自身で文章も書かせて頂きますので、何とか分り易く、初心者の方でも「今晩から作ってみよう!」と思って頂けるような内容にしたいと、今から張り切っております。
基本的には、洋食と言えども「旬」を大切にし、出来るだけ長野県産の食材を「愛情を込めて使わせて頂く」ことで、県内で地道に頑張っていらっしゃる生産者のみなさんに、毎月ご紹介させて頂くお料理を通して「感謝の気持ち」をお伝えし、それを励みに、これからも「日本の自給率アップのために」頑張って頂けたなら、出張料理人として、これほど嬉しいことはありません。
皆様からのご感想もお待ちしておりますので、宜しくお願い致します。

2009年04月07日

4月12日放送の「情熱大陸」に出演致します。

先週末の「情熱大陸」(毎日放送・TBS系)をご覧になっていた、数人のお客様から「次週の予告編を見ていたら、いきなり、イタリアの小暮さんが出てきて、ビックリしましたよ!」とのメールやお電話を、番組終了直後から、多数頂戴致しました。
昨年10月から撮影を開始し、全国で御協力を頂きながら、なんと「収録時間は3800分」にも及びましたが、それを26分間の番組にまとめるのですから、制作会社のみなさんの御苦労は大変なものだと思います。でも、今回の長きに渡る丁寧な撮影を経験させて頂きまして、制作スタッフのみなさんの「私と番組に対する熱い想い」が、私自身、とても良く理解出来ましたし、本当に有難いことだと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
番組の内容につきましては、「見てのお楽しみ」ということにさせて頂きますが、正直なところ、どんな構成、内容なのかは、私も分りませんし、「内心、ドキドキです」(笑)
当日は、地方出張中で、リアルタイムに見れるか分りませんが、私も楽しみにしておりますので、是非、皆様もご覧頂けましたら嬉しいです。宜しくお願い致します。
本日、制作会社から、番組のオリジナルポストカードを送って頂きました。「一生の記念」になりますね。

2009年04月24日

人気雑誌「TOKYO☆1週間」に紹介されました。

4月14日発売の人気雑誌「TOKYO☆1週間」(講談社)に、私の出張料理の紹介記事が掲載されました。タイトルは「情熱のセレブシェフ」となっておりますが、けっして私自身が「セレブ」というわけではありませんので、誤解のないようにご覧頂けましたら有難いです(笑)
出張料理を18年間続けておりますと、場合に拠りましては、各国大使公邸や有名人宅などにも伺わせて頂くことがありますが、それは、稀なケースでして、基本的には「水さえあれば、どこにでも伺います!」というスタンスで、日本全国、例えば、キッチンが無ければ「カセットコンロ持参」で伺い、お料理させて頂きますので、みなさまも、パーティーなどのご予定がございましたら、お気軽にご連絡をお願い致します。
最近、お問い合わせが増えてきました「食育・お料理教室&講演会」も同様でして、「水さえあれば」大抵の場所で実現可能ですので、全国のみなさまから、こちらのご予約もお待ちしております。



季刊雑誌「PAVONE」に紹介されました。

豊かなライフスタイルを提案する人気・季刊雑誌「PAVONE」(K・Pクリエイションズ)vol.12に、私の紹介記事が掲載されております。
「キッチンの新潮流・家庭で腕を振るう凄腕シェフ・小暮剛」というタイトルで4ページに渡り、出張風景がレポートされているのですが、「レストランという枠を飛び出し<コグレ流創作料理>で、新しい食のカタチを提案する」というサブタイトルが私には、とても嬉しかったです。
欧米では、最高のお持て成しは、どんな高級レストランにご案内するよりも「自宅のキッチンにゲストを招き、ご家族と一緒に食卓を囲むこと」なのですが、私も仕事でヨーロッパに伺いますと、先様のご自宅にご招待して頂き、そのご家族と一緒に「アットホームで、楽しい食事」をさせて頂くことが多く、そんな時に「とても心和む豊かな時間」を実感致します。
私が、ひとり独立し、出張料理を始めた18年前には「日本は、海外に比べ、住宅事情が良くないから出張料理は普及しない」とか「お持て成しの料理は、奥様が作るものだ」と断言される方もいらっしゃいましたが、私は「絶対に需要はある」と信じて、ここまで続けて参りました。(途中、何度も壁にぶつかり、挫折感も味わいましたが<笑>)
最近は、お洒落な住宅も増えてきましたし、何よりも「ご自宅で、家族全員が、ゆっくり美味しい食事を楽しむ」という価値観が定着しつつあるように思います。
特に、今後、高齢化社会になりますと、私のように「老若男女、どなたにも楽しんで頂けるような創作料理をお作りすることが出来る出張料理人」のニーズは、益々高まることと思います。
これからも、あらゆる年代層のみなさまに喜んで頂けるよう、頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。





2009年04月29日

信濃毎日新聞で「洋食レシピの連載」がスタート致しました。

4月から「信濃毎日新聞」にて、毎月第3土曜日に「美味しさアップ!洋食の定番」というタイトルで、信州産の旬の食材とオリーブオイルを使った「コグレ流・ヘルシーレシピ」をご紹介させて頂いております。
この連載では、とても有難いことに、新聞社様のご好意で、かなり広いスペースを頂いておりまして、1000字程度のエッセイも、ライターさんを使わずに、自由に書かせて頂いておりますので、その部分をみなさまにもご紹介させて頂きます。4月のレシピは「アスパラガスと帆立貝のミモザ風サラダ」です。

ご挨拶
今月からこのコーナーを担当させて頂く、出張料理人・オリーブオイルのソムリエの小暮剛です。
日本全国、世界も70ヶ国以上の食文化の異なる地で腕を振るった経験を生かし、読者のみなさまに「今晩からでも作ってみたい!」と思って頂けるような、簡単で美味しく、ヘルシーなレシピと、そのコツを分かり易くご紹介させて頂きますので、宜しくお願い致します。

ミモザ風サラダ
春のそよ風が心地良く感じられる4月、ヨーロッパの街並みを歩いていますと、あちこちで、黄色く可憐なミモザの花を見かけます。
フランス料理では、春が旬の卵をボイルし、刻んで、グリーンの野菜にかけたサラダを「ミモザ風サラダ」と言い、家庭料理の人気定番メニューでもありますが、季節感があり、とてもお洒落なネーミングですよね。
「サラダ」と言いますと、脇役的なイメージがあるかもしれませんが、世界的に野菜中心の「ヘルシー志向」が高まる中、素材の組み合わせを工夫すれば、それ1品で充分に主菜になり得ますし、私の修行したフランス・リヨンの一流レストランでも、メニューの主菜の欄に「サラダ仕立て」のネーミングをよく見かけました。

アスパラガス
生命力に満ち溢れた「旬」の食材同士を組み合わせたお料理を食べることが、とても大切だと考えている私は、4月に長野県の特産品でもある「アスパラガス」を是非、使いたいと思いました。
アスパラガスは、色彩や食感も大切ですので、湯がきすぎないように注意して下さい。太さにも拠りますが、沸騰しているお湯に塩をひとつまみ加え、1分前後湯がいたら、素早く冷水で冷やすのがポイントです。

オリーブオイル
このレシピの最大のポイントは、ソースにエキストラバージンオリーブオイルとお醤油を合わせて使うことにあります。「情熱大陸」のイタリア収録でも、この和風ソースは大好評でした。
日本人初のオリーブオイルのソムリエでもある私は、みなさまの健康的で美味しい食生活のお役に立てるよう「オリーブオイルと和風の調味料を使ったヘルシーなレシピ」をこれからもご紹介させて頂きたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。

エッセイは以上ですが、レシピも簡単にご説明させて頂きます。
①アスパラガスと帆立貝は、軽くボイルして、食べ易くカットします。
②ゆで卵とパセリをみじん切りしておきます。
③ソースがポイントなのですが、オリーブオイル2、バルサミコ酢1、お醤油1の割合で混ぜた物を
上からかけるだけです。

このレシピは、とても簡単で美味しいですから、是非、みなさまもお試し下さいませ。



2009年05月24日

FMラジオ・J-WAVEで「オリーブオイルのお話」

先週22日には、六本木ヒルズ内にあります「ケヤキ坂スタジオ」に伺い、J-WAVEで南美布さんがパーソナリティーを務める人気番組「PARADISO」に出演させて頂きました。
テーマは、美味しいオリーブオイルを使った「週末の贅沢手料理」ということでしたので、私が一番大好きなイタリア・シシリア産のオリーブオイル「RAVIDA」と、焼き立てのパンを持参し、番組スタッフのみなさんにも、その美味しさを楽しんで頂きました。
「RAVIDA」と言いますと、4月12日に放送されました「情熱大陸」内でも紹介されましたので、そのオリーブ園やお城(ヴィッラ)の様子を覚えていらっしゃる方も多いかと思いますが、このオイルが1本ありますと、お刺身や野菜、お豆腐など、ただかけるだけで美味しいお料理がたくさん出来ますので、是非、皆様もお試し下さいませ。(購入ご希望の方は、「お問い合わせフォーム」よりご連絡をお願い致します。)
今回、番組内でご紹介させて頂いた「簡単・贅沢レシピ」は、2品でしたが、簡単にご説明させて頂きます。
まずは「お刺身の和風カルパッチョ」ですが、お皿にお刺身を並べ、軽く天然塩を振ってから、オリーブオイルとお醤油を2対1の割合でかけるだけです。今が旬の真鯛や鰆、初鰹をはじめ、どんな魚介類でも美味しく食べられますし、お醤油にワサビや柚子胡椒を混ぜますと、さらに美味しさのバリエーションが簡単に増やせますので、是非、お試し下さいませ。
もう1品は、パスタですが、これも簡単で美味しいです。お鍋かボールに刻んだパセリと、粉チーズ(出来ればパルメザンチーズ)、上質のオリーブオイルを同割り位(1対1対1)で合わせておきます。そこに、茹で立て、熱々のパスタを加えて、手早く混ぜ込めば出来上がりです。
どちらも、失敗することなく、簡単に出来て美味しいのですが、大切なポイントは、ただ一つ。オイルをケチってはいけません。「上質の美味しいオリーブオイル」を使って下さいね(笑)。



2009年05月29日

NHK「ラジオ・ビタミン」に生出演致しました。

5月27日の午前中に、調理器具とオリーブオイル、白衣を持参して、東京・渋谷のNHK放送センターに伺い、総合ラジオの人気番組「ラジオ・ビタミン」に生出演させて頂きました。
私は「ときめきインタビュー」というコーナーで、約1時間にわたって、司会の村上信夫さんと神埼ゆう子さんをお相手に、「食に対する熱き想い」を語らせて頂きましたが、インタビュー開始直後から全国のリスナーの皆様より、NHKのスタジオの方に「激励の温かいコメント」をメールやFAXでたくさん頂きまして、それが、次々に私の目の前で、明治学院大学の先輩でもある村上アナや元・NHK歌のお姉さんで歌手の神崎さんによって、テンポ良く読まれていくのが、とても新鮮で、感動的でした。
この日は、朝からとても天気が良く、13階のスタジオからの見晴らしも最高で、この場所から、全国の皆様に「私の食に対する想い」をお伝え出来た嬉しさは、生涯忘れられないと思います。
番組内では、「オリーブオイルとお醤油を使った簡単クッキング」のご紹介ということで、水切りしたお豆腐やレタスに「オリーブオイルとお醤油を2対1で合わせた物」をかけて、ご試食して頂きましたが、意外な美味しさに、とても好評で良かったです。
番組終了間際には、スタジオの脇で、番組スタッフの裏方さん達にも、サラダを御用意させて頂きましたが、その様子をみなさんが楽しそうにご覧になっていて、そこでも自然に「オリーブ談義」に花が咲きました。
オリーブの話になると夢中になる私は「本当にオリーブが好きなんだな!」と、自分自身でも思います(笑)
今回の素晴らしいご縁を下さったNHKのスタッフの皆様には、心よりお礼を申し上げます。本当に楽しい時間を有難う御座いました。今度は、是非、お料理番組にも出演させて下さいね。






2009年06月11日

「コグレ流食育活動」の記事  <6月9日付・千葉日報>

3年前から南房総市で続けております「食育活動」の模様が、千葉日報新聞にて掲載されましたので、皆様にもその一部をご紹介させて頂きます。

<食>を通じて子供達の健全育成を図る南房総市で、食育の核となる<料理教室や講演>を精力的に行う。
出張料理人として全国で料理を作りながら<便利で簡単>な現代の食が見えてきた。「食とは自然の命を頂いて自分の命をつなげる大切な行為。真夏の暑い日に外でカップ麺をすすっている小さな子供達を見かけた。本質を見失っている食を少しでも早く見直さなければ」と警鐘を鳴らす。
食育は大人に気付かせるものだという。子供達に日常の食事を大事にさせるのは親の役目。「きちんと食事をする子は集中力があり、勉強も運動も出来る」と、朝昼晩3食、手間をかけても<安全な食>を勧める。
4月12日にTBS系で放送された「情熱大陸」で、南房総市立岩井小学校の給食を作った。日本の学校給食では初めて<玄米100%御飯>や<鰹と昆布で正しく出汁を取った野菜スープ><菜花のオリーブオイルソースあえ>等を地元の食材で作ったら、普段野菜に全く手もつけない子が完食。料理次第で好き嫌いがあっても喜んで食べる方法を示した。
<食>に興味を持った子供は、やがて自分で食材の買い物をしたくなる。産地、価格など関心がどんどん広がって地球儀を回し、環境や資源の問題なども真剣に考え始める。<食>を通じて世の中に興味を抱き「自分の夢・目標を実現するためには、今、何をどのように学ばなければいけないのか」ということを<.自分で判断し、解決してゆく力>が身に付くという。「単なる栄養学の話ではなく、より良く生きる方法を教えたい」と<コグレ流食育>の効果を熱く語る。
「地元の新鮮食材で、風土に合うものを食べるのが本当の郷土料理」として、子供達に「先人が築いた食文化を大切に、自然豊かで食べ物が美味しい南房総に感謝の気持ちと誇りを持ち、健やかに育って欲しい」と呼びかける。
海外での活躍も長いが、逆に生まれ育った千葉の山、千葉の海に深い愛着を持つ。「<食>を通じて千葉県を元気にしたい」と意欲を見せる。
森田健作知事は、明治学院大学の先輩。地産品をPRし、県に誇りと元気を取り戻そうとする知事に「是非、お手伝いをしたい!」とラブコールを送る。

2009年06月13日

「オリーブオイルで高野菜食」がテーマの料理講演会

5月下旬に、千葉県市川市に100名いらっしゃる「食生活改善推進員」の皆様向けの「食生活改善セミナー」が、同市の保健センターで開催されました。
テーマは「オリーブオイルを上手に使って、もっと美味しく地元産の野菜を食べよう!」ということでしたので、講演1時間前から、調理室をお借りし、地元で朝採りして頂いたトマトやキュウリ、キャベツを役員のみなさんにお手伝いして頂きながら、ご試食用に各100人分、ご用意させて頂きました。
講演では、「なぜ、オリーブオイルなのか?」のご説明を最初にさせて頂き、今回の参加者の皆様の「食に対する意識の高さ」を考慮して「塩の使い方」や「お醤油とオリーブオイルの相性」など、かなり、レベルの高い「プロのコツ」を取り入れたお話をさせて頂きましたが、熱心にうなずきながらメモを取られる方々か゛多く、私の方も、自然に、いつも以上に気合が入りまして、アッと言う間の90分間でした(笑)
ご試食用の野菜は、すべて生でしたが、「天然塩を振ってから、オリーブオイルとお醤油をかける」コツを実際に実演させて頂きますと、会場の盛り上がりはピークに達し、とても賑やかな「ご試食タイム」となりました。
残りの20分間は、質疑応答形式で進めさせて頂きましたが、活発なご意見、ご質問が多く、逆に私も勉強になりましたし、「食に対する意識が高い方々」が、大勢いらっしゃることを知り、とても嬉しく思いました。
講演後には、私の著書とオリーブオイルの販売もさせて頂きましたが、殆どの皆様が購入して下さったようで、本もオイルもすぐに完売してしまいました。これは、本当に有難いことだと思います。
その後は、控え室に戻り、地元マスコミ各社のみなさんからのインタビューを受けましたが、「知らないことばかりで、目からウロコでした。とても勉強になりました。」との観想を持たれた記者の方が多かったのが印象的でした。






信濃毎日新聞・洋食の定番(5月) 「ビーフステーキ丼」 

今年の4月から信濃毎日新聞にて、毎月第3土曜日に連載がスタートしました「美味しさアップ!洋食の定番」、5月のメニューは「ビーフステーキ丼」でした。原稿は、すべて私が書いておりますので、その一部をご紹介させて頂きます。

先月、「情熱大陸」(TBS系)に出演し、学校給食のメニュー開発に携わるシーンが放送されました。私自身も、初めて給食室に入ったことで、学校給食にまつわる、様々な問題点が見えてきました。お子さん達の健やかな成長に欠かすことの出来ない「生命力に満ちた、地元の新鮮な食材」の美味しさをもっと教えてあげたいと強く思いました。
今回のメニューは、お子さん達も大好きなステーキですが、便利な食生活を続けていますと、どうしても「動物性の脂肪過多」になりがちですので、健康のバランスを保つために少量のエキストラ・バージン・オリーブオイルを入れて炊いた玄米を付け合せにしています。
玄米とエキストラ・バージン・オリーブオイルには、「排毒作用の成分」があり、体内を浄化する働きがありますので、食育の料理教室でも、必ず「オリーブオイル入り玄米ご飯」をお教えしているのですが、「学校給食では<完全玄米食>を実施しているところは無い」とお聞きしていたものですから、「情熱大陸」では、初めて「完全玄米給食」に挑戦致しました。その時は、ひじきも加えたのですが、お子さん達の反応は想像以上に良く、よく噛んで、美味しそうに食べてくれました。
今回のレシピでは、信州特産の「野沢菜」を軽くボイルし、少量のお醤油とエキストラ・バージン・オリーブオイルで下味を付けてから、炊き立ての玄米ご飯に混ぜ込みました。
このまま、おにぎりにしても美味しいですから、是非、お試し下さいね。
ステーキを美味しく焼くコツですが、まずは、焼く1時間以上前には、天然塩・胡椒を振って、じっくり天然塩・胡椒の旨みを染み込ませておいて下さい。
この後は、普通のオリーブオイルで焼いて頂いても結構ですが、一手間かけて、ガーリックオイルを作り、美味しいステーキを焼きましょう。ニンニクは厚さ1mm位にスライスし、オリーブオイルでゆっくり素上げすれば、ガーリックオイルとガーリックチップの出来上がりです。
焼く火加減ですが、分かり易く言いますと、フライパンにガーリックオイルを入れ、薄煙が立つくらい高温に加熱します。そして、お肉をのせたら、20秒くらいは、動かさずに、お肉の表面に香ばしい焼き色を付けます。これが、肉汁を逃がさずに美味しく焼くコツなのですが、裏返したら、さらに20秒くらいで、すぐに引き上げます。
この時点では、半分程度の火通りですが、暫く置きますと、余熱で丁度良い焼き加減になるのです。
白髪葱とパセリ、ガーリックチップをのせて完成ですが、ステーキの旨みも加わったガーリックオイルに少量のお醤油を加えた物が、相性抜群の美味しいソースとなります。



2009年08月05日

信濃毎日新聞・洋食の定番(6月)「ハーブ入りオムレツのプチトマトソース添え」

ブログの更新が1ヶ月半以上無く、心配された全国の読者の皆様から「どうかしましたか?」というメールやお手紙を沢山頂きました。本当に有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
実は、6月21日に岩手県で仕事をした後に、急に体調を崩し、古川の救急病院から仙台の東北大学病院に緊急搬送されまして、13時間以上に及ぶ大手術をして頂き、それから6週間ほど、安静を保つために入院しておりました。現在は、自宅療養しておりますが、この辺の詳しい事は、改めてブログ内にてご報告させて頂きます。

このような事情もあり、ご紹介が遅くなりましたが、信濃毎日新聞にて4月から連載が始まりました「美味しさアップ!洋食の定番」6月分のレシピ&エッセイを掲載させて頂きます。
テーマは「ハーブ入りオムレツのプチトマトソース添え」です。とても美味しく、簡単に出来ますので、どうぞ、皆様もお試し下さいませ。

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6月も後半にはいり、真夏のような日差しが続くようになりますと、完熟したトマトの美味しい季節になります。
最近では、トマトの品種改良も進み、様々な色や形、大きさがあって、中にはフルーツのように甘いトマトもありますが、私は、シンプルに「ローストしたプチトマト」が大好きです。
その作り方のコツですが、プチトマトはヘタだけ取って、皮はむかずにオリーブオイルをかけ、200℃のオーブン(トースター)で5分ほど焼くだけです。もちろん、直火のフライパンにフタをして蒸焼きにしても構いませんが、焼き過ぎますと、溶けてペースト状になってしまいますので注意して下さい。
今回は、このローストしたプチトマトをオムレツの付け合せ兼ソース代わりにしましたが、卵との相性は抜群で、とても美味しく簡単ですから、是非、一度、お試し下さい。
オムレツの方には、香ばしさを出すためにパセリと白ゴマを加えましたが、バジルや大葉シソ、野沢菜などを加えてもいいですね。
お料理教室の生徒さんからもよく質問を頂くのですが、「オムレツをふんわり柔らかく作るコツ」は、「火加減」に尽きます。とにかく、最初から最後まで「強火」にして、一気に素早く仕上げることが大切です。
ステーキでも、野菜炒めでもチャーハンでも、基本は「強火」で、具材を入れる前のフライパンは、薄煙が出るくらいに熱くするのが鉄則なのですが、どうも焦げるのを恐れて弱火にしてしまう方が多いように思います。是非、度胸を決めて頑張りましょう(笑)
これは、余談になりますが、プロのシェフで、オムレツが嫌いな人が意外に多いのです。
「その理由は?」と言いますと、修行時代には、必ず、オムレツの練習をさせられるのですが、プロだって最初は初心者ですから、当然、失敗を重ねます。では、その「失敗作のオムレツはどうするのか?」食べ物ですから、捨てることは絶対に許されず、失敗作は、全て先輩達の目の前で、まかないの時に食べなくてはいけません。
1人前に3個の卵を使いますので、10回失敗すれば、30個の卵を食べることになるわけですが、これは、とてもきついことですので、早く食べないで済むように、必死になって技術を習得するわけですね。
そう考えますと、アマチュアであるみなさんが、数回チャレンジして巧く出来なくても、全然、気にする必要は無いのですが、せっかくのチャンスなのですから、繰り返し作ることで、是非とも、プロのコツを掴んで頂きたいですね。「強火を操る感覚」を覚えましたら、どんなお料理でも美味しく作れること、請け合いです。


2009年08月17日

岩手県一関市「花と泉の公園」でウエディングのおもてなし (1)

6月20日には、岩手県一関市の「花と泉の公園」に伺い、国内屈指の素晴らしいベコニア観賞温室に隣接する園内のレストハウス「はずみ」で行われた結婚披露パーティーのお料理90人前を作らせて頂きました。
「今回のきっかけは?」と申しますと、私のHPをご覧になった「花と泉の公園」新社長の佐々木政典様の「直感、ひらめき」からスタートしています。
あれは今年の春先でしたが、佐々木様から、こんなお電話を頂きました。「小暮さんの<食を通じて全国を元気にしよう>という、ぶれない生き方には非常に共感致しました。何とか、岩手県を活性化するために協力してもらえませんか?」との、とても有難いお言葉。もちろん、私は「喜んで、やらせて頂きます!」と即答致しましたが、それからの佐々木様の行動力には本当に感激致しました。
数日後には、上京して頂き、都内で「これから、一関で何が出来るのか」を熱く語り合ったのですが、方向性が同じだったと言うこともあり、とても意気投合致しまして、色々なアイディアが出てきました。今回のウエディングも、そのひとつだったのですが、まさか、こんなに早く実現して頂けるとは思ってもいませんでした。
佐々木様ご自身でPR用のパンフレットを作成し、マスコミ各社にも掛け合って、自ら営業に走り回ったとのこと、本当に大変だったと思いますし、感動致しました。私の中から「これは、絶対に成功させなければいけないぞ!」との<熱い想い>が込上げてきたことは、言うまでもありませんし、準備を万端にして、当日を迎えるのが、とても楽しみでした。







岩手県一関市「花と泉の公園」でウエディングのおもてなし (2)

「花と泉の公園」内での結婚披露パーティーは、今回が初めての試みでしたので、前日の会場設営時には、良い意味での緊張感が漂う中、普段、温室やお花の管理をしていらっしゃるスタッフのみなさんにまでお手伝いをして頂き<手作り感を前面に出した>出来る限りの準備をさせて頂きました。
会場内は、広い空間を生かしながら、可愛らしいベコニアの花々で飾られ、卓上の小花や箸置きにも、地元ならではの、ちょっとしたアイディアを凝らしました。
メニューも手作りしまして、90枚すべてに直筆サインを入れさせて頂きましたが、お昼過ぎから始まった準備が終了した時には、既に周囲は真っ暗で、21時を回っていました。
スタッフのみなさん、遅くまで、御協力を有難う御座いました。みなさんのセンスの良さには、本当に感心致しました。明日も、お客様に喜んで頂けるように、精一杯頑張りましょう!




岩手県一関市「花と泉の公園」でウエディングのおもてなし (3)

披露宴の前日は、会場の設営に、スタッフのみなさんと共に全力を注ぎましたが、披露宴当日となりますと、朝からキッチンの方に入りっ放しで<地元食材を使ったお料理>の準備に集中致しました。
今回のように大人数様の場合、基本的な味付けや調理は、私が責任を持って致しますが、盛り付けに関しましては、美味しさのタイミングをはずさないように、現地スタッフのみなさんに御協力して頂き、人海戦術で素早く行うことを心がけております。
私は、基本的にスタッフを持たずに、毎回、現地でお手伝いをお願いするものですから、その都度、初めてお会いするみなさんに一からご説明し、ある意味<ぶっつけ本番>でお食事会に臨むのですが、このやり方、お手伝いして頂くみなさんを信用しなければ絶対に出来ませんし、何より勇気と度胸が必要ですよね(笑)もちろん、このやり方で18年間続けているわけですから、色々な経験をしていますし、あらゆるハプニングに対応するだけのノウハウは持っているつもりですが。
今回、お手伝いして頂いたみなさんは、とても段取り良く、スムーズにお料理を出すことが出来まして、とても有難かったです。コース料理の途中では、花泉名物の美味しいお餅も、突き立てをお出ししましたが、このように、地域の伝統食を披露宴でお出しするのは、とても素晴らしいことだと思いますし、いつまでも良い思い出として記憶に残りますよね。
この日は、「岩手日日新聞」と「「岩手日報」の取材もあり、両誌とも、翌日の朝刊に、カラー写真付きで大きく掲載されていました。
これをきっかけに「花と泉の公園」でのイベントが増え、地域活性化のお役に立てたのなら、これ以上嬉しいことはありませんし、また、ご依頼頂ければ、喜んで伺わせて頂きます。
今回のチャンスを下さった皆様、お手伝いして下さったスタッフのみなさん、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。






岩手県一関市「花と泉の公園」で、ランチ付き食育講演会

前日に結婚披露パーティーが行われた「花と泉の公園」内のレストハウスで、翌21日には「健やかな子供を育てる食育」と題した<ランチ付き講演会>が開催され、多くの皆様にご参加して頂きました。
実は、この企画も、花と泉の公園・社長の佐々木様の発案で、「折角、岩手まで来てもらうんだから、結婚式だけで終わらせずに、少しでも多くの人に小暮さんを知ってもらいましょう」というのが、発想の原点でした。本当に有難いことですね。ここまで真剣に考えて下さる方は、中々いらっしゃいません。
この企画に関しましても、佐々木様がパンフレットを作り、自ら保育園や学校関係を回って営業して下さったのですが、初めのうちは、反応もイマイチで、苦労の連続。とても大変だったようです。
佐々木様から1週間前に途中経過のお電話を頂いたのですが「小暮さん、ごめんなさい。やっぱり、この辺は田舎なんです。反応が鈍くて困りました・・・。まだ、5人位しか集まっていないんです。」との元気の無いお声に、私は「佐々木さん、有難う御座います。本当に私の講演を聴きたいと思って下さる方が1人でもいらっしゃるのなら、私は、人数に関係なく、喜んでやらせて頂きます。今回は、初回ですし、回を重ねるごとにクチコミで人数が増えるように頑張りますので!」と即答致しました。
「エッ、本当ですか?そんなに言ってもらえるのなら!」と佐々木様も元気を取り戻し、直前の追い込みで30名様以上も集めて下さったのには、とても驚き、感激致しました。
当日のランチメニューは、「オリーブオイルが決め手の黒ゴマと大豆、赤味噌風味のヘルシーパスタ」と「地元産キャベツのシンプルサラダ」の2品でしたが、どちらも大好評で、レシピに関するご質問も沢山頂き嬉しかったです。
講演の方では、自然が豊かな岩手県で生活(成長)出来る有難味を地元の子供達に伝えたいことや、便利な食生活の裏側のお話、地球環境のお話など、いつものように多岐に渡りましたが、どの話題にも興味を示して頂き、有難かったです。
この機会を提供して下さった花と泉の公園の皆様、ご参加して頂いた皆様には、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。また、お会い出来る日を楽しみにしております。




2009年09月05日

聖フランシスコ教会(香取市)で、結婚披露宴用の料理撮影

千葉県香取市に、英国ウエストサクセス地方の、緑濃い丘に建つ教会をイメージして造られた
<聖フランシスコ教会>が有るのをご存知でしょうか?
祭壇には、美術品としても価値の高いステンドグラスが18面も飾られており、選び抜かれた調度品の数々と共に、本場の荘厳な雰囲気を醸し出しています。
また、敷地内には、ロンドンから直輸入した、可愛らしい別館ゲストハウスも併設され、英国から丁寧に運ばれて来ました、古いレンガを敷き詰めた中庭広場に立ちますと、思わず、中世のヨーロッパにタイムスリップしたような<素敵な錯覚>に陥ります。
映画やドラマ、CMなどのロケ地としても人気が高く、私が伺った9月3日にも、TBS系のドラマの撮影が入っていましたが、撮影スタッフの人数の多さには、ビックリ致しました(笑)
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先日、教会のオーナー様から、こんなご連絡を頂きました。「結婚式は、頻繁に行われ、とても好評なのですが、披露宴のお持て成しのお料理を作って下さるシェフがいなくて、困っていました。そんな時に<情熱大陸>や<ラジオビタミン>で、小暮さんのことを知り、「この人だ!」と思いました。披露宴の予約が入った時だけで構いませんので、来て頂けませんか?」との、大変に有難いお話。
しかも、この辺は、雄大な自然が多く残されており、有機野菜を含めた食材がとても豊富で、創造意欲も大いに掻き立てられます。是非、<地産地消のオリジナルメニュー>で、多くのお客様に喜んで頂きたいですね。
オーナー様は、とても行動力のある方で「では、早速、パンフレットを作りましょう!」ということになり、先日、教会に伺わせて頂き、<地元の食材を使ったお料理>の撮影と、ご試食をして頂きました。
お忙しい中、スタッフの皆様、全員にご試食して頂きましたが、「野菜中心で、こんなにサッパリしていれば、この辺のご老人でも、お箸で美味しく食べられますね!」とか「良いオリーブオイルは和風味にも合うのですね!」と、想像以上に大好評で、とても嬉しかったです。
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遠方からでも、いらして頂けるだけの価値がある、本当に素敵な教会です。皆様のお知り合いで、ここで結婚式を挙げてみたいと思われる方がいらっしゃいましたら、是非「小暮の紹介で!」と、お気軽にお問い合わせ下さいませ。今月末にも、ブライダルフェアーが開催される予定です。

      <聖フランシスコ教会> TEL 0478-54-3790 までお願い致します。







2009年09月25日

信濃毎日新聞・洋食の定番(9月) 「秋野菜と豆がたっぷりのカレーライス」

9月19日付けの信濃毎日新聞に、毎月第3土曜日に連載しております <洋食の定番・レシピ
とエッセー> 9月分が掲載されましたので、ご紹介させて頂きます。
今月のテーマは「秋野菜と豆がたっぷりのカレーライス」です。
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残暑厳しい夏が過ぎ、「味覚の秋、食欲の秋」になってきましたが、皆様の体調は如何でしょうか?私は、働き過ぎが原因(?)で、6月中旬に体調を崩し、生まれて初めて6週間の入院生活を体験致しました。そして、その間に自然の摂理に合った「命ある食べ物」を頂く大切さを改めて実感致しました。7、8月と2ヶ月間、連載をお休みさせて頂きましたが、その分、パワーアップ致しまして益々頑張りますので、これからも宜しくお願い致します。
今回は、洋食の定番・カレーライスをテーマに致しました。しかも、秋野菜と大豆がたっぷりと入った、ヘルシーで本格的なプロの味わいを皆様にも、失敗せずにお楽しみ頂けるようにレシピを工夫致しましたので、どうぞ、御期待下さい。
カレーの一般的な作り方と言いますと、すべての野菜を一度に油で炒め、水を加えてそのまま煮込みますが、野菜の固さは、それぞれ違いますので、一番固い野菜に火が通った時には、それより柔らかい野菜は、ボイルオーバーで、歯応えも無く、色があせて、溶けかけていたりしますが、それでは、せっかくの野菜の美味しさも半減してしまうのです。
4月に放送されました「情熱大陸(TBS系)」でも、私が野菜それぞれの歯応えを生かして、慎重に、種類別にボイルしているシーンが映し出されましたが、この「ひと手間」が美味しさの決め手になることを皆様にも知って頂けましたら有難いです。
ルーの美味しさにもこだわりました。今回のレシピのように、赤味噌とココア(またはチョコレートやコーヒー)を少し加えることで、落ち着いたプロの味に近付けることが出来ます。
このコツは、お料理教室の生徒さん達にも毎回お教えするのですが、その時に必ず出る質問があります。「先生、お味噌とココアは、どこのメーカーの物が良いのでしょうか?」
生徒さんは真剣なのですが、私は、思わず笑ってしまいそうになりながら、こう答えます。
「少し加えるだけなので、お家にある物ならば、メーカーは、どこのでも良いのですよ。」と。お味噌も赤味噌が無ければ、白味噌でも構いませんし、それも無ければ、お醤油を少し加えてみて下さい。ご飯に合う、日本人好みの落ち着いた味になりますので。
カレーの仕上げには、オリーブオイルを加えますと、野菜や大豆それぞれの美味しさが引き立ち、お肉が入っていなくても、グッとコクと満足感が増しますので、是非、これもお試し下さい。
今回は、野菜や大豆がたっぷりのヘルシーなカレーですので、ご飯も玄米に致しました。
玄米には、排毒作用があり、体内を活性化する働きがありますので、積極的に食べて頂きたいですね。水の量を玄米の5割増しにすれば、普通の炊飯器でも炊けますし、オリーブオイルを加えることで、時間が経ってもしっとりと美味しく食べられるようになります。
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<材料・2人前>
(A)
・玉葱 1/4個  ・人参 1/3本  ・カリフラワー 1/6個  ・カボチャ 1/8個  
・ブロッコリー 1/6個  ・さつま芋 1/3本 ・パプリカ 1/3個  
<注> 野菜類は、中サイズを基本とする。

(B)
・大豆(水煮) 大さじ4杯

(C)
・カレールー 80g ・水 500cc ・ココア(無糖) 大さじ1/2杯  ・オリーブオイル
 大さじ1杯  ・赤味噌 大さじ1/2杯

(D)
・玄米 2合  ・水 3合  ・塩 少々  ・白ゴマ 大さじ1杯
・オリーブオイル 大さじ1杯

<作り方>
①(A)の野菜は、すべて一口大にカットし、それぞれ歯応えを残してボイルする。
②カレーのベースを作る。(C)をすべて合わせて鍋に入れ、沸かしておく。
③②に①と(B)を加え、煮崩れない程度にルーを絡ませながら温める。
④(D)の材料をすべて合わせ、3時間以上置いてから、炊飯する。
⑤お皿に④を盛り、③をかける。




2009年10月27日

信濃毎日新聞・洋食の定番(10月) 「信州ソバとキノコのイタリア風サラダ仕立て」

信濃毎日新聞に毎月第3土曜日に連載しております「コグレ流・洋食の定番」、10月のメニューは、「信州ソバとキノコのイタリア風サラダ仕立て」です。
私が書きました<エッセーとレシピ>をご紹介させて頂きます。

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先日、出張料理の仕事で上田市に伺いました。あたり一面に広がる雄大な水田を見渡しますと、豊かに実った黄金色の稲穂が、あたかも「ふかふかなじゅうたん」をぎっしりと敷き詰めたように、とても美しく輝いていました。
私は、すがすがしく心地良い秋の風を肌で感じながら、昔ながらの手作業で一生懸命に「稲のかけ干し作業」をしてらっしゃる農家の方々の姿に感激し、しばらくの間、時が止まったように、思わず見入ってしまいました。
私も、以前から、長野県産のお米のファンでして、県内の農家の方から直接、玄米を送って頂いておりますが、いつもその美味しさ、品質の高さには感心しておりました。
今回、地元の農家のみなさんから、直接お話を伺うチャンスがあったのですが、「長野県は気候的に稲作に適しており、害虫も付き難いので、低農薬、無農薬での作業が可能なんですよ。」との、非常に嬉しいお言葉が印象に残りました。
もちろん、農家の方々の「仕事に対する真摯な姿勢や愛情」が、何倍も美味しくしていることは、言うまでもないことだと思います。
お昼には、別所温泉の近くで、手打ちそばとキノコ料理を頂きましたが、本当に信州そばとキノコの相性は抜群ですね。
私は、世界70ヶ国以上を巡り、「美味しい料理を作るには、地元産の食材同士を合わせることが大切」という「自然の摂理」を、世界中で身を持って体験してきましたが、今回もそれを実感致しました。長野県を訪れる度に、本当に「自然の恵み」に感謝の気持ちでいっぱいになります。
今回のレシピでは、信州ソバとキノコの美味しさを最大限に活かすために、ドレッシングの味付けは、簡単でシンプルに致しました。
ヘルシーで軽いオリーブオイルをベースにして、お好みでお酢やお醤油を適量加えて頂くだけなのですが、これが、とても美味しいので、是非、皆様もお試し下さい。
ちなみに、ヨーロッパにも「そば粉」を使ったお料理はたくさんあります。クレープやパンケーキ風にして、サワークリームやトマトソースをかけ、高級感を出すのでしたら、キャビアやフォアグラをのせたりもしますが、一般的な家庭のお惣菜としましては、マッシュポテトに混ぜて、煮込み料理の付け合せにしたり、湯がいて、すいとん風のスープにすることが多いようです。
「所変われば、品変わる」と申しますが、世界中どこでも、食文化の出発点は「地産地消」だと思いますので、皆様も、信州そばと地元産の食材を色々と組み合わせ、信州ならではの「美味しいレシピ」を増やしてみませんか。

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<材料・2人前>
(A)
・信州ソバ (茹でて)120g ・シメジ 1パック ・椎茸 1パック

(B)
・オリーブオイル 大さじ4杯  ・バルサミコ酢 大さじ2杯 ・お醤油 大さじ1杯
・塩・胡椒 各少々  ・白ゴマ 大さじ3杯  ・万能葱(小口切り) 大さじ3杯

<作り方>
①シメジ、椎茸は、一口大にカットし、ボイルしたら、しっかりと水気を切る。
②信州ソバは、湯がいてから冷水で手早く冷やし、しっかりと水気を切る。
③(B)をすべて合わせておく。
④すべての材料を合わせて混ぜる。




2009年11月16日

11月17日に「NHKワールドTV」に出演致しました。

NHKでは、海外180ヵ国以上の国々に「NHK WORLD TV」というタイトルで、様々なジャンルの番組を、日本の、そしてアジアの視点で制作し、24時間放送し続けているのをご存知でしょうか?
この度、その中の「特集番組」に、私が出演させて頂くことになりました。
詳しくは、私のHPトップページの「新着情報」も御覧下さいませ。

11月6日から9日まで、オリーブの収穫真っ盛りの小豆島に伺い、地元の皆様の御協力を頂きまして、私が以前から発案、企画しておりました「オリーブ収穫祭」にて、とても美味しい絞りたてオリーブオイルと、昔ながらの製法にこだわった風味豊かな地元の御醤油を使った「和風オリーブオイル料理教室」の模様を長時間に渡り、撮影して頂きました。
その前日には「前夜祭」ということで、老舗の御醤油蔵「金両醤油」さんにて、すべて地元食材を使った出張料理をさせて頂きましたが、御醤油と上質のオリーブオイルを組合わせた御料理の数々は、ご年配の皆様にも「食べ易い!」と好評で、こちらでも夜遅くまで、撮影に御協力頂きました。
詳しい模様は、ブログ内でも、何回かに分けて御報告させて頂きますが、17日より23日まで「NHK WORLD TV」のHPから番組をダウンロードして頂くことも出来ますので、こちらも是非、御覧下さいませ。
今回の撮影に御協力して下さった小豆島の皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。
この番組を通して、小豆島産のオリーブオイルと御醤油が世界的に注目され、将来的に「オリーブオイルを使った、ヘルシーで美味しい和食」を「世界のスタンダード(標準)」にすることが、私の大きな夢、目標であり、それにより「食を通した世界平和」が、1日でも早く実現することを、心より願っております。
これからも、応援を宜しくお願い致します。





2009年11月24日

小豆島 オリーブ収穫祭 (1)

11月6日から4日間、オリーブの実が豊かに実る小豆島に伺い、この時期に搾られる、今が旬の「出来立てオリーブオイル」と、地元の伝統的製法による「美味しいお醤油」を使った「コグレ流、和風オリーブオイルクッキング教室」と、地元の新鮮な食材だけを使って私が作る創作料理で、地元生産者の皆様と、豊かな実りの秋を祝う「オリーブ収穫祭」を盛大に開催させて頂きました。
実は、このイベント、昨年から計画していたものでして、最初は、上質のオリーブを栽培していらっしゃる「岬工房」さんと、「ごく内輪でやりましょうね(笑)」と話していたのですが、有難いことに、クチコミで、どんどん地元の大勢の皆様にも伝わり、都会では、なかなか手にいれることが出来ない新鮮で力強い食材もたくさん御提供して頂きましたし、「NHKワールドTV」でも取材して頂きまして、こんなに嬉しいことはありませんでした。御協力して頂いた皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
初日の仕入れでは、まず、素麺作りの現場を見学させて頂き、近海で漁をしている漁師さん達も御紹介して頂きました。
漁港に着きますと、漁師さん達のご好意で、何と漁船にまで乗せて頂き、瀬戸内の綺麗な海で漁を体験させて頂きましたが、透明に輝く生きた海老やイカ、真鯛の美しさには、とても感激致しました。
私の頭の中では、これらの素晴らしい魚介類をどのように料理しようかと、創造意欲が大いに搔き立てられ、とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。







小豆島オリーブ収穫祭 (2)

漁港での仕入れの後には、伝統的製法で、じっくりと時間をかけ、高品質の御醤油を作り続けていらっしゃる「金両醤油」さんに伺いました。
極上のオリーブオイルと御醤油の相性は抜群ですので、今回のイベントでも「金両醤油」さんの御醤油は、大活躍でした。
17代目店主・藤井さんのご好意で、一般の方は入ることが出来ない「醤油蔵」にも入らせて頂き、念願の「もろみ」を混ぜるシーンも撮影させて頂きましたが、じっくりと熟成させて濃度の付いた「もろみ」を、桶の底の方から、掻き出す感じで混ぜた瞬間の風味、香りは、なんとも言えずに最高で、日本人として生涯忘れてはならない「大切な味わいの基礎」に、全身が包み込まれたような、とても心地よい感覚に陥りまして、思いがけずに「至福の時間」を体験させて頂きました。
藤井さん、細かいお心配りを有難う御座いました。今後も、オリーブオイルと御醤油を使った、ヘルシーな「新和食」の御提案、普及活動を頑張りますので、これからもアドバイスを宜しくお願い致します。





小豆島オリーブ収穫祭 (3)

6日の夜には、「金両醤油」さんの風情ある御自宅で、「おばあちゃんの85才のお誕生日を祝う会」が開かれ、私が地元食材だけを使って出張料理をさせて頂きました。
数時間前に自ら漁船に乗り、獲ってきた新鮮な魚介類を使って御料理するのは、私の長年の夢でしたが、それが、「オリーブ収穫祭」で訪れた小豆島で、思いがけずに実現出来たことは、とても有難く、本当に嬉しかったです。
定番の「地元野菜15種類と車海老のテリーヌ」も、野菜それぞれに力強さがあり、いつも以上に美味しく出来ましたし、鯛、平目、カワハギなどの新鮮な白身魚と、先程まで生きていた天然海老の「和風カルパッチョ仕立て」も、上質のオリーブオイルと金両さんの御醤油とのハーモニーが絶妙で、シンプルながら、しみじみと美味しかったです。
メインディシュには、小ぶりな鯛で「和風アクアパッツァ」を作ってみました。「アクアパッツァ」とは、イタリアの代表的な魚料理の名前ですが、基本的には、水とオリーブオイルだけで、新鮮な魚を丸ごと煮込みます。
シンプルな料理法ですが、上質のオリーブオイルを使いますと、本当に美味しく出来ますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
次の(4)では、「和風アクアパッツァ」の作り方を解説させて頂きます。







小豆島オリーブ収穫祭 (4)

小豆島の「金両醤油」さんで作らせて頂いた「和風アクアパッツァ」の作り方を簡単にご説明させて頂きます。
細かい調味料の配合などは、気にせずに、とにかく、良いオリーブオイルと御醤油、新鮮な魚を使って頂ければ、おそらく美味しく出来ると思います(笑)。是非、お試し下さいませ。
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<作り方>
①フタ付きの浅めのお鍋を用意し、ハラワタを除いた丸ごとの白身魚と、味に深みを出すためのアサリ、プチトマト、(あれば)オリーブの実の新漬けを各適宜加えます。
②上質のオリーブオイルとパセリのみじん切りを適宜加えます。ちなみに、オイルは多目な方が美味しくなります。
③御醤油を適宜加えます。
④水を魚が隠れる寸前くらいまで加えます。
⑤今回は、季節柄、旬の牡蠣も加え、フタをして5-6分煮ます。
⑥お皿に盛り、お好みで、オリーブオイルを振り掛け、香りを引き立てます。






2009年11月29日

信濃毎日新聞・洋食の定番(11月) 「サーモンの赤味噌チーズ焼き」

信濃毎日新聞に毎月連載させて頂いております<コグレ流・洋食の定番>、11月は「サーモンの赤味噌チーズ焼き」です。
とても簡単で美味しいメニューですので、是非、皆様もお試し下さいませ。
エッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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秋も深まり、各地で初雪のニュースも耳にしますが、みなさまはお元気でしょうか?
先日、出張料理の仕事で、北海道の知床半島に行って来ました。
大雪が降り、凍えるほどの寒さでしたが、川岸を歩いてみますと、物凄い数の鮭が川を
懸命に遡上しようとしている姿がとても神秘的で、感動致しました。
地元の小売市場にも伺いましたが「秋鮭」の殆どは、塩漬けされた状態で売られています。
日本では「鮭=塩鮭(大衆食材)」のイメージが強いようで、なかなか高級レストランでは
メイン料理にしにくい印象がありますが、私が修行したフランスでは「サーモン」は、高級食材の代表選手で、三ツ星レストランの定番メニューには、必ずと言っていいほど、使われています。
パリの書店でも「お洒落なサーモン料理だけのレシピ本」が、何冊も並んでいるほどです。
私は、日頃から、フランスに負けない「上質のサーモン」を、全国で探し続けていましたが、思いもよらず、海に接していない長野県飯山市で、昨年出会うことが出来ました。
「信州サーモン」というブランド名もあるようですが、美しい紅色でキメの細かい肉厚な身は、まったくクセが無く、まずは、お刺身で食べてみて、そのとろけるような美味しさにびっくり致しました。
次に、フライパンで軽く焼いてみたのですが、適度な脂分もあるために、シットリとした味わいで、ヨーロッパの高級レストランで出されるサーモンにも負けない美味しさに感激致しました。
色々と「信州サーモン」を調べていきますと、長野県の水産試験場が10年以上の歳月をかけて研究し、開発されたものだそうで、長きに渡る御努力と御苦労には、心から敬意を表したいです。
このように素晴らしい食材に出会いますと、プロの料理人として、創作意欲が掻き立てられ、本当に嬉しくなります(笑)
「(信州)サーモン」と「信州味噌」の相性は抜群ですので、そこにアクセントとしてオリーブオイルと粉チーズ(パルメザンチーズ)を加え、シンプルに焼きますと、「高級レストラン」の味わいになりますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
ここで、ポイントがひとつだけあります。サーモンは、火を通し過ぎますと、固くなってしまいますので、7割ほど火を通す感覚で調理して下さい。余熱で丁度良い焼き加減になりますので。
ちなみに、焼いた身をほぐし、熱いご飯に載せて食べるのも美味しいことに気が付きました。
結局、私も「ご飯に鮭」が大好きなのです(笑)
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<材料・2人前>
(A)
・鮭切り身  2枚  ・塩、胡椒 各少々 

(B)
・赤味噌 大さじ1杯  ・味醂 大さじ1杯  ・オリーブオイル 大さじ1杯

(C)
・パルメザンチーズ(粉チーズ) 大さじ2杯

(D)
・なす 2本  ・オリーブオイル(焼き油として) 大さじ2杯

(E)
・パセリ(みじん切り) 大さじ1杯  ・白ゴマ 大さじ1杯

<作り方>
①鮭に塩、胡椒各少々を振っておく。
②(B)を合わせて良く混ぜ、①の上に塗る。
③②の上に(C)をかけて、200℃のオーブン(トースター)で7-8分焼く。
④なすは、厚さ5mm程度にスライスし、オリーブオイルで焼く。
⑤皿に④を盛り、③をのせて、パセリと白ゴマを振る。





2009年11月30日

小豆島オリーブ収穫祭 (5)

小豆島のオリーブ収穫祭では、当日の午前中にオリーブの実を収穫し、すぐに搾った「出来立てオイル」の風味、美味しさを皆様に楽しんで頂くために、地元の方々や、NHKワールドTVの撮影スタッフの皆様にも、快く収穫のお手伝いをして頂きました。(笑)
酸度の低い、上質なオリーブオイルに仕上げるには、手早い収穫後、出来るだけ早い時間に搾り始めることが、とても重要なのですが、今回は、チームワークも良く、皆様と会話を楽しみながら、短時間で収穫し、搾ることが出来まして、本当に嬉しく有難かったです。
ここで本心を申し上げますと、何しろ、皆様から御提供して頂いた地元の食材は、とても新鮮で力強い物ばかりでしたので、あとは、オリーブオイルと御醤油が美味しければ、「絶対に<鬼に金棒>なのだ」と秘かに思っておりましたので、収穫が終わった時点で、既に「収穫祭の成功」を、半分以上確信したことは言うまでもありません!(笑)
オリーブ収穫中には「幸運のハート型の葉」も見つけることが出来ました。
「自分の好きな事を仕事に出来て、しかも全国の皆様に喜んで頂ける」こんなに幸せで有難いことはないと、太陽に照らされてシルバーに輝く「ハート型の美しい葉」を見つめながら、改めて思いました。
御協力して頂いた皆様、本当に有難う御座いました。この後、私が作るお料理にご期待下さいね!






2009年12月21日

小豆島オリーブ収穫祭 (6)

午前中に収穫したオリーブの実は、素早く岬工房さんの搾油所に持ち込まれ、早速、本場スペイン製の最新型の機械で搾り始めました。
オリーブオイルの作り方は、「ただ、潰して搾るだけ」と、とてもシンプルで明快です。
添加物を入れ、脱臭、脱酸、脱色など化学処理して人工的、均一的に作られる他の種子油とは違い、オリーブオイルは、「オリーブの実の上質なフレッシュジュース」ですから、例えば、オレンジジュースにも色々な味わいがあるように、オリーブの種類が違えば、味も変わりますので、「数種類のオリーブの実のブレンドの割合や、その熟成加減をどうするのか?」が、その搾油所の腕の見せ所になりますし、何よりも「オリーブオイルには、旬がある!」ことが、自然の摂理に合っていて、とても素晴らしいことだと思います。
今回も、御醤油や和風出汁に合う、とても美味しいオリーブオイルが搾れました。
「これも、手早い収穫に御協力して頂いた皆様のおかげです」と、心より感謝しております。
北半球では、10月中旬から11月上旬にかけてが、短い収穫の時期ですので、そう簡単に、旬の搾り立てオイルを味わえるわけではありません(笑)ので、参加して頂いた皆様には、お料理する前の新鮮で濃厚なオイルをパンに漬けて味見して頂きました。
ヨーロッパのトップクラスのオイルにも負けない、本当に風味豊かで美味しいオイルでしたので、試食した皆様からは「初めての味!」、「美味しい!」と、次々に大歓声があがり、一生懸命に準備して下さった岬工房さんも、とても嬉しそうで、「1年前から、このイベントを企画して本当に良かった」と、私まで、幸せな気持ちになりました。





小豆島オリーブ収穫祭 (7)

今回のメニューは、「すべて、地元産の食材だけ」で作りました。
もちろん、野菜は、有機無農薬。さらに、魚介類もすべて近海で獲れた天然物ばかりですし、しかも、漁師さんの顔や考え方まで分っている。(笑)
今の時代、これって、物凄く贅沢なことだと思いませんか?
「完全なる地産地消」は、言うのは、たやすいですが、そう簡単に出来るものではないことを、私自身、全国を回って、身をもって実感しています。
小豆島には、それだけ豊かな自然、食文化が遺されていることの証だと思いますが、参加者の皆様からの有難い食材の差し入れも多く、お料理していて、本当に楽しく、勉強になりました。
この3日間、皆様の温かい御協力もあり、こんなにも喜んで頂けて、「本当に、このイベントを開催して良かった!」と、心より感謝しております。「来年もやりましょうね、土居さん!(笑)」
「NHKワールドTV」のスタッフの皆様も、長時間に及ぶ撮影を有難う御座いました。私も、機材を運ぶお手伝いを、何度か、させて頂きましたが、とても重く、特に、カメラマンさんと音声担当の方は、お疲れになったのではないでしょうか?番組も見させて頂きましたが、とても良い内容にまとめて頂きました。編集作業も大変だったと思いますが、担当ディレクターの常井さんの英語のナレーションも素晴らしかったです。
この番組を通して、全世界の皆様に「オリーブオイルと日本の伝統的な食文化の融合の素晴らしさ」をお伝え出来たのなら、こんなに嬉しいことはありません。
これからも、微力ながら「食を通した世界平和」の実現に向け、頑張りますので、宜しくお願い致します。





2009年12月27日

信濃毎日新聞・洋食の定番(12月) 「チキンと冬野菜のポトフ」

信濃毎日新聞に、好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、12月のメニューは「チキンと冬野菜のポトフ」です。
私が書いたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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朝晩の冷え込みも厳しくなり、今年もあと数日となりましたが、皆様はお元気でしょうか。
寒い時期には、体を芯から温めてくれる「熱々の食べ物」が恋しくなりますが、そんな時に皆様でしたら、何を作られますか?「お鍋」や「おでん」でしょうか。
今回は、「チキンと冬野菜のポトフ」をご紹介させて頂きますが、分かり易く申し上げるならば、「西洋風おでん」と言ったところでしょうか。
私が修行したヨーロッパも、冬の寒さは厳しく、「ポトフ」は、冬場の食卓の団欒に欠かせない「熱々定番料理」のひとつです。
ただし、ヨーロッパでは、日本のようなバリエーションに富んだ練り物を加えることは無く、大抵はチキンやベーコンで出汁をとり、地元で収穫された玉葱、人参、じゃが芋を加えるくらいの、とても質素な内容なのですが、これが、しみじみ美味しくて、初めてフランスのリヨンで食べた時には、その奥深さに感動致しました。
私が働いていたリヨンの名門レストラン「メール・ブラジエ」でも、人気メニューのひとつに「地鶏のポトフ」がありましたが、朝一番の厨房では、幾つもの大きな寸胴鍋に水と天然塩を入れて沸かし、たくさんの地鶏を丸ごと茹でていくのが日課でした。
そのあとには、付け合せとなる野菜の下拵えをしてゆくのですが、ヨーロッパでは、日本のように「綺麗で同じサイズの物だけ」ということは有り得なく、キズがあったり、サイズや形がバラバラなのは当然でしたので、茹で加減を同じにするために、キズを除いたり、大きいものは半分に切ったりするのが、慣れるまでとても大変でした。(笑)
でも、自然の摂理に従えば、形や大きさが違うのは、ごく当たり前のことで、その命を頂く私達が、食材に対して感謝の気持ちを持ち、時間と手(愛情)をかけて食べ易く料理することが、とても大切なのではないでしょうか。
私も「食育活動」を通して、未来を担うお子さん達に、そのことを伝えて行きたいと思っています。
さて、今回のレシピのポイントですが、鶏肉には、ボイルする2時間以上前に塩・胡椒を振っておきます。こうすることで、生臭みの原因となる余分な水分を除くことが出来ますし、鶏肉本来の旨みを引き出すことが出来るのです。
加える野菜は、その時に手に入る物だけで結構ですが、歯応えも大切ですので、面倒でも、一種類ずつ下茹でしてから、スープに加えますと、見た目にも美味しそうで、華やかな感じになります。
そして、「仕上げにオリーブオイルをかける」のも大切なポイントです。こうすることで、グッと素材の旨みが引き立ち、食べた時の満足感が得られると思いますので、是非、お試し下さい。
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<材料・2人前>
(A)
・鶏もも肉 250g  ・塩、胡椒 各少々  

(B)
・水 600cc  ・日本酒 大さじ3杯 ・醤油 大さじ2杯  ・味醂 大さじ2杯
・(出汁用)昆布 15g

(C)
・玉葱 1/2個  ・人参 1/2本  ・大根 1/6本  ・牛蒡 1/4本  
・ブロッコリー 1/5個  ・カリフラワー 1/6個  ・カボチャ 1/8個 
<注> 野菜類は、中サイズを基本とする。

(D)
・オリーブオイル 大さじ2杯

<作り方>
①鶏もも肉は、一口大にカットし、塩・胡椒を振っておく。
②(B)のすべての材料と、①を合わせて鍋に入れ、中火で20分ほど煮る。
③(C)の野菜は、それぞれ一口大にカットし、少し歯応えを残してボイルする。
④③のうち、ブロッコリー以外の野菜を②に加え、さらに10分ほど煮る。
⑤最後に、ブロッコリーを加え、軽く温めて出来上がり。
⑥器に盛り、お好みでオリーブオイルをかけて食べる。





2009年12月30日

群馬県藤岡市で、ラジオがご縁の「お誕生日の出張料理」

11月中旬に群馬県藤岡市のお宅に伺い、「お母さんのお誕生日会」のお料理を作らせて頂きました。
「今回、呼んで頂いたきっかけは?」と言いますと、5月27日に生出演させて頂いたNHKの人気ラジオ番組「ラジオビタミン」内での、私のロングインタビューを聴いて、とても感激して下さったお母さんの一言だったそうです。
お嬢さんに「ねぇ、私が死んだら、法事のお料理は、是非、小暮さんに頼んでね・・・・。」
それに対して、お嬢さんは「何言ってるのよ!お母さんが直接会って食べなかったら、意味が無いでしょ」
と言うことで、お嬢さんが私のHP、連絡先を探して下さり、半年前の5月末日に、この日の出張料理が決まったのです。
お食事会には、元気の良いお孫さん達も集まって下さり、とても賑やかな雰囲気の中での、楽しいひと時になりました。
特に、お料理の準備をしていますと、お子さん達がキッチンの私を取り囲むように集まって来て、興味深く、色々な質問をしてくれるのですが、その内容が、いかにも子供らしい感性で微笑ましく、思わず、私自身の子供の頃を思い出してしまいました(笑)。
食器棚には、お子さん手作りの素敵なお皿がありましたので、パン皿に使わせて頂きましたが、私も小学生の頃に、手作りのお皿に絵を描いて先生に褒められた記憶が甦ってきました。
「子供を褒める」って、とても大切なことですよね。その嬉しさが自信につながり、私のように40年以上経った今でも、その時の「感激」、「熱い気持ち」を心の支えにして頑張れるわけですからね。
これからも、子供の頃に褒められて抱いた「初心」を忘れずに、頑張りたいと思いますし、夢や志のあるお子さん達に出会ったら、どんどん、良いところを褒めてあげたいと思います。
この日のご縁に感謝致します。半年も前から呼んで頂き、本当に有難う御座いました。




2010年01月05日

「通販生活」春号で、カレー・デミソースの商品開発

1月4日発売の人気通販雑誌「通販生活」(カタログハウス社)2010年春号と、その別冊「ソロー」に、私が長時間かけて開発致しました「カレールー」と「デミグラスソース」が紹介されております。
両者とも、コンセプトは「日本人向きの、軽くてコクのあるテイスト」でして、贅沢にも、私が世界№1と認める、イタリア・シシリア産のエキストラ・バージン・オリーブオイル「ラビィダ」を惜しみなく使っているのが最大の特徴です。
自分で言うのもなんですが、「今までのルーやソースは、いったい何だったんだろう?」と思うほど、ピュアーな味わいで、本当に美味しくて、初めて完成品を試食した時には、感動致しました。
正直なところ、ここまで良い商品が出来るとは思っていませんでした(笑)。
「やっぱり、優れた素材にこだわらなくてはいけませんね!」改めて、そのことを実感致しました。
今回、「通販生活」で、ご購入して頂きますと、私オリジナルの「5種のレシピ集」が付いてくるのですが、どのレシピも失敗することなく、簡単に美味しく出来ますので、是非、皆様もお試し下さいませ。




「通販生活」専用、コグレ流・オリジナルレシピ集

「通販生活」と、その別冊「ソロー」で、私が開発致しました「カレールー」または「デミグラスソース」を御購入して頂きますと、特典として「コグレオリジナル・レシピ集」が、それぞれにプレゼントされます。
「カレー」と言いますと、ほとんどの皆様は「カレーライス」をイメージされると思いますが、ルーがとてもピュアーで、コクがあるのに軽い仕上がりのため、幅広いお料理に応用して頂く事が出来ます。
例えば、オリーブオイルと合わせてサラダの「ドレッシング」にしたり、マヨネーズに混ぜて「グラタン風」にすることも出来ます。ルーがあっさりしているために「パスタソース」や「炊き込みご飯(ドライカレー)の素」としても使えますので、このレシピ集をマスターして頂ければ、皆様のレパートリーは、どんどん増えていくこと、間違いなしです(笑)。
「デミグラスソース」も、同様です。オリーブオイルと合わせて「ドレッシング」にしたり、マヨネーズと合わせて「ピザソース」に応用することも出来ますし、ナポリ風パスタもデミグラスソースを加えることで、高級感のあるプロの味に変身致します(笑)もちろん、ハンバーグやステーキなどのソースとして、オーソドックスにお使い頂いても美味しいですし、ケチャップと合わせて「ハヤシライス」風にするのも良いアイディアです。是非、皆様もお試し下さいませ。

下の写真は、レシピ集の撮影風景ですが、とても美味しそうに撮影して下さった、カメラマンの島崎信一さんとも、最後に記念撮影致しました。島崎さん、また、機会がありましたら、宜しくお願い致します。







2010年01月28日

信濃毎日新聞・洋食の定番(1月)「豆腐ハンバーグの本格デミグラスソース添え」

信濃毎日新聞に毎月連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」は、おかげさまで、昨年も「簡単で、ポイントが分り易く、読者の皆様の評判が大変に良かった」とのコメントを頂きまして、とても嬉しく思っております。
今年も「ヘルシーで作りやすく、美味しいレシピ」を皆様に御紹介出来るように頑張りますので、宜しくお願い致します。
2010年のスタート、1月のメニューは「豆腐ハンバーグの本格デミグラスソース添え」です。
とても簡単に出来て、美味しいお料理ですので、是非、皆様もお試し下さいませ。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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新しい年がスタートしましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
私は、今年も「食」を通して、全国の皆様に「健康と笑顔」をお届け出来るよう頑張りますので、これからも宜しくお願い致します。
今月のメニューは「豆腐ハンバーグ」ですが、「ハンバーグ」と言えば、まさしく「洋食の定番」であり、カレー、ケチャプスパゲッティと並んで、お子さん達が最も大好きな料理のひとつですよね。(笑)
私の子供の頃(今から40年以上前)は、「ハンバーグ」という食べ物が、とても珍しく新鮮で、私も大好きな「ごちそう」でしたが、特に、近所の洋食屋さんで初めて食べた、粗刻みの挽肉の食感が残る「手作りハンバーグ」の味が最高で、今でも忘れることが出来ません。(笑)
学校給食の人気メニューのアンケートでも、全国的に必ずベスト3に入るのが、この「ハンバーグ」ですが、最近の便利な食生活を続けていますと、どうしても動物性脂肪の取り過ぎになってしまいますので、食育活動の一環として「学校給食のメニュー開発」にも携わらせて頂くようになった最近では、何とか「ヘルシーなハンバーグ」を作れないものかと、ずっと考えてきました。
「こんにゃくハンバーグ」や「野菜たっぷりのハンバーグ」、「豆が主役のハンバーグ」、「マグロや鰯のハンバーグ」等、色々と作ってみましたが、今回は、ヘルシーで美味しい「豆腐ハンバーグ」を御紹介させて頂きます。
作り方を簡単に御説明させて頂きますと「水切りした豆腐と挽肉を混ぜるだけ」なのですが、この混ぜ方がとても重要なのです。
豆腐は、柔らかいですから、混ぜ過ぎますと、形も無くなり、食感も単調になって、その存在感が消えてしまいますので、軽く合わせる程度にして、豆腐の塊を所々残すようにして下さい。こうすることで、肉の旨みと豆腐の旨みの両方を味わうことが出来て、食べた後の満足感に繋がるのです。
ソースにも拘りました。せっかくの美味しい豆腐ハンバーグなのですから、美味しいソースを添えれば完璧ですよね。(笑)
ベースとなるデミソースだけでは、味に奥行きがありませんので、赤ワインと味醂、トマトピューレ、オリーブオイルを加えることで、更に味に深みを持たせることが出来て、簡単にプロの味になりますので、是非、皆様もお試し下さい。
付け合せには、今回のような温野菜、プチトマト以外にも、自由な発想で、グリーンサラダ等、たっぷりの旬の野菜を添えて頂きますと、彩りも鮮やかで、よりヘルシーな一品に仕上げることが出来ます。
お料理の腕前を上げるコツは「創意工夫」と「チャレンジ精神」ですから、既成概念に捉われずに、色々と試して「新しい味」を楽しんで下さいね。
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<材料・2人前>
(A)
・合挽肉 80g ・木綿豆腐(水切りして) 80g  ・玉葱(みじん切り) 1/3個
・卵 1個 ・塩・胡椒 各少々 
(焼き油として) 
・オリーブオイル 大さじ2杯

(B)
・デミソース(市販) 60g ・赤ワイン 大さじ4杯 ・味醂 大さじ2杯
・トマトピューレ 大さじ1杯半 ・オリーブオイル 大さじ2杯

(C)
(付け合せとして)
・ブロッコリー 適宜 ・プチトマト 6個


<作り方>
①(A)の材料をすべて合わせ、よく混ぜて成型し、オリーブオイルで焼く。
②(B)をすべて合わせて沸かし、ソースとする。
③(C)のブロッコリーは、ボイルしておく。
④皿に①を盛り、(C)を添えて②のソースをかける。





2010年01月30日

ふなばし「学校給食展」で、大盛況の食育講演会

昨日(1月29日)は、地元船橋で、船橋市教育委員会と学校給食会の主催による「学校給食展」の講師としてお呼び頂きまして、2時間弱の「食育の講演」をさせて頂きました。
タイトルは「船橋の人と自然が育てた豊かな食を知り楽しむ」ということで、私が生まれ育ち、とても愛着のある船橋の「食を通した魅力」を存分に、熱く語らせて頂きました(笑)。
船橋市は、東京からも電車で30分位の「東京24区」と言われるほど便利な場所で在りながら、まだまだ豊かな自然も遺されておりまして、漁港や大きな中央市場もあり、年間を通して地元産の食材が豊富に揃います。
今回のイベントを通し、改めて「私が船橋を離れられない理由」が良く分りました(笑)。
講演の内容につきましては、全国的に見ましても、栄養士さん達の頑張りで「船橋市の給食のレベルがとても高いこと」と「給食だけに頼るのではなく、家庭での日々の食卓もとても大切であること」をお話の中心に致しまして「便利な食生活の裏側、食品添加物のお話」や「世界の食文化」、「地元食材の簡単レシピの御紹介」も織り交ぜながら、最後は「情熱大陸」のDVDまで御紹介させて頂き、会場いっぱいにいらして頂いた約300名の皆様と共に、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
参加して頂いた皆様の中には、思いがけずに35年ぶりに再会することが出来ました中学時代の恩師(6枚目の写真)や、顔見知りの幼なじみ、友人も何人かいましたので、この地元の皆様とのご縁を大切にしたいと思い、講演の終盤には、私が急遽、焼いて持参しましたパンと美味しいオリーブオイルを全員の皆様に御試食して頂いたり、お肌に塗って頂き、「アンチエイジング・オリーブオイルセミナー」までさせて頂きましたが、これには、会場中が大いに盛り上がりまして、本当に頑張って用意した甲斐がありました(笑)。
講演終了後の「著書とオリーブオイルの即売会」も大盛況で、アッという間に完売してしまったのには、正直、驚きましたが、本当に有難いことだと感謝の気持ちでいっぱいです。
かなり前から綿密に準備して下さった関係者の皆様、そして、御参加して下さった皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。そして、今後共、宜しくお願い致します。







レベルの高い船橋市の「小・中学校給食」

「食育の講演会」で伺いました、船橋市の「学校給食展」の会場では、同時に「小・中学校給食の献立サンプル」の展示もされていました。
もちろん、全種類の献立を拝見させて頂きましたが、そのレベルの高さには驚きました。
教育委員会の方から、その理由を色々と教えて頂いたのですが、まずは、センター給食に頼ることなく、すべての学校で「自校給食」を実施している点、これは凄いことだと思いました。
コスト面だけで考えれば、センターで一括調理の方が、コスト減につながりますので、全国的にセンター調理が主流になりつつありますが、デリバリーの時間分だけ確実に調理時間が減る訳ですから、手間のかかる良い食材を丁寧に調理することがとても難しくなります。
また「自校調理」であれば、食べ手の子供達の顔(嗜好)も見え、各学校の栄養士さんのオリジナリティーが出し易くなり、結果として出来立ての「美味しい給食」につながることは間違い無いと思います。
そして、地元生産者のみなさんの協力体制も見習うべきところがあります。船橋市では、積極的に地元の食材を使うように心がけており、生産者のみなさんとの信頼関係も良好とのこと、これは、とても大切なことです。
給食のサンプルのいくつかを写真で御紹介させて頂きますが、最初の3枚は小学校の給食で、後半の3枚は中学校です。どれも本当に美味しそうでした。これで、味見も出来たら最高ですね(笑)。








2010年02月18日

森永「モッツァレラ・キャンペーン」で出張料理のプレゼント

私も、よく使わせて頂いておりますが、森永乳業(株)さんが、北海道産の人気商品「クラフト・モッツラレラチーズ」の販売を始めて、昨年が、ちょうど10周年でした。
昨夏、その記念イベントとして「おうちにまるごと北海道プレゼント」というキャンペーンを実施されまして、大変有難いことに、私にも声をかけて頂きました。
その内容と言いますと、全国の当選者10組のお宅にコグレが伺い、「モッツラレラチーズと北海道産の食材を使った、ヘルシーなコース料理をお楽しみ頂く」ということで、12月中旬に静岡市のお宅からスタート致しまして、山形、高松、金沢、大阪、名古屋、東京、横浜と続き、今後、2軒のお宅に伺います。
最初の写真は、記念すべき1軒目、静岡市のお宅です。普段、食の細い1才前後のお子さんが、お野菜中心で和風テイストの私のお料理を本当によく食べて下さり、「やっぱり、美味しければ、子供も食べるんですね!」と、親御さん達も大変に感激のご様子でした。私も、本当に嬉しかったです(笑)。
「モッツラレラチーズ」は、御醤油味との相性がとても良いものですから、今回は、オリーブオイルがベースの和風ドレッシングをかけたお刺身サラダに、スライスした「モッツラレラチーズ」を添えさせて頂きましたが、こちらも大好評でした。
お魚料理には、北海道産の真鱈を使わせて頂きました。和風出汁がベースのさっぱりとしたソースには、香り高い生のりを加え、お好みでオリーブオイルをかけてお召し上がり頂きましたが「和風出汁とオリーブオイルの相性の良さ」は、1才前後のお子様にも分って頂けたようで、ほぼ完食して頂けたのには、私も正直、驚きましたが、同時に、小さなお子さんへの「食育」の大切さも改めて実感致しました。
今回、伺わせて頂いた全国の皆様、本当に有難う御座いました。また、お会い出来る日を楽しみにしております。
そして、今回のチャンスを頂いた森永乳業(株)様、スケジュール調整等をして頂いた南様にも心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
今後も、「クラフト・モッツラレラチーズ」を愛用させて頂きますので、末永く宜しくお願い致します。






2010年02月23日

長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (1)

2月19日から21日まで、五島市福江商工会議所様からのご依頼で、長崎県五島市に初めて伺い、「椿まつり」に合わせて、地元の特産品である「椿オイル」がテーマの講演&試食会をさせて頂きました。
快晴の福岡空港から39人乗りのプロペラ機に乗り換え、約40分ほどで、五島・福江空港に到着致しましたが、上空から見た五島列島と、その周りを取り囲む海の色が、どこまでも透明で美しく、とても感動致しました。
五島市では、雄大な自然の中で、日本人にとって一番大切な「昔ながらの伝統的食文化」が、頑なに守られており、人々はとても親切で優しく 「心のふるさと」として、私はすぐに「五島のファン」になりました(笑)。
これから、何回かに分けまして、「素晴らしい五島の食文化と魅力」をお伝えしたいと思います。



長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (2)

講演会の前日には、御家族3人だけで伝統的製法を頑なに守り続けている「椿オイル」の老舗、今村製油所さんに伺いました。
「椿オイル」の伝統的な搾り方を簡単にご説明致しますと、まずは、椿の種を潰し、ここから2つの方法に分かれます。
最高級の「非加熱・生搾りオイル」にするには、加熱せずに(蒸さずに)、そのまま圧縮して搾るのですが、搾り立てをそのまま飲んでみますと、とにかくピュアーで美味しくて、本当にびっくり致します。成分的にも最高級のオリーブオイルに負けていませんが、量を沢山搾ることは出来ないため、お値段も高めです。
一方、ほとんどの場合には、潰した種を蒸し、オイルを搾り易くします。こちらも、かなり美味しいのですが、加熱した分、ナッツ系の風味が強めになるのが特徴です。量的には、非加熱オイルの3倍くらいは搾れるために、お値段も1/3程度に安くなります。
今村製油所さんでは、添加物は、一切使っていませんので、ナッツ系の風味を弱める場合には、お湯を混ぜて暫く置き、時間をかけて水分のみを除くそうですが、手間のかかるその方法も、逆に新鮮に感じました。
何しろ、現代は、石油と劇薬が主材料である添加物で、瞬時に精製する方法が簡単で効率的ですから、何にでも、自然でない添加物を使う傾向にありますが、果たしてその方向性は、自然の摂理の中で生きている我々人間にとって好ましいことなのでしょうか?
抵抗力の弱いお子さん達に原因不明のアレルギーや病気が増えている世の中で、私は、添加物の乱用は、絶対に好ましくないと思っています。
今村製油所さんのように、一見非効率でも、安全な伝統的手法を頑なに維持している生産者の皆様を全国の消費者の皆様に御紹介し、一緒になって応援してゆくことが、私に課せられた使命であり、「食を通した世界平和」への近道だと確信していますのて゛、今後共、皆様からのお力添えを宜しくお願い致します。
今村さん、この度のご縁を有難う御座いました。心より感謝しております。
これからも、日本の食文化を守るために、お元気で頑張って下さいね。



伝統的で生真面目な仕事を続ける今村さんです

椿の種は、乾燥させます

椿の種を砕く機械です

砕いた種を蒸す道具です

圧縮してオイルを搾る機械です

搾り立ての椿オイルです

椿オイルには、母乳の成分があり、完全栄養食です

2010年02月24日

長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (3)

五島列島の特産品のひとつに「平釜で炊き上げた美味しい天然塩」があります。
講演会の前日には、その作業風景を見学させて頂きましたが、昔ながらの伝統的製法による、こだわりの塩作りには、とても感動致しました。
作り方は、一見シンプルですが、手間暇かけた「昔ながらの勘や経験」がモノを言う、とても奥深い職人ワザ、食文化が、この五島の地で継承され続けていることが、何より素晴らしいと思います。
原料となるのは、海水だけですが、まずは、五島灘沖合いのきれいな海水を汲み上げるところから始まります。それを均等に凝縮出来るように、厚手の平釜に移し、五島の薪(廃材)で炊き上げます。地球環境を考え、一切、燃料は使わないそうです。
約10倍の濃度に煮詰めましたら、一晩、瓶(カメ)に移し、砂等の不純物をゆっくり取り除いて、再度、火にかけ、塩の味を決める、最も大切な作業「仕上げ」に入ります。
火加減には、細心の注意を払い、最後まで強火で炊き上げますと、パウダー状の「細かい塩」になり、途中から弱火にしますと、ゆっくりと結晶化した「大粒のあら塩」になるのですが、火加減ひとつで、味が左右されますので、昔ながらの「勘や経験」が大切になってくるわけです。
当然のことですが、生産効率を上げ、人工的に製造するための「合成添加物」は、こちらでは、一切使われていません。昔は、「合成添加物」自体、存在しませんでしたからね。
人類は、海から生まれてきました。「海のミネラル(恩恵)」に感謝し、「有難く頂くこと」の大切さを、これからも、全国のお子さん達に伝えて行きたいと思っております。
今回、御協力して頂きました「五島椿物産館」の皆様、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。


海水を煮詰める平釜と、一晩寝かせるためのカメです

最初は10倍の濃度まで、強火で煮詰めます

とても美味しい、出来立ての天然塩です



五島産の伝統的製法による天然塩の数々です

長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講習&試食会 (4)

五島市の特産品として、忘れてはいけない物に「五島手延べうどん」があります。
その昔、五島は遣唐使の帰港地でもあり、海賊王直の根拠地だったこともあって、そこで生産される「五島手延べうどん」のルーツは、かなり古く、「8世紀頃に中国から入って来た」と伝えられています。
大自然豊かな五島の地で、良質の小麦粉と多量のミネラル分を含んだ天然塩だけで丹精込めて練り上げ、隠し味に五島産の上質な椿オイルを使用して、じっくり時間をかけながら熟成させた、まさに日本が誇る「伝統的なスローフード」、素晴らしい「食の文化遺産」だと思います。
しかし、そこまで惚れ込み、感動しているのは、もしかしたら、私だけでしょうか(笑)?「灯台、元暗し」と申しますが、意外に地元のみなさんにとりましては、ごく身近にある普通の食べ物で、そこまで考える方は、いらっしゃらないのかもしれませんね(笑)。
「五島手延べうどん」の会社にも伺わせて頂きましたが、工場内は小麦粉と椿オイルの良い香りに包まれており、手作業で丁寧に伸ばされ、乾燥中の麺は、とても艶やかで美しかったです。
「柚子胡椒」も、とても美味しい手作り品に出会うことが出来ました。地元産の有機無農薬の柚子と、天然塩が味のベースとなっており、自然な旨味と辛味がダイレクトに伝わってきます。
翌日の「椿オイルクッキング講習会」では、この「柚子胡椒」と「椿オイル」のマリアージュ、相性の良さをご披露させて頂くことに決めました。翌日のイベントが、参加される皆様に喜んで頂けそうで、とても楽しみになってきました(笑)。
快く「五島手延べうどん」の工場を見学させて下さいました「うまか食品(株)」の土岐社長様、柚子胡椒をご提供して下さった「五島椿物産館」の本岡様、どうも有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。


「五島手延べうどん」の歴史は、8世紀から始まります

歯応え良く、アゴ(小魚)の出汁がとても美味しいうどんです。

「うまか食品」さんの工場内です

天然塩が決め手の「柚子胡椒」です

優れた食材が揃う「五島椿物産館」の本岡さんとご一緒に


2010年02月25日

長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (5)

「椿オイルの料理への活用法」がテーマの講演&試食会で御紹介させて頂いたメニューは「白身魚のカルパッチョ、椿オイル風味」、「椿オイルで香り付けする、和風野菜スープ」、「椿オイルを入れて炊く、玄米サラダ」の3品でした。
まずは「白身魚のカルパッチョ、椿オイル風味」の解説をさせて頂きます。
今回の白身魚は、地元産の天然黒鯛でしたが、ポイントは、お刺身用にスライスして、お皿に並べた後に、軽く天然塩を振っておくことです。そうすることにより、魚のクセが抜け、椿オイルソースをかけた時の「馴染み」が良くなります。
ソースは、「椿オイル」がベースで、5種類用意させて頂きました。4枚目の写真を御覧頂きますと、右上のグリーンのソースから時計回りに「+柚子胡椒」、「+白味噌」、「+ワサビ醤油」、「+生のり」で、中央は「+レモン汁」です。
ご試食会では、参加された皆様に、ご自由に、お刺身やトマト、グリーンサラダにかけて頂きました。


黒鯛のお刺身には、柚子胡椒と椿オイルを1対2で合わせたソースをかけました

地元のみなさんにお手伝いして頂いた仕込み風景です

ご試食用の各テーブルごとに5種類のソースを用意致しました

ソースは、すべて上質の「椿オイル」がベースです

とても美味しいカルパッチョの完成です

長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (6) 

「椿オイルで香り付けする、和風野菜スープ」の解説をさせて頂きます。
スープのベースは、鰹と昆布の和風出汁ですが、そこに様々な野菜が加わることで、とても美味しいスープに変身致します。特に、パプリカが入りますと、上質なコンソメスープのような深い味わいになりますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
ポイントとなる「椿オイル」ですが、食べる直前の熱々のスープにかけて頂くことで、良い香りが広がり、スープのコクや美味しさが増します。上質な「椿オイル」は、それ自体が完成されたソースであることが、よくお分かり頂ける1品だと思います。
参加者の皆様への事前のアンケートでは、「椿オイルは天ぷら油として使う」と答えた方が殆どでしたが、天ぷら油は、揚げた後に処分してしまうわけですから、それは、大変に勿体無いことですね(笑)。


野菜たっぷりの和風スープと「椿オイル」の相性は、抜群です

お料理の写真を撮っておくと、記憶に残りますよね

2010年02月26日

長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (7)

「椿オイルを入れて炊く、玄米サラダ」の解説をさせて頂きます。
「玄米」には、排毒作用があり、健康食品として世界中から注目されておりますが、普通の炊飯器で炊ける、その炊き方は、とても簡単です。
ポイントは、「玄米の量の5割り増しの水を加えて、2時間以上浸すこと」だけなのですが、さらに、古代米や雑穀ミックス、炒りゴマ、黒酢(バルサミコ酢)、天然塩と「椿オイル」を各適宜加えて頂きますと、もう、完璧で、とても美味しい玄米御飯が炊けます。
私は、出張に出る際には、必ず、この玄米御飯を炊き、海苔を巻いたおにぎりを作って持参致します。
保存料、添加物ゼロにも関わらずに、4-5日は持ちますし、毎日食べ続けても飽きることはありません。
「食べ物の命を、有難く頂いている」という感覚で、本当に私の「元気の源」です(笑)。
特に、男性に多いのですが、「玄米は、ボソボソして、ヌカ臭いから苦手だ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、「椿オイル」や「オリーブオイル」を加えて炊くことで、ヌカ臭さも消え、時間が経っても、しっとりと美味しさが保たれます。
今回は、予めボイルしておいた野菜を炊き上がりに混ぜ込みましたが、こうすることで、「散らし寿司」や「ライスサラダ」にアレンジして頂くことも出来ます。
トッピングを色々と工夫することで、バリエーションも広がりますし、「椿オイルを入れて炊く玄米御飯」を、是非「日常の健康的な食事」として、お試し下さいませ。


毎日食べても飽きない、玄米サラダです

炊く前の玄米に「椿オイル」を加えるのがポイントです

「椿オイル」の量は、お好みで加減して下さい

ボイルした野菜を炊き上がりの玄米に加えます


長崎県五島市で「椿オイル」が主役の講演&試食会 (8)

五島市中央町の講演会場「ラ・アンソレイユ・ハタナカ」には、予想をはるかに上回る、50名様以上の皆様にお越し頂きました。
会場のオーナー、畑中様の御好意で、テーブルも、大きめの円卓を御用意して頂き、皆様には、ゆったりとした温かい雰囲気の中で、リラックスして、楽しく講演を聴いて頂くことが出来たのではないでしょうか。
御参加して下さった皆様は、興味深く御試食されながら、熱心にメモを取られ、何よりも嬉しかったことは、その中に、この五島の地で、日々、地道に頑張っていらっしゃる生産者の皆様にも、大勢いらして頂いたことです。
私の使命は、「伝統的食文化」を守り続けていらっしゃる、こだわりの生産者の皆様と、全国の消費者の皆様を結びつけ、地方を活性化させながら、日本人にとって最も大切な「伝統的食文化」を次の世代に、良い形で引き継ぐことだと思っておりますので、生産者の皆様にも私のお話を聴いて頂けるのは、とても有難いことです。
講演会終了後の親睦会では、福江商工会の皆様から「是非、コグレを五島市の<観光大使(椿オイル大使)>に!」と言って頂きまして、とても感激致しました。そして、福江商工会の皆様、特に、野口善勝さんには、確定申告の御指導で一番忙しい時期に、たくさんの時間を割いて頂き、本当にお世話になりました。心より感謝しております。
微力ながらも、私のすることで、「皆様の豊かな食文化、食生活」のお役に立てるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。また、伺えることを楽しみにしております。
最後に、昨年5月に私が生出演させて頂きました、NHK総合ラジオの人気番組「ラジオ・ビタミン」をお聴きになった直後に、ご連絡を頂き、この度のご縁に繋がった(株)カメリアスカイの今村安規子さんにも、心よりお礼を申し上げます。ここまで、長い道のりでしたが(笑)、本当に有難う御座いました。今村さんが新規オープンされました、上質な椿オイル製品を扱う素敵なお店「カメリアスカイ」の御発展も心より応援しております。私に出来ることがあれば、何でも言って下さいね。


会場には、大勢の皆様にお越し頂きました

和やかな雰囲気の講演会&御試食会でした

大変にお世話になりました福江商工会議所の五島典昭様と御一緒に

「上質の椿オイル」今村製油所の今村光次様御夫妻と御一緒に

五島新報の永冶(ナガヤ)克行様(左)にもお世話になりました


2010年02月27日

信濃毎日新聞・洋食の定番(2月)「簡単で美味しいビーフシチュー」

信濃毎日新聞に、毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」2月のメニューは「簡単で美味しいビーフシチュー」です。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、皆様も是非、お試し下さいませ。
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今から25年前のフランス修行中に、私が最も尊敬しておりますフレンチの偉大なる名シェフ、ポール・ボキューズ氏に「フランス料理とは?」と、大胆に質問したことがあります。
それに対するボキューズ氏の答えは明快で、「基本的に、ワインとバターとクリームを使って、旨みを凝縮して作るのがフランス料理」とのことでした。
確かに、レストランの厨房では、次々に高価なワインを贅沢にもお鍋にたっぷりと入れてほとんど水分が無くなるまで煮詰め、途中で出汁等を加えながら、仕上げに生クリームやバターを足して、高級なソースに仕上げていきます。
フランス料理の定番「ビーフの赤ワイン煮(ブッフ・ブルギニョン)」も、まさしく同じ手順で作りますが、これをご飯に合う洋食にアレンジしたのが「ビーフシチュー」だと思います。
「ビーフシチュー」も、本来は、時間をかけて出汁から作っていくお料理なのですが、限られた時間と予算の中で作らなくてはいけない家庭料理では、それは難しいですから、今回は、とっておきの「裏ワザ」をご紹介させて頂きます(笑)。
まずは、ベースとなるソースですが、デミソースや赤ワインと相性の良い味醂やトマトピューレ、オリーブオイルを一緒に加えて沸かすことで、味にコクと深みを持たせます。
さらに、赤味噌を加えることで、ご飯にも合う「洋食」になるのです。
お肉も工夫します。通常は、大きめの塊を、時間をかけて煮込んでいくのですが、素早く仕上げるために、今回はスライスした牛肉を使いました。オリーブオイルで、サッとあぶるように焼き、ソースに絡めれば、煮込むことなく作れます。逆に、スライスした牛肉は、煮込んでしまいますと、固くなりパサつきやすいですから、注意して下さいね。
もし、塊のお肉を使う場合には、少し強めに塩・胡椒を振って1時間以上置き、強火で表面をしっかりと焼いて旨みを閉じ込めてから、ソースに加えてゆっくり煮込んで下さい。煮込む時間は、塊の大きさに拠りますので、初めて作る場合には、味見しながら固さをチェックして下さい。
付け合せの野菜は、家庭料理の定番である人参、玉葱、じゃが芋を使いましたが、もちろん、彩りを考えて、ブロッコリーやカリフラワー、パプリカ、菜花、アスパラガス等を加えて頂いても結構です。その際、各野菜は、歯応え良くボイルしておき、シチューの完成間際に加えて頂くのが、見た目も綺麗で美味しく仕上げる秘訣です。
完成した「ビーフシチュー」の写真を見ますと、解説が無ければ、ただの「肉じゃが」にも見えますが、「素朴な家庭料理らしくて美味しそうだな」と思ったのは、私だけでしょうか(笑)?
「百聞は一見にしかず」是非、お試し下さいませ。美味しさは私が保証致します(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・デミソース(市販) 80g ・赤ワイン 大さじ4杯 ・味醂 大さじ2杯
・水 大さじ3杯 ・トマトピューレ 大さじ2杯 ・オリーブオイル 大さじ2杯
・赤味噌 大さじ1杯

(B)
・牛肉(スライス) 120g ・塩・胡椒 各少々
(焼き油として)
・オリーブオイル 大さじ2杯

(C)
(付け合せとして)
・人参 1/2本 ・玉葱 1/3個 ・じゃが芋 1個


<作り方>
①(A)を合わせて沸かす。
②(B)の牛肉には、塩・胡椒を振り、オリーブオイルでサッと焼く。
③(C)の野菜は、それぞれ一口大にカットし、ボイルしておく。
④①に②と③を加え、軽く煮る。


簡単で美味しい「家庭版・ビーフシチュー」です

牛スライス肉は、強火で軽くあぶる程度に焼きます

撮影は、船橋の私のスタジオで行いました

ソースに赤味噌を入れると御飯に合う味になります

2010年03月08日

船橋市主催「食育講演会」の参加者アンケートから

1月末に開催されました「船橋市・学校給食展」での、私の講演会(1月30日付のブログを御参照下さい)を聴いて下さった皆様から、とても有難い感想文を頂きましたので、ここに御紹介させて頂きます。
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           平成21年度 船橋市学校給食展についてのアンケート

     ☆ 本日の学校給食展について、気づいたことがありましたらご記入ください。
 
・小暮さんが、センター方式でない「自校方式の給食をぜひとも続けてください」という言葉に、全面的に賛成です。給食に携わる方々に、この点を特にお願いしたい。
・今まで「食育」ということばの押し付けがましさが、嫌いだなと思っていましたが、小暮さんのお話を聴き、もっと身近で大切なものだということに気が付きました。
・何気なく口にしていたものが体に良くないものもあるのだと気づいた。これからは良く考えて食べていきたい。今回、とても良い話が聞けて良かった。
・ 小暮さんのTVは見たことがあったし、食育に関しての話が参考になった。
・小暮さんの講演はとても良かったです。小学生でも聞ける内容だったと思うので、ぜひ学校に来てお話ししていただきたいです。出席して良かったです。
・とても楽しく講演を聞くことができました。玄米食に挑戦してみようと思います。
・食品添加物のお話は、大変興味深いものでした。食事のあり方について考え直すいい機会になりました。
・料理研究家、小暮剛さんのお話がとても分かり易く、楽しく良かったです。防腐剤の怖しさを改めて意識でき良かった。
・船橋学校給食の素晴らしさが改めて分かりました。子どもが給食はとても美味しいと言うのが分かりました。私も手作りの物をたくさん作れるよう頑張ろうと思います。
・常に食には気を付けているつもりだったのですが、今日改めて食について考えることができ大変良い時間を過ごさせていただきました。
・講演会のお話は、内容も様々であきないものでした。有難う御座いました。
・小暮剛さんが地元にいらっしゃって、世界中で活躍されているので誇りに思います。船橋市内の小・中学校にもケータリングしていただきたいと思います。
・講演内容が、とても興味深かった。自宅にお招きしたいです。子ども、自分、家族のために生きた食事を心がけようと思います。
・小暮剛さんの講演がとても楽しく良かった。(24)
・話に引き込まれた、勉強になった。(18)
・職人魂が感じられた、素晴らしい講演だった。(5)
・とても勉強になりました。早々、家でも作ってみようと思いました。子どもたちは、栄養の考えられた給食を毎日いただけて幸せだと思いました。小暮さんのお話しとても楽しかったし、ためになった。また、聞きたいです。
・楽しい講演会ありがとうございました。学校へ出向いていただけるような講演(保護者・子ども向け)を是非、企画して欲しいです。
・市内にこんなに素晴らしい料理の先生がいたことを初めて知りました。食品添加物の話が具体的で分かり易かった。
・とても楽しく勉強になる講演でした。自然の物を食べると言うことがとても大切なことを改めて気づきました。子どもたちにも聞かせたい講演でした。
・食は大事だと思いながらも手を抜いてしまっていた部分もあり、食品添加物の話は本当に勉強になりました。改めて、食について考え直したいと思いました。
・玄米とオリーブオイルを試してみたいと思いました。給食を食べたくなりました。子どもに給食をありがたく食べるように話していきたい。
・講演会はとても生活に密着しており今日からすぐに実践できることばかりで、是非やってみよう、やってみたいと思いました。子どもが、たまごアレルギーで苦労してきたので、食の大切さを実感しています。
・講演会がとても楽しく、色々な食に関する事柄について、興味深く聞かせて頂きました。特にオリーブオイルについて、先生の食についての探究、素晴らしかったと思います。
・一校ずつ小暮先生に給食を作って欲しい。
・初めての参加ですが、小暮先生のお話はとても興味深く良い内容でした。船橋にこのような方がいらっしゃるのは心強いです。また、お願いします。
・講演会とても楽しかったです。こんなに面白い講演は初めてです。家庭に活かしていきたいと思います。
・レシピまで教えていただき、とてもためになる話が聞けて良かったです。
・講演会、大変楽しく聞かせていただきました。日頃、忙しさにかまけて、簡単に作れる料理に頼りがちですが、母親として、やはり子どもたちにしてやれることは、日々の食事作りが重要な仕事だと思うので、心してやっていきたいです。オリーブオイルの効用を再認識できました。
・小暮先生の丁寧な話が心に響きました。私の息子も給食を楽しみに学校に通っています。つい好きな物ばかり食べさせてしまう親でした。子どもの体をつくるという意味で、もっと食を大切にしていきたいと思いました。
・小暮さんの話は、ずっと聞きたいくらい楽しかった。
・講演会のどれも面白く、食品添加物の恐ろしさ、オリーブオイルの素晴らしさを学びました。
・食とは、まさに毎日の積み重ねであることを再確認した一日でした。ついつい忙しさに、かまけておろそかにしてしまう食事の支度をもう少し頑張らなければと反省いたしました。
・午前中の小暮先生の講演もいろいろな分野の話があり、とても楽しく聞けました。千葉産の素材をもっと使って行きたいと思いました。

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地元の皆様に、こんなに喜んで頂けて、本当に良かったです。これからも「食」を通して、皆様のお役に立てるよう、頑張りますので、宜しくお願い致します。


地元船橋市での、これだけ盛大な講演会は初めてです

皆様に楽しんで頂けて、とても嬉しかったです

 


2010年03月22日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (3月) 「大人好みのナポリタン・スパゲッティー」

信濃毎日新聞に毎月1回、連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」、3月のメニューは「大人好みのナポリタン・スパゲッティー」です。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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春の訪れを感じる3月も中旬になりましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
今月のメニューは、子供達も大好きな「ナポリタン・スパゲッティー」です。
4月から小学生になるお子さん達も大勢いらっしゃると思いますが、新しい生活、特に「学校給食」を楽しみにしているお子さん達は多いのではないでしょうか?
私も「学校給食」は、大好きで、毎朝、献立表をチェックしてから登校するほどでした(笑)。
最近は「食育推進委員」として、「学校給食の御指導」をさせて頂く機会が多くなりましたが、全国的に「ナポリタン(ケチャップ)・スパゲッティー」は、子供達に人気があります。
確かに、私も好きでしたし、大人になった今でも、「オムライス」や「ナポリタン」を食べたくなることが、時々ありますが、さすがに最近は、ケチャップだけで味付けした物は、甘すぎるなと思います。
何とか「大人向けの美味しいナポリタン」が出来ないものかと、色々試作していくうちに「デミソースやオリーブオイルとの相性の良さ」に気が付きました。
デミソースやオリーブオイルを加えることで、ケチャップの甘さが引き締まり、コクと旨みの奥深さが際立ちまして、まさしく「大人好みの味」になるのです。
全国に出張料理の仕事で伺い、お子様向けにこのレシピで「ナポリタン」を作ることがあるのですが、主役のお子さん達以上に、親御さん達が喜んで食べて下さるのは、とても嬉しいですね(笑)。本当に、作り甲斐のある1品です。
付け合せの野菜は、春らしく彩り豊かなパプリカと玉葱に致しましたが、パプリカや玉葱の自然な甘味と、引き締まった味わいのソースとの相性も抜群です。
もちろん、他にも、季節ごとの野菜をご自由にお使い頂ければ、美味しいバリエーションは、さらに広がりますね。これからの時期、菜花やアスパラガス、ブロッコリー、空豆等もお薦めですし、秋には、キノコやナスもいいですね。
ところで、「ナポリタン」とは、「イタリアのナポリ風」という意味ですが、実際にナポリに行きましても、このような味のパスタは見当たりませんでした(笑)。現地のレストランで「ナポリタン・パスタ」をリクエストしますと「何、それ?」といったリアクションが返ってきます(笑)。
いずれにしましても、ナポリはトマトの名産地であり、美味しいオリーブオイルもありますので、そのイメージから、日本では「(トマト)ケチャップ」で作ったパスタを「ナポリタン(ナポリ風)」と呼び始めたのではないかと思います。
私は、世界中を回り「世界の食文化」を見て来ましたが「(実際とは異なる)イメージからのネーミング」は、意外に多いことに気が付きます。
今度、ナポリに行く機会がありましたら、是非、日本のケチャップを持参し、現地でお料理教室を開催して「ナポリタン・パスタ」を逆輸出して来たいと思っています(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・デミソース(市販) 30g ・ケチャップ 大さじ3杯 ・白ワイン 大さじ2杯
・オリーブオイル 大さじ2杯

(B)
・玉葱(スライス) 1/3個 ・パプリカ(赤・黄) 各1/2個 ・ピーマン 2個

(C)
・スパゲッティー(今回は、リングイネ使用)  200g前後

<作り方>
①(A)を合わせて沸かす。
②(B)は、すべて細切りし、軽くボイルしておく。
③①と②を合わせる。
④茹で立てのパスタと③を合わせて出来上がり。


パプリカと玉葱の旨味が引き出された「ナポリタン」です

出張料理でも好評な1品です

調味料は、事前に合わせて「味を決めておく」のもポイントですね

具材がすべてフライパンに入ったら、手早く仕上げましょう


2010年03月31日

「お弁当の日」竹下和男先生とNHK「ラジオビタミン」で再会

昨年5月にNHKの人気ラジオ番組「ラジオビタミン」に生出演させて頂きましたが(詳しくは2009年5月29日付けのブログを御覧下さい)、その番組に「自分で作る、お弁当の日」を提案し、全国で、その普及活動をされている、香川県綾川町立綾上中学校・校長の竹下和男先生が、(昨年)12月14日に御出演されることを知りまして、久々の御挨拶を兼ね、渋谷区のスタジオに伺わせて頂きました。
竹下先生の御出演は、「ときめきインタビュー」という、午前10時からの約1時間に渡る「生インタビュー」のコーナーでしたが、NHKアナウンサーの村上信夫さんと、元・歌のおねえさんでもある、神埼ゆう子さんの的を得た軽妙な質問に、言葉を選びながら丁寧にお答えになられる竹下先生の、コメント1つひとつに、先生の経験に基づく、食育の本質を突いた「重み」が感じられ、ついつい聴き入ってしまいました。
インタビューが始まりますとすぐに、全国のリスナーのみなさんから、次々に「感動しました!」という内容のFAXやメールが届き、最終的には、100通以上になっていたようですが、先生は、番組が終了するとすぐに、すべてのFAX・メールを、1枚ずつ丁寧に御覧になっており、その前向きな御姿がとても印象的でした。
私自身が、5月に出演させて頂いた時には、何しろ、生放送ですから、失言は許されず(笑)、村上さんや神崎さんのテンポの良い御質問に、気を使いながら、すべらないようにお答えするのに精一杯で、余裕も無く、全然、気が付かなかったのですが、今回、スタジオの脇で、冷静に拝見させて頂き、常日頃「インタビューでは、相手の良いところを最大限に引き出すのが私の仕事です」と、おっしゃっている村上さんの、時に涙ありの「全身全霊でゲストに向かって行く姿勢」には、本当に感動致しました。
村上さんのインタビューは「言葉の格闘技」と言っていいのかも知れないくらい、パワフルで、惹き込まれました。
野球のピッチャーに例えて言うならば、相手(ゲスト)の心、感性を呼び覚ます「直球勝負」とも言うべきでしょうか。「この清々しさ!」を、是非、私も学ばせて頂きたいと思いましたし、「ラジオビタミン」が、全国のみなさんに長く愛されている理由も、すごく良く分りました。
村上さん、これからもファンのひとりとして、「ラジオビタミン」を応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。
そして、竹下先生の「食育活動」も、是非、全国規模で、お手伝いさせて頂きたいと思っておりますので、今後共、宜しくお願い致します。


東京・渋谷区のNHKから「ラジオビタミン」は放送されています

番組放送中に届いたメール、FAXに目を通す竹下先生です

村上さん、竹下先生、神崎さんと御一緒に


2010年04月04日

ヤマハリビング・藤沢ショールーム様で「春を味わうクッキングショー」

桜もほぼ満開で、春の陽気が心地良かった昨日(4月3日)は、神奈川県藤沢市の「ヤマハリビング・藤沢ショールーム様」に伺い、「春を味わうクッキングショー」を開催させて頂きました。
メニューは「菜花(春野菜)のミモザ風サラダ」と「黒ゴマ&味噌風味のパスタ」の2品でしたが、どちらも上質のオリーブオイルが主役で、食材も身近にあり、簡単に美味しく出来ますことから、ご来場頂きました皆様には「今晩、早速、作ってみます!」と、とても好評で嬉しかったです。
特に、昨日は、土曜日だということもあり、小さなお子様連れのご家族も多かったものですから、真剣な表情のお子様達にも分り易く、「食育」のお話なども交えながら、ユーモラスで、楽しい雰囲気の中での「クッキングショー」を心掛けましたが、やや苦味のある菜花や、大人好みの黒ゴマ&味噌ソースも、残すことなく、すべてのお子様に、美味しそうに完食して頂けたことには、とても感激致しました。
おそらく「料理が出来上がるまでのプロセス」を、お子様達に見せてあげることで「食への興味と安心感」が増すのではないでしょうか。
このことは「食」に携わる者として、とても勉強になりますし、今後は、「お子様向けの御料理教室」にも、さらに力を注いでいきたいなと思いました。
この貴重なご縁を下さった「ヤマハリビング」のスタッフの皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。キッチンも機能的で、とても使いやすかったです。
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                 菜花(春野菜)のミモザ風サラダ

<材料・2人前>
(A)
・菜花(又はアスパラガス)        10本
・ゆで卵                 1個 
(B)
・エキストラバージン        大さじ2杯
 オリーブオイル          
・バルサミコ酢           大さじ1杯
・醤油                小さじ1杯
・白炒りゴマ            大さじ1杯

<作り方>
①菜花は、ボイルし、一口大にカットする。
②ゆで卵は、みじん切りする。
③(B)をすべて合わせてソースとする。
④皿に①と②を盛り、③のソースをかける。
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                  黒ゴマ&赤味噌風味のパスタ

<材料・4人前>
・エキストラバージン     大さじ2杯
 オリーブオイル       
・赤味噌            大さじ1杯
・味醂             大さじ2杯
・ガーリックパウダー      少々
・日本酒           大さじ2杯
・黒すりゴマ         大さじ3杯
・ごま油            大さじ1杯
・水溶き片栗粉         少々
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・パスタの麺          適宜

<作り方>
①お鍋に水溶き片栗粉以外の材料を入れ、ゆっくり木べらで混ぜながら煮溶かしてゆく。
②味を整え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。
③パスタにかける。
・ステーキやグリルした魚のソースにしても良い。


広い空間が心地良い、素敵なショールームです

2回のクッキングショーは、各回60分間で、満席でした

たくさんのお客様にお越し頂きました

間近で、御覧頂けるのも、ショールームの良さです

お子さん達の真剣で楽しそうなな表情には、感激致しました

今回のメニューの2品です


ご参加頂いた皆様、本当に有難う御座いました


2010年04月18日

群馬県昭和村で「地場食材の料理講習会」

昨年12月17日には、群馬県昭和村に伺い、「地場食材」がテーマの料理講習会を開催させて頂きました。
会場となりました「昭和村ゴルフ場レストハウス」には、小雪もちらつく冬場であったにも関わらずに、生産者のみなさまが、直接持参して下さった新鮮な食材が豊富に揃い、改めて、「昭和村の豊かな自然の恵み」を実感致しました。
主催者でもあります「昭和村商工会」の方々を中心に、30名様ほどのみなさまに御参加して頂いた料理講習会は、和やかな雰囲気の中で、楽しく進めさせて頂きましたが、地元「上毛新聞社」の取材もあり、今回の企画をきっかけに、「昭和村の素晴らしさ」を全国にPR出来ましたら、とても嬉しく思います。
今回のメニューでは、30種類以上の新鮮な「地場野菜」を中心に使わせて頂きましたが、その他にも、地元の特産品である「生こんにゃく」や、高級ブランドとなりつつある「上州和牛」の上質なロースも贅沢に使わせて頂き、創造意欲が大いに掻き立てられ、本当に料理人冥利に尽きる思いで、感激致しました。
この場を御提供して下さったみなさまには、心より感謝の気持ちでいっぱいです。
代表的なメニューを簡単に御説明させて頂きますと、そのまま食べても美味しい「生こんにゃく」は、赤味噌とオリーブオイル入りのデミグラスソースで軽く煮込んでみました。ここに、ソテーしたお肉や野菜を加えれば、本当に美味しいメインディッシュになります。
「上州和牛」は、オリーブオイルで20分ほどマリネし、強火で軽く焼いて、「炒りゴマ入りの赤味噌ソース」を添えましたが、ベースとなる濃厚な和風出汁と赤ワイン、そして、仕上げに加えるオリーブオイルが、美味しさの決め手となります。
講習会の後には、マイクロバスをチャーターして頂き、参加者全員が沼田市街の居酒屋に移動して、忘年会を開いて頂きました。
この仕事をしていますと、御客様の忘年会の御料理を作ることは多いですが、自分も参加出来る忘年会の経験は、殆ど無いものですから、とても新鮮で、講習会以上に盛り上がり、とても嬉しかったです(笑)。
2次会まで企画して下さった「昭和村商工会」のみなさま、本当に有難う御座いました。とても楽しい年の瀬になりました。
今後共、長いお付き合いを宜しくお願い致します。


会場となりました「昭和の森ゴルフ場・レストハウス」の外観です

寒さ厳しい中、沢山のみなさまに御参加して頂きました

地場産の玄米には、オリーブオイルと白ゴマを入れて炊きました

昭和村商工会の女性スタッフのみなさまにお手伝いして頂きました

「生こんにゃく」の赤味噌&デミソース煮込みです

「上州和牛」は、上質のオリーブオイルでマリネしてから、強火でサッと焼くのがコツです

御飯にも合う「上州和牛ステーキ」の「炒りゴマ入り、赤味噌ソース」です


2010年04月21日

信濃毎日新聞・洋食の定番(4月)「菜花と焼きリンゴのサラダ」

信濃毎日新聞に毎月連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」、4月のメニューは、「菜花と焼きリンゴのサラダ」です。
私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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寒かった冬から、少しずつ季節が変わり、新芽の芽吹く春になりました。
4月は、新年度のスタートでもありますが、みなさまは如何お過ごしでしょうか?
今月のメニューは、秋から冬が旬のリンゴと、春これからが旬の菜花を使ったサラダ仕立てです。
普通ならば、我々、プロのシェフは、今が旬の食材だけを集めてメニューを組み立てますが、季節の変わり目でもある4月にふさわしく、これから「旬のバトンタッチ」をする長野県産の食材同士をうまく組み合わせた料理は出来ないものかと考えた末に完成したのが、このメニューです。
世界中を回っている私からみましても、日本の果物のレベルは、最高の水準だと思っていますが、その中でも、私自身、毎朝欠かさずに食べております長野県産のリンゴの美味しさは、本当に素晴らしいと思います。自然の恵み、生産者のみなさんの地道な努力には、心から敬意を表したいですね。
そのリンゴに軽く塩、胡椒をまぶし、オリーブオイルを絡ませてからオーブンで焼きますと、リンゴが持つ自然の甘味が引き出され、少しほろ苦味のある菜花との相性が抜群に良くなります。オーブンが無い場合には、フライパンにフタをして、蒸し焼きにして頂いても結構です。
ちょうど1年前に私が出演しましたテレビ番組「情熱大陸」(TBS系)の中で、学校給食のメニュー開発をするシーンがありましたが、「ほろ苦い菜花」をどうやって子供達に美味しく食べてもらえるかがテーマでした。
実際には、試作にも長時間を費やし、かなり悪戦苦闘しましたが、常にカメラが脇にありますので、むやみに弱音を吐くことも出来ずに、何とか、美味しいドレッシングを完成させることが出来ました(笑)。
オリーブオイルとお醤油、煮詰めた味醂がベースの、やや甘いドレッシングを絡ませた菜花は、彩りも美しく、味も良くて、本番の給食では、野菜嫌いのお子さん達にも、予想以上に食べてもらうことが出来まして、教室中に笑顔が広がり、本当に嬉しかったです。
「苦味」と「甘味」。この相反する味覚のバランスを、お子さん向けに取ることが、とても難しいのですが、「苦味」は、ある意味「春の味」でもあるわけですから、ひとりでも多くのお子さん達に「明るく、素晴らしい春」が訪れることを願いながら、「春の味」を少しずつ好きになって頂けるように、これからも、学校給食のメニュー開発を頑張りたいと思っております。
こんなことを書いていましたら、先日、松本城の近くで食べさせて頂いた地元産の「たらの芽」や「ふきのとう」の、ほろ苦い天ぷらが食べたくなってきました(笑)。
やっぱり、長野県の春は最高ですね(笑)!
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<材料・2人前>
(A)
・菜花          8本 
(B) 
・リンゴ         1個
・塩、胡椒        各少々
・オリーブオイル     大さじ3杯 
(C) 
・オリーブオイル     大さじ2杯
・醤油          大さじ1杯
・バルサミコ酢      大さじ1杯
・白炒りゴマ       大さじ1杯

<作り方> 
①菜花は、一口大にカットして、ボイルしておく。
②リンゴは、一口大にカットして、塩、胡椒を振り、オリーブオイルを絡ませてから200℃のオーブンで8分前後かけて焼く。
③(C)を合わせて、ソースとする。
④皿に菜花と焼いたリンゴを盛り、ソースをかける。 


冬から春への「旬のバトンタッチ」がテーマの1品です

私のスタジオでの撮影風景です。

リンゴには、まず先に、軽く天然塩を振ります

上質のオリーブオイルを絡ませてから、オーブンで焼きます

仕上げに、ソースとして、上質のオリーブオイルをかけます

バルサミコ酢と御醤油、白ゴマを適宜かけて完成です

お子さん達にも食べて頂きたい「春の1品」です

2010年04月22日

「情熱大陸」回想録 <法事のお宅>編 (1)

2009年4月12日に放送されました「情熱大陸」(TBS系)に出演させて頂いてから、丁度、1年が経ちました。(「ユーチューブ」で御覧頂けるようです)
放送後の反響は、私の予想を遥かに上回るものでして、全国の皆様から「感激しました!」とか「勇気を頂きました!」といった内容のメールやお手紙を、本当に沢山頂きました。
もちろん、本業でもあります「出張料理」や「食育関係の講演会」の御予約、お問い合わせも増えまして、本当に有難く思っております。
「番組内で紹介されていた、独創的で美味しそうな御料理を詳しく教えて下さい。」とのリクエストも、多数頂きましたので、これから何回かに分けまして、御説明させて頂きたいと思います。
今回の撮影は、半年以上前の2008年10月上旬から始まり、御協力頂いたにも関わらずに、番組内で全く御紹介出来なかった皆様も大勢いらっしゃいます。そんな皆様へも、感謝の気持ちを込め、当ブログ内で、撮影中の様子等を御紹介させて頂きたいと思っております。
今、思い返しましても、私は、本当に多くの皆様に支えて頂き、ここまで来ることが出来ました。私ひとりが出来ることなど、微々たるものだとは思いますが、これからも、「食」を通して、皆様に恩返しが出来ますよう、精一杯頑張りますのて゛、応援を宜しくお願い致します。
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まずは、番組の冒頭で御紹介させて頂きました、千葉県内のお宅での「法事の出張料理」の模様です。
御客様は、40名様以上とのことでしたので、着席ビュッフェ(大皿盛り)の形式にさせて頂きましたが、御料理は、デザートまで入れまして、全部で9品御用意させて頂きましたので、盛り付けから皿洗いや後片付けまで含め、かなり大変でした。
もちろん、いつものように、アシスタントは使わずに、私ひとりで、すべてをこなしましたが、寒い日であったにも関わらずに、汗びっしょりで動き回っているシーンが印象的でした(笑)。


「情熱大陸」出演記念のポストカード、私の宝物です



御野菜中心のヘルシーな御料理は、大好評でした


撮影は、2台のカメラで行われました

「情熱大陸」回想録 <法事のお宅>編 (2)

法事のお宅でお作りした御料理を、1品ずつ御紹介させて頂きます。
基本的には、上質のオリーブオイルと御醤油や和風出汁をベースとした「コグレ流創作料理」ということになりますが、御野菜は、必ず30種類以上使うことを心がけておりまして、老若男女、どなたにも安心して美味しく食べて頂ける御料理をお作りしております。
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  季節野菜15種類と帆立貝、才巻海老が入った特製テリーヌ、和風コンソメゼリー添え

15種類の御野菜は、それぞれ別々に味を調整した和風出汁で下煮してあります。つなぎは、溶き卵と帆立貝のすり身、和風出汁です。人気定番メニューのひとつです。


    完熟トマトとクリームチーズのイタリア風サラダ

イタリアンの定番「カプレーゼ」のアレンジです。モッツラレラチーズの代わりにクリームチーズを使うのがポイントです。


    鰹の叩き風マリネ、切干大根とごぼう、人参の和風サラダ添え

鰹は、秘伝のタレに半日程、漬け込んでいます。切干大根とごぼう、人参の和風サラダと一緒にお召し上がり頂くと、とても美味しいです。



    天然海老のミモザ風サラダ

天然海老は、和風出汁で軽くボイルしています。ソースには、上質なオリーブオイルと醤油、バルサミコ酢を使って、シンプルに仕上げています。刻んだゆで卵をかけるのが「ミモザ風」です。


    蒸し鶏と、風呂吹き大根の梅・赤シソ・白ゴマソース添え

このオリジナルソースは、オリーブオイルで作ったマヨネーズに梅肉、赤シソ、白ゴマ、和風出汁を加えて仕上げます。シーフードにも合う万能ソースです。


    キノコが入ったトマトソースのパスタ(ペンネ)

トマトソースのベースには、上質なオリーブオイルを惜しみなく使っていますので、とても美味しいパスタに仕上がりました。


   ひじきと数種類の豆入り、黒ゴマソースのパスタ(リングイネ)

ソースのベースは、上質のオリーブオイルと白味噌、黒ゴマ、ひじき、豆類です。パスタ以外にも、ステーキや焼き魚のソースとしてお使い頂けます。


  和牛のフランス・リヨン風クネル仕立て、赤味噌入りカレーソース添え

私が25年前に修行したフランス・リヨン地方の名物料理「クネル」(「洋風はんぺん」とでも言いましょうか)をコグレ流にアレンジ致しました。お箸でちぎれるくらい柔らかく、とても好評です。


    本日のデザート、3種類の盛り合わせ

「アズキとバナナとサツマ芋で作ったココナッツ風味のムースケーキ」と「ゴマ風味のパウンドケーキ」、「セイロンティーで煮込んだプルーン」の3種類ですが、どれも素材を見ながら、料理感覚で作りますので、決まったレシピが無いのです(笑)。添えてあるミントは、我が農園で、無農薬で栽培しておりますので、安心して葉も食べて頂けます。
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これらの他には、コグレお薦めの美味しいオリーブオイルと、焼き立てのバケットをご用意致しました。(御飯をご希望される場合には、ご自由に御客様の方で炊いて頂きます。)



今回の収録では、御料理自体の撮影にも気を使って頂きました。


    
   

2010年04月26日

「情熱大陸」回想録 <ボジョレーヌーボーパーティー>編 (1)

「情熱大陸」で、「法事のお持て成し」の次に御紹介させて頂きましたのが、都内中野区のパーティースペースで、2008年11月に開催されました「ボジョレーヌーボーパーティー」て゛の「出張料理」の模様でした。
主催者でもあります古川様御夫妻とは、私が独立して、この仕事を始めたばかりの20年程前からのお付き合いで、日頃から大変に御世話になっておりまして、10年前には、御夫妻の「結婚披露パーティー」の御料理を、文京区の「鳩山会館」で作らせて頂きました。
今回の撮影日は、丁度「ボジョレーヌーボー」が、解禁になってすぐの週末でしたので、「ヌーボーワインに合う御料理」がテーマでした。
会場は、レンタルスペースということで、キッチンらしいキッチンは無く、配膳台は、会議室用のテーブルを2台使わせて頂き、「お鍋」をする時に使うような、ホームセンターで売っている「家庭用のカセットコンロ」も3台持ち込んで、御料理させて頂きましたが、急ごしらえの仮設キッチン(?)を御覧になった参加者の皆様は、「へぇー!こんな設備で、御料理が出来るのですか?」と、とてもびっくりした様子でした(笑)。
お出しして好評だった御料理は(2)で御紹介させて頂きますが、有難いことに、御客様は、まったくテレビカメラを気にすることも無く(笑)、ボトルは、どんどん空になり、パーティーは、とても盛り上がりまして、私自身も楽しく御料理させて頂きました。


ご参加頂いた皆様と記念撮影させて頂きました。

「家庭用のカセットコンロ」が大活躍致しました(笑)。

とんなに調理が忙しくても、1品ごとに解説するのが「コグレ流」です。

「美味しいオリーブオイル」を持参し、焼き立てのパンに漬けてお召し上がり頂きました。

「仮設キッチン」での盛り付けにも、気合が入ります(笑)。

「情熱大陸」回想録 <ボジョレーヌーボーパーティー>編 (2)

「ボジョレーヌーボーパーティー」で作らせて頂いた御料理を御紹介させて頂きます。
普段の出張料理でも、「このワインに合う御料理を・・・」とのリクエストを頂くことがありますが、フレンチの発想では、「ソースのベースに、御客様がお飲みになるのと同じワインを使うのがベスト」との、鉄則があります。
つまり、今回で申しますと、「ボジョレーヌーボー・ワイン」を、いかに御料理作りのプロセスの中に取り込んでゆくのかが、ポイントになります。それでは、1品ずつ、御説明させて頂きます。

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野菜たっぷりの洋風卵豆腐、帆立貝と天然海老入りの軽いマヨネーズソースとボジョレーヌーボーを加えたトマトソース、和風コンソメゼリー添え

ポイントは、上質のオリーブオイルで作った、軽いマヨネーズソースと、煮詰めた「ボジョレーヌーボー」を加えたトマトソースとの、酸味とコクのバランスです。とても評判の良い「自信作」なのですが、その美味しさを文章で表現するのは難しいですね(笑)。一度、お召し上がり頂くのが一番だと思います(笑)。


和風出汁と真鯛がベースの、白菜と長葱、モズク入り、地ハマグリのヘルシースープ

このスープのポイントは、鰹節と昆布で取った濃厚に和風出汁に、真鯛の御頭を加えて、さらに旨味を凝縮し、最後に地ハマグリを加えて贅沢に仕上げるところにあります。このまま飲んでも、とても美味しいスープなのですが、上質なオリーブオイルを加えますと、さらに風味が良くなり、軽い味わいの「ボジョレーヌーボー」との相性も抜群に良くなります。



真鱈のムニエル、ツブ貝の入った、ブロッコリーのピューレと生海苔の和風ソース添え

ソースに工夫を凝らした1品です。ベースは、濃厚な和風出汁なのですが、ソースのとろみは、くず粉(吉野くず)で付けます。そこに刻んだブロッコリーと生海苔、ツブ貝を加えて軽く沸かせば出来上がりなのですが、仕上げの香り付けに上質のオリーブオイルを加えますと、軽い味わいの「ボジョレーヌーボー」との相性がとても良くなります。
真鱈は、オリーブオイルでマリネし、強火のフライパンで一気に焼くのがコツです。


フレンチの王道をアレンジした「地鶏のボジョレーヌーボー煮込み」

フレンチの定番「地鶏の赤ワイン煮込み」を「ボジョレーヌーボー」で作ってみました。番組内でも、煮汁の中に惜しみなく「ヌーボー」を注ぎこむシーンが紹介されましたが、赤ワインは、香味野菜(人参、セロリ、玉葱、ニンニク)や、鶏肉等と一緒に煮込むことで、それらの旨味が凝縮、一体化し、新たな旨味に変化します。これこそが、伝統的なフレンチのエッセンスなのですが、「ボジョレーヌーボー」を飲みながら食べる、この煮込み料理は、最高に美味しいと思います(笑)。


「ボジョレーヌーボー」で作った、洋梨のコンポート(シロップ煮)、煮汁で作ったゼリー添え

私が修行した、フランス・リヨン地方は、まさしく「ボジョレーワイン」の名産地でして、地元のレストランやお菓子屋さんに行きますと、「ボジョレーワイン」を煮込んで作った、フルーツのコンポート(シロップ煮)が必ず数種類有りました。特に、秋に作られる「洋梨のコンポート」は、フランス人も大好きですが、今回のデザートでは、そんなフランス修行時代を思い出して、再現してみました。
コンポートに使う洋梨は、「生で食べるには固めの物」を選ぶのがポイントです。



御料理1品ずつの撮影にも気を配り、かなりの時間を費やしました。


2010年05月21日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (5月) 「アスパラガスとポテトのミルクグラタン」

信濃毎日新聞で、毎月、好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、5月のメニューは、フランス南東部の素朴で美味しい郷土料理を、コグレ流にアレンジ致しました「アスパラガスとポテトのミルクグラタン」です。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
とても美味しく、簡単に出来ますので、是非、皆様もお試し下さいませ。
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今月のメニューは、今が旬の「アスパラガス」と相性の良い「じゃが芋」を使った「ミルクグラタン」です。
「グラタン」と言いますと、ゆっくりと時間をかけ、小麦粉とバターを弱火で炒めて作る「ホワイトソース」を使うのが一般的だと思いますが、今回は、シンプルに、牛乳だけで煮込んで仕上げる、フランスの伝統的なレシピを御紹介させて頂きたいと思います。
フランス修行中の25年前に、日本では手に入らない食材を求めて、アルプスの山々と豊かな大自然に囲まれたフランス南東部の「ドフィーヌ地方」を旅したことがあります。
その時にも「気候・風土が、信州と似ているなぁ!」と思ったのですが、「ドフィーヌ地方」は、酪農地帯としても有名で、ワインに合う、とても美味しい「フレッシュチーズ」や、「濃厚でコクのある乳製品」が沢山有りました。
街中のレストランやお惣菜屋さんには「ドフィーヌ風ポテトグラタン」というメニューが必ず有り、何軒かで試食してみたのですが、じゃが芋の旨みを生かした、軽い仕上がりのグラタンは、とても新鮮で美味しかったです。
レシピを尋ねますと「生のじゃが芋をスライスし、地元産の牛乳だけで煮ている」とのこと。まさしく「シンプルの極み」で、本当に「目からウロコ」でした(笑)。
今回のレシピでは、ご飯のおかずにもなるように、牛乳と相性の良い「白味噌」を加えてみましたが、これは、私のアレンジです(笑)。でも、フランス人は、新しい物(味)が大好きですから、「白味噌風味」は、逆輸出したらヒットするかもしれませんね(笑)。
「じゃが芋」を煮る時のポイントが1つだけあります。牛乳を強火で一気に沸かしますと、脂肪分が分離しますので、火加減は、中火位に弱めて、ゆっくりと煮ていって下さい。煮上がりの目安は、竹クシが通ればOKです。
耐熱皿に移し、オーブンに入れて仕上げる際には、コクを出し、焼き目を付き易くするために、溶いた卵黄や生クリームを加える方法もありますが、このあたりのアレンジは、御自由にしてみて下さいね。
ソテーしたチキンやシーフード、パスタなどを加えれば、これ1品で「メインディッシュ」にもなりますが、今回は、長野県の特産品でもあり、今が旬の「アスパラガス」を添えてみました。
このように、季節ごとの野菜の自然な色が加わりますと、彩りも綺麗ですし、美味しさもアップしますので、皆様も色々と身近な食材をトッピングして頂き、新しい美味しさを発見してみてはいかがでしょうか。例えば、先月御紹介させて頂いた、焼きリンゴや菜花をはじめ、玉葱、空豆、インゲン、パプリカやプチトマトなどもこのグラタンに良く合います。このように考えますと、結局、長野県産のほとんどの食材でアレンジが出来るわけです。「素晴らしい地産地消」ですよね(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・アスパラガス      6本
(B)
・じゃが芋        3個
・牛乳         250cc
・白味噌       大さじ1杯
・塩、胡椒       各少々
(C)
・粉チーズ      大さじ2杯


<作り方>
①アスパラガスは、一口大にカットし、ボイルしておく。
②じゃが芋は、皮をむき、一口大にカットしてから、牛乳、白味噌、塩、胡椒を加えて、中火で10分位煮る。
③耐熱容器に①と②を盛り、粉チーズを振ってから、220℃のオーブンで、焼き色が付くまで10分程度かけて焼く。



シンプルですが、とても美味しいミルクグラタンです。

牛乳と相性の良い白味噌を加えるのがポイントです。

パルメザンチーズを振って、オーブンで焼きます。

牛乳に白味噌を入れるシーンの撮影風景です。

ミルクのコクと、香ばしい香りが食欲をそそります。


  

2010年05月24日

「情熱大陸」回想録 <イタリア・シシリアの名門オリーブ農園>編 (1)

オリーブオイルのソムリエでもある私が「世界№1」と認め、秋のオリーブ収穫の時期には、定期的に伺って、新鮮で上質なオイルを搾る作業に立ち会わせて頂いております、南イタリア・シシリアの名門オリーブ園「ラビィダ家」でも、「情熱大陸」の撮影をさせて頂きました。
メンフィーという小さな町にあります、ラビィダ農園の入口を入りますと、正面には、築200年以上の歴史を持つ、重厚な作りのヴィッラ(お城)があり、ラビィダさんのオイルのラベルシールのデザインにもなっています。
綺麗なお庭には、かつて、オイル搾りに使われていた石のローラーをはじめ、歴史を感じさせる道具類がセンス良く並べられており、どこで写真を撮りましても、絵葉書のような感じで、本当に感動致します(笑)。
南イタリア・シシリアの広大な台地に、どこまでも広がるオリーブの木々の緑は、太陽光に照らされ、きらきらと美しく輝いており、地中海からの心地良い風を肌で感じておりますと、「至福の時間」といった感じで、テレビの撮影をしていることや、時間の経つのを忘れてしまいそうになります(笑)。
ラビィダ農園では、まだグリーン色の濃い、若い実だけを90%以上、丁寧に収穫して、すぐに搾り始めます。
オリーブの実は、はじめグリーン色で、やがて赤味を帯びて、完熟すると黒くなるのですが、フルーティーでポリフェノールがたっぷりの上質なオイルを搾るには、まだ若いグリーンの実が適しているのです。
早速、搾り立てのオイルを味見してみました。抹茶のようにグリーン色の濃い、搾り立てのオリーブオイルは、香り高く、本当にフルーティーで美味しかったです。社長のナタリアさんが、バケットをトーストして下さり、熱々のそれに、たっぷりとオイルを浸けて食べてみましたが、本当に、言葉にならないほど美味しくて、日本から同行して頂いた撮影スタッフのみなさんも「オリーブオイルのイメージが変わりました!」と、感動した様子でした。
自然の摂理に合った「食べ物の命を頂くことの大切さ」を改めて実感致しましたし、美味しいオリーブオイルのおかげで、「時差ぼけ」もすっかり吹っ飛びまして(笑)、明日からの市場での仕入れと、本番の、お料理作りへのパワーがみなぎってきました。


ラビィダ家のシンボル、築200年以上のビィッラ(お城)です。

オリーブオイルを搾るために、かつて使われていた道具類です。

ラビィダさんの広大なオリーブ園にて、ナタリア社長、10歳の息子さんとご一緒に。

90%以上は、グリーン色の若い実だけを丁寧に収穫致して、素早く搾ります。

完全オートメーション化された、高性能の機械で搾ります。

グリーン色が濃く、香り高い「搾り立てオリーブオイル」です。

焼き立てのバケットにオイルを浸して試食致しました。最高の美味しさでした。


2010年05月26日

人気雑誌「自遊人」 (7月号) で特集されました

5月26日発売の人気雑誌「自遊人」(7月号)に特集記事が掲載されております。
「おうちごはん・プレミアム」というタイトルでして、5回連載の第1回目は「春の金沢」です。
その前書きを少し引用させて頂きます。
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一流シェフが全国津々浦々を巡り、その土地ならではの最高の旬の食材を探し、現地で腕を振るったら、どんなメニューが生まれるのか。そんな夢のような企画が「出張料理人・小暮剛シェフ」と調理家電のトップメーカー、パナソニックのコラボレーションで実現した。第1回は、加賀百万石の栄華が薫る金沢を訪ねる・・・・・。
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という内容でして、こんなに素晴らしいご縁を頂いたことに、本当に感謝しております。
詳しくは、是非、書店にて「自遊人」を、直接手にお取り頂き、御覧頂きたいと思いますが、簡単に内容を御説明させて頂きたいと思います。
今回のメイン食材であります「加賀野菜」は、加賀太きゅうり、加賀蓮根、さつま芋など15品目がブランド認定されておりまして、それらをパナソニック社製の、高性能で使い易い「IHホットプレート」を使わせて頂きながら、インスピレーションで御料理させて頂き、食材の生産者の皆様に、目の前で御試食して頂きました。
その際の生産者の皆様のコメントも、大変に興味深い内容でしたので、詳しくは、紙面を御覧下さいませ(笑)。
私自身も、何度か仕事で、金沢に来させて頂いておりますが、今回の取材・撮影を通しまして、さらに「金沢の魅力」に触れることが出来ました。
今回の取材・撮影に、心良く御協力して下さった地元の皆様、本当に有難う御座いました。
心よりお礼を申し上げます。そしてまた、お会い出来る機会を楽しみにしております。


私自身も、以前から「自遊人」の読者であり、大ファンです(笑)。

パナソニック社製のIHホットプレートは、本当に使い易いです。

金沢(石川県)は、魅力的な食材の宝庫です。

近江町市場内の調理室をお借りしての撮影でした。

特集は4ページに渡り、文章も丁寧で、写真も、とても綺麗です。

オリーブオイルとバルサミコ酢が決め手の、とても美味しいホットサラダです。

新鮮な加賀野菜と豊かな海の幸が織り成す、滋味深い1品が完成致しました。

コグレの自信作「オリーブオイルを入れて炊く美味しい玄米御飯」です。

金沢(石川県)は、美味しいお米の産地でもあります。


2010年06月04日

「情熱大陸」回想録 <イタリア・シシリアの市場>編

「情熱大陸」では、私が南イタリア・シシリアの青空市場で、夢中になって食材探しをしているシーンが紹介されました。
旧市街の入り組んだ路地の奥の方にあります、歴史のある「バラッロ青空市場」は、いつも朝から大勢の買い物客で賑わっておりまして、私は、その雑踏が醸し出す、人間臭い雰囲気が大好きなのです(笑)。
今まで、世界70ヵ国以上を訪れ、オリーブオイルを中心とした、世界中の食文化の研究をしておりますが、訪れた初日には、必ず、現地の市場を端から端まで、くまなく歩き回るようにしています。
市場を見れば、その国の食文化はもちろんのこと、経済情勢や諸々のことが、とてもよく分かるからです。
たとえ、言葉の通じない国に行ったとしましも、包み隠すことのない庶民の生き様、表情を見ていれば、言葉以上に伝わってくるものがあります。
実は、肌で感じる、その感覚が、一番大切なのではないかと、最近、強く思います。「これからは感性の時代だ」と思うのは、私だけでしょうか。
南イタリア、特に、シシリアでは、とても新鮮で、生命力に溢れた食材が豊富にあります。
そのいくつかを、写真で御紹介させて頂きます。


歴史と雰囲気のある「バラッロ市場」です。

ナスやズッキーニからも、「生命力に溢れたエネルギー」を感じます。

日本では珍しい「白ズッキーニ」も、規格はずれの大きさです。

特大サイズの「カリフラワー」は、トラックの特設屋台で売られていました。

トマトも、多種類あり、彩りもとても美しいです。

シシリアは、とても美味しいフルーツの宝庫でもあります。

2010年06月13日

「情熱大陸」回想録 <シシリア・ラビダ農園で仕込み>編

「情熱大陸」では、南イタリア・シシリアの名門オリーブ農園「ラビダ家」のヴィッラ(築200年以上のお城)のキッチンをお借りして、翌日に迫ったホームパーティーの仕込みを、額に汗しながら、徹夜でするシーンが紹介されました。
日本からは、伝統的な和の食材や調味料(玄米・昆布・鰹節・醤油・味醂・日本酒・本ワサビ・柚子胡椒・白ゴマなど)もスーツケースに入れて持参し、まずは、鰹節と昆布で「和風出汁」を引くところから、仕込みはスタート致しました。
日本からの素材ではありますが、水も日本からというわけにはいきませんので、水は、地元のミネラルウォーターを使わせて頂きましたが、イタリアの水は石灰分を含む硬水ですので、出汁も微妙に味わいが異なり、微調整するのに、とても苦労致しました(笑)。
一口大にカットして、歯応え良くボイルした、彩りの美しい各種野菜には、その苦労して引いた和風出汁を加えて、半日ほど漬け込んだのですが、野菜の種類・持ち味に応じて、和風出汁の味加減も少しづつ変化させましたので、広い調理台の上には、和風出汁と野菜の入った20個位のお鍋やボールが、所狭しと並び、その迫力あるシーンも、しっかりと映し出されておりました。
「ラビダ家」には、料理が大好きで、撮影中も、ぴったりと私の側から離れずに、楽しそうに仕込みを手伝って下さった、10才になる息子さんがいらっしゃいます。
お刺身サラダ(ワサビ醤油風味のカルパッチョ)用に、新鮮な黒鯛を仕入れたのですが、その下拵えも息子さんに手ほどきしながら、手伝って頂きました。
私が、簡単に説明しますと、すぐに上手に捌けるようになったのには、驚きましたが(笑)、「好きこそ物の上手なれ」なのですね。感心致しました(笑)。
3枚卸しにした黒鯛の身は、昆布とオリーブオイルで3時間ほど、マリネしたのですが、これが、普通の昆布〆よりも遥かに美味しく、「和と洋のコンビネーションの妙」に、とても感動致しました。
デザートは、一切の砂糖を使わずに、少しの塩とオリーブオイルだけまぶして焼いたリンゴと柿(イタリア語でも柿は「カキ」です)のグラタンにしたのですが、この焼きリンゴが、本当に甘くて美味しく、撮影スタッフのみなさんにも大好評でした。
ここまで、仕込みは、ほぼ完璧に出来ましたので、翌日の御食事会本番が、楽しみになってきました。
(実は、翌日、予想外のアクシデントが起きるのですが・・・。)


日本から持参した「和の調味料・食材」の数々です。

ラビダ家の10才になる息子さんにもお手伝いして頂きました。

前日の仕込みは、徹夜作業になりましたが、楽しかったです。

お刺身用の黒鯛は、昆布とオリーブオイルでマリネしました。

歯応えを残してボイルし、和風出汁に浸けておいた、彩り良い野菜の数々です。

リンゴは、少しの塩とオリーブオイルをまぶして焼きました。

2010年06月21日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (6月) 「信州サーモンのカルパッチョ」

信濃毎日新聞で、毎月、好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」6月のメニューは、「信州サーモンのカルパッチョ」です。
とても簡単に出来て、美味しい御料理ですので、是非、皆様もお試し下さい。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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今月のメニューは「信州サーモンのカルパッチョ」です。
6月も半ばを過ぎますと、蒸し暑さで、食欲のわかない日もあるかと思いますが、そんな時に、サッパリと食べられて、お勧めなのが、今回のメニューです。
「カルパッチョ」は、イタリア料理の代表的な前菜のひとつですが、日本語に訳しますと「オリーブオイルをかけたお刺身」と言ったところでしょうか。
本来、「カルパッチョ」とは、ビーフや鹿肉等、赤身のお肉を生の状態で薄切りし、軽く塩・胡椒を振ってから、オリーブオイルをかけて食べる、素朴な家庭料理でした。
実際に、今から25年前の私の修行時代には、イタリアのどこの地方を訪れても、「カルパッチョ」と言えば、「お肉」でしたが、最近では、白身魚やマグロ等のお刺身を使った、ヘルシーな「シーフードのカルパッチョ」が、欧米諸国で大人気です。
「なぜ、このような流れになって来たのか?」と申しますと、実は、「日本のお刺身文化」の影響が、かなりあるのです。
交通の便が良くなり、情報網も広がって「食の文化交流」が進んできますと、「ヘルシーな日本の食文化」に興味を持ったシェフ達が、世界中から訪れるようになります。
特に「会席料理の繊細で芸術的な盛り付け」や、「職人技が冴える寿司」等は、欧米から来たシェフ達には、とても新鮮なようで、その美味しさ、技を脳裏に焼き付けて帰国すると、自分達のレストランで、早速、再現してみます。
昔と違い、どんなに内陸部であろうとも、その日のうちに新鮮な魚介類が手に入るようになり、「シーフードカルパッチョ」も、簡単に美味しく出来るわけですから、当然、刺身に違和感の無いお客様の反応も良く、今や「日本から逆輸出したメニュー」が、欧米諸国の「看板メニュー」になっているのです(笑)。
今回は、以前から使ってみたいと思っていました「信州サーモン」のカルパッチョです。皆様は、「信州サーモン」を食べたことがありますでしょうか?
長野県の水産試験場が、約10年の歳月をかけて開発したと聞いていますが、美しい紅色でキメの細かい肉厚な身は、サーモン独特のクセがまったく無く、程よく脂も乗っていますので、お刺身にしますと、とろけるような美味しさに驚きます(笑)。
今回のレシピでは、サーモンの美味しさを生かすために、ドレッシングソースはシンプルに致しましたが、お好みでワサビや卸し生姜、ゆず胡椒等を適宜、加えて頂いても結構です。
ここで、ポイントがひとつだけあります。ソースをかける前に必ず、お刺身に塩・胡椒を軽く振って下さい。こうすることで、お刺身とソースの味の馴染みが良くなり、美味しさが引き立ちます。これは、他のお刺身を使う場合でも同じことですので、是非、皆様も色々とお試し下さい。
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<材料・2人前>
(A)
・信州サーモン(刺身用)      150g前後
・塩、胡椒             各少々
(B)
・オリーブオイル          大さじ2杯
・醤油               大さじ1/2杯
・レモン汁              少々
(C)
・プチトマト            6個
・万能葱(小口切り)        大さじ1杯
・白炒りゴマ            少々


<作り方>
①サーモンはスライスして、皿に盛り、軽く、塩、胡椒を振っておく。
②(B)を合わせたソースをかける。
③カットしたプチトマト、万能葱、白炒りゴマを盛る。


サッパリとしていて、美味しい「信州サーモン」のカルパッチョです。

お刺身は、スライスして、広げるようにお皿に盛ります。

ソースをかける前に塩を振っておくのがポイントです。

塩は、上質な天然塩を使うと、美味しさがアップ致します。

夏場で、食欲が無い時にもお薦めの1品です。


2010年06月22日

「情熱大陸」回想録 <シシリア・ラビダ農園で出張料理>編 (1)

徹夜で仕込みを間に合わせ、いよいよ出張料理当日です。
まずは、テーブルセッティングから始めましたが、ラビダ家に古くから伝わる、シシリアの伝統的な陶器の飾り皿を中心に置きまして、シンプルなテーブルコーディネートを心がけました。
メニューもイタリア語とフランス語を交えて、手書き致しましたが、睡眠不足で、頭がボーッとしていましたので、スペールが正しかったか、どうかは、よく分かりませんでした(笑)。
キッチンでは、初日から懐いてくれていた、10才になる息子さんが、私の隣で、一生懸命に盛り付けを手伝ってくれたのですが、撮影が始まり、カメラマンさんから、離れて着席するように言われますと、とても悲しそうな表情をしていたのが、印象的でした。
彼は、将来、料理の道に進めば、きっと一流のシェフになれるだろうと確信していますが、何しろ、貴族のひとり息子さんですから、そうも行かず、いずれは、シシリアの社交界を背負って立つ、立派な人物になるのだろうな、と秘かに想いを巡らせたりもしました。
1品目の前菜は「野菜と天然海老の和風マリネ、搾り立てオイルとゴマソースの2色仕立て」でしたが、ここで、思わぬハプニングに遭遇致しました。
各野菜は、それぞれの歯応え、美味しさを味わって頂けるように、細心の注意を払いながら、ボイルし、一晩、和風の出汁に浸けておいた「自信作」なのですが、何と、7名様中4名の方が、殆ど手を付けずに残されたのです。
今まで、20年近く出張料理を続けて来ましたが、こんなに残されたのは、初めてでしたので、本当に驚きました。思わず、撮影をストップさせようかと思ったくらい、びっくり致しました。
南イタリア、特に、シシリアの料理は、野菜を何でもクタクタに煮込む傾向が強くて、せっかく美味しい素材の味を台無しにしているような気がしていましたので、今回は、あえて、コグレ流の野菜料理で、その美味しさに気付いて欲しいと思っていたのですが、結果は、御覧の通り、そう甘くはありませんでした(笑)。
異国の長きに渡る食文化を変えることは、そう簡単ではないことを、改めて実感致しましたが、野菜料理に自信はありましたので、正直なところ、ショックも大きかったです(笑)。
今回は、コース仕立てで、2品目をすぐに出さなければいけませんでしたので、「反省」は、一瞬にして、次の「黒鯛のお刺身サラダ、ワサビ醤油風味の搾り立てオイルかけ」の盛り付けに全力を注ぎましたが、撮影をこのまま続けて良いものなのか、心は大きく揺らぎ、内心は、かなり半信半疑でした。


シンプルなテーブルコーディネートを心掛けました。

イタリア語とフランス語を交えた、手書きのメニューです。

息子さんも、プレゼントした帽子をかぶり、一生懸命にお手伝いしてくれました。

ラビダファミリーが集まった、和やかな雰囲気の御食事会でした。

手間暇かけて、野菜の歯応えと旨味を生かした1品なのですが・・・。

2010年06月23日

「情熱大陸」回想録 <シシリア・ラビダ農園で出張料理>編 (2)

コグレ流の、野菜の美味しい歯応えを伝えたかった「自信作の前菜」で、いきなりつまずき、「こんな間抜けなところを全国放送されてしまったら、私の料理人人生も終わりだな!」とか、様々な感情が込み上げてくるなかで、カメラの前では、冷静を装いながら、2品目の「黒鯛のカルパッチョ、ワサビ醤油風味のオリーブオイルソースかけ」を仕上げていきました。
「昆布締め」にオリーブオイルを使うシェフは、おそらく、私くらいだと思うのですが、これが、本当に美味しいのです(笑)。
不思議なもので、美味しい物(黒鯛の昆布&オリーブオイル締め)を一口食べますと、それまで落ち込んでいても、気持ちが段々、前向きになってくるんですよね(笑)。「命ある食べ物のパワー」は、凄いと思いました。
静岡県産の大きな本ワサビを、築地の道具屋さんで仕入れた鮫皮ですり卸し、ワサビ醤油を作ってから、搾り立てのオリーブオイルと混ぜれば、ドレッシングソースの出来上がりなのですが、昆布&オリーブオイル締めした黒鯛との相性は最高で、「これなら大丈夫だろう!」と祈るような気持ちで、食卓を覗きますと、全員がアッという間に完食して下さっており、私とみなさんの目が合うやいなや、「ミスターコグレ、ファンタスティック!」とか「ブラボー!」といった絶賛の声が上がり、ホッと致しました(笑)。
「命のある食材」は、いつも私を裏切らずに、こうして助けてくれるのです。「命のある食材に、感謝、感謝」ですね。
3品目には、「地元野菜とハーブがたっぷりと入ったムール貝の和風コンソメスープ」をお出ししたのですが、野菜は、少し軟らかめに煮まして、仕上げに搾り立ての濃厚なオリーブオイルを回しかけますと、香りとコクが一気に際立ち、極上のスープが完成致しました(笑)。
このスープも、みなさんに完食して頂けたのですが、特に、最初の前菜を残された御老人が、最後の一滴まで、パンに浸けて食べて下さったのには、感激致しました。
これだから、出張料理人は、辞められませんよね(笑)。


ワサビ醤油とオリーブオイルの相性が最高の「黒鯛のカルパッチョ」です。

「黒鯛のカルパッチョ」は、全員がアッという間に完食して下さいました。

仕上げに加えるオリーブオイルが決め手の「和風コンソメスープ」です。

2010年06月26日

「情熱大陸」回想録 <シシリア・ラビダ農園で出張料理>編 (3)

コース仕立ての御料理は、前菜2品、スープと進み、次は、メインディッシュの「地鶏のソテー、柚子胡椒風味の搾り立てオリーブオイルソース添え」です。
付け合せの野菜は、1品目と同じように、彩り良く、歯応えを残して、出汁の旨味を浸み込ませた物にする予定だったのですが、それでは、また、残される可能性を肌で感じましたので、急遽、オリーブオイルで柔らかく素揚げしてお出しすることに致しました。
番組内では、額に大粒の汗を浮かばせながら、フライパンでブロッコリーを素揚げしているシーンが紹介されましたが、このあたりでは、全神経をブロッコリーに集中させており、カメラがあることさえ忘れて、調理に没頭しておりました(笑)。
その他、シシリア産の大きなナスも、素揚げして、香ばしく色付けましたし、日本から持参した、玄米のこしひかりは、オリーブオイルとバルサミコ酢を入れて、お鍋で炊き、野菜や豆を加えて、サラダ風に仕上げました。
この、急遽、調理法を変えたメインディッシュも、全員の皆様に完食して頂き、やっと、肩の荷が降りた気が致しました。
最後のデザートでは、リンゴに一切の砂糖を使わずに、軽く塩を振りかけ、オリーブオイルを馴染ませてオーブンで焼いた物と、完熟した柿をグラタン仕立てにしたのですが、これも、大好評で、息子さんは、「おかわり」までしてくれました(笑)。
すべてのコース料理を出し終え、客席に伺って、なぜ、1品目の野菜を残されたのか、ニューヨークから来て下さった、高齢の御夫妻にお伺いしてみました。このシーンも番組内で紹介されましたが、やはり、柔らか目の方がお好きだとのこと。体調も万全ではなかったようです。
予想はしておりましたが、理由をお聞き出来て、スッキリ致しました(笑)。
今回も、壁にぶち当たりながら、何とか乗り越えて行くという、貴重な経験をさせて頂くことが出来ました。
この経験を大きな財産として、今後に生かして行きたいとは思いますが、「南イタリアのみなさんに野菜本来の美味しい食べ方を伝えたい」という、熱い気持ちに変わりはありませんので、これからも地道に、壁にぶち当たることを恐れずに、頑張りたいと思っております。
皆様も、応援を、どうぞ宜しくお願い致します(笑)。



急遽、料理法を変えた「地鶏のソテー、柚子胡椒風味のオリーブオイルソース」です。

料理法を変えたメインディッシュは、全員に完食して頂きました。

デザートは「焼きリンゴと柿のグラタン仕立て」、オリーブオイルが決め手です。

御食事会のお礼に、貴重な「手書きの絵画」を頂きました。

息子さんには、一生懸命に楽器の演奏をして頂き、感激致しました。


2010年06月27日

「情熱大陸」回想録 <学校給食のメニュー開発>編 (1)

「情熱大陸」の後半では、千葉県南房総市の岩井小学校で、学校給食のメニュー開発に携わるシーンが紹介されました。
私は、2007年より、南房総市の「食育推進委員」に任命して頂きまして、そのご縁から、南房総市には、定期的に伺い、講演会や料理教室等をさせて頂いております。
(詳しくは、ブログ内「食育・講演活動」を御覧下さい。)
学校給食に携わる皆様向けの講演会も、何度か、させて頂いておりますが、実際に給食室の中に入り、御指導させて頂くのは、今回が初めてでした。
まずは、「給食の現状」を見学させて頂いたのですが、給食室に入らせて頂くことで「見えてきたもの」が沢山ありました。
「地産地消が理想」とは、誰もが思うことですが、現状では、輸入の冷凍食材や、出来合いの加工食品、化学調味料、缶詰等も使わざるを得ないことに気付きました。
その理由としましては、まず、「コストの問題」があります。各自治体により、多少の差は、あるようですが、南房総市の場合には、小学校で、1食あたり、なんと220円の予算しかないのです。
牛乳が1パック50円位で、必ず付けなければいけないそうですので、それを差し引いた170円で、主食とおかず2品、デザート(又はフルーツ)を作らなければならないのです。これは、至難のワザ、本当にビックリです!
「調理時間の問題」もあります。番組内で、若い栄養士さんとの打ち合わせの場面が出てきましたが、私が「前の日から、出汁や野菜の下ごしらえ等、しっかりと準備して・・・・。」と申しますと、強い口調で「それは出来ません!」と、一蹴されてしまうシーンがありました(笑)。乾物の豆を前日から水に浸けて戻すこともダメだそうで、輸入物の、添加物の入った豆の缶詰を使っている現状は、如何なものかと思いますね。
岩井小学校の場合は、まだ、敷地内に給食室がある、数少ない「自校給食」ですので、食材の搬入が8時半頃にあり、9時頃から調理を開始しますと、2時間半位は、調理に費やせますが、外部からデリバリーして来る「センター給食」の場合には、輸送時間が差し引かれますので、1時間半から2時間弱で、すべてを完成させなければなりません。
このような状況での大量調理では、地元の、新鮮で栄養価の高い食材を使いたくても、なかなか、その下拵えに時間をかけられないことに歯がゆさを感じているのは、私だけではないと思います。
その他には「調理設備の問題」もあります。基本的には、大きな「お釜」で調理するのですが、その数が少ないために、同時進行で一気に仕上げることが出来ません。1つ1つの工程が終わるまで、気長に「お釜」の順番待ちをしなくてはならないのも、「大量調理の難しさ」ですね。それこそ、「お釜」を使う順番を間違えたら、とても時間内に終了しませんので、綿密な調理手順の打ち合わせも必要になってきます。
いずれにしましても、学校給食の現場に携わっていらっしゃる皆様の御苦労は、並大抵のものではないことが、よく分かりました。
日頃から、こうして頑張っている皆様の努力に報いるためにも、今後に繋がり、お手本となるような「完成度の高いメニュー」を、私が考えなくてはいけません。心の奥底から、「やる気」がみなぎってきました(笑)。
給食時間が始まりますと、全クラスを回り、子供達の食べている様子を見させて頂きましたが、とても美味しい「根菜類の煮物」や、「野菜料理」を食べる前からお鍋に戻しに来る子供達が多いことに驚きました。
このあたりのシーンも番組内で紹介されましたが、私が子供達に理由を尋ねますと「美味しくないから!」と、即答されたのが印象的でした。これは、早く何とかしなくてはいけませんね(笑)。


数少ない「自校給食」を実践している、南房総市立岩井小学校です。

「学校給食」には、冷凍野菜を使わざるを得ない現状があります。

限られた時間内での大量調理は、とても大変です。

各教室では、子供達が助け合いながら盛り付けしていきます。

子供達と一緒に、楽しく給食をごちそうになりました。


2010年07月04日

「情熱大陸」回想録<学校給食のメニュー開発>編 (2)

私が、苦心しながら考えました「学校給食のメニュー」を御紹介させて頂きます。
2番目の写真が、2009年3月3日に作らせて頂いた「コグレ流・給食メニュー」なのですが、左下より時計と逆回りに「菜花の和風オリーブオイルソース合え」、「100%玄米のひじき御飯」、「和風ミネストローネスープ」、「鰆の味噌焼き」、そして、雛祭りの日でしたので、「雛あられ」と、定番の「牛乳」を付けさせて頂きました。(牛乳に関しましては、出さない日があっても良いのでは、と思っておりますが、必ず出すのが、決まりだそうですので・・・。)
「情熱大陸」内では、多くの子供達が苦手な「菜花料理」に、スポットが当てられました。
「どうしたら、食べてもらえるのだろうか?」夢に出てくるほど、考えましたが、やはり、私が得意とする「オリーブオイルを使った、和風ソース」で勝負しようと心に決めました(笑)。
まずは、地元・南房総市富山で、「菜花」を作っていらっしゃる農家の朝倉さんを訪ね、いつものように、畑の真ん中で、採れ立ての「菜花」をかじらせて頂きました。
朝倉さんの「菜花」は、多少の苦味の中にも、旨味、甘味があり、「これは、いけるかも!」と、直感致しました(笑)。
ここからは、早かったです(笑)。試作用の「菜花」を頂きましたら、すぐに船橋の自宅に戻り、軽くボイルして、オリーブオイルが決め手の和風ソースを絡めてみたのですが、「菜花」のほろ苦味とオリーブオイルのコクが上手く融合して、とても美味しい1品になりました。
それから数日後の3月3日、いよいよ、給食室での大量調理が始まりましたが、最初は、緊張しつつも、作業が佳境に入りますと、カメラがあることも忘れ、無我夢中で、大きなお釜に向き合っていました(笑)。
「あと2時間後には、子供達の反応が分るのだ」と思いますと、期待半分、不安半分ではありましたが、生産者のみなさんをはじめ、多くの方々の気持ち、愛情が込められた給食ですので、「その想い」だけは、確実に伝えたいと、一生懸命に頑張りました。


菜花の生産者、朝倉さんの畑に伺い、素材のチェックを致しました。

私が考えました、化学調味料を一切使わない、地産地消の「給食メニュー」です。

新鮮な菜花を、まずは、食べ易くカット致します。

大きなお釜で、彩り良く、歯応えを残してボイル致します。

オリーブオイルが主役の和風ドレッシングソースの完成です。

ボイルした菜花と、特製ソースを合わせて、よく混ぜます。

子供達が運び易いように、クラスごとに小分け致します。


2010年07月05日

「情熱大陸」回想録 <学校給食のメニュー開発>編 (3)

「コグレ流・給食メニュー」のひとつ、「野菜たっぷり、和風ミネストローネスープ」では、「一切の化学調味料を使わないこと」にも、こだわりました。
手間は、かかりますが、昆布と鰹節、天然塩だけで出汁を取り、たっぷりの野菜や干し海老などを加えることで、「自然の旨味」を、最大限に引き出しました。
まずは、野菜を食べ易い大きさにカットするところからスタート致しましたが、何しろ大量調理です
ので、人海戦術、「時間との戦い」でした。
ここで、ポイントがひとつあります。各野菜は、それぞれに固さが異なるわけですから、手間でも、別々に、時間差を設けてボイルすることで、「各野菜が持つ美味しさ、歯応え、彩りを最大限に引き出すこと」がとても重要です。野菜嫌いな子供達のためには、「美味しそうに見せること」も大切な要素ですからね(笑)。
子供達の健やかな成長のために欠かせない栄養素のひとつが「カルシウム」ですが、私の持論は、天然塩や、味噌、醤油などの発酵食品、干し海老、海藻類等から「カルシウム」、「ミネラル分」を頂くことです。
出来合いの便利な食生活を続けていますと、体内で潤滑油的な役割をする「ミネラル分」が、欠乏してしまい、せっかくの栄養分を吸収出来なくなって「キレる」、「低体温」など、様々な問題に繋がってしまうのです。
そのような理由から、今回は、多少、コストがかかりましたが、「干し海老」を、途中で惜しみなく加えました。
この頃から、給食室内は、「自然な、食欲をそそる良い香り」に包まれ、「早く、子供達の美味しい笑顔が見たい」と思いながら、醤油、味醂等を加えて、スープの仕上げにかかりました(笑)。


時間との戦いの中で、スープ用の野菜をカットしていきました。

時間差でボイルするために、各野菜は、別々に準備しておきます。

パプリカを加えると、濃厚で上質なコンソメスープのような味わいになります。

干し海老を惜しみなく加え、栄養価(カルシウム)を高めました。

子供達の笑顔を楽しみに、完成したスープを小分けしていきます。


2010年07月11日

「情熱大陸」回想録 <学校給食のメニュー開発>編 (4)

「情熱大陸」番組内では、子供達の苦手な「菜花の料理」を中心に、撮影が進められましたが、今回の「コグレ流・給食メニュー」で、最も特筆すべきは、「<100%の玄米御飯給食>を日本で初めて実施したこと」だと思っております。
白米の中に、少しだけ発芽玄米を混ぜている学校は、長野県上田市辺りにあるようですが、「玄米だけの御飯」を学校給食に出しているところは、全国を調べましても、なぜか、ありませんでしたので、「今回は、何としても、100%玄米御飯を実現しよう!」と、秘策を練っておりました(笑)。
岩井小学校では、富津市内の「マスヤ」さんという、米飯専門業者に、御飯はお任せしているとのことでしたので、何度か、マスヤさんに通い、最初は「玄米100%は、絶対に不可能だ」とおっしゃっていた社長様を、なんとか説得致しまして、試作を数回させて頂きました。
オリーブオイルや天然塩、玄米、黒米までも、私が自腹で用意致しまして、プレッシャーのかかる中での試作でしたが、普段、作業に携わっておられるスタッフのみなさんに、「なぜ玄米であり、オリーブオイルなのか?」を理解して頂くところから始めまして、最後は、みなさんに、心良くお手伝いして頂くことが出来まして、本当に有難かったです。
ここで、玄米が炊けるまでの工程(ライン)の御説明を簡単にさせて頂きます。
まずは、玄米と黒米を混ぜた物に、玄米の5割増しの水を加えて、半日ほど置きます。
そこに、天然塩とオリーブオイルを混ぜて釜に移し、フタをして、ベルトコンベアのようになっている直火のオーブンの中を、約40分かけて、ゆっくりと移動させながら、炊いてゆきます。
炊き上がった釜のフタを開けますと、玄米とオリーブオイルの香ばしい、美味しそうな匂いが立ち
込め、スタッフのみなさんからも歓声が上がりました。
早速、全員で試食致しましたが、とても美味しく炊けており、「これなら大丈夫ですね!」との意見でまとまりまして、やっと安心致しました(笑)。


心良く御協力して下さった米飯業者「マスヤ」さんのスタッフのみなさんです。

玄米と黒米には、5割増しの水を加えて、半日以上置きます。

私が持参した、シシリア産のオリーブオイルと天然塩です。

玄米をしっとり、美味しくするために、オリーブオイルを加えます。

オリーブオイルと天然塩、5割増しの水が入ったお釜です。

お釜にフタをして、直火のベルトコンベア式オーブンに通します。

ベルトコンベア式オーブンの内部です。

約40分かけ、炊き上がった玄米御飯のお釜がオーブンから出て来ました。

炊き上がった玄米御飯は、美味しそうな、香ばしい匂いに包まれています。

保温機能に優れた、デリバリー用の容器に、ほぐしながら移します。

試食したみなさんからは「本当に美味しい!」とのコメントが寄せられました。

2010年07月12日

「情熱大陸」回想録 <学校給食のメニュー開発>編 (5)

何度も、試行錯誤を重ねた「100%玄米御飯の給食」でしたが、いよいよ2009年3月3日、「本番の日」を迎えました。
朝、10時過ぎには、米飯業者の「マスヤ」さんから、炊き立ての「オリーブオイルと黒米入り玄米御飯」が、保温用の青い容器に入れられて、無事に届けられました。
野菜スープ用に出汁を取った残りの昆布と鰹節は、ミネラルたっぷりですから、捨てることなく、細かく刻み、ひじき、人参、油揚げと一緒に醤油と味醂で煮ておき、届いたばかりで熱々の玄米御飯に、サックリと混ぜ込んで行きました。
すると、玄米御飯と、具材の美味しそうな匂いが給食室中に漂い、今までの苦労も忘れて、なんだか、急に幸せな気持ちになってきました(笑)。
本当にたくさんの人々の「熱い想い」、「子供達に対する愛情」が込められた玄米御飯ですから、「不味いわけが無い」と、自信をもって、カメラの前で味見してみましたが、やっぱり美味しかったです(笑)。
配膳の15分前になり、クラスごとの容器に小分けしながら、子供達が、楽しそうに、喜んで完食してくれる姿をイメージしまして、それが現実のものとなるよう、内心、ドキドキしながら、秘かに、祈っておりました(笑)。


玄米御飯に混ぜ込む「ミネラルたっぷりの具材」を煮ているところです。

「マスヤ」さんに届けて頂いた、炊き立ての「100%玄米御飯」です。

玄米御飯に「ミネラルたっぷりの具材」を、素早く混ぜ込みます。

美味しそうな匂いが、給食室全体に漂ってきました。

ついつい、子供達の配膳の手伝いをしてしまいます(笑)。

子供達は、協力し合いながら、手際よく配膳をしてゆきます。

子供達の元気な笑顔を見ると、本当に嬉しくなります(笑)。

2010年07月23日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (7月) 「夏野菜のトマト煮(ラタトゥイユ)」

暑い日が続いておりますが、みなさまは、お元気でしょうか?
先日、JALの機内食のメニュー開発の仕事で、ドイツのフランクフルトを訪れましたが、ドイツも、昼間は35℃以上の猛暑でした。ただし、ヨーロッパは、空気がとても乾燥しているために、ジメッとした感じは無く、朝晩は、比較的過ごしやすかったです(笑)。ドイツでの活動の模様は、「海外出張日誌」を御覧下さいませ。
この時期、食欲が減退している方も多いかと思いますが、信濃毎日新聞に毎月、連載させて頂いております「コグレ流・洋食の定番」、7月のメニューは、とてもサッパリとしていて食べ易い「夏野菜のトマト煮(ラタトゥイユ)」ですので、是非、みなさまもお試し頂き、「夏野菜の力」で、この夏を乗り切って頂けたら嬉しいです(笑)。
今月も、私が書きましたエッセーと、レシピを御紹介させて頂きます。

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今月のメニューは「夏野菜のトマト煮(ラタトゥイユ)」です。
7月に入りますと、夏の強い日差しを浴びて栄養価も増し、彩りも鮮やかで生命力に満ち溢れた元気な野菜たちが、所狭しと市場に並び、プロの料理人である私は、大いに創造意欲が掻き立てられ、美味しい野菜料理を存分に食べて頂きたいと思うのですが、残念なことに、これからの時期は、夏バテで食欲が減退してくるお客様も多くなり「サッパリとした御料理を少しだけ」というリクエストを頂くこともあります。
そんな時に、必ず作らせて頂くメニューのひとつが、この「夏野菜のトマト煮」なのです。見た目には、ボリューム感があるように思われる方もいらっしゃるかと思いますが、複雑な調味料や動物性の脂肪は、一切使っておらず、基本的には、フレッシュトマトと上質のオリーブオイルだけで煮込みますので、とてもサッパリとしており、夏野菜の美味しさをストレートに味わうことが出来まして、いつも評判を頂いております。
「夏野菜のトマト煮」は、フランスでは「ラタトゥイユ」とも呼ばれ、どこの地方のレストランでも、定番人気料理のひとつです。
この御料理の優れた点は、冷たくすれば、前菜やお酒のおつまみにもなりますし、熱々に温めれば、パスタやグリルした魚介類、肉料理のソース、付け合せとしても美味しく召し上がって頂くことが出来ることです。
例えば、「ラタトゥイユ」を絡めたパスタをお召し上がり頂けば、それ1品で、主食として、野菜も充分に摂って頂くことが出来ますので、お手軽な週末のブランチなどにもお薦めですし、「ラタトゥイユ」と一緒に食べる魚介類や肉料理も、しみじみと美味しいものです。
「ラタトュイユ」は、毎日食べても飽きない、家庭料理の定番でもありまして、その作り方も色々です。
一番簡単で、ポピュラーな作り方は、カットした野菜すべてをオリーブオイルで軽く炒め、粗刻みしたトマトを加えてフタをして、蒸し煮にする方法ですが、これでは、野菜の歯応えや美味しさを生かすことが難しく、大抵は、クタクタに煮過ぎて、色もあせてしまいます。
私がお薦めするレシピは、手間でも、各野菜を別々に、歯応えを残してボイルし、ある程度完成させておいたトマトソースに加えて、軽く煮込む方法なのですが、このようにすれば、彩りも良く、各野菜の美味しさをそれぞれに味わうことが出来ますので、是非、お試し下さい。
今回の器は、私の出張料理のお客様でもあり、新進気鋭の若手陶芸家として長野市内で活躍中の小池智久氏に製作して頂いた物です。和洋折衷な斬新さが私は大好きで、使わせて頂いておりますが、彼に限らず、夢を無心で追いかけている若者達に出会いますと、自分の修行時代を思い出し、つい応援したくなるのです(笑)。

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<材料・2人前>
(A)
・完熟トマト(中)    3個
・オリーブオイル      大さじ3杯
・塩・胡椒           各少々
・ガーリックパウダー     適宜
(B)
・なす              2本
・玉葱              1個
・パプリカ(赤・黄)       各1個
・ピーマン            2個
・ズッキーニ           1本

<作り方>
①種を取り、粗刻みしたトマトと(A)の材料をすべて合わせ、トマトの水分が半量になる位まで煮詰める。
②(B)の野菜は、すべて食べ易い大きさにカットし、下湯がきしておく。なすは、お好みで皮をむいても良い。
③①と②を合わせ、軽く煮て出来上がり。


フランス家庭料理の人気定番「ラタトゥイユ」です。

予め彩り良くボイルした野菜に、トマトソースを加えます。

軽く煮立たせたら、置き冷ましにして、野菜に旨味を浸み込ませます。

私のスタジオでの撮影風景です。

冷やせば「前菜」に、温めれば「主菜」になります。

左が、長野市の陶芸家・小池智久氏です。


2010年07月28日

「自遊人」9月号は、コグレの「北海道・石狩特集」です。

7月26日発売の人気雑誌「自遊人」(9月号)に特集記事が掲載されております。
「おうちごはん・プレミアム」というタイトルでして、5回連載の第2回目は「夏の北海道・石狩」で
す。その前書きを少し引用させて頂きます。
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一流シェフが全国津々浦々を巡り、その土地ならではの最高の旬の食材を探し、現地で腕を振るったら、どんなメニューが生まれるのか。そんな夢のような企画が「出張料理人・小暮剛シェフ」と調理家電のトップメーカー、パナソニックのコラボレーションで実現した。第2回は、食材の宝庫、北海道・石狩を訪ねる・・・・・。
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という内容でして、こんなに素晴らしいご縁を頂いたことに、本当に感謝しております。
詳しくは、是非、書店にて「自遊人」を、直接手にお取り頂き、御覧頂きたいと思いますが(笑)、簡単に内容を御紹介させて頂きます。
今回のテーマ食材は、「紫アスパラガス」と「望来豚(モーライポーク)」でした。
パナソニック社製の、とても機能が充実しており、高性能の「電気圧力鍋」を使わせて頂き、御料理させて頂いたのですが、食材にも恵まれまして、とても楽しく、美味しい経験をさせて頂きました。
味付けのポイントとしましては、地元産の手作り味噌や、鮭醤油など、伝統的調味料に上質なオリーブオイル(今回は、アルゼンチン産)を加えることで、素材の持ち味を活かそうと考えたのですが、予想以上に、とても美味しく、ヘルシーな2品が誕生致しました(笑)。
御協力して頂いた、地元の生産者のみなさま、本当に有難う御座いました。
心より、お礼を申し上げます。
是非、みなさまも、この美味しさを、お試し下さいませ。


7月26日発売の人気雑誌「自遊人」9月号に特集されています。

紙面の一部、石狩の生産者のみなさまを訪ねている風景です。

今回の2品です。詳しいレシピは、本誌を御覧下さいませ。

「紫アスパラガス」の生産者・田中様御夫妻です。

「望来豚」の生産者・笠谷様です。


2010年08月24日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (8月) 「イタリア風豆腐サラダ」

暑さ厳しい毎日ですが、みなさまは、お元気でお過ごしでしょうか。
今月上旬には、日中の最高気温が45℃以上にもなる、猛暑のイスラエルに行って来ました。
「永遠の命の象徴」として、世界中の人々から崇められております、樹齢2000年以上のオリーブの木々に出会うことが、主な目的でしたが、イエス・キリストが昇天された場所としても有名な、エルサレムの神殿近くの「オリーブ山」の麓に、その巨木は凛々しく、威厳のあるオーラを放ちながら存在しておりまして、本当に感動致しました。詳しくは、「海外出張日誌」を御覧下さいませ。
さて、信濃毎日新聞に、毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、8月のメニューは「イタリア風豆腐サラダ」です。
暑い日々ですから、コンロ(火力)を使うのは最小限にして、簡単に美味しく作って頂き、たっぷりとお召し上がり頂くことで、夏バテ防止のお役に立てましたら、とても嬉しいです(笑)。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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残暑厳しい日々が続いておりますが、皆様は、如何お過ごしでしょうか。
暑い夏ほど、栄養のある物をしっかり食べて、夏バテを防止したいものですが、なるべくならば、キッチンでも、室温を上げるコンロを使わずに、簡単に美味しく調理出来たらいいですよね(笑)。
「コンロを使わない料理」と言いますと、皆様は、どんなメニューを思い浮かべますか?
「冷奴」や「冷やしトマト」、「オニオンスライス」等が、夏の定番かなと思うのですが、如何でしょうか。
今月のメニューでは、それらを贅沢に(?)一皿にまとめてみました(笑)。題して、「イタリア風豆腐サラダ(冷奴)」です。
基本的には、ペーパータオル等で水切りした豆腐に、オリーブオイルと醤油をかけるだけで、「イタリア風冷奴」の出来上がりなのですが、これが、実に美味しくて、私も、よく頂いております。
今回は、ここに、トマトやオニオンスライス等のトッピングをしてゆくわけですが、トマトは、スライスしましたら、まず、軽く塩・胡椒を振ってからオリーブオイルのソースをかけるのが、ポイントです。
玉葱は、スライスしましたら、しばらく水にさらしておきますと、えぐ味が消えて、食べ易くなります。えぐ味が消えましたら、シャキッとさせるために、ザル漉しして、しっかり水分を切るのも大切なことです。
盛り付け方は、自由にして頂いて結構なのですが、せっかく「イタリア風」と命名致しましたので、イタリアの国旗をイメージしまして、豆腐とトマトを交互にサンドするように盛り付けてみました。
あとは、玉葱スライスや鰹削り節、万能葱等をのせれば出来上がりのはずでしたが、イタリアの国旗のイメージであるならば、もう少しグリーンが欲しいですし、これ1品で、ご飯のおかずにするには、少し物足りないかなとも思いまして、軽くボイルしたインゲンも添えてみました。
今回のテーマは、「暑い日に、一切、コンロを使わないレシピ」のはずでしたが、結局、コンロのお世話になってしまいました(笑)。
でも、料理作りに「絶対」はありませんので、皆様のアレンジで、完全にコンロを使わないのであれば、インゲンの代わりに、干し海老やジャコ、ザー菜、アボガド、きゆうり、ツナ、キムチ等をトッピングしてみるのも良いアイディアだと思います。
「豆腐サラダ(冷奴)」が、トッピングによって、中華風やコリアン風であったり、無国籍風であったりしても楽しいですよね。
皆様も、色々と試して、是非、美味しい「我が家の1品」を作ってみて下さいね。

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<材料・2人前>
(A)
・豆腐                1丁
(B)
・トマト               1個
・塩・胡椒             各少々
・インゲン              60g
(C)
・玉葱スライス           1/3個分
・鰹削り節           大さじ2杯
・万能葱               適宜
(D)
・オリーブオイル        大さじ2杯
・醤油             大さじ1杯

<作り方>
①豆腐は、ペーパータオル等に包んで、水切りしておく。
②トマトは、スライスし、軽く塩・胡椒を振っておく。
インゲンは、下湯がきして、食べ易い長さに切っておく。
③器にインゲンを敷き、スライスした豆腐とトマトを交互に盛る。    
④(C)を盛り、(D)をかける。


簡単に出来て、とても美味しい「イタリア風豆腐サラダ」です。

豆腐は、木綿・絹どちらでもOKですが、水切りしておくのがコツです。

コグレクッキングスタジオでの、自然光を活かした撮影風景です。

トッピングをアレンジすることで、色々なお味をお楽しみ下さい。


2010年08月26日

「情熱大陸」回想録 <学校給食のメニュー開発>編 (6)

いよいよ、南房総市立・岩井小学校の生徒さん達に、私が、苦心しながら開発した給食を食べて頂く時間がきました。
まずは、放送室に入らせて頂き、マイクを通して、全校のみなさんに、本日のメニューの説明と、簡単なご挨拶をさせて頂きました。
その後、生徒さん達の反応が気になり、限られた時間の中で、全クラスを回らせて頂いたのですが、みなさん、最高の笑顔で、とても美味しそうに食べてくれて、ホッと致しました(笑)。
オリーブオイルがベースの和風ドレッシングをかけた「菜花」も、殆どの子供達は、完食してくれましたし、オリーブオイルを入れて炊いた「玄米御飯」も、違和感なく、食べてもらえました。
鰹節と昆布、干し海老等で、手間をかけ、きちっと出汁を取って作った「野菜スープ」も、大好評でしたし、改めて、「自然の摂理に沿った、命ある食べ物を頂く」という「自分の方向性」は間違っていないことを確信致しました。
御協力して頂いた、岩井小学校の職員のみなさま、本当に有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
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給食作りの3日後には、南房総市立・富浦小学校に伺わせて頂き、卒業間近の6年生のみなさんに「食育・料理教室」をさせて頂きました。「情熱大陸」のラストシーンです。
メニューは、「ざく切り生キャベツのサラダ」と「きちんと出汁を取って作る野菜スープ」、「オリーブオイルを入れて炊く玄米御飯」そして、私の料理人人生の原点でもあります「目玉焼き」でした(笑)。
いつものことながら、子供達の「一生懸命に美味しく作ろうとする、真剣な眼差し」には、心打たれます。
子供達に料理を教えることで、私自身も「初心」に戻ることが出来ますので、これからも、呼んで頂ければ、全国、どこにでも伺い、将来のある全国の子供達と交流して行きたいと思っております。
「情熱大陸」回想録は、ここまでとなりますが、収録に携わった8ヶ月半の間に、本当にたくさんのみなさまのお世話になりましたし、とても素晴らしい経験の連続でした。重ね重ね、心よりお礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
この経験を今後に活かし、「食」を通して、みなさまに恩返しが出来るよう、これからも頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。


生徒さん達の感想が聞きたくて、全クラスを回りました。

殆どの生徒さん達が、私のメニューを完食してくれました。

「美味しい笑顔が溢れる給食」とても嬉しいですね。

富浦小学校で「食育・料理教室」を開催致しました。

私の料理人人生の原点でもある「目玉焼き」を指導中です。

「オリーブオイル入り玄米御飯」も大好評でした。

最後にサプライズで、有難い「お礼の言葉」を頂き、感激致しました。

2010年08月28日

群馬県沼田市「老神温泉」で、「プロ向けの料理講習会」

時間は、遡りますが、今年1月下旬に、群馬県沼田市の歴史と風情のある「老神温泉」に伺い、地元で温泉旅館を経営しているみなさんを対象とした「プロ向けの料理講習会」を開催させて頂きました。
主催は、日頃からお世話になっております、沼田市東部商工会様でしたが、頂いたリクエストとしましては「地元食材、特に、夏に冷凍した美味しいトマトを使って、ここにしかない名物料理を作り、何とか、老神温泉を活性化させたい」とのこと。
私も、かなり時間をかけ、冷凍トマトを使って色々と試作を繰り返しましたが、やっと完成したメニューが「地元野菜が主役の、和風トマトフォンデュー」でした。
「トマトフォンデュー」と言いますと、難しい洋風料理をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、普段、旅館で水炊きなどに使っている「土鍋」を使い、野菜も一度、下湯がきした物を竹串に刺しておきますので、どなたにも楽しみながら召し上がって頂くことが出来まして、我ながら、「素晴らしいメニューが誕生した」と、自画自賛しております(笑)。
もちろん、ベースとなるソースには、こだわりました。オリーブオイルも、私が世界一美味しいと認める、イタリア・シシリア産の物を、惜しみなく贅沢に使い、和風の出汁も加えまして、「老若男女、どなたでも安心して美味しく食べられる味」に仕上げました。
講習会当日には、地元旅館の女将さん達にも、楽しい雰囲気の中で、盛り付け等を手伝って頂きましたが、お味の方も、みなさまに気に入って頂けまして、とても嬉しかったです(笑)。時間をかけて試作した甲斐がありました。
これからも、日本全国に伺い「食を通した地域活性化」のお手伝いを、積極的にさせて頂こうと思っておりますので、応援を宜しくお願い致します。


歴史と風情のある群馬県「老神温泉」で料理講習会を開催しました。

盛り付けも温泉旅館の女将さん達にお願いしました。

「地元産もち豚と白菜のしゃぶしゃぶサラダ」の盛り付け風景です。

「究極(?)のトマトソース」を土鍋に盛っているところです。

地元の冷凍トマトで作った「和風トマトフォンデュー鍋」の完成です。

トッピングは、色取り取りの地元産食材が主役です。

お手伝いして頂いた温泉旅館の女将さん達と記念撮影です。

2010年09月10日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (1)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から毎週火曜日に5週間連続で、「声の出演」をさせて頂きます。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間になりますが、先日、1回目の放送がありました。
メニューは「ソバとキノコのイタリア風サラダ仕立て」でしたが、お聴き下さった方は、いらっしゃるでしょうか?「えっ!映像の無いラジオで料理番組?」と不思議に思われるかもしれませんが、実は、ラジオの方が、長く記憶に残るそうなのです。
なぜかと申しますと、テレビのように映像がある場合、漠然と見過ごしてしまうことが多々ありますが、音だけですと、その分、集中してイメージしますので、長く記憶に残るわけでして、例えば、私が昨年5月に同番組の「ときめきインタビュー」に生出演させて頂き、お話した内容を、今でも、私の御客様の多くの方々が、良く覚えていて下さることからも、その理由は、容易に理解出来ます。
今回の御料理は、残暑厳しく、食欲の湧かない日にもピッタリの1品でして、作り方も簡単で、とても美味しく、私も大好きな定番メニューですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
レシピを簡単に御紹介させて頂きます。
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<材料・2人前>
(A)
・そば (茹でて)120g ・シメジ 1パック ・椎茸 1パック

(B)
・オリーブオイル 大さじ4杯  ・バルサミコ酢 大さじ2杯 ・お醤油 大さじ1杯
・塩・胡椒 各少々  ・白ゴマ 大さじ3杯  ・万能葱(小口切り) 大さじ3杯

<作り方>
①シメジ、椎茸は、一口大にカットし、ボイルしたら、しっかりと水気を切る。
②そばは、湯がいてから冷水で手早く冷やし、しっかりと水気を切る。
③(B)をすべて合わせておく。
④すべての材料を合わせて混ぜる。


翌日でも美味しく食べられる「ソバとキノコのイタリア風サラダ仕立て」です。

作りながら、ひとりでしゃべりますので、まずは、レシピの確認です。

最初にソバを茹でて、冷水で冷まします。

レシピを見て、ひとりで分り易く解説しながら、ソバとキノコを合わせます。

オリーブオイルも加え、塩と胡椒で、最後に味を整えているシーンです。


2010年09月17日

風情ある蔵の町・長野県須坂市で「宝飾展のお持て成し」

まだ残暑厳しい9月の上旬に、とても風情のある「蔵の町」、長野県須坂市に伺い、宝飾展にいらした御客様へのお持て成しの御料理を作らせて頂きました。
まずは、仕入れのために、近くの青果店に行ってみたのですが、秋の風を感じさせてくれる、地元で収穫したての色鮮やかなりんごやブドウ、梨などが、本当に美味しそうに並べられており、確実に季節が移り変わりつつあることを実感致しました。
会場となりました、老舗の呉服店「綿幸様」にも、130年以上も前に作られたという、歴史のある素敵な蔵と建物があり、今回の御食事会場も、その中の一室、とても重厚感のある和室だったのですが、そこから一望できる日本庭園風のお庭も、大変に素晴らしく、招かれた御客様も、とても喜ばれていました。
メニューは、地元産の野菜類が中心となり、上質のオリーブオイルをアクセントに使った、和風仕立ての「コグレ流・創作料理」でしたが、御客様の目の前での「御料理やオリーブオイルの説明」も大好評で、和やかな雰囲気の中、とても楽しい御食事会になりました。
昨年から企画し、集客して下さった「綿幸様」のみなさま、素晴らしいご縁を有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。
是非、また、歴史のある素晴らしい空間で御料理させて頂ける日を楽しみにしております。


須坂市の素敵な老舗呉服店「綿幸様」が、出張料理の会場でした。

今回の「宝飾展のお持て成し御食事会」のポスターです。

地元産の色とりどり「秋の味覚」の数々です。

和室に仮設キッチンを作り、盛り付けの風景です。

重厚感と雰囲気のある和室での御食事会でした。

オリーブオイルがテーマの「ミニ・トークショー」も大好評でした。

2010年09月18日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (2)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から毎週火曜日に5週間連続で、「声の出演」をさせて頂いております。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間になりますが、先日、14日に2回目の放送がありました。メニューは「リンゴのオリーブオイル焼き・サラダ仕立て」でしたが、お聴き下さった方は、いらっしゃるでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
この御料理のポイントは、一切の砂糖を使わずに、リンゴに軽く天然塩を振って、オリーブオイルで焼くだけなのですが、砂糖を使った時以上に、とても甘くて美味しい「焼きリンゴ」が出来ますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。オリーブオイルには、「素材の旨味、甘味を引き出す力があること」を実感して頂けると思います。
番組内で御紹介させて頂いたレシピは、以下の通りです。
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<材料・2人前>
(A)
・リンゴ                          1個
・天然塩                         少々
・オリーブオイル                    30cc

(B)
・サニーレタス                    葉3-4枚分
・塩・胡椒                        各少々
(C)
・オリーブオイル                  大さじ2杯
・バルサミコ酢                   大さじ1杯
・醤油                         小さじ1杯
(D)
・白炒りゴマ                    大さじ1杯
 
<作り方>
①りんごは、一口大にカットし、天然塩とオリーブオイルを絡ませて200℃のオーブンで約5分間ローストするか、フライパンで香ばしく焼く。
②サニーレタスは、一口大にちぎり、軽く水にさらしてから、水切りして、しばらく冷蔵庫で冷やす。
③皿に①と②を盛り、サニーレタスに軽く塩・胡椒を振る。
④(C)を合わせてソースとし、サニーレタスの上からかける。
⑤全体にゴマを振って出来上がり。


砂糖は使わずに、とてもヘルシーで美味しい「焼きリンゴのサラダ仕立て」です。

ひとりで解説しながら、リンゴをフライパンでソテーしているところです。

リンゴは、やや多目のオリーブオイルで、香ばしく焼くのがポイントです。

レタスは、水切りしたら、冷蔵庫でしばらく冷やすと、シャキッとします。

信濃毎日新聞・洋食の定番(9月) 「豆と野菜たっぷりのライスコロッケ」

朝晩、めっきり涼しくなり、ようやく秋の気配を感じる今日この頃ですが、みなさまは、夏バテせずに、お元気でお過ごしでしょうか。
信濃毎日新聞に、毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、9月のメニューは「豆と野菜たっぷりのライスコロッケ」です。イタリアでは、どの地方に行きましても、必ずメニューにあり、人気の高い「温かい前菜の定番」ですが、ご家庭でも、簡単に出来て、とても美味しい御料理ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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今月のメニューは、「豆と野菜たっぷりのライスコロッケ」です。
イタリア各地のレストランでは、温かい前菜の定番として、とてもお洒落で、人気のある1品なのですが、実は、マンマ(お母さん)の知恵が詰まった家庭料理「リゾット」が、その原点なのです。
「リゾット」とは、お米の入ったお鍋に出汁とチーズやバターを少しずつ加えながら、歯応えを残して炊いてく「洋風おじや」とでも言いましょうか。多めに作って残りますと、乳脂肪分が入っているために、冷えて固まりますが、それを丸めてパン粉の衣を付け、フライにしたものが、「ライスコロッケ」なのです。
残り物を無駄にせず、新しいメニューに変身させて、家族に喜んでもらおうとする、マンマの「愛情溢れた素晴らしい知恵」、家庭料理ならではですね。
みなさまも、このように、残り物を無駄にせず、新しい料理にアレンジすることはありますでしょうか?
例えば、肉じゃがを潰して、コロッケにすると美味しいですし、残りご飯で作った焼きおにぎりも、私は大好きです(笑)。
くず野菜を炒めて、卵焼きの具にしたり、出汁を取った後の昆布と鰹節を刻んで、オリーブオイルと醤油で炒め、ふりかけにするのもいいですね。みなさまも、美味しいアレンジメニューをお持ちでしたら、是非、教えて下さいね。
「リゾット」は、基本的にお米が主役の御料理ですが、コロッケにした時の彩りや味のバランスを考えまして、今回は、豆やミックス野菜を多めに加えています。
もちろん、魚介類やチキン等の肉類を加えて頂ければ、ボリューム感も出て、これ1品でメインディッシュにすることも出来ますし、自由な発想で、色々な具材の取り合わせをお楽しみ下さい。
揚げ物と言いますと、「どうしても爆発して中身が出てしまう」といった類の、お悩みの相談を頂くことがありますが、ポイントは、揚げ油の温度を180℃から200℃にしっかり保つことが大切なのです。では、どのようにすれば、適温を保てるのでしょうか?
家庭用のコンロは、プロ用に比べて、火力が充分ではありませんので、一度にたくさん揚げないことです。お腹をすかせた御家族にせかされると、一度に、たくさん揚げたくなりますが、それでは、急に温度が下がってしまいます。慌てずに、少しずつ揚げることが適温を保つことにつながるのです。
どうしても、一度にたくさん仕上げなければならない時には、予め、やや強火で、表面だけ焼き色を付けておき、まとめてオーブンで中まで火を通す方法もありますが、ひとつずつ、丁寧に揚げていくほうが、時間(愛情)をかけている分だけ美味しいと思います(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・大豆水煮              80g
・ミックスベジタブル        100g
・ホワイトソース          100g
・オリーブオイル       大さじ2杯
・ピザ用チーズ            60g 
・トマトケチャップ       大さじ2杯
・カレー粉           大さじ1杯 
・ご飯                120g
(B)
・小麦粉              適宜
・溶き卵               適宜
・パン粉               適宜
・揚げ油              適宜

<作り方>
①(A)を合わせて、チーズが溶けるまで炒める。
②①を冷まし、食べ易い大きさに丸める。
③小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、180℃の油で揚げる。


イタリアでも人気の「ライスコロッケ」は、温かい前菜の定番メニューです。

ピザ用チーズを加えることで、コクと旨味が増し、丸め易くなります。

バットに広げて冷ました具材を、食べ易い大きさに丸めていきます。

魚介類や肉類を加えれば、主菜(メインディッシュ)にもなります。

180℃の油で、衣がキツネ色になるまで、しっかりと揚げます。

完成した御料理の、自然光を活かした撮影風景です。

   

2010年09月21日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (3)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から毎週火曜日に5週間連続で、「声の出演」をさせて頂いております。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間になりますが、本日、21日に3回目の放送がありました。メニューは「オリーブオイルが決め手!根菜類の煮物」でしたが、お聴き頂けましたでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
これから、寒くなってきますと、根菜類の旨味が増し、「旬」を迎えます。根菜類には、冷えた体を温める「自然の力」がありますので、みなさまも、積極的に食べて頂き、健康的な毎日をお過ごし頂けることを願っております。
それでは、番組内で御紹介させて頂いたレシピを掲載させて頂きます。
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<材料・3-4人前>
(和風出汁用)
 A
・水                        1500cc
・天然塩                   大さじ1/2杯
・醤油                      大さじ1杯
・味醂                      大さじ2杯
・日本酒                    大さじ2杯
・出汁昆布                     3-5g
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 B
・鰹削り節                     3-5g
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(具の野菜)
・大根(中)                    1/3本
・人参(中)                      1本
・ゴボウ                     1/2本
=============================================
(仕上げ用)
・エキストラバージン            大さじ3杯
  オリーブオイル 
・ごま油                   大さじ2杯
・味醂                    大さじ3杯
・醤油                    大さじ2杯     

<作り方>
①出汁を取る。まず、Aを合わせて沸かし、Bを加えてしばらく煮た後にザル漉ししておく。
②根菜類は、すべて、食べ易い大きさに切り、下湯がきしてから①に移し、3-4分煮ておく。
③鍋に仕上げ用調味料と、出汁をきった根菜類を入れて沸かし、4-5分煮れば出来上がり。


オリーブオイルが素材の持ち味を引き出す「根菜類の煮物」です。

根菜類を前にして、録音前に、ひとりでしゃべるメニューの確認です。

味付けの基本となる「和風出汁」をザル漉ししているところです。

仕上げにオリーブオイルなどを加えて、軽く煮れば出来上がりです。


2010年09月22日

朝日酒造様「第6回・越州全国大会」で講演会 (1)

9月の中旬に、日本酒の名門メーカー「朝日酒造様」の登録小売店様向けのイベント、「第6回・越州全国大会」に御招き頂き、「世界を巡って感じた<食の役割>、<酒の役割>」をテーマに、講演させて頂きました。
実は、私の祖父母の出身地も新潟県でしたので、祖父や叔父も、「朝日酒造様」のお酒を、とても大事そうに楽しんでいた記憶があり、私自身も「朝日酒造様」を身近に感じておりましたので、今回のご縁を、心から有難く思いました。
講演会に先立ちまして、「越州」全種類の「利き酒コーナー」におじゃまさせて頂きましたが、どれも、香り高く、本当に美味しくて、本番前だというのに、ついつい飲み過ぎてしまうところでした(笑)。「やっぱり、日本酒は、最高ですね!」
講演会では、「世界的に日本酒が注目されていること」、「日本酒は、日本人にとって大切な伝統的食文化の一部分であること」、「日本酒をさらに普及させるためのヒント」、「日本酒に合う、オリーブオイルと御醤油を使った、簡単料理レシピ」などを話題の中心に致しまして、私の世界を巡って感じた「食とお酒の体験談」を、飾らずに御披露させて頂きました。
講演後には、ご来場頂いたみなさまに「コグレお薦めのオリーブオイルの試飲」をして頂きましたが、こちらも、想像以上に大好評で、嬉しかったです。
数日後、講演会に参加して下さったみなさまからは、御丁寧に、御礼のメールや御手紙を何通も頂戴致しまして、感激しております。
これからも、日本酒の普及のために、私に出来ることがありましたら、喜んでお手伝いさせて頂きたいと思っておりますので、今後共、宜しくお願い致します。


日本を代表する銘酒「越州」の「利き酒コーナー」です。

講演会には、300名様以上の「越州」登録小売店様にご来場頂きました。

ヘルシーな和食に合う日本酒は、世界中から注目されています。

日本酒との相性が良い、コグレお薦めのオリーブオイルです。

私の著書とオリーブオイルの販売コーナーも大盛況でした。

講演会に御参加頂いた御客様から、とても素敵で有難い御葉書を頂きました。

2010年09月23日

朝日酒造様「第6回・越州全国大会」で講演会 (2)

講演会の後には、会場となりました、品川プリンスホテル・アネックスタワーの大宴会場で、盛大な親睦会が、ビュッフェ形式で開催されました。
殆どの宴会料理は、ホテルサイドで作って頂いた物でしたが、私も、少しスペースを頂きまして「オリーブオイルと御醤油のコラボで、日本酒に合う、簡単で美味しいおつまみ」をテーマに、何品か御披露させて頂きました。具体的には、「真鯛のお刺身」、「冷奴」、「きゅうりの糠漬け」、「新潟・栃尾の厚揚げ」をそれぞれ、小皿に盛りまして、あとは、テーブルに置いたオリーブオイルと御醤油を、御客様に、御自由にかけて頂くだけという、本当に簡単なものでしたので、御客様の反応が、とても気がかりで心配でしたが、親睦会が始まりますと、殆どのみなさまが、真っ先に私のコーナーに殺到致しまして、かなり多目にご用意させて頂いた御料理も、アッという間に無くなってしまいました(笑)。
今回の私のメニューは、本当に簡単、シンプルで、「こんなの、プロの料理じゃないよ!」と、お叱りを受けるかとも思っていたのですが、実際は、予想以上に大好評で、安心致しました(笑)。
その後は、ハンドマイクとオリーブオイルを両手に持ちまして、みなさまのテーブルをすべて回らせて頂いたのですが、ここでも、私のアイディアで、「大胆な試み」をさせて頂きました(笑)。
みなさまの食べていらっしゃる、和・洋・中、様々な御料理を覗かせて頂きまして、瞬間の判断で、「そこにオリーブオイルをかけたら、もっと美味しくなりますね」と言いながら、私が直接、オリーブオイルをかけてゆくのです(笑)。最初は、みなさん、驚かれるのですが、これは、本当に盛り上がりました。
お寿司やお刺身、天ぷら、ざるソバから、魚介類の煮込み、ローストビーフ、水餃子のような点心、デザートのフルーツにまて゛、色々な御料理にオリーブオイルをかけさせて頂いたのですが、それを御覧頂いたみなさまからは「オリーブオイルは、イタリアンだけでなく、本当に身近な料理にも合うんですね!」とか「日本酒とオリーブオイルがこんなに相性がいいとは、感激です!」といった、有難いコメントを頂きまして、本当に嬉しかったです。
私自身も、今回のパフォーマンスで気が付いたことがあります。それは「日本酒もオリーブオイルも、長い歴史の中で、我々の食卓と心を、いつも豊かにしてくれ、楽しく幸せなひと時を過ごすのに欠かせない、大切な伝統的食文化のひとつである」ということです。
難しいことは考えずに、カジュアルに日本酒を楽しむファン(特に女性)が増えますように、微力ながら、私もPRさせて頂きたいと思っております。
この度の素晴らしいご縁を下さった「朝日酒造様」には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。今後共、宜しくお願い致します。


私が御提案する「日本酒に合う、和風オリーブオイルクッキング」の御試食コーナーです。

「御醤油とオリーブオイルのバランスの良さ」を、御説明しているところです。

多くのみなさまに、御試食して頂き、「日本酒との相性の良さ」に大好評でした。

リンゴや梨、オレンジなどのフルーツとオリーブオイルは、良く合います。

オリーブオイルとマイクを持って、各テーブルを回らせて頂きました。

お寿司にも、「御醤油とオリーブオイル」がよく合います。

中華の点心には、「マスタードと御醤油、オリーブオイル」がよく合います。

お刺身には、「ワサビ醤油とオリーブオイル」がよく合います。

「ローストビーフのソースにもオリーブオイル」がよく合います。

楽しい雰囲気の中で頂く銘酒「越州」は、また格別の美味しさですね(笑)。

2010年09月29日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (4)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から毎週火曜日に5週間連続で、「声の出演」をさせて頂いております。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間になりますが、昨日、28日に4回目の放送がありました。メニューは「サーモンのみそチーズ焼き」でしたが、お聴き頂けましたでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
オリーブオイルと味噌、チーズの相性は、抜群で、いつもの鮭の切り身が、とてもオシャレで美味しい御料理に変身しますので、是非、みなさまもお試し下さいませ(笑)。
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<材料・2人前>
(A)
・鮭切り身  2枚  ・塩、胡椒 各少々 

(B)
・味噌 大さじ1杯  ・みりん 大さじ1杯  ・オリーブオイル 大さじ1杯

(C)
・パルメザンチーズ(粉チーズ) 大さじ2杯

(D)
・なす 2本  ・オリーブオイル(焼き油として) 大さじ2杯

(E)
・パセリ(みじん切り) 大さじ1杯

<作り方>
①鮭に塩、胡椒各少々を振っておく。
②(B)を合わせて良く混ぜ、①の上に塗る。
③②の上に(C)をかけて、200℃のオーブン(トースター)で7-8分焼く。
④なすは、厚さ5mm程度にスライスし、オリーブオイルで焼く。
⑤皿に④を盛り、③をのせて、パセリを振る。


オリーブオイルと味噌、チーズの相性が抜群の「サーモンのみそチーズ焼き」です。

まずは、鮭の切り身に軽く天然塩を振っておくのがポイントです。

オリーブオイルと味噌、みりんを合わせた「特製ソース」を鮭に塗ります。

香ばしく焼いたら、仕上げにパセリのみじん切りを散らします。

鮭以外の魚介類やチキンなどの肉類でも美味しく応用出来ます。


「自遊人」11月号は、コグレの「高知・四万十川特集」です (1)

9月26日発売の人気雑誌「自遊人」(11月号)に特集記事が掲載されております。
「おうちごはん・プレミアム」というタイトルでして、5回連載の第3回目は「高知県・四万十川特集」
です。その前書きを少し引用させて頂きます。
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一流シェフが全国津々浦々を巡り、その土地ならではの最高の旬の食材を探し、現地で腕を振るったら、どんなメニューが生まれるのか。そんな夢のような企画が、「超一流の出張料理人・小暮剛シェフ」と調理家電のトップメーカー、パナソニックのコラボレーションで実現した。金沢、北海道に続き、第3回を迎えた今回は、「日本最後の清流・四万十川」の景観も美しい高知県を訪ねる・・・・・。
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という内容でして、こんなに素晴らしいご縁を頂いたことに、本当に感謝しております。
詳しくは、是非、書店にて「自遊人」を、直接手にお取り頂き、御覧頂きたいと思いますが(笑)、簡単に内容を御紹介させて頂きます。
今回のテーマ食材は、「天然うなぎ」と「ぴゅあトマト」でした。
「天然うなぎ」とは、四万十川で育った「ニホンウナギ」のことでして、グアム島近くのマリアナ諸島沖で産れた稚魚が回遊してきて四万十川を遡り、そこで5-10年過ごします。
ちなみに、蒲焼に使われる大きさに育つまでの期間は、養殖では、10ヶ月ほどですが、天然物は5-6年かかるそうです。自然の旨味が凝縮した「天然うなぎ」は、最高の味わいでした。
「ぴゅあトマト」とは、高知空港から、四万十川に向かう途中にある仁淀川町の標高800-900mの高原で、水分を極限まで控え、糖度8以上に育てた、こだわりのフルーツトマトのことでして、夏から秋にかけて収穫されます。甘味が強いだけでなく、酸味と旨味とのバランスが絶妙でした。
高知県は、殆どが山地で、台風が直撃しやすいなど、とても厳しい自然条件ですが、地元の人々は、自然を敬い、受け入れて、自然と巧く共存しており、伝統の漁法や食文化を守り続けている点でも、大変に素晴らしいなと、深く感銘を受けました。
高知県でお世話になったみなさま、貴重な体験をさせて頂きまして、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。


只今、好評発売中の人気雑誌「自遊人」11月号を是非、御覧下さい。

今回のテーマ食材は、高知県の「天然うなぎ」と「ぴゅあトマト」でした。

四万十川沿いの食事処「四万十屋さん」で御料理させて頂きました。

地元のみなさまに「コグレ流・創作料理」を楽しんで頂きました。

「天然うなぎ」と「ぴゅあトマト」で3品を作らせて頂きました。

2010年10月07日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (5)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日から、毎週火曜日に、5週間連続で、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でしたが、先日、10月5日に5回目の放送がありました。メニューは「野菜たっぷり、和風ミネストローネスープ」でしたが、お聴き頂けましたでしょうか?
作り方は、とても簡単で、「食育の御料理教室」でも、よく作らせて頂く、人気メニューの1つです。
ポイントは、「鰹節と昆布で正しく出汁を取ること」と、「コクと旨味がアップするパプリカを入れること」、「仕上げに、上質のオリーブオイルを加えて、食べた時の満足感を出すこと」の3点です。
これからの寒い時期にお薦めですので、是非、お試し下さいませ。
レシピを御紹介させて頂きます。
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<材料・3-4人前>

(スープ用)
A
・水               1500cc
・天然塩           小さじ2杯
・醤油             大さじ1杯
・味醂             大さじ2杯
・日本酒            大さじ2杯
・出し昆布             3-5g
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B
・鰹削り節            3-5g
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(具の野菜)
・キャベツの葉         2-3枚
・人参(中)            1/2本
・玉葱(中)            1/3個
・パプリカ(赤・黄)       各1/2個
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(仕上げに)
・エキストラバージン
 オリーブオイル       大さじ1-2杯

<作り方>
①まず、スープを作る。Aを合わせて沸かし、Bを加えて火を止める。
②①をザル漉ししておく。
*残った鰹節と昆布は、刻んで、オリーブオイル等で炒め、「万能ふりかけ」にする。
③具の野菜は、すべて、食べ易い大きさにカットし、下湯がきしておく。
④②に③を加え、軽く沸かしてオリーブオイルを加え、出来上がりです。


とてもシンプルでヘルシー、オリーブオイルが決め手の和風野菜スープです。

まずは、鰹節と昆布がベースの和風スープを作ります。

具の野菜は、スプーンですくえる大きさにカットしてボイルしておきます。

2010年10月12日

「マダムシンコのスイーツドリーマー (TOKYO MX TV)」に出演させて頂きました

関西で大人気のスイーツショップ「マダムシンコ」会長の川村信子さん御夫妻と、私の知人でもあり、スポーツ実況中継でも御馴染みの、元関西テレビアナウンサーの梅田淳さんが、スイーツをテーマにした新番組を、10月から「TOKYO MX TV(地デジ9チャンネル)」でスタートさせまして、私も、初回(10月6日OA)、2週目(10月13日OA)のゲスト審査員として御招き頂きました。
番組の企画内容を簡単に御説明致しますと、「スイーツをこよなく愛し、自由で斬新な自分だけのオリジナルレシピを持った一般の方々が、スイーツのプロ達に挑戦する(試食してもらう)。そこで合格すれば、賞金が貰え、そのレシピがシンコさんのお店で商品化されるという、夢のようなプロジェクト、まさに<スイーツドリーム>を、視聴者のみなさまにもお楽しみ頂きたい。」ということでして、私も、斬新で美味しいスイーツを堪能させて頂きました。
今回のおふたりの挑戦者のメニューには、プロでは思いつかないような「独創的なセンス」を感じさせるものがありましたし、これからも、素敵な夢を実現させるために頑張って頂きたいな、と思いました。
シンコ会長には、初めてお会いしましたが、とても気さくで明るく、とにかく一生懸命で、細かいところまで気配りの出来る、素晴らしい女性でしたし、旦那様でもあります幸治社長も、とても素敵な方で、すっかり、スイーツショップ「マダムシンコ」のファンになってしまいました。
全国的に大人気の理由もよく分かりましたし、私の方が、大切な経営の勉強をさせて頂いた感じです。
この貴重な御縁を下さった梅田淳さん、そして制作に携わって頂いたMTプランニングのみなさん、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。


「マダムシンコ」箕面本店、カフェスペースでの撮影でした。

本番前には、丁寧にメークまでして頂きました(笑)。

同じ審査員の「祇園ささ木」佐々木浩さん、おふたりの挑戦者と共に。

大勢のギャラリー、スタッフのみなさんが見守る中での撮影でした。

審査員は、シンコさんと、お店のパティシエ氏を入れて4人でした。

梅田淳さんの司会進行は、とてもパワフルで盛り上がり、気持ち良かったです(笑)。

川村幸治社長のサービスも、とてもスマートでした。

美味しいスイーツに、審査を忘れ、思わずニッコリです(笑)。

会長のシンコさん、旦那様の幸治社長と共に。

2010年10月21日

「自遊人」11月号は、コグレの「高知・四万十川特集」です (2)

只今、好評発売中の人気雑誌、「自遊人」11月号内の私の特集コーナーでは、高知県・四万十川の魅力的な食材、「ぴゅあトマト」と「仏手柑(ブシュカン)」、そして「天然ウナギ」がテーマでした。
「ぴゅあトマト」とは、高知空港から、四万十川に向かう途中にある仁淀川町の標高800-900mの高原で、水分を極限まで控え、糖度8以上に育てた、こだわりのフルーツトマトのことでして、夏から秋にかけて収穫されます。甘味が強いだけでなく、酸味と旨味とのバランスが絶妙でして、今回は、究極のトマトソース作りに挑戦することに致しました。
「仏手柑」は、四万十周辺の各家の庭先に100年以上前から、品種改良されずに植えられている、とても生命力の強い柑橘類でして、地元では、刺身に添えたり、果汁を焼酎に入れたりして、食卓に欠かせないものなのですが、殆ど外部には流通していないそうです。「仏手柑」を丸ごとかじってみましたが、皮も種も、すべて美味しくて、びっくり致しました。今回は、「天然ウナギ」にのせて、オリーブオイルをかけ、一緒に焼いてみることに致しました。
「天然うなぎ」とは、四万十川で育った「ニホンウナギ」のことでして、グアム島近くのマリアナ諸島沖で産れた稚魚が回遊してきて四万十川を遡り、そこで5-10年過ごします。
ちなみに、蒲焼に使われる大きさに育つまでの期間は、養殖では、10ヶ月ほどですが、天然物は5-6年かかるそうです。自然の旨味が凝縮した「天然うなぎ」は、私が考案致しました、蒲焼のタレと生クリームを合わせて煮詰めた特製ソースとの相性も抜群で、高級フランス料理かと思えるほどの、最高の味わいでした(笑)。撮影の様子を写真で御紹介させて頂きます。


「ぴゅあトマト」の生産者のみなさんと、標高900mにあるハウスにて。

朝晩の気温差が、美味しいトマト作りの秘訣だそうです。

四万十周辺で、美しい「オクラの花」を見つけました。

温暖の地、高知県ならではの、見事な「オクラ」ですね。

撮影に御協力して頂いた「四万十屋」さんの風情ある店構えです。

「四万十屋」板長の佐田さんには、「天然うなぎ」のすべてを教えて頂きました。

「仏手柑」生産者の大塚様(左)、「四万十屋」社長の田村様と御一緒に。

生命力溢れる、素晴らしい「天然うなぎ」に感激致しました。

「天然うなぎ」とオリーブオイルの相性の良さは、絶妙でした。

「蒲焼のタレと生クリーム、オリーブオイル」がベースのオリジナルソースも大好評でした。

「究極のトマトソースペンネ」と「天然うなぎのコグレ流ソースかけ」の完成です。

「仏手柑」を乗せて焼いた、シンプルな「天然うなぎ」も美味しかったです。

御試食風景、左からお二人目は、川漁師暦50年の山崎さんです。

2010年10月22日

「自遊人」11月号は、コグレの「高知・四万十川特集」です (3)

四万十川の初日には、朝6時前から漁に同行させて頂きました。
舟も、昔ながらの手漕ぎの小舟でしたし、漁の方法も、厳しい自然の摂理に張り合うことなく合わせて、いつまでも、うまく自然と共存していけるような、本当に魚の習性を知り尽くした、伝統的な手法で、このように素晴らしい食文化が残されていること自体に、とても感動致しました。
小舟に乗り込みながら、どこまでも美しい清流・四万十川を見渡しますと、遠くに、岩を積み上げている様子が、いくつも目に留まりました。
川漁師暦50年の山崎さんに、それを尋ねますと「あれは、石ぐろ漁といいます。積み上げた岩の隙間に天然うなぎが入り込む習性を利用した、伝統的な漁法ですよ」と、笑顔で教えて下さいました。
そして、「もうひとつの伝統的漁法、柴漬け漁をお見せしましょう」と、山崎さん。勉強不足の私が「えっ!漬物の柴漬けですか(笑)?」と、思わず質問しますと「いや、葉の付いた木の枝を柴といい、それを束ねて川に沈めておくと、天然うなぎが寝床にして、入ってくるんですよ(笑)」とのこと。私は、深く感銘を受け、益々、四万十の地が大好きになりました(笑)。柴漬け漁で獲れた天然うなぎは、生命力に溢れ、シェイプアップされていて、朝日に輝き、とても美しかったです。
この日の漁場は、四万十川河口から10kmほど上流の、新四万十川橋付近でしたので、天然うなぎのほかにも、アカメや黒鯛、ボラ、ナマズなど、新鮮な海の魚と川魚の両方を収穫することが出来ました。特に、アカメは、1m近くある大物で、四万十川の豊かさを、つくづく実感致しました。
漁に同行させて下さり、貴重な体験をさせて頂いた、川漁師の山崎さん、そして、四万十屋の板長・佐田さん、本当に有難う御座いました。心より、御礼を申し上げます。


岩を積み上げる、四万十の伝統的漁法「石ぐろ漁」の風景です。

葉付きの枝を利用する、四万十の伝統的漁法「柴漬け漁」の風景です。

柴に入り込んだ天然うなぎを、大きな網で引き上げます。

伝統的な漁法では、便利な機械等を使わない為、体力勝負になります。

網の中には、元気な天然うなぎが2尾入っていました。

生きている天然うなぎを持つのは、初めてでした(笑)。

1m近い、大きなアカメには、感動致しました。

愛嬌のある、大きなナマズは、ずっしりと重かったです。

川魚の他にも、黒鯛等の海の魚も収穫出来ました。

四万十川の名物、沈下橋にて。

2010年10月27日

信濃毎日新聞・洋食の定番(10月) 「カボチャと玉葱のソテー」

「今年の夏の猛暑は何だったのか?」と思うほど、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に、毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、10月のメニューは「カボチャと玉葱のソテー(リヨネーズ)」です。
私も修行時代を過ごした、フランス・リヨン地方の伝統的な郷土料理なのですが、ご家庭でも、簡単に出来て、とても美味しい1品ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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10月も中旬になり、日々、秋の深まりが感じられるようになってきましたが、みなさまは如何お過ごしでしょうか?
先日、出張料理の仕事で、風情ある蔵の町、須坂市に伺ったのですが、長野電鉄の須坂駅の構内に、地元の生産者のみなさんが持ち寄った、色取り取りで新鮮な農産物を販売する、無人の青空市場風の売店があるのを発見し、思わず、足を止めて、見入ってしまいました。
新物のリンゴや梨、ブトウなども美味しそうでしたが、なんと言いましても、「カボチャ」の種類の多さにはびっくり致しました。
何しろ、色も、普通の緑色の物から、赤身がかった物、黄色やオレンジ色の物まで、実に沢山あり、形や大きさも、丸い物から長細い物まで、大小さまざまで、とても興味深かったです。「ここは、ヨーロッパの市場かな?」と、錯覚しそうなほどでした(笑)。
今月の末には、ここ数年で根付いてきました「ハロウィン・パーティー」を楽しむ方々もいらっしゃると思いますが、この時にも、お面のようにくりぬいた「カボチャ」が登場致します。世界的にも、「カボチャ」は、秋を代表する食材のひとつなのですね。
今が旬の「カボチャ」には、緑黄色野菜の代表選手として、これから寒くなる時期に、体を、ゆっくりと温めてくれる「自然のエネルギー」が豊富に含まれていますので、特に、冷え性の女性や、育ち盛りのお子さん達には、積極的に食べて頂きたいですね。
夏が旬の食材には、夏の暑さで火照った体を冷やす力があるのと同様に、秋や冬が旬の食材には、外の寒さで冷えた体を温めてくれる力があります。このことからも「旬を大切にすれば、自然と健康でいられる」という、とてもシンプルで、上手く出来た「自然の摂理」の奥深さを改めて実感し、「身近な自然の恵み」、「旬の食材」に感謝の気持ちを込めて、毎日、美味しく頂きたいものですね。
今回のメニューは、とても簡単に出来て、私も大好きな「カボチャと玉葱のソテー」です。
軽く素揚げした「カボチャ」や「じゃが芋」などに、玉葱のソテーを合わせた料理を、フランスでは「リヨネーズ(リヨン風)」と言いますが、私も修行時代を過ごした、フランス・リヨン地方は、玉葱の名産地であると同時に、世界的に有名な「美食の地」であることから、玉葱の美味しいソテーを合わせた料理を「リヨネーズ(リヨン風=美食風)」と言うのだと思います。フランスでは、家庭でもレストランでも、よく食べられている、人気の「定番料理」のひとつであることには、間違いありませんし、私も、修行時代の賄いで、よく作らされました(笑)。
ポイントは、「カボチャ」にしっかりと焼き色が付くまでソテー(素揚げ)することと、「玉葱」も、ゆっくりとソテーして、充分に甘味を引き出すことだけですので、是非、みなさまも「今が旬の美味しいカボチャ」で、お試し下さいませ。
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<材料・2人前>
(A)
・カボチャ(中)             1/4個
・オリーブオイル          大さじ3杯
・塩・胡椒               各少々
(B)
・玉葱(中)               1/2個
・オリーブオイル          大さじ1杯
・塩・胡椒               各少々
(C)
・パセリみじん切り           少々
・白炒りゴマ              少々

<作り方>
①カボチャは、種を取り、厚さ5mmくらいの薄切りにする。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、①をきれいな焼き色がつくように焼く。
③仕上げに塩・胡椒を振り、フライパンから取り出しておく。
④玉葱は、厚さ3mmくらいの薄切りにする。
⑤フライパンにオリーブオイルを入れ、④がしんなりするまで炒める。
⑥仕上げに軽く、塩・胡椒を振り、③を加える。
⑦カボチャが崩れないように軽く炒め合わせ、パセリみじん切りと白炒りゴマを仕上げに加える。


とても簡単で美味しい「カボチャと玉葱のソテー(リヨネーズ)」です。

カボチャは、しっかりとキツネ色になるまで焼いて、甘味を引き出します。

私のスタジオでの、自然光を活かした撮影風景です。

お酒のおつまみにもなり、御飯のおかずにもなる、今が旬の1品です。


2010年11月26日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (11月) 「根菜類の煮物入り和風パスタ」

夜の街を歩きますと、澄んだ空気に、クリスマスのイルミネーションが輝きを増し、朝晩の冷え込みも一段と厳しくなってきましたが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、11月のメニューは「根菜類の煮物入り和風パスタ」です。
「根菜類の和風煮物とパスタ」とは、一見、ミスマッチのように思われるかもしれませんが、実は、ご家庭でも簡単に出来て、とても美味しい1品ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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秋も深まり、「今年の夏の猛暑はなんだったのか?」と思うほど、寒さも厳しくなってきましたが、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか?
先月のエッセーでも書かせて頂きましたが、「自然の摂理」というものは、実に上手く出来ていまして、夏が旬の食材には、夏の暑さで火照った体を冷やす力があるのと同様に、秋や冬が旬の食材には、外の寒さで冷えた体を温めてくれる力があります。
つい忘れがちなことですが、「地元産の旬の食材」を有難く大切に頂くことで、いつまでも、みなさまが健康的にお過ごし頂けることを願って、いつもレシピを考えています(笑)。
寒さが厳しくなるにつれ、旨味を増す食材に、大根、人参、ごぼう、レンコン等の「根菜類」があります。今回のレシピでは、それらの「根菜類」を、オリーブオイルを隠し味にした和風の煮物に仕立てたのですが、最後にパスタ(今回は、ペンネというマカロニ)と合わせることで、「根菜類」が苦手な方にも「和洋折衷の新しい味」をお楽しみ頂けるのではないかと思っています(笑)。
パスタといいますと、普通は「イタリアン」、つまり、トマトソースやクリーム系のソースを絡めた御料理をイメージされる方も多いかと思いますが、実は、醤油や味噌などの和風調味料と、オリーブオイルの相性が、物凄く良いために、それらを組み合わせた「和風パスタ」は、付け合せとして加える野菜等の食材を変えていくことで、無限に「美味しいバリエーション」が広がっていきます。実際に、欧米の一流レストランの厨房には、大抵「ソイ・ソース(醤油)」と「オリーブオイル」があり、「エッ!」と思うような、様々なメニューにまで、本当に上手く取り入れられています。
発想を柔軟にすれば、普段、みなさまが食べていらっしゃる「和風の家庭料理」も、オリーブオイルを加えることで、「新しいパスタ料理」になりますので、色々とお試し下さい。
例えば、「すき焼き」や「もつの煮込み」、「ひじきの煮物」、「鯖の味噌煮込み」、「野菜炒め」、「カレー」等にも、オリーブオイルを加えれば、「美味しいパスタソース」になりますし、「具沢山の味噌汁」にオリーブオイルと細めのスパゲッティを加えれば、美味しい「スープパスタ」が出来ます(笑)。みなさまの御家庭でも「新しい和風パスタ」が出来ましたら、是非、教えて下さいね。
最後に、「オリーブオイルの種類のお話」を少しさせて頂きます。日本では、御値段が高めな「エキストラ・バージン・オリーブオイル」と、御値段が安めの「ピュア・オリーブオイル」の2種類があり、前者は「一番搾りで混ざり物、一切無し」、後者は「添加物で化学処理したオイルを混ぜてある」と覚えて下さい。「どちらが健康的で美味しいのか?」と言えば、当然、前者が上質ですし、私は、いつも前者だけを使っていますが、家庭料理では、コスト的なこともありますので、上手く使い分けて頂ければと思います。
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<材料・2人前>
(A)
大根(中) 1/10本  人参(中) 1/2本  レンコン(中) 1/3節  ごぼう 1/4本
(B)
オリーブオイル 大さじ2杯  ごま油 大さじ1杯  醤油 大さじ2杯  味醂 大さじ1杯 
日本酒 大さじ1杯  塩・胡椒 各少々
(C)
ペンネ(マカロニ) 70g  パセリのみじん切り 少々  白炒りゴマ 少々

<作り方>
①(A)の根菜類は、ごぼう以外は、皮をむき、一口大にカットしてボイルする。
②フライパンに(B)をすべて入れて軽く沸かし、①を加えて、絡ませるように煮る。
③ペンネを湯がき、②に加えて、軽く煮る。
④仕上げに、パセリのみじん切りと白炒りゴマを加える。


サッパリとしていて、とても美味しい「根菜類の煮物入り和風パスタ」です。

私のスタジオでの自然光を生かした撮影風景です。

根菜類は歯応えを大切に、固い物から順番にボイルしておきます。

今が旬の根菜類をたくさん食べて頂きたいですね。


2010年11月27日

熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (1)

11月18日から21日まで、熊本県天草市五和町に伺い、地元食材とオリーブオイルが主役の料理教室&講演会をさせて頂きました。
きっかけは、今年の4月に頂いた天草市五和支所・地域振興課の大田様からの、お問い合わせに始まりました。
天草市では、温暖な気候と耕作放棄地を活かし、今年度より「オリーブの島づくり」に着手していらっしゃるそうで、今年の春先には、九電工さんが五和町に1600本のオリーブの木を植栽されたとのこと。
そこで、地域のみなさまを対象にして「オリーブオイルの勉強会」をするために、是非とも、私に講師として来て欲しいという、とても有難いお話を頂いたのです。
天草市は、バランスの取れた豊かな自然の中で、優れた食材に恵まれており、以前から訪れたいと思っていましたので、「念願が叶った!」とばかりに、すぐにお受け致しました(笑)。
福岡空港から天草航空のプロペラ機に乗り継ぎ、約30分で快晴の天草空港に到着しますと、出迎えて下さった大田様、同じく地域振興課の西崎様と共に、早速、1.8haもある見晴らしの良い、広大なオリーブ農園に向かいました。
ここの管理を担当されている方にも、色々とお話を伺ったのですが、元々、土壌の性質としましては、オリーブ向きではなかったようです。つまり、水はけも良くなく、酸性質の土地だったということで、排水管を設置したり、アルカリ質のクド石灰をまくなどして、最初は、御苦労の連続だったようですが、その甲斐あって、今では、とても元気に、9種類のオリーブの苗木は生育しておりました。
この辺では、イノシシも出るそうですので、農園の周りには、電気柵を巡らせており、「上質のオリーブを栽培し、守るための準備は万端」といった感じで、オリーブの実が生る、近い将来がとても楽しみになってきました(笑)。
オリーブ農園を視察させて頂いた後には、五和地区の生産者のみなさまのもとに伺い、御挨拶を兼ねて、実際に「目からウロコ」の、優れた食材をたくさん見せて頂きました。
天草での感動の滞在の模様を、数回に分けてレポートさせて頂きます。


福岡空港から天草エアーのプロペラ機で天草空港に向かいました。

日当たりの良い広大な農園で、オリーブは元気に成長しています。

どの品種がこの地に最適なのか観測データーも記録しています。

農園の周囲には、電気柵が張られ、イノシシの侵入を防いでいます。


熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (2)

オリーブ園の視察後には、「天草大王」という地鶏を育てていらっしゃる「公元」の堤田さんにお会いして、実際に鶏舎を見せて頂きながら、色々と「飼育方法のこだわり」を教えて頂きました。
ブロイラーの鶏は、一般的に50日前後で出荷出来るそうですが、堤田さんの「天草大王」は、その約3倍の120-150日間に渡る長期飼育をしていまして、その理由は「鶏は、長く飼えば飼うほど味が出る」と言うのが堤田さんの持論です。
飼育面積も、1㎡当たり3羽以下の薄飼いを実行しており、ゆったりとした環境でストレス無く育てることで、病気にも強くなり、運動によって程好い歯応えの肉質になるそうです。
もちろん、餌にもこだわっており、遺伝子組み換えは排除し、抗生物質の入っていない自然の
粗飼料を与えているそうです。
「天草大王」の、とても可愛らしい「ひよこ」を持たせて頂きました。こんなに小さな「ひよこ」が、手間暇と愛情を注ぐことで、4-5ヶ月後には、立派な親鶏になり、それを我々人間が食するわけですから「(我々人間が)尊い命を頂いて命を繋ぎ、生かして頂いている」ことの意味を、もう一度考え、常に「命ある食材に対する感謝の気持ち」を持つことが大切なのではないでしょうか。
堤田さんとのお話の中で、ふと、そんなことを思いましたが、翌日の料理教室で「天草大王」を、初めて使わせて頂き、そのしみじみとした美味しさに「堤田さんの熱い想い」が伝わってきまして、感激致しました。
これからも「天草大王」を応援させて頂きますので、今後共、宜しくお願い致します。


手間暇と愛情をかけて飼育された熊本の地鶏「天草大王」です。

ゆったりとした環境の鶏舎で「天草大王」は飼育されています。

とても可愛らしい「天草大王」のひよこを持たせて頂きました。

改めて「命を頂いて命を繋いでいること」の意味を考えました。

翌日の料理教室でも「天草大王」を使わせて頂き、大好評でした。

熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (3)

熊本の地鶏「天草大王」の鶏舎の次には、山田さんが経営する「天草元気黒豚の牧場」に伺いました。
五和町御領の鬼の城公園に隣接する山に、その牧場はあるのですが、ほとんど自然の状態で放牧されている黒豚のパワーに最初は、ビックリ致しました(笑)。
まずは、体長1m程の子豚達がぴったりとくっついて昼寝中の洞穴の入口に近づいてみたのですが、人の気配を感じると、すぐに、物凄い勢いで、しかも集団で、砂煙を巻き上げながら、豚舎の中を逃げ回るのです。
そうかと思うと、ある程度大きくなった豚達は、のんびりと池の中で水浴びしていたり、泥を掻き出して作った、自分専用の寝床で爆睡しており、我々が近づいても、ビクともせずに、本当にマイペースで、なんだか羨ましい限りでした(笑)。
一番奥の最も豚舎らしい小屋に近づきますと、そこには、生後間もない、可愛らしい子豚達が、体長2m位ありそうな巨大な親豚達に、優しい眼差しで見守られながら、スヤスヤ眠っており、その風景が、とても微笑ましくて、親子豚の強い絆を実感致しました。
「ところで、餌は、何を食べているのだろう?」と思いましたら、何と、いたる所に置いてある、かなりの量の栗の実やサツマ芋をボリボリとかじっており、山田さんにお聞きしましたら「時々、蒸した玄米も食べさせている」とのこと。
これは、どんぐりを、ある期間だけ食べさせていることで世界的に有名な、スペインのブランド豚<イベリコ>にも「全然負けていないではないか!」と、かなり感激致しました(笑)。
翌日の料理教室では、スライスした黒豚肉をしゃぶしゃぶのように軽く湯がき、オリーブオイルと醤油を絡ませてみたのですが、これが、本当に美味しかったです。<イベリコ豚>に負けていませんでした。
山田さん、これからも「安全・安心で美味しい黒豚」を宜しくお願い致します。
私も微力ながら「天草元気黒豚」のPRをさせて頂きます。


「天草元気黒豚牧場」を経営されている山田豊喜さんと御一緒に。

自然な状態でのんびり生きている「天草元気黒豚」です。

牧場内の池で水浴びを楽しむ「天草元気黒豚」です。

餌には、地元産の栗の実やサツマ芋、時々蒸した玄米も。

屋根付きの豚小屋で、親豚に守られて眠る子豚達です。

料理教室では、スライスした黒豚のロースをしゃぶしゃぶ風にしました。

オリーブオイルと醤油を絡ませた「天草元気黒豚」は、とても美味しかったです。


熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (4)

山田さんの「天草元気黒豚牧場」の次に伺ったのが、山﨑保さんのデコポン農園でした。
早速、見事なデコポンを試食させて頂きましたが、「今まで私が食べてきたデコポンは何だったのだろうか?」と思うほど、皮は薄くて、果実は大粒、皮をむいた瞬間に良い香りが、あたり一面に広がり、本当に美味しくて、まさに「目からウロコ」でした(笑)。
この優れもののデコポンは、このまま食べるのが一番良いとは思ったのですが、この自然の甘味、旨味を活かし、砂糖は一切使わないで、何かヘルシーなスイーツは出来ないものかと考えてみました。
そして、地元の食料品店を巡っているうちに、突然ひらめいたのが「コッパ(地元産の干し芋)とデコポンのオリーブオイル焼き」です(笑)。
コッパは、こちらでは、蒸してお餅に混ぜたりするようですが、私は、なるべく手間をかけずにシン
プルに作ろうと思い、コッパの下拵えは、形が崩れないように、薄めの和風出汁で軽く煮るだけにしました。
実は、この和風出汁がポイントなのですが、もちろん、甘くない、おでんや煮物に使うような普通の出汁を用意します。その醤油ベースの塩加減を含んだコッパとデコポンの甘味、オリーブオイルのコクが見事に融合して、極上のスイーツが出来る・・・(笑)。これが、私の計算でしたが、砂糖を一切使わずに、思った通りの美味しくてヘルシーなスイーツが完成致しました。
天草滞在の最終日に開催されました講演会でも、参加者のみなさまに試食して頂きましたが、大好評で、とても嬉しかったです。
その他には、デコポンやユズ等の柑橘類の絞り汁とオリーブオイルを1対3で合わせれば、簡単に、美味しいドレッシングが出来ることも実演させて頂きましたが、その際には、空のペットボトルを使うと、道具が少なくて、しかも、保存にも便利だという「プロの裏ワザ」も御披露させて頂きました(笑)。
今回のデコポンのように、優れた食材に出会いますと、創造意欲が掻き立てられまして、色々なアイディアが浮かぶものだということが、よく分りました。
デコポン生産に携わっていらっしゃる山﨑さんをはじめ、生産者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に、素晴らしい機会を有難う御座いました。


素晴らしいデコポンの生産者、山﨑保さんと記念の1枚です。

皮は薄く、果実は大粒で香り豊かな、美味しいデコポンです。

砂糖不使用のヘルシースイーツ「コッパとデコポンのオリーブオイル焼き」です。

コッパ(干し芋)は、薄めの和風出汁で軽く煮ておくのがポイントです。

コッパの上にデコポンの薄切りを乗せ、オリーブオイルをかけて焼きます。

お手伝いのみなさんに、手際良く盛り分けて頂きました。

ペットボトルを使った、簡単で美味しい柑橘系ドレッシング作りの実演中です。

オリーブオイルと柑橘系ジュースを3対1で合わせるだけで美味しいドレッシングの完成です。


熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (5)

山﨑保さんの「デコポン農園」の次に伺ったのは、美味しい「柚子胡椒」を手作りしていらっしゃる加工グループ「芹生の杜」鳥羽瀬さんの工房でした。
早速、手作りの「柚子胡椒」を見せて頂きましたが、グリーン色がとても鮮やかで、フタを開けますと、柚子のフレッシュな香りが立ち上り、それは、今までの柚子胡椒のイメージとは、まったく違うものでした。じっくり時間をかけて天日干しした天然塩と柚子の絞り汁、青唐辛子だけが原料なのですが、「生きている感じ」とでも言うべきなのでしょうか、「柚子胡椒」からにじみ出る力強さが感じられて、とても感動致しました。
もちろん、試食もさせて頂きましたが、辛味の中に旨味、コクが感じられて、しみじみと美味しく、まさに「目からウロコ」でした(笑)。
翌日の料理教室では、天然ブリのお刺身に、この柚子胡椒を塗り、オリーブオイルをかけた「カルパッチョ」を実演させて頂きましたが、こちらも大好評で、とても嬉しかったです。
「芹生の杜」で生産に携わっていらっしゃるみなさま、本当に美味しい柚子胡椒を有難う御座いました。これからも、是非、この品質を維持出来ますように、手間暇を惜しまずに頑張って下さい。
私も、微力ながら、応援させて頂きます。


上質な柚子胡椒を手作りしている工房「芹生の杜」に伺いました。

出来立ての柚子胡椒が入っている大瓶を見せて頂きました。

フタを開けますと、新鮮な柚子の香りが部屋中に広がりました。

時間をかけて海水を天日干しした天然塩が味の決め手かもしれません。

美味しい柚子胡椒の小売用の小瓶です。

ブリの刺身に柚子胡椒を塗り、オリーブオイルをかければ「カルパッチョ」の完成です。

背の青い魚と柚子胡椒、オリーブオイルの相性は抜群です。

熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (6)

天草市五和町では、9月1日から12月31日まで「アワビ祭り」が開催されているということを事前に教えて頂いておりましたので、「アワビ」は、最も興味のある食材のひとつでした。
二江の美しい海で「アワビの養殖」をされている中元さんの船に伺い、生簀から上がったばかりの「アワビ」を見せて頂きましたが、あまりの元気の良さに一瞬たじろいでいますと、中元さんの方から笑顔で「丸かじりしてみますか?」との有難いお言葉を頂きました。
「丸かじり」なんて贅沢なことは、今までしたことがありませんでしたが、近くに水道があるわけでもなく、このまま、洗わずに食べることを考えますと、「大丈夫かな?」とも思いましたが、こんなチャンスはめったにありませんから、喜んで「丸かじり」させて頂きました(笑)。
私の中で、「養殖アワビは固い物」というイメージがあったのですが、このアワビは、食べていて心地よい弾力を持ちながらも、まったく固くないのです。海水の塩加減も絶妙のハーモニーで、こんなに美味しい「アワビ」を食べたことはありませんでしたので、その理由を中元さんにお聞きしますと、やはり「環境、餌の違いによる」ことが分りました。「この養殖アワビ」でしたら、天然物にも全然負けていませんし、育った環境次第で、こんなにも美味しくなることがわかり、ここでも私は「目からウロコ」でした(笑)。
翌日の料理教室では、お手伝いのみなさんに手際良く、アワビの下処理をして頂き、身の方は、大勢のみなさんでも試食して頂ける様にスライスしまして、軽くボイルしておきました。
深緑色が鮮やかな「肝」は、ザル漉しして、ペースト状にしてから、醤油少々と煮切った味醂、オリーブオイルを加えて、ソースを作り、最後にアワビの身と合わせました。とてもふくよかな味わいで、オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯とも良く合い、美味しかったですね。
中元さん、本当に美味しいアワビを御提供して下さり、有難う御座いました。「アワビ丸かじり」の醍醐味は、一生忘れません(笑)。


年末まで、「秋の天草アワビ祭り」は開催されています。

天然物に負けてない「養殖アワビ」を持ってポーズです(笑)。

生命力の強い、中元さんが育てた「養殖アワビ」です。

とても贅沢な「活けアワビの丸かじり」は、最高の味わいでした。

アワビ漁師の中元公広さんと記念の1枚です。

二江のきれいな海で、天然物に近い環境で養殖されているアワビの生簀です。

お手伝いのみなさんには、さすがに慣れた手つきで下拵えしてもらいました。

裏漉したアワビの肝と、スライスして軽くボイルしたアワビの身です。

アワビの肝には、オリーブオイルを加えて、特製ソースを作りました。

特製ソースとアワビの身を合わせているところです。

「アワビの特製肝入りオリーブオイルソース和え」です。


2010年11月28日

熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (7)

天草市五和町、通詞島の美しい海岸沿いに「完全天日干しで上質な天然塩を、昔ながらの伝統的手法にこだわって作っていらっしゃる方がいる」という情報を頂きまして、早速、伺いました。
自然食品研究会の木口孝さんが、その方なのですが、色々と塩にまつわるお話をお聞きしていきますと、木口さんの「天然塩にかける熱い想い」が、ひしひしと伝わってきまして、とても感激致しました。
「完全天日干し塩」の作り方を簡単に御説明致しますと、まずは、工房の目の前にある、とてもきれいな早崎海峡の海水をポンプで汲み上げるところからスタート致します。
工房の敷地内には、丸太を組み上げて作った、相当に年季の入った、迫力のあるヤグラがありまして、そこにネットをかけて、海水を循環させることで、徐々に濃度の濃い塩水(カンスイ)にしていきます。温泉に例えて言うならば、「湯の華」を採るための長い水路「湯畑」のようなものでしょうか。
「カンスイ」が出来ましたら、ヤグラのとなりにあるハウスの中の結晶棚に移され、あとは、太陽光によって、塩が結晶化するのを待つだけです。夏場の日差しで2-3週間、冬場では、1-2ヶ月かかるそうですが、時間をかけた分だけ、まろやかでミネラル豊富な美味しい塩になるわけです。
ヨーロッパ的な発想で言うならば、これは、まさしく「スローフードの極み」ですね。木口さんの天然塩は、大きめの粒ひとつひとつが、とても美しく輝いており、今までの天然塩のイメージが変わるほどの美味しさに衝撃を受けました(笑)。
帰り際には、この美味しい塩で作った「塩アイス」も頂きました。ミルクベースの塩アイスに、さらに塩をまぶして頂きますと、至福の高級アイスクリームに変身致します(笑)。みなさまも、天草に行くことがありましたら、是非とも、お試し下さいませ。
木口さんに頂いた天然塩を翌日の料理教室でも使わせて頂きましたが、オリーブオイルとの相性も抜群で、ドレッシングソースや、和風出汁、スープの味にも、自然なコク、深みが増しました。
手間暇がかかり、大変な作業の連続だとは思いますが、木口さんには、この伝統的手法による天然塩を守り続けて頂き、次の世代にうまく引き継いで頂きたいと思っておりますし、私自身も、微力ながら、精一杯応援させて頂きます。なぜならば、「良い塩は、生命の源」であり、「命をつなぐために無くてはならない大切な物」だと思うからです。
これからも、木口さんには、塩に関する様々なことを学ばせて頂きたいと思っております。この度は、お世話になりまして、本当に有難う御座いました。この御縁に、心より御礼を申し上げます。


木口さんの工房は、五和町通詞島の海岸沿いにあります。

木口孝さんと御一緒に、出来立ての美味しい天然塩を持って。

早崎海峡のきれいな海水を汲み上げて、天然塩作りはスタートします。

丸太を組み上げて作ったヤグラにネットを張り、カンスイを作ります。

ハウスの中で、太陽光の力を借り、ゆっくりと塩を結晶化させます。

結晶化して美しく輝く、完全天日干しの天然塩です。

地元産「塩アイス」に天然塩をまぶすと、至福の美味しさになります(笑)。

熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (8)

木口さんの天然塩の工房に近い、五和町通詞島の美しい海岸沿いを歩いていましたら、丁度、潮が引いた岩場に、地元の人達が、次々に下りて行き、しゃがんで作業をしている姿を目にしました。
好奇心旺盛な私は、もちろん岩場に下りて行き、何をしているのかお尋ね致しますと「小さな天然の牡蠣を採っている」とのこと。岩場に目を凝らしますと、確かに、小さな牡蠣の殻が、たくさんへばりついているのです。
「これは、私もやりたい!」と、即座に思い、殻を開けるための斧(オノ)をお借りして、小さな牡蠣の殻を開け始めたのですが、これが、かなりの重労働でした(笑)。何しろ、牡蠣の身は、アサリくらいの大きさしかありませんでしたので、それなりの量をとるには、かなりの根気が必要です。
それでも、私は頑張りまして(笑)、自分ひとりが食べられるくらいの量を収穫し、醤油とオリーブオイルをかけて食べてみたのですが、とても滋味深く、地元産の焼酎との相性も抜群でした(笑)。
天草市五和町は、本当にいたる所に、何気なく、優れた食材があり、私にとりましては「食材の宝島」にいるようで、益々、天草の大ファンになりました(笑)。


岩場に張り付いた「天然牡蠣」の収穫は、初めての経験でした。

小さい殻を開けるのは、かなり大変でしたが、楽しかったです。

殻は小さくても、中の身は、香り高く、ふっくらとしていました。

夢中になって頑張り、これだけ収穫出来ました。

天然の牡蠣と醤油、オリーブオイルの相性は、抜群でした。

熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (9)

オリーブオイルと相性の良い醤油を求めて、五和町鬼池にある名門醸造元「池崎しょうゆ」さんに伺いました。
こちらは、地元で100年以上続く、老舗の醤油醸造所でして、今回、説明して下さった製造部主任の池嵜謙五さんが5代目にあたるそうです。
早速、蔵の中を見せて頂きますと、年代物の熟成樽があったり、丸太の柱には、酵母菌が付いていたりして、醤油作りの歴史の重みが、ヒシヒシと伝わってきました。
味のベースとなる「もろみ」も、樽から直接、試食させて頂きましたが、滋味深く、とても美味しかったです。
醤油は、「うすくち」、「こいくち」、「さしみ用」の3種類を用意して頂き、それぞれ鯛のお刺身に浸けて食べさせて頂きましたが、オリーブオイルとの相性が良いことは、すぐに分かりました。
翌日の料理教室でも、これらの醤油は、大活躍致しました(笑)。例えば、醤油とオリーブオイルを同割り(1対1)で合わせた物を用意しておき、白身魚のお刺身や豆腐、白菜の浅漬け、ゴボウや大根の煮物、しゃぶしゃぶポーク等にかけて試食して頂きましたが、参加して頂いたみなさんからは、大絶賛して頂きまして、謙五さんも、とても嬉しそうでした。
このように、みなさんが笑顔になれる空間に、いつも立ち会える私は、本当に幸せ者だと思いますし、この「笑顔の輪」を、これからも<食>を通して、世界中に広げて行きたいと思っております。
御協力して下さった「池崎しょうゆ」のみなさま、本当に有難う御座いました。今後共、宜しくお願い致します。


「池崎しょうゆ」さんの暖簾(のれん)の前で記念の1枚です。

醸造蔵の中には、歴史を感じさせる熟成用の木樽もありました。

醤油の味の基本となる「もろみ」が入った木桶(おけ)です。

酵母菌が付いた丸太の柱からも、醤油作りの歴史が感じられます。

3種類の美味しい醤油ともろみを、お刺身に浸けて試食させて頂きました。

豆腐と醤油、オリーブオイルの相性は、抜群です。

鯛のお刺身には、山葵醤油とオリーブオイルをかけました。


熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (10)

天草市五和町滞在の最終日(11月21日)には、コミュニティーセンターの大ホールで「地元天草の食材が主役の和風オリーブオイルクッキングでヘルシーに!」と題した講演会が開催されました。
実は、この日は、地元での大イベント「天草マラソン大会」と重なっておりましたので、そちらに借り出された方も多く、主催者の皆様も「小暮先生には申し訳ありませんが、30-40人集まるかどうか、微妙なところです・・・」と、数日前から大変に恐縮されていました。
私としましては、たとえ数人でも、来て下さった方々に大満足して頂き、その方々のクチコミで、次に繋がるように全力投球するだけですから、まったく気にしてはいませんでしたが、やはり、講演会の当日になりますと、入場者数が気になり、何度も、ソワソワしながら、会場を覗いてしまいました(笑)。
そんな時でも、大ホールから少し離れたキッチンでは、お手伝いのみなさんが本当に手際良く、前日の料理教室で実演させて頂いた料理を忠実に再現して下さり、どんどん御試食用の盛り付けが進んでおりまして、アッと言う間に、40食分の準備が終了していました。「素晴らしい!」ですね(笑)。
ちなみに、御試食用メニューは、かなり豪華版に致しました。何しろ、マラソン大会にはタッチせずに、こちらを優先して来て下さる「数少ない、本当に有難いみなさま」なのですから、それなりの恩返しをしなければいけませんよね・・・(笑)。「ブリのカルパッチョ」、「大根とゴボウの煮物」、「白菜の浅漬け」、「冷奴」、「玄米おにぎり」、「デコポンとコッパのスイーツ」、「焼き立てのパケット」・・・・。これらすべてに、コグレお薦めの世界№1極上オリーブオイルをかけて食べて頂く・・・。「凄いですよね!(笑)」
開演まで、まだ少しの時間がありましたので、余裕で、お手伝いのみなさんと記念撮影したり、著書にサインしたりしていたのですが、開演直前になって、流れが急変してきました(笑)。
主催者の方がキッチンに駆け込んで来るやいなや「小暮先生、大変です!100人を越えそうな勢いです!テーブルも足りないし・・・!」と、かなり慌てていらしたので、盛り付けの追加に関しましては、前日にお会いしたばかりのお手伝いのみなさんを全面的に信頼して、お任せし、私は会場内のテーブル設営にまわりました(笑)。
実は、今回、お手伝いして頂いた方々は、普段から、手作りで美味しい「お惣菜やお弁当」を作っていらっしゃる「加工グループ」のみなさんでしたので、いわば立派なプロですから、本当に助かりました。「頼もしかったです!(笑)」
これから全国で開催される「食のイベント」に、アシスタントとして一緒に回って頂きたいくらいですね(笑)。
遅れて来られたみなさまの中には、楽しみにしていらした御試食が、まったく無かった方もいらしたようで、多目に用意していなかったことを、かなり悔やみましたが、是非とも、次回に御期待して頂けましたら幸いです。
講演会では、天草の豊かで上質な食材の活用方法のお話から、世界の食文化のお話まで、実に様々な話題で、楽しくお話させて頂きまして、アッと言う間の100分間でしたね。しかも、講演会の最後には「私を天草市五和町の名誉町民にして下さい!」などと、かなり調子に乗ってしまい、拍手喝采を頂きましたが、それだけ、天草市五和町は、私にとりましても「魅力的な町である」ということですので、今後とも、宜しくお願い致します。
講演会が終了し、天草空港に向かう途中で、遅めの昼食として、野菜がたっぷりの「ちゃんぽん」を頂いたのですが、とてもサッパリとしていて美味しかったです。「天草市のちゃんぽんも、かなり有名」とのことですので、次回は、是非「ちゃんぽんに合うオリーブソース」の開発もさせて下さい(笑)。
夢は、どんどん広がりますが、主催者のみなさま、今回は、大変に貴重な御縁を頂きまして、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。


オリーブカラーの講演会のポスターを、町の各所に貼って頂きました。

講演会場となった五和町コミュニティーセンターの入口にて。

演題をバックに、お気に入りのオリーブオイルを持って。

オリーブオイル入りの玄米御飯も美味しく炊けました。

御試食用の盛り付けも、本当に手際良くして頂きました。

オリーブオイルが主役のかなり豪華な御試食メニューです。

お手伝いして下さった「加工グループ」のみなさんと記念の1枚です。

予想以上に多くのみなさまに御参加頂き、有難かったです。

「和風オリーブオイルクッキング」の御試食も大好評でした。

講演終了後には、オイルと著書を多くのみなさまに買って頂きました。

次回は、是非「ちゃんぽんに合うオリーブソース」の開発もさせて下さい(笑)


2010年12月09日

「自遊人」1月号は、コグレの「新潟・魚沼特集」です (1)

11月25日発売の人気雑誌「自遊人」(1月号)に特集記事が掲載されております。
「おうちごはん・プレミアム」というタイトルでして、5回連載の第4回目は「新潟県・南魚沼特集」です。その前書きを少し引用させて頂きます。
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一流シェフが全国津々浦々を巡り、その土地ならではの最高の旬の食材を探し、現地で腕を振るったら、どんなメニューが生まれるのか。そんな夢のような企画が、「超一流の出張料理人・小暮剛シェフ」と調理家電のトップメーカー、パナソニックのコラボレーションで実現した。金沢、北海道、四万十川に続き、第4回を迎えた今回は、本誌のホームグラウンドとも言える新潟へ出張し、小暮シェフに最高の料理を作ってもらう・・・・・。
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という内容でして、こんなに素晴らしいご縁を頂いたことに、本当に感謝しております。
詳しくは、是非、書店にて「自遊人」を、直接手にお取り頂き、御覧頂きたいと思いますが(笑)、簡単に内容を御紹介させて頂きます。
今回のテーマ食材は、「和豚もちぶた」と「南魚沼産コシヒカリ」でした。
「自遊人」は、お米に拘っている出版社でして、都内から南魚沼にオフィスを移し、農業生産法人まで立ち上げていますので、「コシヒカリ」は外せない食材のひとつなのです(笑)。
実際に、JAS有機認証を受けている最高ランクの「コシヒカリ」を使わせて頂きましたが、本当に炊き上がりが素晴らしく、お米が透き通っていて、まさに「銀シャリ」そのものでした。「この御飯があれば、あとは何も要らない!」ほどの美味しさに感激致しました。
「南魚沼産コシヒカリ」というだけで十分にブランド力があるのに、それに胡坐(あぐら)をかかずに、より安全で美味しいお米を作るために、手間暇のかかる有機栽培に挑む農家のみなさんの努力には、本当に頭が下がる思いです。今回の撮影では、コシヒカリ生産者の阿部さんと松井さんにもお越し頂きましたので、私も、いつも以上に気合と愛情を込めて御料理させて頂きました(笑)。
もうひとつの食材「和豚もちぶた」と、それから作った発色剤や保存料を使っていない「自家製ベーコン」も、とても上質で美味しかったです。今回は、ホットプレートの蒸し鍋を使わせて頂き、地元産の肉厚な「八色しいたけ」や、甘味たっぷりの「白菜」と共に、「蒸し料理」を作らせて頂きましたが、本当に、素材の持ち味が生かされて、シミジミと美味しく、改めて「新潟・魚沼の食の豊かさ」を実感致しました。
「蒸し料理」に使った後の出汁を味見してみました。はじめはシンプルだった和風出汁ですが、素材の旨味が見事に凝縮された「極上のスープ」に生まれ変わっており、私のインスピレーションで、赤味噌とオリーブオイルを加えてみますと、さらに美味しい「蒸し料理の絶品ソース」が誕生致しました。
「極上のスープ」と「最高のコシヒカリ」」で、最後に「リゾット」も作らせて頂きましたが、こちらも大好評で、本当に美味しかったです。
素材と調理器具が良いと、本当にシンプルな調理方法でも「美味しい最高の料理」が出来ることを、読者のみなさまにも実感して頂けましたら嬉しく思います。是非、「素材を生かした美味しさ」を体験して頂き、料理のレパートリーを増やして下さいね(笑)。


人気雑誌「自遊人」1月号は、コグレの「新潟・魚沼特集」です。

「南魚沼産コシヒカリ」と「和豚もちぶた」が、テーマ食材でした。

初めて「稲刈り」をさせて頂き、米作りの大変さがよく分りました。

自遊人本社(南魚沼)で御料理させて頂きました。

優れもののホットプレートで簡単に「美味しい蒸し料理」も出来ます。

キッチン全体が、美味しそうな匂いと笑顔に包まれていました。

「和豚もちぶたの蒸し物」と「新米と極上スープの贅沢リゾット」を作らせて頂きました。

「もちぶた蒸し汁」に赤味噌と上質のオリーブオイルを加えて「極上ソース」の出来上がりです。

最高のコシヒカリ「銀シャリ」と「和豚もち豚の蒸し物」は、毎日でも食べたくなる美味しさです。

左からコシヒカリ生産者の松井さん、阿部さん、もち豚卸し問屋の小倉さんです。

極上の新米と蒸し汁で作った「贅沢リゾット」も最高に美味しかったです(笑)。

「自遊人」1月号は、コグレの「新潟・魚沼特集」です (2)

「自遊人」1月号の撮影で伺った新潟県南魚沼市では、農業生産法人「自遊人」が管理していらっしゃる「自遊田」で、稲刈りも体験させて頂きました。
我々は、簡単に「有機栽培」という言葉を使いますが、実際に現地に伺ってみますと、本当に管理が大変で、雑草だらけで収穫が見込めない有機栽培の田んぼも幾つかあり、いかに有機栽培は手がかかり、雑草や害虫との闘いであるかが、身に沁みてよく分りました。
でも、自然の中で、爽やかな風を肌で感じながら、土と水に触れられるのは、素晴らしいことだと思います。やはり、人間は「自然の摂理」の中で、自然の抱擁力に包まれながら、「生かせて頂いている」ことを改めて実感致しますし、自然の中で、夢中になって作業していますと、なんともいえない安心感、心地良さが感じられ、気持ちもポジティブになってゆくような気が致します。
最近も「米の価格が下落して、国内の生産者の方々を苦しめている」というニュースを耳にしましたが、これには、本当に心が痛みます。
「稲作」は、私達の御先祖様が残して下さった「大切な日本の食文化」であり、「日本人が命を繋いで行くうえで、無くてはならないもの」ですので、私自身、微力ではありますが、これからも生産者のみなさまを応援させて頂きたいと思っておりますし、世界中に向けても、日本の食文化の素晴らしさを、さらにPRして行きたいと思っております。
今回の貴重な体験をさせて下さった、日頃からお世話になっております「自遊人」の編集長・岩佐様、そして副編集長の西澤様、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
お土産に頂いたお米も、とても美味しく、アッと言う間に頂きました(笑)。


初めての「稲刈り」体験は、とても楽しかったです(笑)。

黄金色に輝く稲穂は、とても美しかったです。

稲を束ねる作業にも、段々慣れてきました(笑)。

右から「自遊人」編集長の岩佐様、私、副編集長の西澤様です。

手間はかかりますが、1-2週間ほど「かけ干し」すると、お米の旨味がアップ致します。

「自遊人」スタッフの方々が作って下さった「銀シャリおにぎり」も最高でした。

2010年12月20日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (6)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、12月8日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「生白菜と生えのき茸の和風サラダ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
「えっ!映像の無いラジオで料理番組?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、ラジオの方が、長く記憶に残るそうなのです。
なぜかと申しますと、テレビのように映像がある場合、漠然と見過ごしてしまうことが多々ありますが、音だけですと、その分、集中してイメージ出来ますので、長く記憶に残るわけでして、例えば、私が昨年5月に同番組の「ときめきインタビュー」に生出演させて頂き、お話した内容を、今でも、多くの方々が、良く覚えていて下さることからも、その理由は、容易に理解出来ます。
今回の御料理は、寒くなるにつれ旨味が増す白菜とえのき茸を「生」で食べて頂くという、とても大胆な御料理ですが、作り方も簡単で、実に美味しく、私も大好きな定番メニューですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
レシピを簡単に御紹介させて頂きます。
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<材料・2-3人前>
(A)
白菜 3-4枚   えのき茸 1パック   
(B)
<トッピング用>
かいわれ大根 1/2パック   ジャコ 大さじ3杯   玄米フレーク 大さじ3杯
(C)
<ドレッシング用>
(Ⅰ)
ニンニクすり卸し 大さじ1杯   生姜すり卸し 大さじ1杯   醤油 大さじ2杯
味醂 大さじ2杯   日本酒 大さじ2杯
(Ⅱ)
エキストラバージンオリーブオイル 50CC

<作り方>
①白菜は、細切り、えのき茸とかいわれ大根は、ほぐして、それぞれ軽く水ですすぎ、水切りしておく。
②ドレッシングを作る。(Ⅰ)の調味料を全て鍋に入れて、ひと煮立ちさせ、置き冷ましする。
③冷めた②に(Ⅱ)を加えて混ぜる。
④皿に(A)を盛り、③をかけて、(B)のトッピングをのせる。


シンプルで美味しい「生白菜と生えのき茸の和風サラダ」です。

「生野菜」には、免疫力を高める酵素が豊富に含まれています。

お刺身等をトッピングすれば、豪華なメインディッシュにもなります。


NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (7)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、12月15日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「寒ブリのステーキ・ホットマヨネーズソース」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
寒さが一段と増す、この時期の「ブリ」は、お刺身や塩焼き、煮物等、どのように料理しましても美味しいですが、今回は、ステーキのようにワイルドに焼いて食べて頂く方法を御紹介させて頂きます。
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<材料・4人前>
(A)
ブリ切り身 4切れ     塩・胡椒 各少々  
(焼き油として)オリーブオイル  大さじ3杯
(B)
たまねぎ(スライス)  1個分
(C)
マヨネーズ 大さじ4杯    ホットマスタード(又は和からし) 大さじ3杯
醤油 少々   パセリ(みじん切り) 大さじ2杯

<作り方>
①ブリに塩・胡椒を振り、暫く置いてから、フライパンにオリーブオイルを熱し、表面をカリッと色付けて焼く。
②たまねぎは、なるべく薄くスライスし、水にさらして辛味を抜いて水切りしておく。
③(C)を合わせてソースを作る。
④ブリを皿に盛り、ソースをかけて、たまねぎを乗せる。


マスタードソースとの相性が抜群の「寒ブリのステーキ」です。

マスタードの代わりに「柚子胡椒」を使っても美味しく出来ます。


2010年12月24日

信濃毎日新聞・洋食の定番  (12月)  「チキンの白味噌風味クリームシチュー」

今年もあと1週間となり、朝晩の冷え込みも一段と厳しくなってきましたが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、12月のメニューは「チキンの白味噌風味クリームシチュー」です。
「クリームシチュー」をご家庭で本格的に美味しく作るには、それなりのテクニックと手間がかかるものですが、今回、御紹介させて頂く、とっておきの「裏ワザ」を使って頂きますと、ご家庭でも簡単に出来て、とても美味しい1品になりますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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朝晩の冷え込みも厳しくなり、今年もあと数日となりましたが、みなさまは、如何お過ごしでしょうか?
今月のメニューは、「チキンのクリームシチュー」ですが、ポイントは、生クリームやバターを使わずに、少量のホワイトソースに、白味噌、醤油、味醂、日本酒といった、みなさま御馴染みの「和風調味料」を加えることで、「ご飯のおかずにもなる洋食」に仕上げたことです。ホワイトソースと、味噌、醤油などは、とても相性が良いことを、みなさまにも知って頂き、グラタン等の色々な御料理に応用して頂けましたら有難いです。
「私が初めて食べたフランス料理」と言えば、忘れもしません、小学校1年生の時(今から43年前)に、地元にオープンしたての洋食屋さんで、初めてパンと一緒に食べた「チキンのクリームシチュー」でした(笑)。とてもクリーミーでコクがあり、当時の私にとりましては、「この世の中に、こんなに美味しいものがあったんだ!」と、本当に衝撃を受けました(笑)。デザートで食べさせてもらった、バタークリームでない本物の生クリームを使った、とろけるような「イチゴのショートケーキ」にも、感動致しましたが、どうやら、これが、「私がフランス料理のシェフを目指すきっかけになった<原体験>」かもしれませんね(笑)。
フランス・リヨンでの修行時代には、フレンチの神様、ポール・ボキューズ氏からも直々に「フランス料理の真髄は、ワインとクリームとバターを使うことにある」と教えて頂きまして、夢中で、クリーム、バターを使った、伝統的なフランス料理を吸収して帰国したのですが、今から20年前に「出張料理人」として独立し、日本全国を回らせて頂くようになりましてから、大きな壁にぶち当たりました。
クリーム、バターを使った濃厚な御料理ばかりですと、特に、年配のお客様は、途中でギブアップしてしまい、最後の「メイン・ディッシュ」まで辿り着かないのです。
「お腹がいっぱい」というよりも、普段食べ慣れていない「動物性の脂肪」に、「胸がつかえてしまう」感覚なんですね。
この壁を乗り越えるために、数年間、かなり悩みましたが、辿り着いた結論は、「日本人が食べるフランス料理なのだから、<日本流=コグレ流>にアレンジすればいいじゃないか」ということでした。
それからは、クリーム、バターの代わりに、上質のエキストラ・バージン・オリーブオイルを使うようになり、味噌、醤油と言った「和風調味料」も積極的に「隠し味」として加えることで、老若男女、どなたにも喜んで頂ける「コグレ流・和風フレンチ」が誕生したのです(笑)。
私の「シェフとしての歴史」のエッセンスが詰まった「白味噌風味のクリームシチュー」を、今年の最後に、是非、お楽しみ下さいませ(笑)。
  
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<材料・2人前>
(A)
鶏もも肉 2枚   塩・胡椒 各少々   ガーリックパウダー 少々
(B)
人参(中)  1本   玉葱(中)  1個   じゃが芋(中) 2個
(C)
ホワイトソース 大さじ3杯     オリーブオイル 大さじ2杯     白味噌 大さじ1杯
味醂 適宜     日本酒 適宜     醤油 適宜
(D)
パセリみじん切り  少々    白炒りゴマ 少々

<作り方>
①鶏もも肉は、1枚を4等分くらいにカットし、塩・胡椒とガーリックパウダーを振って20分以上置く。
②野菜類は、皮をむき、一口大にカットしておく。
③お鍋に①を入れ、表面が隠れるくらいの水を加えて、中火で15分間煮る。
④鶏肉だけで15分間煮た後に、人参だけを加えて3分間煮る。
⑤さらに玉葱、じゃが芋を加えて、じゃが芋が柔らかくなるまで煮る。
⑥ホワイトソースとオリーブオイル、白味噌を加えて、味付けをする。
⑦お好みで、味醂、日本酒、醤油なども加え、味を整える。
⑧仕上げに、パセリみじん切りと白炒りゴマを加える。


味噌、醤油が入り、御飯にも合う「チキンのクリームシチュー」です。

コグレクッキングスタジオでの自然光を活かした撮影風景です。

野菜類は、火が通りにくい順番に加えていくのもポイントです。

私の出張シェフとしての歴史が詰まった「クリームシチュー」です。

2010年12月31日

和風旅館 「銀座吉水」で NHK村上信夫さんとトークイベント「いのちをいただく」

12月24日に、銀座にあり、外国人観光客に人気の老舗旅館「銀座吉水」さんを会場にした「トークイベント」が開催されました。
テーマは「いのちをいただく」でして、進行役は「NHKラジオビタミン」でもお馴染みの人気アナウンサー・村上信夫さんなのですが、村上さんは、明治学院大学の大先輩でもありまして、とても尊敬しており、日頃から大変にお世話になっております。
私が、昨年5月27日に番組内のインタビューコーナー「ときめきインタビュー」に生出演させて頂いた時も、全国のリスナーのみなさまからの好反響が、想像を絶するほど大きく、改めて「ラジオの持つ力」の凄さ、素晴らしさを実感させて頂きましたが、今回も、御予約の早い段階でキャンセル待ちが出るほどの大盛況になり、本当に有難く、感激致しました。
50名様を越える御客様でぎっしり埋まった地下の会場では、まずは、村上さんのクリスマスをテーマにした絵本の朗読からスタート致しました。村上さんの、心根に染み入るような朗読は、何度聞いても素晴らしく、御客様も、いきなり大満足の御様子でした。
その後「コグレサンタの登場です!」という、村上さんのかけ声と共に私が客席後方から登場しますと、大きな拍手が会場中に響き渡り、トークショーがスタート致しました。「出張料理の面白いエピソード」から「食育のお話」、「海外の食文化やオリーブオイルのお話」、「将来の夢や目標のお話」まで、いつものように熱く語らせて頂きましたが、途中で、私が、一切の砂糖を使わずに作った「リンゴのオリーブオイル焼き」をサプライズメニューとしてお出ししますと、「自然の甘味でとても美味しいです!」という歓声もあがり、一気に美味しい笑顔に包まれて、和やかな雰囲気の中での本当に楽しいトークショーになりました。
後日、数人の御客様から頂いた、御礼の御葉書やメールで分ったのですが、岡山県をはじめ、遠方からお越し下さった御客様も多く、「精一杯、頑張ってよかった!」と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
最後には、いらして下さった御客様全員に、感謝の気持ちを込め、私お薦めのオリーブオイルと、直筆メッセージ入りの記念のカードを直接お渡しさせて頂きましたが、多くのみなさまから「今日は、最高に楽しかったです!」とか「素敵なクリスマスプレゼントです!」と言って頂き、とても嬉しかったです。
お忙しい年の瀬にお越し下さったみなさま、そして、記念すべき日に声をかけて下さった村上さんに、重ね重ね、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


           どうぞ、みなさま良い御年を御迎え下さいませ。



外国人に人気の老舗旅館「銀座吉水」さんでのトークイベントでした。

キャンセル待ちが出るほど大勢のみなさまにお越し頂き大盛況でした。

村上信夫さんの司会・進行は絶妙で、つい本音で喋ってしまいます(笑)。

90分間がアッという間の、笑顔が絶えない、とても楽しいトークショーでした。

トークショー終了後の、満足感漂う(笑)、貴重なツーショット写真です。

サプライズメニューの「りんごとアンズのオリーブオイル焼き」も好評でした。

プレゼントに御用意させて頂いた、私お薦めのオリーブオイルとカードです。

御化粧品としても最高級のトルコ産エキストラバージンオリーブオイルです。

2011年01月15日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (8)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、記念すべき新春第1回目の1月4日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「真鯛風味のモズクのスープ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
寒さが一段と増している今日この頃ですが、真鯛風味の美味しい和風スープに、モズクと上質のオリーブオイルを加えて頂きますと、しみじみとさらに美味しく、心の底まで温まり、穏やかで幸せな気持ちに包まれること請け合いですので、どうぞ、みなさまもお試し下さいませ。
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<材料・3-4人分>
(A)
真鯛のアラ 2尾分   水 800CC   日本酒 100CC   出し昆布 3-5g
天然塩 少々   醤油 少々   味醂 少々
(B)
もずく 100g   長葱 1本
(C)
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ3杯

<作り方>
①鍋に(A)を入れ、強火で5-6分位沸かして、ザル漉し、鍋に戻す。
②モズクは、食べ易い長さにカットし、長葱は、斜め切りして①に加える。
③軽く沸かし、(C)を加える。


御飯を加えれば美味しい雑炊にもなる「真鯛風味のモズクのスープ」です。

魚臭さが出ないように強火で一気に沸かして仕上げるコツです。

都内のキッチンスタジオをお借りしての番組出演でした。

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (9)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、1月11日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「うなぎの蒲焼・和風クリーム煮」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
この御料理は、絶対に失敗することなく、どなたでも、高級フランス料理のような美味しいクリームソースを作ることが出来ますので、ホームパーティーでの「大切な御客様へのお持て成しの切り札」として、是非、お役立て下さいませ(笑)。もちろん、このソースがあれば、うなぎ以外の食材にも活用することが出来ますので、みなさまのレパートリが広がることも期待しております。
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<材料・3-4人分>
(A)
うなぎの蒲焼 3串分    ほうれん草 1束分 
(B)
蒲焼のタレ 50cc   生クリーム 150cc   エキストラバージンオリーブオイル 30CC
(C)
白炒りゴマ 少々

<作り方>
①うなぎの蒲焼は、串を抜き、食べ易い大きさにカットする。
②ほうれん草は、下湯がきしてから、食べ易い大きさにカットする。
③鍋に蒲焼のタレ、生クリーム、オリーブオイルを加え、軽く沸かしてから①と②を加えて2-3分煮る。
④仕上げに白炒りゴマを散らす。


どなたでも失敗無く、美味しく作れる「うなぎ蒲焼の和風クリーム煮」です。

材料も、身近にある物ばかりですが、生クリームは、上質な物をお使い下さい。

フライパン1つあれば、美味しく出来るのも嬉しいですね。

ホームパーティーでのお持て成しにピッタリの1品です。


2011年01月20日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (10)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、1月18日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「帆立貝の和風カルパッチョ(お刺身マリネ)」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
このレシピで作れば、絶対に失敗することなく(笑)、どなたでも、お洒落なイタリアンレストランで出されるような、美味しい「カルパッチョ」を作ることが出来ますので、ホームパーティーでの大切な御客様への「お持て成しの切り札」として、また、手軽な「白ワインのおつまみ」として是非、作ってみて下さいね。もちろん、白身のお刺身やサーモン、マグロ、イワシなどでも、同じように美味しく出来ますので、旬のシーフードを色々使って、みなさま流の「オリジナル・カルパッチョ」を自由な発想でお楽しみ頂けましたら嬉しく思います。
早いもので、今回で「愛情レシピ」への出演が10回目となりましたが、私の知り合いからも「段々、ラジオクッキングでのしゃべり方が上手くなってきたね(笑)」とか「すごく分り易くていいですね!」といった有難いコメントも頂いていますし、NHKのスタジオの方には、毎回、大勢のリスナーのみなさまから「コグレさんのレシピで作ると、本当に簡単で美味しいです!」という、とても有難いメールやファクスが何百通も届いているそうでして、心より感謝の気持ちでいっぱいになりますが、実は、毎回、苦労の連続なのです(笑)。
ラジオですから、あまりレシピは、複雑にしたくないのですが、プロの料理人である私としましては、プロの高度な技、コツなどを詳しく述べたい、御披露したいという気持ちも、かなりありますし、手間をかけた方が、より美味しくなるのは分っているのですが、リスナーのみなさまに、「今晩、早速作ってみたい」と思って頂くには、出来るだけシンプルなレシピにして、余分な物を削ぎ落さねばならず、これは、簡単なようで、かなりの勇気と決断力が必要です。
これからも、苦しみながら(笑)「シンプルだけど美味しい」レシピを考えていきますので、どうぞ、御期待下さいませ。逆境に強い私です、頑張りますよ!(笑)
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<材料・3-4人分>
(A)
刺身用帆立貝  200-250g    天然塩・胡椒  各少々
(B)
エキストラバージンオリーブオイル 50CC 醤油 15CC  とんぶり 大さじ1杯
白炒りゴマ 大さじ1杯 
(C)
プチトマト 6個  パセリ 少々

<作り方>
①帆立貝を、1個あたり2-3枚にスライスして皿に並べ、軽く、塩・胡椒を振る。
②(B)を合わせてソースとし、①にかける。
③トッピングとして、カットしたプチトマトとパセリを散らす。


オリーブオイルと醤油のソースが絶妙なハーモニーの「帆立貝の和風カルパッチョ」です。

材料も、身近にある物ばかりですが、帆立貝の代わりに他のシーフードでもアレンジ出来ます。

これからも「シンプルで美味しいレシピ」をみなさまに御紹介出来るように頑張ります。

2011年01月25日

信濃毎日新聞・洋食の定番(1月)「魚介類の和風ブイヤベース」

まだまだ、朝晩の冷え込みが厳しい日々が続いておりますが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、新年最初のメニューは「魚介類の和風ブイヤベース」です。
「ブイヤベース」をご家庭で本格的に美味しく作るには、それなりのテクニックと手間がかかるものですが、今回、御紹介させて頂く、幾つかの「ポイント」を御理解して頂きますと、ご家庭でも簡単に出来て、とても美味しい1品になりますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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新しい1年がスタートしましたが、皆様は、如何お過ごしでしょうか。
今年も「食」を通して、全国の皆様に「笑顔と健康」をお届け出来るように頑張りますので、宜しくお願い致します。
今月のメニューは「魚介類の和風ブイヤベース」ですが、「ブイヤベース」とは、簡単に申しますと、南フランスやイタリアの地中海沿いでよく作られている、トマトやニンニク、サフラン、オリーブオイルが入った、大小色々ある地魚の「漁師鍋」のことです。
「ブイヤベース」を楽しみに、南フランスを訪れた方々からは「魚臭くて、味が濃く、あまり美味しくなかったです」との感想を、よく耳に致しますが、何しろ、ヨーロッパの「漁師料理」ですから、作り方も大ざっぱなのです(笑)。
では、どこが大ざっぱなのでしょうか?ある程度、魚介類の扱いに精通した日本人である私の作り方と比較してみましょう。
まず、鍋に入れる魚の種類ですが、私は、基本的に、クセの少ない白身魚を選ぶのに対して、現地では、市場に出荷出来ないような、網にかかった色取り取りの雑魚を、とにかく、ハラワタも抜かずに、丸ごと、煮込みます。このハラワタがくせ者でして、弱火でコトコト煮込んでいますと、どんどん臭いがきつくなってきますので、これをカモフラージュするために、ニンニクやサフランといった香辛料をたくさん入れるようになったのかもしれませんね。日本では、ハラワタを抜かずに煮込むことは、まず、無いですから、食文化の違いは面白いものですね。
煮込む時間もポイントです。魚料理の基本は、魚臭さを出さないように、火加減を強め、短時間で仕上げることが大切なのですが、現地では、大きな鍋で何時間も煮ていたりしますから、魚臭くなるのは、当然かもしれませんね。
もちろん、腕の良いシェフのレストランに行けば、美味しい「ブイヤベース」に巡り合うことも出来ますので、御旅行の際には、リサーチをお忘れなく(笑)。
今回は「和風仕立てのブイヤベース」ですので、サフランは使わずに、サッパリとお召し上がり頂ける様に工夫致しました。今が旬の牡蠣を仕上げに加え、淡白な白身魚と、旨味が凝縮している牡蠣との相性の良さをお楽しみ頂きたいと思いますが、この他には、鱈の白子や海老、蟹、信州サーモンなどを加えても美味しそうですね。
「火の通し過ぎ」にだけは注意して頂きまして、美味しい「皆様流・和風ブイヤベース」で身体も心も暖まり、寒いこの時期を、健康的にお過ごし下さい。
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<材料・3-4人前分>
(A)
水 500cc  日本酒 50cc  味醂 20cc   醤油 20cc  天然塩 少々  出汁昆布 5g
ガーリックパウダー 少々  エキストラ・バージン・オリーブオイル 40cc  
(B)
白身魚(切り身) 3-4枚    プチトマト 12個
(C)
牡蠣(むき身)  12個
(D)
パセリ(みじん切り)  大さじ2杯

<作り方>
①(A)を合わせて沸かし、スープのベースを作る。
②①に(B)を入れて、2-3分間煮る。
③(C)を加えて、さらに30秒ほど煮たら火を止め、余熱で牡蠣にふっくらと火を通す。
④仕上げに、(D)を散らす。


シンプルでとても美味しい「和風ブイヤベース」です。

紙フタをして、強火で一気に、ふっくらと仕上げるのがコツです。

パセリを仕上げに加えることで、香りと風味が一段とアップ致します。

私のスタジオでの自然光を活かした撮影風景です。

信州サーモンでも美味しく出来る「魚介類の和風ブイヤベース」です。


2011年02月04日

「自遊人」3月号は、コグレの「鹿児島・桜島特集」です 。

1月26日発売の人気雑誌「自遊人」(3月号)に特集記事が掲載されております。
「おうちごはん・プレミアム」というタイトルでして、5回連載の最終回は「鹿児島県・桜島特集」です。その前書きを少し引用させて頂きます。
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一流シェフが全国津々浦々を巡り、その土地ならではの最高の旬の食材を探し、現地で腕を振るったら、どんなメニューが生まれるのか。そんな夢のような企画が、「超一流の出張料理人・小暮剛シェフ」と調理家電のトップメーカー、パナソニックのコラボレーションで実現した。金沢、石狩、四万十川、魚沼に続き、第5回(最終回)を迎えた今回は、冬の鹿児島・桜島へ出張し、小暮シェフに最高の料理を作ってもらう・・・・・。
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という内容でして、こんなに素晴らしいご縁を頂いたことに、本当に感謝しております。
詳しくは、是非、書店にて「自遊人」を、直接手にお取り頂き、御覧頂きたいと思いますが(笑)、簡単に内容を御紹介させて頂きます。
今回のテーマ食材は、「海の桜勘(おうかん)」というブランドの「カンパチ(養殖)」と「桜島大根」でしたが、「海の桜勘」は、桜島の南にある垂水市漁業協同組合が、とても美しく波の穏やかなな鹿児島湾で、お茶と焼酎の酒粕を混ぜたエサを与え、健康的に育てているカンパチでして、人間の体にも良い「カテキン・ビタミンE」を多く含んでいるために、鮮度が長く保たれ、刺身で食べても、まったくクセが無く、コレステロールが少ないのが特徴です。
もちろん、水質や養殖履歴が分るトレーサビリティで安全管理も徹底しており、世界的に天然の魚が減っている現状で「循環型の健全に育てる漁業」に積極的に取り組む姿勢には、とても感銘を受けましたし、応援させて頂きたいなと思いました。
「桜島大根」は、鹿児島の伝統的な野菜のひとつでして、大きい物は、30kg以上にもなり「世界一大きな大根」として、ギネスブックにも登録されています。
8-9月に種をまき、12-2月に収穫しますが、繊維が少ないので、キメが細かく、甘味があって、とても美味しい大根です。1月上旬に、撮影で畑に伺った時には、丁度、収穫の真っ最中でして、畑脇の農道には、人の頭くらいある大きさの立派な大根がたくさん並べられており、かなり壮観で、迫力がありました(笑)。
今回のメニューは、「海の桜勘のグリル、桜島大根おろしソース」と、「茶葉をエサにした茶美豚(チャーミートン)のサイコロステーキ、野菜ディップソース」の2品でしたが、どちらも、上質のオリーブオイルを隠し味にしており、素材の美味しさがストレートに伝わる、とても美味しい御料理が、完成致しました。
撮影場所となりました、垂水魚協の味処「桜勘食堂」で、普段、ランチの調理をしているスタッフのみなさまにも試食をして頂きましたが、とても好評で「いつもと同じ食材なのに、シェフが作ると、こんなに美味しくなるのですね!」とか「是非、コグレ先生に、ここの食堂のメニュー開発もお願いしたいです!」との、有難い御言葉も頂きまして、とても嬉しかったです(笑)。
今回のパナソニック様とのコラボレーションで、全国に伺わせて頂き、たくさんの生産者のみなさまとの御縁を頂きましたし、各地で、初めて手にする優れた食材に出会い、毎回が感動の連続でした。
このチャンスを下さった「自遊人」の副編集長・西澤さんをはじめ、毎回、沖縄から出てきて、素晴らしい写真を撮って下さった名カメラマンの飯野さん、食とお酒の知識が豊富なライターの桑畑さん、脇でいつも応援して下さった博報堂の相良さん、大変にお世話になりまして、有難う御座いました。
心より御礼を申し上げますと共に、また、このチームで仕事が出来る日を楽しみにしております。


1月26日発売の人気雑誌「自遊人」3月号に「鹿児島・桜島特集」が紹介されています。

「海の桜勘(おうかん)」というカンパチと「桜島大根」が、テーマ食材でした。

鹿児島でも、生産者のみなさまの「食に対する熱い想い」を実感致しました。

パナソニックの「オーブンレンジ」と「フードプロセッサー」は、かなりの優れものです。

素材の持ち味が生かされた、とても美味しいメニューが2品、完成致しました。


2011年02月06日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (11)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、1月26日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「パエリア風炊き込みご飯」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
このレシピで作れば、絶対に失敗することなく(笑)、どなたでも、お洒落なスペインレストランで出されるような、美味しい「パエリア」を作ることが出来ますので、ホームパーティーでの大切な御客様への「お持て成しの切り札」として、是非、作ってみて下さいね。
今回のレシピは、基本的なものでして、使った具材もシンプルなものばかりでしたが、海老や蟹、ムール貝やハマグリ、アサリなどの旬のシーフードを色々加えて頂ければ、見た目も豪華になり、美味しさも一段とアップ致しますので、是非、みなさま流の「オリジナル・パエリア」を自由な発想でお作り頂けましたら嬉しく思います。
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<材料・2-3人分>
(A)
玄米 2カップ    水 3カップ     エキストラバージンオリーブオイル 30CC
カレー粉 30CC   ガーリックパウダー 15CC    トマトピューレ 15CC
天然塩・胡椒 各少々
(B)
しいたけ 4枚    たまねぎ 1/2個    赤パプリカ1個    ピーマン 3個
エキストラバージンオリーブオイル 40CC     塩・胡椒 各少々

<作り方>
①玄米は、研がずに、軽く、レシピ外の水ですすいでから、(A)の他の調味料と共に炊飯器に入れて、普通に炊く。
②(B)の具材は、一口大にカットして、(B)の調味料で炒める。
③①が炊けたら、②を混ぜ込み、出来上がり。


炊飯器で簡単に出来て、とても美味しい「パエリア風炊き込みご飯」です。

玄米は、5割増しの水を入れて炊くのがポイントです。

具となる野菜類は、オリーブオイルで炒めておき、仕上げに合わせます。

お好みのシーフードを加えれば、豪華な一品になります。


NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (12)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、2月10日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「カボチャのリヨン風ソテー」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
カボチャと玉葱の相性が良く、シンプルながら、とても美味しい御料理ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
10日の番組内でも、進行役の村上信夫さんから告知して頂きましたが、明日2月11日に、蕨市民会館より3時間に渡って生放送されます「鎌田實先生のいのちの対話」にゲスト出演させて頂きます。
テーマは「いのちを頂く」でして、私自身も、とても楽しみにしております。是非、みなさまもお聴き頂けましたら有難いです。
開演は、午前8時40分で、終演は、午前11時50分の予定です。
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<材料・3-4人前>
(A)
カボチャ 1/2個    たまねぎ 1-2個   塩・胡椒 各少々 
(B)
オリーブオイル 80cc   醤油 少々  パセリ(みじん切り) 大さじ2杯
白炒りゴマ  大さじ2杯

<作り方>
①カボチャは、種を取り、厚さ5mm位でスライスする。
②たまねぎは、厚さ3mmでスライスする。
③多目のオリーブオイルで、カボチャにしっかりと焼き色を付けて焼き、熱いうちに塩・胡椒を振る。
④たまねぎも、オリーブオイルで、しんなりと甘味が出るまでソテーし、軽く塩・胡椒を振り、醤油を加えて、味を整える。
⑤③と④をフライパンの中で合わせ、パセリと白ゴマを絡ませる。


カボチャと玉葱の相性の良さ、美味しさを実感出来る「リヨン風ソテー」です。

カボチャの他にも、ジャガイモやサツマイモでも美味しく出来ます。

2月11日「鎌田實先生のいのちの対話」に出演させて頂きます。

2011年02月24日

信濃毎日新聞・洋食の定番(2月)「野菜たっぷり和風ミネストローネ」

少しづつ、朝晩の冷え込みが和らぎ、春の足音も聞こえてきましたが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」、2月のメニューは「野菜たっぷり和風ミネストローネ」です。
「ミネストローネ」をご家庭で美味しく作るには、それなりのテクニックと手間がかかるものですが、今回、御紹介させて頂く、幾つかの「ポイント」を御理解して頂きますと、ご家庭でも簡単に出来て、とても美味しい1品になりますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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2月に入りましても、まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまは、如何お過ごしでしようか。寒い時には、体を温めてくれるような、具だくさんのスープが飲みたくなりますが、今回のメニューは、そんな時にお薦めの「和風ミネストローネスープ」です。
「ミネストローネスープ」と言いますと、イタリアでは、季節の野菜をオイルで炒め、お好みでトマトや豆類も加えて、チキンやビーフで取った出汁を加えて煮込む方法が一般的ですが、ややもしますと、野菜がクタクタに煮え過ぎてしまい、何を食べているのか分からない時があります。特に、南イタリアでは、その傾向が強いように思います。
南イタリアの市場を訪れますと、太陽光をいっぱいに浴びて、本当に色取り取りで美味しそうな野菜がたくさんあるのですが、日本人である私の感性からしますと、どうも、その持ち味を活かしきれていない野菜料理が多いような気が致します。
南イタリアでは、夏場の最高気温が40℃を超えることがよくありますので、冷蔵庫の無かった昔は、日持ちさせるために、クタクタになるまで、よく火を通したのかもしれませんが、今は、冷蔵技術も進み、その心配はありませんので、もう少し、野菜の歯応えや色合いを活かした料理法にした方がいいと思うのですが、長い歴史の中で培われてきた食文化を、そう簡単に変えることは出来ませんので、せめて、日本で食べるイタリア料理だけは、野菜の美味しさを最大限に引き出していきたいものです。
今回のレシピでは、その辺を考慮致しまして、野菜は、オイルで炒めずに、歯応えと色合いを活かして、軽くボイルしておきます。
ベースとなりますスープも、野菜の旨味を引き立たせるために、控え目な味わいの「和風出汁」を使います。
「これだけで、満足感のある味わいになるのだろうか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、野菜の中では、「パプリカ」がポイントとなります。
「パプリカ」は「和風出汁」との相性も良く、「パプリカ」の果肉やエキスが「和風出汁」に溶け込みますと、上質のコンソメスープのような味わいになるのです。
そして、さらに、キャベツや人参、玉葱の旨味、甘味が加わりますと、サッパリしていながら、コクのある美味しいスープが簡単に出来ますので、是非とも、みなさまには、お試し頂きたいと思います。
私は、オリーブオイルのソムリエとして、和風料理に、オリーブオイルを使うことをお勧めしてきましたが、今回の和風仕立てのスープとの相性も抜群ですので、お召し上がりになる時に、スプーン1杯位のオリーブオイルを混ぜてみて下さい。
1種類のスープで2度、違った美味しさをお楽しみ頂くことが出来ると思います。
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<材料・3-4人分>

(A)
水 1500cc  天然塩 小さじ2杯  醤油 大さじ1杯  味醂 大さじ2杯
日本酒 大さじ2杯   出し昆布 3-5g
(B)
鰹削り節 60g
(C)
キャベツの葉 2-3枚  人参(中) 1/2本  玉葱(中) 1/3個
パプリカ(赤・黄・緑) 各1/3個
(D)
エキストラ・バージン・オリーブオイル  大さじ2-3杯

<作り方>
①まず、スープを作る。Aを合わせて沸かし、Bを加えて火を止める。
②①をザル漉ししておく。
③(C)の野菜は、すべて、食べ易い大きさにカットし、下湯がきしておく。
④②に③を加え、軽く沸かしてオリーブオイルを加え、出来上がり。


野菜の旨味がストレートに味わえる「和風ミネストローネスープ」です。

仕上げに上質のオリーブオイルを加えることが、美味しさのポイントです。

キッチンで、ポイントとなるプロセスカットの撮影中です。

私のスタジオでの、自然光を活かした撮影風景です。

御飯を入れれば、美味しい雑炊にもなり、お子様達の朝食にもお勧めです。

2011年02月25日

NHKラジオ「鎌田實いのちの対話」に出演させて頂きました。

小雪の舞う2月11日に埼玉県蕨市民会館に伺い、NHK総合第1ラジオの超人気・祝日特集番組「鎌田實・いのちの対話」にゲスト出演させて頂きました。
年に4回、祝日に全国各地からの公開生放送で実施されております、この番組は、午前9時から3時間の長時間イベントであるにも関わらず、毎回、遠方から楽しみにしていらっしゃるファンのみなさまも多く、往復葉書で入場整理券を手に入れるための競争率も、かなり高いようです。
この日も、九州や東北地方をはじめ、全国各地からお越し頂き、前泊までして、開場時間のかなり前から、期待感を膨らませ、寒さに耐えながら、お並び頂いた御客様も、大勢いらっしゃいました。
私は、指示されておりました楽屋口から会場入りする前に、一般入口に回り、その様子をしっかりと目に焼きつけまして「今日も、全力トークで、みなさまに存分に楽しんで頂こう!」と、気持ちを高ぶらせておりました(笑)。
今回のテーマは「いのちを頂く」ということで、ゲストは「お弁当の日」提唱者の竹下和男先生、「野菜スイーツ」の柿沢安耶さん、そして、特別ゲストは「サックス奏者」であり、「ミジンコ研究者」でもある坂田明さんでした。
リハーサルを簡単に済ませ、楽屋でおむすびの朝食を頂いて、出演されるみなさんと雑談していましたら、本番直前になって、スタッフの方々が、慌しく、次々にアンケート用紙の束を持って、駆け込んでくるのです。このアンケートは、御来場されたみなさま全員に書いて頂いたものなのですが、その内容は、「お弁当の思い出」と「人生最後に食べたい物」でして、本番ぎりぎりまで、進行役の村上信夫さんが目を通し、ユニークなコメントを、笑顔でピックアップしておりました。
普段から、私は、番組出演、講演会等、マイクを持って、大勢の前でしゃべることには慣れておりますので、何百人の前でも、あまり緊張することは無いのですが、実は、この日は、内心ハラハラドキドキでした(笑)。
なぜかと言いますと、本番では、一応、台本もあったのですが、ほとんどがアドリブの連続でして、村上さんや鎌田先生から、何の話題を振られてもいいように、常に心の準備をして、備えていたのです(笑)。
3時間といいますと、かなり長いように思われるかもしれませんが、本番が始まりますと、アッという間でして、会場のみなさまや全国のリスナーのみなさまとの、楽しいやり取りもありましたので、ゲストひとりあたりの持ち時間は、わずか20分弱と短く、その短い会話の中に「どうしたらインパクトを持たせられるか」を、本番中、ずっと考えていました(笑)。プロ野球に例えて言うならば、常に一発での結果を求められる「ピンチヒッターの心境」でしょうか(笑)。
私のコーナーでは、2009年に入院し、大変にお世話になりました東北大学医学部の斎木先生から番組宛に送って頂いた、心温まる手書きのFAXも、村上さんから御紹介して頂きました。
斎木先生、お忙しい中、番組を聴いて頂き、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。
番組終了後には、普段辛口の村上さんや鎌田先生から「今日の小暮君のコメントは冴えていたね!」と、お褒めの言葉を頂き、ホッとしたのと同時に、とても嬉しかったですね(笑)。
「これだから、ラジオはやめられません(笑)!」
番組の前日までは、香川県高松市で、宝飾展のお持て成しの御料理を作らせて頂いており、埼玉県での番組終了後には、すぐに羽田空港に直行して、家庭料理コンテストの審査委員をさせて頂くために、熊本県天草市に向かったのですが、そこでお会いしたみなさまからも「ラジオを聴きましたよ、感動しました!」とか「食の大切を実感させてくれて有難う!」といった、とても有難いお言葉をたくさん頂きました。
そして、番組が終わって2週間が過ぎた今でも、全国のみなさまから、御礼のメールやFAXが届いておりまして、「ラジオを通して、全国のみなさまと繋がっていること」を、改めて実感しております。
この素晴らしい御縁を下さったNHKの村上さんはじめ、スタッフのみなさま、そして鎌田實先生、共演して下さった竹下先生、柿沢さん、本当に素敵な感動を有難う御座いました。目の前で聴かせて頂いた坂田さんのサックスも最高で、感激致しました。
番組のエンディングでも申し上げましたが、私の究極の目標は「食を通した世界平和」です。この番組で頂いた感動をエネルギーにして、これからも目標実現のために頑張りますので、宜しくお願い致します。


小雪舞う埼玉県蕨市民会館での「いのちの対話」公開生放送でした。

本番直前、リラックスした雰囲気の中でのリハーサル風景です。

ステージ上に放送機材を置いて、スタジオさながらの臨場感の演出です。

坂田さんの演奏と共に、鎌田先生の「いのちの朗読」、リハーサル中です。

本番直前の控え室で、出演者全員の記念の1枚です。

念願叶ってお会い出来た鎌田實先生との貴重なツーショットです。

本番直前まで、会場からのアンケートをチェックする村上さんと柿沢さんです。

寒さ厳しい中、全国から大勢のみなさまにお越し頂き、感激致しました。

村上さんの進行で、温かい雰囲気の中、テンポ良く番組は進められました。

台本はあっても、殆どがアドリブで、急に振られる質問には、ドキドキでした(笑)。

会場のみなさまとのやり取りも、ラジオらしくて興味深く、楽しかったです。

限られた時間の中、短いコメントの一言ずつに、熱い気持ちを込めました。

2011年04月03日

信濃毎日新聞・洋食の定番 (3月) 「炊き込み風シーフード パエリア」

4月に入り、各地から桜の便りも届き始めておりますが、みなさまは、風邪など引かずに、お元気でお過ごしでしょうか?
信濃毎日新聞に毎月好評連載中の「コグレ流・洋食の定番」も、いよいよ最終回となりました。
3月のメニューは「炊き込み風シーフードパエリア」です。
「パエリア」を本場スペインと同じように、御家庭で美味しく作るには、それなりのテクニックと手間、道具類が必要になってきますが、今回、御紹介させて頂く、幾つかの「ポイント・裏ワザ」を御理解して頂きますと、御家庭でも簡単に出来て、とても美味しい1品になりますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
今月も、私が書きましたエッセーとレシピを御紹介させて頂きます。
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一昨年の4月から2年間に渡り連載させて頂きました「洋食の定番」も、今回が最終回になりました。今まで、御愛読して下さったみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
この連載を頂くようになりましてから、その取材のために何度も長野県を訪れましたが、行く先々で、素晴らしい食材と、生真面目で、心の温かい生産者のみなさんに出会うことが出来ました。今では、私も長野県の気候、風土、食文化の大ファンになりまして、自称「長野県の食文化応援団長」を名のっております(笑)。
これからも、「食を通した地域活性化」のお手伝いを喜んでさせて頂くつもりですので、宜しくお願い致します。
さて、今回のメニューは「炊き込み風シーフードパエリア」ですが、「パエリア」と言いますと、スペインを代表する人気定番メニューのひとつで、みなさんも、その名前は、ご存知かと思います。
一般的には、平たいフライパンのような鍋を直火に乗せ、オリーブオイルで、お米と具材を軽く炒めてからスープを注ぎ、グツグツと煮込めば出来上がりなのですが、具材やスープを変えることで、何種類ものバリエーションが広がります。地元スペインでは、イカ墨入りの真っ黒な「パエリア」や、お米の変わりにパスタを使った「ヌードルパエリア」もあるくらいで、自由な発想さえあれば、みなさま流の美味しい「パエリア」が出来ると思いますので、是非、チャレンジしてみて下さいね。
でも、パエリア用の鍋は、そう簡単に手に入るわけではありませんし、直火で上手く炊き続けるには、それなりのテクニックも必要となりますので、今回は、失敗せずに出来る「取って置きの裏ワザ」をお教え致しましょう(笑)。
ポイントは、炊飯器を使い、炊く前にオリーブオイルをはじめとした調味料を入れてしまうことです。本来ならば、色と香り付けの「サフラン」も入れたいところですが、「サフラン」は、とても高価で、なかなか手に入りませんので、「カレー粉」で代用致します。
「パエリア」は、スペインの定番家庭料理でもあり、アレンジも自由なわけですから、身近にある食材を気軽に使えばよいと思います。
シーフードも、スペインでは、新鮮なムール貝が安く買えますので、それを使うことが多いですが、日本では、なかなか手に入りませんので、「あさり又はハマグリ」で代用致します。
これからの時期、歓送迎会等のおもてなしや、ホームパーティーをされる機会も増えると思いますが、そんな時に、お洒落な1品として、「炊き込み風シーフードパエリア」を作って頂けましたら、みなさんに喜んで頂けること請け合いです(笑)。
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<材料・2-3人分>
(A)
あさり(又は蛤) 200g むき海老 150g 水 3カップ 日本酒 60cc  
(B)
玄米 2カップ (A)の煮汁 3カップ   エキストラバージンオリーブオイル 30CC
カレー粉 30CC ガーリックパウダー 15CC トマトピューレ 15CC
天然塩・胡椒 各少々
(C)
しいたけ 4枚   たまねぎ 1/2個   パプリカ(赤・黄) 各1/2個   
ピーマン 3個 エキストラバージンオリーブオイル 40CC    塩・胡椒 各少々

<作り方>
①(A)の食材をすべて鍋に入れ、沸かして、あさりと海老に火を通し、しばらく置き冷まししてから、煮汁と具材を分けておく。
②玄米は、研がずに、軽く、分量外の水ですすいでから、(B)の他の調味料と共に炊飯器に入れて、普通に炊く。
③(C)の具材は、一口大にカットして、(C)の調味料で炒める。
④②が炊けたら、①のシーフードと③を混ぜ込み、出来上がり。


身近な食材で美味しく作れる「炊き込み風シーフードパエリア」です。

シーフードは、しばらく煮汁に浸け込むと、身がふっくらとします。

野菜類は、オリーブオイルで、彩り、歯応えを残し炒めておきます。

炊飯器で炊いた玄米と具材を、最後に混ぜ合わせます。

私のスタジオでの、自然光を活かした撮影風景です。

ホームパーティーやお弁当にも最適なメニューで、私も大好きです。

2011年04月10日

船橋市アンデルセン公園で「春の子供クッキング教室」

4月2日に、船橋市アンデルセン公園・子供美術館内のキッチンで「春の子供クッキング教室」が開催されました。
私が講師として伺うのは、今回で2回目(前回は2009年4月)なのですが、2年ぶりに参加して下さったお子さん達も多く、とても嬉しかったです。それにしても、お子さん達の成長は、早いものですね(笑)。
今回のメニューは、春らしく「菜花のミモザ風サラダ」と「春キャベツと桜海老の和風パスタ」の2品にさせて頂いたのですが、参加して下さった18名のお子さん達は、6才から12才と、かなり年齢(技量)の幅があるため、「みなさんが楽しく作れるメニュー」を考えるのに、実は、かなりの時間を要しました(笑)。
実際の各テーブルでは、年上のお兄ちゃん、お姉ちゃん達が、とても楽しそうに、年下のお子さん達に優しく教えている場面もあり、見ていて、とても微笑ましかったです(笑)。
それにしましても、今回、参加して下さったお子さん達の「目の輝き」、「真剣さ」には、感激致しました。
最初の私のデモンストレーションの時にも、お子さん達は、遠慮することなく、テーブルの周りを取り囲み、私のすべての動きを、1つも漏らすことなく脳裏に焼け付けようと、真剣な眼差しを注いで下さり、その目の輝きに、私の方が圧倒されそうになりながら、相手がお子さんであることを忘れて、全身全霊を込め、全力で御指導させて頂きました(笑)。
あとで館長さんにお聞きしましたら、今回の予約申し込みは、受付開始と同時に、アッと言う間に埋まってしまい、キャンセル待ちも多かったそうでして、感謝、感謝、とても有難いですね。
「菜花」といいますと、私が「情熱大陸」の番組内で、学校給食のメニュー作りの際に、どのようにして子供達に食べてもらうか、試行錯誤するシーンがありましたが、今回の「菜花」は、美術館の職員の方が、御自身の家庭菜園で栽培されている新鮮なものを御提供して頂きました。
生で食べても、とても美味しい「菜花」でしたが、周りで見学されていた、ある親御さんから、突然、「野菜嫌いなウチの子が、2品とも完食しました!」と、興奮気味におっしゃって頂きまして、会場全体が、微笑ましい笑顔でいっぱいになり、とても素敵な「クッキング教室」となりました。
今回の簡単なレシピも御紹介させて頂きます。
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                  菜花のミモザ風サラダ
<材料・4人分>
(A)
菜花  8-12本     ゆで卵  3個     白炒りゴマ  大さじ2杯
(B)
マヨネーズ  大さじ3杯   ケチャップ  大さじ1杯   醤油  小さじ1杯

<作り方>
①菜花は、2-3等分に切り、ボイルしておく。
②卵は12分ボイルの固ゆでにして、粗刻みする。
③(B)を合わせてソースをつくる。固ければ、水少々で伸ばす。
④皿に菜花を盛り、③のソースをかけてから②の卵と白炒りゴマを散らす。

・菜花が無ければ、ブロッコリーで代用致します。
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                 春キャベツと桜海老の和風パスタ
<材料・4人分>
(A)
春キャベツ  1/4個分   スパゲッティー  300g
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  120cc    赤味噌  大さじ1杯
水 大さじ1杯    醤油  大さじ1/2杯    味醂  大さじ1/2杯
(C)
桜海老  大さじ4杯   鰹削り節  大さじ3杯

<作り方>
①春キャベツは、3cm四方に粗刻みしておく。
②スパゲッティーを湯がく。湯がき終わりの30秒前に①も加えて、一緒にボイルする。
③(B)を合わせてソースとする。
④②と③を合わせてから、(C)を加え、混ぜ合わせる。


前回の写真が入った「春の子供クッキング」のポスターです。

子供達の真剣な眼差しに、私も気合が入りました(笑)。

「将来は、コグレさんのようなシェフになりたい!」というお子さんもいました(笑)。

「ゆで卵の正しい切り方」の御指導中です。

「キャベツの湯がき方」のコツを御指導中です。

とても楽しく盛り上がった、「試食タイム」です。

「菜花のミモザ風サラダ」の出来上がりです。

「春キャベツと桜海老の和風パスタ」の出来上がりです。

「キッズ料理教室」は、これからも全国で、続けたいですね(笑)。


2011年04月12日

小暮プロデュース「仏手柑ドレッシング」の御披露目パーティー

3月2日に、私が以前から開発に携わらせて頂いている、高知県四万十市の「仏手柑(ブシュカン)ドレッシング」の御披露目パーティーが、都内のスタジオで開催されました。
「仏手柑」は、四万十市の長い歴史の中で、人の手が一切加わることなく、自然に生き続けている柑橘類でして、その「生命力に溢れた美味しさ」を、是非、全国の皆様に知って頂きたく、オリーブオイルのソムリエでもある私が「世界№1」と認める、南イタリア・シシリア産の最高級オリーブオイル「ラビダ」を贅沢に使って、「究極のドレッシングとポン酢」を作らせて頂いたのを記念して、日頃から御世話になっております皆様を御招待させて頂いたのですが、私の想像以上に、皆様には、喜んで頂けまして、とても嬉しかったです(笑)。
使わせて頂いた食材にも、かなりこだわりました。そのすべては、高知県より直送して頂いたのですが、「四万十川の天然うなぎ」や、とても美味しい地鶏「土佐ジロー」、そして、自然農法の有機野菜や、大月町の「ブリのへら寿司(押し寿司)」、究極の干し芋「ひがしやま」等、どの食材の生産者の皆様も、取材を通して知り合いとなり、意気投合した、顔の分る「郷土愛と情熱に満ち溢れた方々」ばかりでして、今回は、単に「食材」としてではなく、そんな生産者の皆様の、伝統的食文化に対する「尊敬の念や心意気」の部分を、なんとしても御紹介させて頂きたかったのです(笑)。
この日の模様は、現在発売中の人気雑誌「自遊人」5月号でも、2ページに渡り、御紹介して頂いておりますので、是非、こちらも御覧下さいませ。

             <コグレお薦めの商品のお問い合わせ先>

 「百年ドレッシング」、「天然川海苔」は    TEL 0880-36-2828  (四万十屋さん)
 「ブリのへら寿司」、「ひがしやま」は    TEL 0880-73-1610  (大月町ふるさと振興公社)


今回の企画のために、とても素敵な特大ポスターを作って頂きました(笑)。

私の写真まで入れて頂き、少々照れくさい(笑)、商品のボトルです。

仏手柑の強さ「百年の生命力」が、商品のコンセプトです。

素晴らしい食材を前に、胸躍るキッチンでの仕込み風景です(笑)。

シンプルで美味しい「高知産・春キャベツの百年ドレッシングがけ」です。

うなぎのイメージが変わるほど美味しい「四万十産・天然うなぎの百年ドレッシングがけ」です。

コラーゲンたっぷりでコクのある「高知地鶏・土佐ジローの百年ドレッシングがけ」です。

大月町の伝統的ブリの寿司「へら寿司」と「四万十川の天然川海苔」を使った「お茶漬け仕立て」です。食べる時に「百年ドレッシング」をかけるのが美味しさの秘密です。

大月町の究極の干し芋「ひがしやま」と、四万十産「ポンカン」を使った「カナッペ仕立て」です。
「ひがしやま」は、「百年ドレッシング」をかけて温めるのがポイントです。

四万十産・天然うなぎの1品と「百年ドレッシング」を持って、記念の笑顔です(笑)。

日頃から大変に御世話になっております「チーム仏手柑」の、田村様(右)と大塚様です。

和やかな雰囲気の中で、高知県の魅力に触れ、とても素敵な御披露目会となりました。

皆様に喜んで頂けて、こんなに楽しいパーティーは、何回してもいいですね(笑)。

人気雑誌「自遊人」5月号でも、2ページに渡り、この日の模様が紹介されています。

「仏手柑・百年ドレッシング・ポン酢」の発売は、6月からの予定です。

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (13)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、4月12日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「イカと新玉葱のスペイン風ソテー」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
今が旬の新玉葱とイカ、オリーブオイルとの相性が、とても良く、シンプルながら、簡単に美味しく作れる御料理ですので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
レシピを御紹介させて頂きます。
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<材料・2人分>
(A)
イカ(刺身用)  250g 新玉葱(中サイズ)  1個 
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ4杯   塩・胡椒 各少々 
醤油 少々
(C)
パセリ(みじん切り)  大さじ2杯   レモン(くし型カット)  2個

<作り方>
①イカは、薄皮をむき、軽く筋切りして、食べ易い大きさにカットしておく。
②玉葱も、食べ易い大きさにカットしておく。
③フライパンを強火で熱し、①と②を(B)でサッと炒める。
④仕上げにパセリを加え、皿に盛り、カットレモンを添える。 


今が旬の新玉葱とイカ、オリーブオイルの相性は、抜群です。

材料も身近にあるものばかりですので、是非、お試し下さいませ。

ビールや白ワイン、冷酒にもぴったりの1品です(笑)。


 

2011年04月20日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (14)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、4月20日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「菜の花のミモザ風サラダ仕立て」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
春先のこの時期にフランスを訪れますと、各地で、黄色く可憐な「ミモザの花」を目にすることが出来ます。
私も、先日、フランスに行っておりましたが、パリのお花屋さんの店先にも、沢山の「ミモザの花」が、綺麗に並んでおりました。
御料理では、今が旬の卵をボイルし、粗刻みして、サラダ等に添えることを「ミモザ風」と表現致します。
今回は「菜の花」と「オリーブオイル、醤油」との相性の良さもお楽しみ頂きながら、シンプルで、簡単に美味しく作れる、この御料理を、是非、みなさまもお試し下さいませ。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                                                                            菜花のミモザ風サラダ仕立て

<材料・2人分>
(A)
菜花  8本   
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ2杯 バルサミコ酢 大さじ1杯
醤油 小さじ1杯
(C)
ゆで卵  2個  白炒りゴマ 大さじ1杯   パセリみじん切り  大さじ1杯

<作り方>
①菜花は、ボイルし、一口大にカットする。
②ゆで卵は、みじん切りする。
③(B)をすべて合わせてソースとする。
④皿に①を盛り、③のソースをかける。
⑤(C)を上からかける。


3月下旬に、パリの花屋さんで見つけた「ミモザの花」です。

とても簡単で美味しい「菜の花のミモザ風サラダ仕立て」です。

アスパラガスやインゲン、ブロッコリーでも、美味しく出来ます。

菜の花とオリーブオイル、醤油の相性の良さもお楽しみ頂けます。


「ホビークッキングフェア2011」が4月27日から開催されます。

昨年から、私が「ナビゲーター」をさせて頂いております「ホビークッキングフェア」が、今年も4月27日から29日まで、東京・お台場の「ビックサイト」で、盛大に開催されます。
詳しくは、私のHPトップよりリンクしております「ホビークッキングフェア2011」のHPを御覧頂きたいと思いますが、実は、今年は、大震災のこともあり、ぎりぎりまで、開催が危ぶまれていました。しかし、何もしないで黙っているよりも、「食」の部分で、アクションを起こし、日本全体がひとつのチームとして「積極的に応援して行くことが大切なのではないか」という結論に達し、開催直前の今は、スタッフ全員が力を合わせ、一生懸命に、成功に向けて頑張っております。
是非、皆様も、会場にお越し頂き、楽しい時間を過ごして頂きながら、被災地の皆様への応援をして頂けましたら、有難いです。
もちろん、私も、3日間、会場中を動き回り、「ナビゲーター」として、精一杯、御来場頂いた皆様と全国からの出展者の皆様を、楽しく、よい形で結び付けられるように頑張りますので、私を見つけましたら、御気軽に声をかけて下さいね(笑)。
特設ステージでは、午前中に私も、「オリーブオイルでアンチエイジング」というテーマのセミナーを開催させて頂きますが、世界トップレベルのオリーブオイルや、それを使った御料理の御試食も御用意させて頂きますので、是非、こちらも御参加下さいませ。
午後からは、昨年も大好評でした「ホビークッキングツアー」が、随時、開催されます。私のマイクパフォーマンスをお楽しみ頂きながら、御一緒に会場を回って頂き、出展者の皆様の心意気の部分や商品に対する知識を深めて頂き、おまけに、料理の隠しワザやレシピ等も簡単に覚えることの出来る「とても中身の濃い、お値打ちツアー」ですので、是非、話の種に、御参加下さいませ(笑)。御参加頂いた皆様には、記念品も御用意させて頂いております。
大変に盛り上がりました、昨年の「ホビークッキングフェア」の写真を何枚か、御紹介させて頂きますが、その時の熱気、盛り上がり様が皆様にも伝わりますでしょうか(笑)。


いつもお世話になっている主催者の橋本佳往さん(中央)と、MC(進行役)の木村光江さんです。

「食のライブスクエア」特設ステージでは、楽しいイベントが、日替わりで開催されます。

私の「オリーブオイルでアンチエイジング」のセミナーは、毎回、大好評でした。

ステージ裏では、時間に追われながら、御試食の用意をさせて頂きました。

雑穀の「ぱくぱく」さんのブースは、いつも実演が大好評でした。

九州の伝統的製法による「黒酢」は、健康食品として大人気でした。

「種子島の焼き芋」は、一度冷凍することで自然な甘味がアップします。

昨年、人気№1だった、宮城県栗原市のブースですが、今年は、残念ながら、出展することが出来ません。その分、私が精一杯PRさせて頂きますし、宮城県産の新米の予約も取らせて頂きます。今年は、被災地の皆様の分まで、頑張ってやらせて頂きますので、応援を宜しくお願い致します。


2011年05月01日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (15)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、4月27日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「春キャベツと桜海老の和風パスタ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
春先のキャベツは、とても柔らかく、自然の甘味、ビタミンもたっぷりですので、特に、お子さん達には、たっぷりと食べて頂きたいものですね。
この日から、東京・お台場の「ビックサイト」で、大規模な「ホビークッキングショー」が始まり、私もナビゲーターとして携わらせて頂きましたが、会場では、多くの御来場頂いた皆様から「NHKラジオを聴いていますよ!」とか「コグレさんのレシピで作ったら、すごく美味しかったです!」といった感動的なコメントを頂き、とても嬉しかったです。
今回は「春キャベツ」と「オリーブオイル」、「味噌、醤油」との相性の良さもお楽しみ頂きながら、シンプルで、簡単に美味しく作れる、この御料理を、是非、みなさまもお試し下さいませ。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                 春キャベツと桜海老の和風パスタ
<材料・4人分>
(A)
春キャベツ  1/4個分   スパゲッティー  300g
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  120cc    赤味噌  大さじ1杯
水 大さじ1杯    醤油  大さじ1/2杯    味醂  大さじ1/2杯
(C)
桜海老  大さじ4杯   鰹削り節  大さじ3杯

<作り方>
①春キャベツは、3cm四方に粗刻みしておく。
②スパゲッティーを湯がく。湯がき終わりの30秒前に①も加えて、一緒にボイルする。
③(B)を合わせてソースとする。
④②と③を合わせてから、(C)を加え、混ぜ合わせる。


季節感いっぱいで、とても美味しい「春キャベツと桜海老の和風パスタ」です。

材料も身近で揃うものばかりですが、オリーブオイルは、上質な物がいいですね。

アンチョビやガーリック、一味唐辛子等を少し入れると、大人の味になります(笑)。


<今後の放送予定>
5月3日    新ジャガのイタリア風粉ふき芋
5月10日   イチゴと湯引き帆立貝のサラダ仕立て
5月18日   白味噌風味の豆乳カルボナーラパスタ
5月26日   イカと新玉葱のスペイン風ソテー

 国会中継や緊急ニュースが入り、番組が延期されることもあります。御了承下さいませ。

2011年05月02日

「ホビークッキングフェア2011」は、大盛況、感謝・感動の連続でした (1)

私が、昨年からナビゲーターを務めさせて頂いております「ホビークッキングフェア2011」が、4月27-29日の3日間、東京・お台場のビックサイトで開催され、12万人近い御客様に御来場して頂きました。
特に、今回は、震災直後ということで、昨年出店して頂き大好評でした、東北各地の生産者の皆様のキャンセル等もありまして、開催直前は、本当にバタバタでしたが、多くの皆様に応援して頂きまして、会場の雰囲気「熱き想い」がひとつとなり、「感謝、感動に溢れた、素晴らしい3日間」となりまして、私自身にとりましても、一生忘れることの出来ない「貴重な思い出、心の財産」が、沢山出来ました。
御来場頂きました皆様には、心より御礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
そして、これからも末永く、「日本の食」を通して、日本中が元気になれますように、私も、全力で頑張りますので、どうか、御声援を宜しくお願い致します。
このように、感動的でした「ホビークッキングフェア2011」の模様を、数回に分けまして、レポートさせて頂きますので、御覧頂けましたら、有難いです。


会場となった、東京・お台場「ビックサイト」の入口付近で、記念の1枚です。

初日の開場2時間前から、この日を楽しみに全国から御越し頂いた皆様の長蛇の列が出来
まして、本当に感激致しました。

東北の被災地から、開催3日前に急遽、勇気を振り絞って、出店を決めて下さったみなさん
がいます。「商品を買ってもらえるのか?」ものすごく、不安だったと思います。

「東北のお米・復興応援プロジェクト」に御賛同頂いた大勢の皆様、有難う御座いました。

「東北のお米・復興応援プロジェクト」の御礼に、オリジナルトートバックと、私がデザイン
したランチョンマットにサインを入れて、プレゼントさせて頂きました。

開催前日の控え室では、5時間かけて600枚のランチョンマットにサインさせて頂きました。

2011年05月03日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (16)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、5月3日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「新じゃがのイタリア風粉ふき芋」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
春先に出回る「新じゃが芋」は、自然の甘味、ビタミンもたっぷりでして、特に、皮にも旨味がありますので、お子さん達には、丸ごと、ダイナミックに食べて頂きたいものですね。
今回は「新じゃが芋」と「オリーブオイル」、「粒マスタード」との相性の良さもお楽しみ頂きながら、シンプルで、簡単に美味しく作れる、この御料理を、是非、みなさまもお試し下さいませ。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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              新じゃがのイタリア風粉ふき芋
<材料・2人分>
(A)
新じゃが芋(中サイズ)  3個      塩・胡椒  各少々
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ4杯  粒マスタード  大さじ2杯
醤油  少々
(C)
パセリみじん切り  大さじ1杯

<作り方>
①じゃが芋は、皮付きのまま、食べ易い大きさにカットして、ボイルする。
②茹で上がったら、水気を切り、鍋に戻して、塩・胡椒を加えながら、粉が吹くように乾煎りしておく。
③(B)を合わせてソースとする。
④器に②を盛り、③をかける。
⑤パセリのみじん切りを散らす。


とても簡単で美味しい「新じゃがのイタリア風粉ふき芋」です。

材料も身近で手に入るものばかりですので、是非、お試し下さいませ。

「新じゃが」は、皮付きのまま、空揚げにしても美味しいですね。


2011年05月10日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (17)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、5月10日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「いちごと湯引き帆立貝のサラダ仕立て」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
春先に出回る「いちご」は、自然の甘味、ビタミンもたっぷりでして、帆立貝等の旨味が凝縮した貝類を合わせた「軽いサラダ」は、フランス、イタリア辺りでも、春の定番、人気オードブルのひとつです。
今回は「いちご」と「オリーブオイル」、「帆立貝」との相性の良さもお楽しみ頂きながら、シンプルで、簡単に美味しく作れる、この御料理を、是非、みなさまもお試し下さいませ。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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               いちごと湯引き帆立貝のサラダ仕立て
<材料・2人分>
(A)
イチゴ  10個     帆立貝(刺身用)  6個    
(B) 
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ3杯  バルサミコ酢  大さじ1杯
塩・胡椒  各少々 
(C)
フレッシュミント  適宜

<作り方>
①イチゴは、ヘタを取っておく。
②帆立貝は、食べ易い大きさにカットし、霜降り程度に、サッとボイルする。
③(B)を合わせて、ソースとする。
④皿に、①、②を盛り、③をかけて、ミントを散らす。


冷えたシャンパンにピッタリの春の定番「いちごと湯引き帆立貝のサラダ仕立て」です。

この時期のいちごは、甘味、ビタミン共に豊富ですので、是非、お試し下さいませ。

フルーツを御料理にうまく取り入れることで、華やいだメニューのバリエーションが広がります。

2011年05月18日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (18)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、5月18日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「白味噌風味の豆乳カルボナーラパスタ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
「カルボナーラ」をうまく作るコツは、火加減にあります。茹で立てのパスタとソースを合わせる時には、直火にかけずに、パスタの持つ余熱で、クリーミーに仕上げて下さい。
このコツさえ覚えておけば、いつでも簡単に美味しい「カルボナーラ」が出来ますので、是非、みなさまもお試し下さいませ。
レシピを御紹介させて頂きます。
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                 白味噌風味の豆乳カルボナーラパスタ
<材料・2人分>
(A)
スパゲッティー  200g
(B)
卵黄 2個分  粉チーズ 大さじ1杯  白味噌 大さじ1/2杯  豆乳 大さじ3杯  
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2杯  塩・胡椒  各少々
(C)
白炒りゴマ  大さじ2杯   パセリみじん切り  大さじ1杯

<作り方>
①(B)を合わせてソースとする。
②スパゲッティーをボイルし、熱々を①と合わせる。
③仕上げに(C)を加える。


とてもヘルシーで美味しい「白味噌風味の豆乳カルボナーラ」です。

材料も身近に揃うものばかりですが、オリーブオイルは、上質な物をお勧め致します。

私も大好きで、毎日食べても飽きない美味しさです。


2011年05月30日

「ホビークッキングフェア2011」は、大盛況、感謝・感動の連続でした (3)

私が、昨年からナビゲーターを務めさせて頂いております「ホビークッキングフェア2011」が、4月27-29日の3日間、東京・お台場のビックサイトで開催され、12万人近い御客様に御来場して頂きました。
特に、今回は、震災直後ということで、昨年出店して頂き大好評でした、東北各地の生産者の皆様のキャンセル等もありまして、開催直前は、本当にバタバタで、かなり寂しい想いもしておりましたが、そんな中、開催3日前になりまして、大変な状況下にもかかわらずに、勇気と不安を抱えながら、急遽、出店して下さった被災地の皆様がおられます。先の見えない原発被害の真っ只中にある福島県の生産者の皆様と、津波ですべてが流されてしまった宮城県石巻市の生産者の皆様です。
フェアの2日前に、そのことを知った私は、全身に鳥肌が立つほどの、体の芯から燃え上がるような「熱い気持ち」が、ふつふつと湧き上がりまして、何とか、出店して下さった皆様の「想い」に、誠意を込めて、全力でお応えしたいと思いました。
私も、毎日、特設ステージにて「オリーブオイルでアンチエイジング」というテーマの講演会&デモンストレーションをさせて頂きましたが、毎回、立ち見が出るほど、沢山の皆様に御参加して頂きまして、とても嬉しかったです。
今回の御試食で大好評だった特別メニューには、福島県の「えごまふりかけ」と、宮城県の「赤味噌」を、ふんだんに使わせて頂きました。
そこに「私達も被災地のみなさんのために、是非、食材で協力させて下さい!」と申し出て下さった、秋田県・佐藤養悦本舗さんの「手作り稲庭うどん」と、JA筑前あさくら・博多万能ねぎ部会さんの新鮮な「万能ねぎ」、そして、いつもお世話になっております、八王子市・ミヤ恒産さんの「上質なオリーブオイル」をコラボさせて頂きまして、「赤味噌・えごま・万能ねぎ風味のコグレ流・稲庭うどんのサラダ仕立て」を完成させることが出来ました。地域、食材のジャンルは違っても、「正しい食を通して、社会に貢献して行こう!」という<熱い想い>、<方向性>は、みなさん一緒ですので、このように素晴らしいメニューを誕生させることが出来たのだと思います。
ホビークッキングショーの3日間で培われた沢山の「絆」を、これからも大切にして、この「食を通した絆」を揺ぎ無いものにして行きたいものだと強く思いましたし、それが、ナビゲーターでもある私の使命、役割りだと思います。
気持ち良く、最高の食材を御提供して下さったみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


私も「オリーブオイルでアンチエイジング」がテーマの講演会をさせて頂きました。

毎回、満員のステージでは、その熱気に私の講演にも、つい力が入りました(笑)。

被災地支援のメニュー作りに協力して下さった、素敵な出展者みなさんです。

試食が大好評だった「赤味噌・えごま・万能ねぎ風味の稲庭うどんのサラダ仕立て」です。

ステージ裏では、スタッフのみなさんに手際よく、盛り付けを手伝って頂きました。

宮城県石巻市から大変な被害の中、勇気を持って急遽出店して下さった「高砂味噌」さんです。

左から2人目「佐藤養悦本舗」さんの「稲庭うどん」は、本当に美味しかったです。

「博多万能ねぎ」さんには、食材の他、義援金の方でも、かなり御協力して頂きました。

上質なオリーブオイルのスペシャリスト「ミヤ恒産」中村社長にもお世話になりました。


2011年06月01日

「ホビークッキングフェア2011」は、大盛況、感謝・感動の連続でした (4)

ナビゲーターに就任させて頂いた私が発案し、昨年も大好評でした「ホビークッキングツァー」を今年も実施させて頂きました。
「ホビークッキングツァー」とは、私が、拡声器を片手に持ち、御来場頂いた一般の御客様と共に会場中を回り、プロの目線で、出店して頂いている皆様のこだわり、心意気の部分や、商品、食材の見所、選び方等の解説を、楽しく、分かり易くさせて頂くというものでして、いわば、出店者の皆様と、御来場頂いた一般の御客様を結びつける「接着剤のような役割(笑)」とでも言いましょうか、ホビークッキングショーの会場にいらっしゃる、すべての皆様に「来て良かった!参加して良かった!」と、喜んで頂くことだけを考えて、全力で頑張りました(笑)。その時の様子を何枚かの写真で御紹介させて頂きますので、そこから「会場の熱気」を感じ取って頂けましたら有難いです(笑)。
「ツァー」の参加者数は、日増しに多くなり、何と最終日の最終回には、定員オーバーの40名様以上にお集まり頂きました。中には、3日間続けて来て下さった御客様もいらっしゃいまして、本当に感謝、感激です。
何よりも嬉しかったのは、急遽、出店して下さった福島県や宮城県のブースが、特に大人気で、飛ぶような売れ行きだったことです。「本当に、勇気を持って出店してもらって良かった!」心から、そう思いました。
でも、大切なのは、これからです。被災地の復興には、まだまだ、長い時間が必要です。
ならば、私達も、ここで培われた沢山の「絆」を大切にしながら、長いスタンスで、一緒になって応援させて頂きたいと思います。
重ね重ね、ホビークッキングショーに御来場して下さった皆様に、心より御礼を申し上げます。
本当に「熱い気持ちになれた3日間」を有難う御座いました。この気持ちを「とても大切で貴重な財産」として、皆様と共に、いつまでも、心の中に持ち続けたいと思っております。


「ホビークッキングツァー」をサポートして頂いた主催者の橋本さんとアシスタントのみなさん
です。

「ミヤ恒産」さんの上質なオリーブオイルや調味料は大好評で、よく売れました。

「TAC21」さんの上質な「カレールー」や「出汁入り味噌」、「生姜パウダー」も大人気でした。

福島県のブースでは、とても美味しい「エゴマのふりかけ」や「地鶏カレー」が大人気でした。

福島県の地酒コーナーでは「自家製タマゴ酒」や「甘酒」が大好評でした。

宮城県石巻市のブースでは、「味噌を使ったスイーツ」も、すごい売れ行きでした。

ツアーのピーク時には、40人以上の御客様が集まり、身動きが取れないほどでした。

高知県四万十市のブースでは、私が開発した「究極のドレッシング」と「ポン酢」が紹介され
大好評でした。

「TAC21」さんのブースでは、私が開発した「食べるバーニャカウダ」が
初めて披露され、大好評でした。

2011年06月08日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (19)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、6月7日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「カブの和風オリーブオイル焼き」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
「カブ」は、その旨味、甘味を引き出す「オリーブオイル」との相性が良く、すぐに火が通ることも嬉しいですね(笑)。
この御料理は、もちろん御飯のおかずにもなりますし、ホットサラダ感覚で食べて頂いたり、トーストしてマヨネーズを塗ったパンに挟んで、サンドイッチにして頂いても美味しいです。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                  カブの和風オリーブオイル焼き
<材料・2人分>
(A)
カブ(中サイズ)   5個
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ4杯    塩・胡椒 各少々
醤油  少々
(C)
白・黒炒りゴマ  各大さじ1杯

<作り方>
①カブは、皮付きのまま、厚さ1cm位でスライスする。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、①をキツネ色になるまで焼く。
③塩・胡椒、醤油を加えて仕上げる。
④皿に盛り、白・黒炒りゴマ2種類をかける。


シンプルながら、とても美味しい「カブの和風オリーブオイル焼き」です。

材料も手に入り易い物ばかりですが、オリーブオイルは、上質の「エキストラバージン」を
お薦め致します。

御飯のおかず以外にも、サラダ感覚で、「パン」と合わせて、洋風にお召し上がり下さい。

                     <次回放送予定日>
         6月22日 「焼きパプリカとクリームチーズのサラダ仕立て」
  


2011年06月19日

中国・大連で「中華風・オリーブオイルクッキング」の御披露目会を開催しました

2011年5月上旬に、中国の大連に伺い、地元の大手食品会社の皆様を対象に「コグレ流・中華風オリーブオイルクッキング」を御披露させて頂きました。
実は、このようなチャンスは、今まで中国本土では、ありませんでしたので、失敗は許されませんから(笑)、本番の数日前から大連入りし、地元の「洋風レストラン」を何軒もはしごして、「どの程度のオリーブオイルが使われているのか」のリサーチをしたり、伝統的なローカル市場や外資系のスーパーマーケット等も時間をかけて回り、地元食材の味のチェックや、大連の人々の「食の嗜好」をとても興味深く、楽しみながら、入念に調査させて頂きました。
その努力が実り(笑)、5月5日の御食事会では、初めてオリーブオイルを口にしたみなさんにも大好評で、かなり盛り上がり、これから大連のような地方都市でも、急速にオリーブオイルの需要が拡大してゆくことを実感致しました。
今後、中国全土で、「コグレ流・オリーブオイルクッキングを正しく普及させ、日中の<食>の架け橋になる」という夢を実現出来る日も「そう遠くはない」と思いましたし、これから中国で「<食>を通してお役に立てる機会」が、かなり増えそうで、とても嬉しいですね(笑)。
そのような大連での活動の模様や、上海、香港の「最新マーケット情報」を6回に分け、「海外出張日誌・東アジア編」にてレポートさせて頂きましたので、HPトップページからアクセスして頂き、是非、御覧下さいませ。


大連の大手食品会社「友蘭集団・本部レストラン」を会場に、大盛況の御食事会でした

オリーブオイル以外の食材は、すべて地元のローカル市場で揃え、調味料は、和風・中華
風をミックスして、野菜中心のヘルシーな「コグレ流・オリーブオイルクッキング」が完成致
しました

大連のローカル市場は、「素晴らしい食材の宝庫」で、創造意欲が掻き立てられました(笑)

香港・上海の高級食料品店にも伺い、オリーブオイルをはじめとした「最新マーケット情報」
もレポートしています。


2011年06月22日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (20)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、6月22日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「焼きパプリカとクリームチーズのサラダ仕立て」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
オリーブオイルで焼くことで、充分に甘味・旨味の引き出されたパプリカと、コクがあり、リッチな味わいのクリームチーズとの相性の良さが抜群で、バケツトにクリームチーズを塗り、焼いたパプリカをのせてお召上がり頂くと、本当に美味しいです(笑)。
良く冷やしたシャンパンやビール、日本酒にも合いますし、バケット2枚で挟んで、サンドイッチにすれば、豪華な御弁当にもなりますね。
早速、レシピを御紹介させて頂きますので、是非、皆様も御試し下さいませ。
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              焼きパプリカとクリームチーズのサラダ仕立て
<材料・2人分>
(A)
赤・黄パプリカ  各1個
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  大さじ4杯    塩・胡椒  各少々
(C)
クリームチーズ 120g    バケット(スライス)  適宜

<作り方>
①赤・黄パプリカは、種を抜き、幅2cm程度で縦にカットする。
②フライパンにオリーブを熱して①を焼き、仕上げに塩・胡椒を振る。
③皿にクリームチーズと②を盛り、スライスしたバケットを添える。


とても美味しい「焼きパプリカとクリームチーズのサラダ仕立て」です。

冷えたシャンパンやビール、日本酒とも、よく合います(笑)。

   
            

2011年07月06日

「オタフクソース」さんのイベントで講演&講習会をしました

お好み焼きのソースで、世界的に有名な「オタフクソース」さんのイベント「第14回活力フェア・お好み焼き提案会」の会場で、「お好みソースの可能性」と題した講演&講習会を6月21、22日の2日間に渡り、合計4回させて頂きました。
会場となったのは、台東区の産業貿易センタービルのワンフロアでしたが、「お好み焼き」や「焼きそば」、「たこ焼き」の鉄板が、所狭しと数十台並び、毎日、数百人の御客様(今回は、お好み焼き店経営者様に限定)に御来場頂いて、会場中が、かなりハイテンションな熱気に包まれておりました(笑)。
私とオタフクソースさんの御縁は、昨年と今年の「ホビークッキングショー」に御参加して頂いて以来ですが、それ以前から、私自身「オタフクソース」の愛用者でもありました(笑)。
講演会でも、申し上げたのですが、私の場合は、「オタフクソース」を「和風のデミグラスソース」と位置づけて使っておりまして、例えば、「カレー」や「ビーフシチュー」の仕上げに加えたり、「ナポリタンパスタ」や「チキンライス」、「ハヤシライス」の隠し味として使うことが多いのです。
最近では、オリーブオイルとの相性の良さにも注目し、サラダのドレッシングに応用することもありまして、今回は、そのような経験に基づくお話と実演を、分かり易くさせて頂きました。
実演では、「お好みソース」と「オリーブオイル」を1対2で合わせ、シンプルにざく切りキャベツにかけて、御試食して頂きましたが、これが想像以上に大好評でして、御客様からの積極的な御質問等もあり、かなり盛り上がりまして、持ち時間の40分間がアッと言う間に過ぎてしまい、ホッと致しました(笑)。
「コグレ提案のお好み焼きブース」の方では、「お好みソース」だけを塗ったお好み焼きに、マヨネーズ等の代わりに、「オリーブオイル」をかけて、サッパリとヘルシーにお召上がり頂く方法を御紹介させて頂きましたが、こちらも、いつも長蛇の列が出来ていて、「お好み焼きのプロ」である社員さんからの評判も、かなり良く、私お薦めのオリーブオイル「ラビダ」を、その場で購入された方も、沢山いらして、とても嬉しかったです。
写真から、会場の熱気が伝わっていますでしょうか(笑)。
私の出番が終わり、汗をぬぐい、冷たい水を頂きながら、窓の外に目を移しますと、雲ひとつ無い快晴の空の下に、完成間近の「スカイツリー」が良く見えました。
東京近郊に住んでいながら、これほど、間近で見たことが有りませんでしたので、とても感激し、思わずシャッターを押してしまいました(笑)。


連日、大盛況だった「オタフクソース」さんの「活力フェア・お好み焼き提案会」でした

「お好み焼き」と「オリーブオイル」の相性は、抜群で、とても美味しいですよ(笑)

「お好みソース」と「オリーブオイル」の組み合わせで、新しい味のレパートリーが増えます

超満員の会場では、大型のテレビモニターも設置され、皆様に手元を御覧頂けました

2日間で合計4回の「講演&講習会」は、いずれも大盛況で、かなりの熱気に包まれていました

「講演&講習会」では、ドレッシングのバリエーションを増やすコツも解説させて頂きました

「オタフクソース」の社員さん達にも、御試食の盛り付けを手伝って頂きました

「お好みソース」と「オリーブオイル」を1対2で合わせた「ざく切りキャベツサラダ」です

浅草に近い会場からは、完成間近の「スカイツリー」が、良く見えました


2011年07月14日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (21)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、7月13日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「ズッキーニの和風カルパッチョ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
番組内でも、申し上げたのですが、以前、イタリアのフィレンツェ、大聖堂の近くにあるローカールレストランで「ズッキーニのカルパッチョ」というメニューを、初めて目にしました。
普通、「カルパッチョ」と言いますと、「お肉かお魚の刺身にオリーブオイルをかけたもの」を意味しますので、「ズッキーニが主役のカルパッチョ」は、私にとりましても、とても衝撃的でした(笑)。
もちろん、そのお店では、定番の人気メニューでしたので、私も迷わずに注文しましたが、大きなお皿全体に敷き詰められた、薄切りのズッキーニの上には、刻んだクルミとブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)が散らしてあり、味付けは、上質な塩・胡椒と、地元産の香り豊かなオリーブオイルがかけられているだけでした。
まさに「シンプルの極み」だと思いましたが、プロの私からみても「絶妙な美味しさ」で、印象深い逸品でした。素材を大切にする、本場イタリア料理の真髄に触れられた気がしまして、とても感激したことを、今でもはっきりと覚えています(笑)。
そんなこともあり、ズッキーニが旬の「この時期」に、全国の皆様にも、「ズッキーニのカルパッチョ」を是非、御紹介させて頂きたいと思っていたのですが、御飯のおかずにもなるように、コグレ流にアレンジさせて頂いたのが、本日のシンプルレシピなのです。
塩は、出来れば、ミネラルたっぷりの天然塩を使って頂きたいですし、醤油も、じっくりと時間をかけた天然醸造の物がいいですね。番組内では、お薦め調味料の銘柄までは、御紹介出来ませんので、普段、私が愛用している調味料を写真で御紹介させて頂きます。
是非、皆様も御試し下さいませ。
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               ズッキーニの和風カルパッチョ
<材料・2人分>
(A)
ズッキーニ     1本
(B)
塩・胡椒 各少々  オリーブオイル 40cc  醤油 15cc
(C) 
鰹削り節 少々  白炒りゴマ 少々

<作り方>
①ズッキーニは、厚さ3mm位にスライスし、皿に、重ならないように並べる。
②塩・胡椒を振り、5分位置いてから、オリーブオイルと醤油をかける。
③鰹削り節と白炒りゴマをかける。


シンプルで、とても美味しい「ズッキーニの和風カルパッチョ」です

素材を生かしたシンプルな御料理ほど、「調味料の質」が「味の決め手」になります

お酒のおつまみや御飯のおかずとして「生のズッキーニ」の美味しさを御試し下さい
 

2011年07月23日

高知県四万十市で「仏手柑・百年ポン酢」の御披露目・御試食会を開催致しました

6月13日に、私が以前から開発に携わらせて頂いている、高知県四万十市の「仏手柑(ブシュカン)ポン酢」の御披露目・御試食会が、風光明媚な四万十川沿いにあります、天然うなぎ料理の老舗「四万十屋さん」で盛大に開催されました。
「仏手柑」は、四万十市の長い歴史の中で、人の手が一切加わることなく、自然に生き続けている柑橘類でして、その「生命力に溢れた美味しさ」を、是非、全国の皆様に知って頂きたくて、一切の添加物を使わない「究極のポン酢」を、試行錯誤を重ねて、作らせて頂いたのです。
今回は、発売日が決定したのを記念して、日頃から御世話になっております、地元の皆様を御招待させて頂いたのですが、私の想像以上に、皆様には、喜んで頂けまして、とても嬉しかったです(笑)。
使わせて頂いた食材にも、もちろん、こだわりました(笑)。それらのすべては、地元産の新鮮な物を御用意して頂いたのですが、なにより嬉しかったことは、私も、以前に取材に伺わせて頂き、意気投合した、いわば、顔と御名前の分かる生産者の皆様が、日頃から四万十の自然を敬い、情熱を注いで作っていらっしゃる物ばかりを集めて頂き、それらの食材からにじみ出る「オーラ」に、料理人として、大いに創造意欲が掻き立てられましたし、この瞬間に、この空間で御料理させて頂けることに、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これから、私も、この「仏手柑ポン酢」を、大いに宣伝させて頂くつもりですが、単に「食材・調味料」としてではなく、そんな生産者の皆様の「四万十の伝統的食文化に対する<尊敬の念>や<心意気>」の部分を御紹介させて頂くことが大切なのではないかと思っています。

この「ポン酢」を購入御希望の方は、「お問い合わせフォーム」より、私の方まで御連絡下さいませ(笑)。


「仏手柑ポン酢」の御披露目・御試食会は、四万十屋さんで盛大に開催されました

海に近い四万十川で獲れた黒鯛には「天然・川海苔のポン酢ソース」
と「オリーブオイル」をかけました

手作り豆富には、蕪とじゃこをのせ、「ポン酢」と「オリーブオイル」をかけて、サラダ感覚で

ブロッコリーとカリフラワーには「梅・赤シソ・白胡麻入りのポン酢ソース」を合わせました

冷やし中華には「ポン酢」と「オリーブオイル」をかけるのが、抜群の相性で、美味しいです(笑)

「仏手柑ポン酢」のラベルには、仏手柑の枝を持つ私の写真も入って
います(笑)

生命力のエネルギーに満ち溢れた「仏手柑の美味しさ」を是非とも
御体験して下さい

御試食会中に「四万十の伝統的食文化」をテーマにした、私の講演もさせて頂きました

「四万十の伝統的食文化」を全国に発信し「日本中を<食>で、元気にしたい」と思っています

私は「四万十の伝統的食文化」に感銘を受けておりまして、ついついスピーチにも熱が
入ります(笑)長時間撮影して下さった、せいぶ印刷の都築さん、有難う御座います(笑)

「とても有意義で楽しく、美味しい時間」に、みなさんの笑顔が溢れていました(笑)

四万十屋さんから望む、四万十川沿いの美しい夕日には、心より感激致しました
訪れる度に、高知県四万十市は、本当に素晴らしい所だと思います

2011年07月30日

熊本県天草市で「オリーブ料理コンテスト」が開催されました

2011年2月13日に、熊本県天草市に伺い、「オリーブ料理コンテスト」の審査委員をさせて頂きました。
天草市では、以前から「オリーブの島づくり」を目指しておりまして、素晴らしい自然の恵み・天草の食材に感謝の気持ちを込め、数年後には、地元でも生産されることになるであろう「上質のオリーブオイル」を、家庭料理に上手く取り入れることで「日々の食生活を、より美味しく、よりヘルシーにして頂く」ことを目的として、初めて開催された「コンテスト」なのです。
正直なところ、私の中では、初めての試みですから、エントリーする方は少ないだろうと思っていたのですが、何と、25品もの出展があり、感激致しました。しかも、すべての御料理のレベルが高く、本当に美味しくて、甲乙付け難く、採点には、かなり苦労致しました(笑)。
本来ならば、3位まで、つまり、ベスト3の御料理を選べば良いのですが、これが「困難の極み(笑)」でして、絞り込むことが出来ずに、あれこれ迷っているうちに、時間だけが、どんどん過ぎてゆくものですから、多少の焦りを感じながら、私の独断で、急遽「特別賞」を4名様に差し上げることに致しました(笑)。
今回の受賞作品を写真で御紹介させて頂きますが、今、見返しても、それらの美味しさの記憶が、鮮明に蘇ってきます(笑)。これは、本物ですね。


「オリーブ料理コンテスト」の会場となった、五和町の「おおくす」は、木造りの素敵な空間
でした

まずは、完成した料理の撮影をして、後日、御洒落な「レシピ集」にまとめられます

初回にも関わらずに、25品ものハイレベルな「オリーブオイルクッキング」が集まりました

すべての料理を試食させて頂きましたが、どれも甲乙付け難く、審査に悩みました(笑)

1位「干し野菜のオリーブ炒め」は、干し野菜とオリーブオイルの
相性が抜群でした

2位「タコサラダ」は、レモン汁とオリーブオイルのソースが絶妙で
美味しかったです

3位「ゆずとおからのオリーブケーキ」は、おからとゆず、オリーブ
オイルのバランスが良かったです

特別賞「高菜まんじゅう」は、オリーブオイルで炒めた高菜が美味しかったです

特別賞「かきもちのオリーブソース」は、香ばしい揚げもちとオリーブ
ソースの相性が良かったです

特別賞「干し野菜サラダ」は、カリカリに炒めた干し野菜にオリーブ
ソースが良く合っていました

特別賞「ボタン鍋」は、オリーブオイルを入れた煮汁が美味しかった
です

エントリーした皆さんの目が、あまりにも真剣なので、審査発表は、内心ドキドキでした(笑)

入賞した皆さんには、コック帽子とオリーブオイルにサインを入れてプレゼント致しました

入賞した皆さんにもコック帽子をかぶって頂き、記念の1枚です

審査発表のあとは、一般来場者の皆さんも含めて、楽しく美味しい「試食タイム」でした(笑)

「料理コンテスト」終了後に、同会場で「オリーブオイル」をテーマにした講演をさせて
頂きました

講演後に行われた「著書とオリーブオイルの販売・サイン会」も、大好評で嬉しかったです(笑)


◎「第2回オリーブ料理コンテスト」が8月6日に天草市五和町通詞島の「総合交流ターミナル・ユメール」で10時から開催されます。
◎さらに、前日の5日には「五和町コミュニティーセンター」で、「食育の講演会」が19時半から開催されますので、お近くの方は、御気軽に御越し下さいませ。
      
     詳しくは、天草市五和支所・TEL0969-32-1111まで、お問い合わせ下さい。


2011年08月01日

四万十市で「玄米の美味しい食べ方」の講習会を開催しました(1)

7月20日に、高知県四万十市を訪れ、四万十市雇用創造促進協議会様の御依頼で「玄米の美味しい食べ方」をテーマにした講演&講習会を開催させて頂きました。
通常でしたら、四万十市に伺う場合には、移動に時間がかかるために、その前日に、羽田から高知空港まで飛行機を利用し、路線バスでJR高知駅に出て、そこから特急列車で中村駅まで行くのですが、「19日には、大型で進行がゆっくりの台風が高知県を直撃する」とのことで、四国方面への飛行機は、全便欠航となりまして、急遽、「陸路で、行けるところまで行く」ことになりました(笑)。
まずは、羽田空港から東京駅に戻り、新幹線で岡山駅まで行ったのですが、この時点で、既に、大荒れの天候、どしゃ降りでして、そこから先へは、瀬戸大橋も閉鎖され、四国に渡る方法は皆無でしたので、仕方なく、岡山駅前のホテルに泊まり、翌朝の移動に賭けることにしました。
そして、翌朝ですが、「高知方面のJRは、夕方まで運休」とのこと。講習会は、14時からの予定で、キャンセル待ちが出るほど、多くの皆様が期待して、楽しみに待っていて下さるので、延期するわけにもいかずに、どんな手段を取っても、辿り着かねばならず、「道路は通行可能」の情報を得まして、慌てて、岡山駅前の高速バス乗り場に、汗だくになりながら、駆け込みました(笑)。しかし、現実は、厳しく、四国方面行きの高速バスは、すべて、午後の便まで満席でした。
再び、岡山駅にもどり、時刻表を食い入るように見ていましたら、四国の玄関口・高松まで行く在来線があることに気が付きまして、とりあえず、先のことは考えずに、ぎゅうぎゅう詰めの車内に飛び乗りました。この電車も、かなり遅れましたが、何とか、高松駅に辿り着きまして、そこから、駅前の高速バス乗り場にダッシュしました(笑)。ここからは、幸運にも、高知駅行きの高速バスに乗ることが出来ましたが、高知駅から先のJRは、未だストップでしたので、主催者の方に連絡し、高知駅まで片道3時間かけて、車で迎えに来て頂きました。
やっとのことで高知駅前で合流した時には、既に、昼の12時を回っており、大急ぎで会場に向かっても、到着は15時過ぎですので、講習会のスタート時間を「断腸の思い」で、16時に遅らせて頂きました。
大汗をかきながら、会場となった「四万十市中央公民館」の調理実習室に駆け込みますと、開始時間の変更を知らなかった参加者のみなさんが何人かいらして、一瞬、空気が重かったのですが、私が、まず遅れたお詫びをして、一緒に下準備をして頂くことにしました。
私は、とにかく夢中で、色々と「プロならではの段取り」で指示を出しながら、一刻でも早く開始出来るように「御客様だということを考えずに(笑)」御手伝いして頂いたのですが、これが、御手伝いして下さったみなさんにとりまして、逆に、とても新鮮で楽しかったようで、「貴重な体験が出来たこと」を感謝されてしまいました。四万十市のみなさんは、本当に心温かく、有難いですね(笑)。
講習会では、地元の米農家・福留壮さんが提供して下さった「有機無農薬の上質な玄米」を使わせて頂きました。
玄米には、その5割増しの水と、オリーブオイルを加え、普通の炊飯器で、普通に炊けばいいのですが、これが、大好評で、講演&講習会は、とても盛り上がりました。
スタート時間が遅れたことで、途中で帰られる方々も多いかなと思っていたのですが、みなさん全員が最後まで残って下さり、積極的に受講して頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の陸路での移動を経験し、どんな方法でも四万十市に来れることが分かりましたし、ゆっくり走るバスや在来線の車窓の景色を眺めていますと、改めて、高知県、そして四万十市の雄大な自然とその恵みが実感出来まして、本当に心癒されます。時間に余裕があるならば、バスや在来線での移動もよいものですね(笑)。その時には、是非、今回のレシピで炊いた「美味しい玄米のおにぎり」を持参したいものです。
なにしろ、今回は、ハプニングの連続で時間が無く、行きは車中で「コンビニのおにぎり」しか食べられなかったものですから(笑)。


「玄米の美味しい食べ方」がテーマの「講演&講習会」が四万十市で開催されました

台風の影響で2時間遅れでスタートしましたが「講演&講習会」は
大好評でした(笑)

四万十市とその周辺では「有機無農薬の上質なお米」が作られて
います

「玄米とオリーブオイルの相性の良さと、その必要性」のお話をしているところです

5割増しの水に数時間浸けた玄米を炊飯器に移し、オリーブオイルを加えます

私の著書にも、美味しく玄米を炊く方法や、バリエーションが詳しく解説されています

「生のズッキーニ」に、ポン酢とオリーブオイルをかけると「美味しい御飯の友」になります

参加したみなさんにも「ズッキーニの和風カルパッチョ」を作って頂きました

香り豊かで、美味しい玄米の炊き上がりに歓声が沸きました(笑)

バルサミコ酢を加えて炊いた方には、野菜も混ぜ込み「ライスサラダ風」にしました

米農家の方々をはじめ、男性の参加者も多く、試食も大好評で盛り上がりました(笑)

2011年08月19日

真夏の天草市で「第2回オリーブオイル料理コンテスト」が開催されました(1)

猛暑が続く8月上旬に熊本県天草市に伺い、「第2回オリーブオイル料理コンテスト」の審査委員をさせて頂きました。
今年の2月に初めて行われた時にも、そのレベルの高さに驚きましたが、今回も、さらにレベルアップした御料理ばかりで、しかも、エントリー数も増え、本当に感激致しました。
自然の恵みが豊かで、素晴らしい土地柄の天草は、何度伺っても新しい発見があり、毎回、感動の連続ですが、そんな天草での滞在の模様を、今回は、4回に分けてレポートさせて頂きます(笑)。
福岡空港から天草エアーに乗り換え、空路で天草入りさせて頂きましたが、上空から見渡す天草は、とても美しく、水田の稲穂が各所で、黄金色に輝いていました。
天草空港から、会場に向かう道すがら、丁度、稲刈りと、かけ干し作業をしている農家の方々がいらしたので、急遽、車を止め、稲刈りの御手伝いをさせて頂きました。
かけ干し作業は、とても手間暇がかかりますが、愛情込めて作られた有機無農薬の早場米は、かけ干しによって、さらに美味しさがアップすること、請け合いですね。
五和町御陵にある「オリーブ園」にも伺いました。昨年の11月以来、2度目の訪問ですが、広大なオリーブ園のすべてのオリーブの木々は、確実に逞しく、大きくなっており、とても嬉しかったです(笑)。数年後には、地元産のオリーブオイルが誕生しそうですね。
次に、五和町二江の漁協に伺いました。今は、とても美味しい「赤ウニ」漁のシーズンでして、夕方になりますと、その日の収穫を持った漁師さん達が、次々に漁協を訪れます。
「ウニ」と言いますと、黄色の鮮やかな物が上質だと思ってしまいますが、ここで見たウニの殆どが、浅茶けた感じで、不思議でした。その理由を漁師さんにお聞きしましたら、浅茶けたウニは、海底10mくらいの深いところにいた物で、餌である「カジメ(薄い昆布)」を沢山食べているので、このような色になり、とても味が濃厚で美味しいとのこと。逆に、黄色の鮮やかな物は、浅瀬にいて、あまり「カジメ」を食べていないので、味は、あっさりしていることが分かりました。知らなかったです。「目からウロコ」ですね(笑)。それにしても、命綱を着けて10m以上も素潜りとは、命がけですよね。これからは、もっと有り難く頂かないといけませんね。


天草では、有機栽培・早場米の稲刈りが始まっていました

手間暇かかる「かけ干し」が、美味しさアップの秘訣です

天草では、数種類植えているオリーブの木々も、確実に成長しています

わずかですが、オリーブの実もなっていました(笑)

「ネバディロブランコ」という品種が、天草の土地に合っている気がします

今が旬の赤ウニは、殻の色が微妙に違うのが特徴です

赤ウニの身を殻からすくって食べるのは、最高の贅沢ですね

ウニ漁師さん達が、漁協に採れ立ての赤ウニを、むき身にして持って来ます

カジメ(昆布)を食べて浅茶けているウニの身が、味が濃厚で美味しいのです

2011年08月24日

真夏の天草市で「第2回オリーブオイル料理コンテスト」が開催されました(3)

8月6日に天草市五和町通詞島にて、「第2回オリーブオイル料理コンテスト」が開催されました。
2月に開催された初回よりもエントリー数が増え、しかも、どの料理も季節感が豊かで、プロの私からみましても、かなりハイレベルなものばかりで、審査するのが本当に大変でした(笑)。
特に、優勝作品の「地魚と地元野菜のブイヤベース」は、本場南フランスをしのぐ、本格的な美味しさでしたし、オリーブソースが決め手の「地元野菜たっぷり・ちゃんぽん」も、とても美味しかったです。
この2品を作って下さった宮崎文子さんは、五和町鬼池で、民宿「光浜荘」を経営されており、みずからも毎日キッチンに立ち、日々、地産地消にこだわった愛情溢れる料理で、訪れた御客様に喜んで頂いています。私も、何度か、その料理を頂いたことがありますが、はるかに民宿のレベルを越えた素晴らしい味わいに、とても感激致しました。
9月からは、天草市恒例の「あわび祭り」が始まりますが、そのPRの一環として、この「ブイヤベース」を和風にアレンジしたものを、私が開発させて頂きまして、11月まで、五和町の光浜荘さん、イルカ館さんで味わうことが出来ます。「遠くから車に乗ってでも、食べに来る価値のある料理」ですので、天草市におでかけの際には、是非、御試し下さいませ(笑)。

          光浜荘さんの連絡先は、 TEL0969-32-0034
          イルカ館さんの連絡先は、 TEL0969-33-0085 です


「第2回オリーブオイル料理コンテスト」は、かなりハイレベルでした(笑)

天草市五和町通詞島の温泉施設「ユメール」さんが会場でした

レシピ集を作るために、すべての料理の写真とレシピを記録します

前回を上回るエントリー数とレベルの高さに感動致しました

彩り豊かな料理の数々は、今すぐにレストランで出せそうですね(笑)

優勝した民宿・光浜荘の宮崎文子さんと記念の1枚です

優勝作品の「地魚と地元野菜のブイヤベース」は、本格的な美味しさでした(笑)

「地元野菜たっぷりのちゃんぽん」は、特製オリーブオイルソースとの相性が抜群でした(笑)

9月からの「あわび祭り」を記念して、私が開発した「和風ブイヤベース」は、光浜荘さん
イルカ館さんで食べることが出来ます。超!お薦めですよ(笑)

  

2011年08月25日

真夏の天草市で「第2回オリーブオイル料理コンテスト」が開催されました(4)

「第2回オリーブオイル料理コンテスト」での、入賞作品を御紹介させて頂きます。
準優勝は、「パリッと焼いたそうめんサラダ」でしたが、夏に食べたいトマトやオクラ、きゅうり、みょうが、生姜等のヘルシー食材がたっぷり入ったオリーブオイルソースと、香ばしいそうめんの相性が抜群でした(笑)。カップレタスを器にして、見た目も涼しげで良かったです。これは、飲食店で出せば、ヒットメニューになりそうですね。
3位は、「うつぼのホルモンサラダ」でした。うつぼの白身は、とても淡白で美味しいですが、ホルモン(腸)の湯引きは、私も初めて食べました(笑)。うつぼのホルモンは、それ自体が新鮮で、丁寧な下処理もしてありましたので、クセも無く、心地よい食感で美味しかったです。ポン酢とオリーブオイルを合わせたソースとの相性も良かったですね。この1品を作って下さった方は、コンテストの会場となった、天然温泉施設「ユメール」内のレストランのキッチンで働いていらっしゃるそうでして、事前にリクエストすれば、レストランでも出して頂けるそうです。
当初の予定では「3位まで」ということでしたが、今回も、ハイレベルな作品ばかりでしたので、3品だけに絞りきれずに、この他4名の方に「特別賞」を差し上げることに致しました(笑)。
1品目は、「焼いた豆腐のイタリアンホットサラダ」です。まず、地元産のやや固めの豆腐をオリーブオイルで焼き、香ばしさを引き出して、ソースとの絡みを良くしたところが素晴らしいですね。玉葱の甘味とトマトのコクを生かしたソースには、食感も心地良いキュウリのソテーを加えており、センスの良さを感じます(笑)。
2品目は、「大葉シソのジェノベーゼ・アンチパスト」です。「ジェノベーゼ」とは、一般的に、バジルとオリーブオイルを合わせてペーストにしたものを指しますが、和風に大葉シソで代用した柔軟な発想が素晴らしいと思います。オリーブオイルで焼いた季節野菜やシーフードとの相性も見事でした。ビールやワイン以外にも、焼酎や日本酒とも合いそうですね(笑)。
3品目は、「完熟トマトのオリーブ風味・冷製ポタージュスープ」です。トマトのコクや甘味とオリーブオイルのバランスが良く、毎日飲んでも飽きない美味しさでした(笑)。野菜嫌いな子供達でも、このヘルシースープなら飲んでもらえそうですね。
4品目は、「切り干し大根が入ったお饅頭」です。第1回コンテストでは、オリーブオイルでソテーした高菜が入ったお饅頭を出展して頂き、とても美味しかったのですが、今回は、切干大根を使って、さらにパワーアップしたような美味しさでした(笑)。これは、地元の加工グループ「わだちの会」のみなさんの作品でして、この他にも何品かエントリーして頂きましたが、どれも高水準で美味しく、もはやプロのレベルだと思いました。自然の恵み豊かな天草の伝統的食文化に工夫を加え、さらに美味しい料理を作ろうとしているみなさんの姿勢は、本当に素晴らしく、感動致しました。
その他、審査対象にはなりませんでしたが、とても豪華な「和風シーフードパエリア」を、民宿イルカ館さんが差し入れして下さいました(笑)。何と、天然の魚はもとより、大きな天然の車海老とサザエまで入っており、それらの旨味が凝縮したパエリアは、本場スペインをしのぐ美味しさでした。もはや、民宿のレベルではないですね。「素晴らしい!」のひとことです(笑)。
コンテストに御参加下さったみなさん、本当に感動を有難う御座いました。みなさんの愛情に溢れた作品から、多くのことを学ばせて頂きました。11月に、またお会い出来ることを楽しみにしております。


ハイレベルな作品ばかりで、審査して3品選ぶのに苦労しました(笑)

準優勝の「パリッと焼いたそうめんサラダ」は、飲食店のヒットメニューになりそうですね

3位の「うつぼのホルモンサラダ」は、地元ならではの新鮮な味わい
が素晴らしかったです

特別賞の「焼いた豆腐のホットサラダ」は、素材の持ち味を見事に引き出していました

特別賞の「大葉シソのジェノベーゼ」は、大葉シソとオリーブオイル
の相性が抜群でした

特別賞の「完熟トマトとオリーブの冷製スープ」は、お子さん達にもお薦めです

特別賞の「切干し大根のお饅頭」は、オリーブオイルでソテーした
切干大根が美味しかったです

民宿イルカ館さんが差し入れして下さった「和風シーフードパエリア」は、豪華、絶品でした

コンテストの最後は、みなさんで楽しい試食会、とても盛り上がりました(笑)

食べた感想をコメントし合うのは、とても良い勉強になり、レベルアップにつながりますね

2011年08月29日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (22)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、8月29日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「イタリア風冷やし中華」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
番組も、長い夏休みが終わり、後半戦のスタート初日でしたので、村上信夫さんと神埼ゆう子さんの軽妙なトークを、久々に満喫された方も多かったのではないでしょうか(笑)。
前回の「ズッキーニの和風カルパッチョ」も、かなり反響がありましたが、今回のレシピも、「ポン酢とオリーブオイルを合わせて冷やし中華のタレにする」という発想がユニークで、とても好評だったようです。
このように、ラジオは、リスナーのみなさんからの反応が、すぐにストレートに伝わってくるのがいいですよね。それだけに、毎回が真剣勝負で、気は抜けませんが・・・(笑)。これからも、みなさんのお役に立つ簡単で美味しいレシピを御紹介させて頂きますので、宜しく御願い致します。
番組内では、ブランド名は、申し上げられませんでしたが、今回使わせて頂いたポン酢は、私が、高知県四万十市で、一切の添加物を入れずに商品開発させて頂いた「ブシュカンポン酢」でした。最近、発売になり、おかげさまで、その味の良さ、インパクトの強さから、好調に売れているようですが、試食して下さった、本物の味が分かる番組スタッフのみなさんの評判も良く、「このポン酢、どこで買えますか?」という質問が多くて、とても嬉しかったです。御希望の方は、是非、「お問い合わせフォーム」から御連絡を御願い致します。
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                       イタリア風冷やし中華

<材料・2人前>
(A)
中華麺      140g
(B)
オリーブオイル 70cc ポン酢 50cc 味醂(煮切) 10cc
(C)
炒り卵  2個分  トマト(スライス) 1個分  キュウリ(細切り)  1本分
鰹削り節 少々  白炒りゴマ 少々

<作り方>
①中華麺をボイルし、冷水に落として、よく冷やしてから、水分を切る。
②(B)を合わせたタレを絡めて、皿に盛る。
③炒り卵、トマト、キュウリの順番で盛り付け、鰹削り節、白炒りゴマを散らす。


ポン酢とオリーブオイルの相性が抜群で、とても美味しい「イタリア風冷やし中華」です

オリーブオイルも「上質のエキストラバージン」を使うと、味、香りが引き立ちます

毎日食べても飽きない美味しさの冷やし中華で、残暑を乗り切りましょう(笑)!


2011年09月07日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (23)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、9月7日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「いわしの和風カルパッチョ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
今までにも、何度か「カルパッチョ」を御紹介させて頂きましたが、基本的に「カルパッチョ」とは、「赤身のお肉や、魚介類のお刺身にオリーブオイルをかけたもの」を意味します。それはとてもシンプルで、ヘルシー感があり、素材の持ち味が生かされた、欧米諸国でも人気の前菜メニューなのですが、素材が何であれ、美味しく作るポイントがひとつあります。
まずは、お刺身をお皿に、重ならないように並べ、オリーブオイルをかける前に、天然の美味しい塩を軽く、振っておくことです。こうすることで、余分な水分が抜け、その分、塩の旨味が溶け込み、オリーブオイルの馴染みも良くなります。
是非、このポイントをお守り頂き、いわしと柚子胡椒、オリーブオイルの三位一体の美味しさを、みなさまもお楽しみ下さいね。
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                  いわしの和風カルパッチョ

<材料・2人分>
(A)
刺身用鰯(フィレ)   8尾分 塩・胡椒  各少々
(B)
オリーブオイル 40cc ゆず胡椒  15cc
(C)
万能葱(小口切り)  少々   白炒りゴマ  少々

<作り方>
①鰯のフィレ(3枚卸しにした状態)を1口大にカットし、皿に、重ならないように盛り、
軽く、塩・胡椒を振る。
②鰯にゆず胡椒を塗り、オリーブオイルをかける。
③上から、万能葱と白炒りゴマを散らす。


柚子胡椒とオリーブオイルの相性が抜群の「いわしの和風カルパッチョ」です

シンプルな御料理ほど、素材の鮮度、調味料の質が大切になってきますね

この和風カルパッチョは、御飯やトーストしたパンにのせて食べても美味しいですよ(笑)

2011年09月17日

世界の夢!日本の宇宙ヨット「イカロス」のクッキーが完成しました

この度、サイエンス関連の某社様から御依頼を頂き、JAXA(宇宙航空研究開発機構)様のイベント等で販売する「イカロス・クッキー」を、宮城県栗原市の超人気パティスリー「パレット」さんが製作することになり、私も商品開発のアドバイザーとして、友情参加させて頂きました。
発売されて約2ヶ月が経ちましたが、その美味しさは、口コミで広がり、かなり話題になっているようです(笑)。
まずは、商品に添えられていた「イカロスのストーリー」を、簡単に御紹介させて頂きます。
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100年もの間、世界のどの国も叶えられなかった<夢>を、日本の若者達が成功させました。
ヨットが風を受けて進むように、太陽の光を帆に受けて宇宙を自由自在に進む「宇宙ヨット」。
これは、100年前に考えられた「夢のような宇宙船」。
燃料無しで、太陽の光さえあれば進むことが出来るこの航行法に、今まで、ロシア、アメリカなど、世界の宇宙開発国が何度もチャレンジしてきました。
しかし、長い間、どの国も成功させることは出来ずに「SFの世界の話」と言われ続けてきました。
2010年5月、この宇宙ヨットの実現を目指し、種子島から「日本の宇宙ヨット<イカロス>」が打ち上げられました。
100年の夢に挑戦したのは、日本の20代、30代の若手研究者達。
プロジェクト立ち上げから、たった2年半、低予算にも関わらず、何と「見事成功!」
この功績を世界は高く評価し、絶賛しました。
「燃料無し」ということは、今まで行くことの出来なかった、遠い宇宙の彼方まで飛んで行くことが出来るので、「宇宙大航海時代の始まりだ!」と、話題を呼びました。
是非とも、次世代を担う、日本の優秀な若者達の偉業を称え、これからも応援していきましょう!
                   
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如何でしょうか?素敵なストーリーですよね(笑)。
私は、「パレット」さんが「イカロス・クッキー」製作の御依頼を頂いた時に、このストーリーを初めて知りまして、とても感動致しました。このような素晴らしい企画に参加させて頂いて、本当に心より感謝しております。
7月の末に、相模原市のJAXA研究場内で、一般のみなさまを対象にしたイベントが開催され、そ
の時に、このクッキーが御披露目されたのですが、用意した1500個は、アッと言う間に完売したそうです。
嬉しいですね(笑)。お買い上げ頂いたみなさまにも、御礼を申し上げます。
このクッキー、素材には、ものすごく拘っておりまして、バターは、上質なフランス産の発酵バターを、惜しみなく使っています。この美味しさは、口コミで広がり、御客様からの御要望が多い人気商品となったため、今後も、「パレット」さんで、引き続き販売されることになりました。東北支援の意味合いも込め、是非、みなさまも、御試し下さいませ。
           
              パレットさん   TEL 0228-22-8010


私も宮城県栗原市の人気パティスリー「パレット」さんのアドバイザーとして、商品開発に
友情参加させて頂きました(笑)

一緒に苦労しながら、真剣に開発させて頂いたスタッフのみなさんと、記念の1枚です

上質な発酵バターのサクサク感が絶妙な「イカロス・クッキー」が誕生致しました!
東北支援の意味合いも込め、是非、本物の味を御試し下さいませ


2011年10月03日

辻調理師専門学校の同窓会誌「コンピトゥム2011」に紹介されました

10月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、みなさまは、如何お過ごしでしょうか?
私の母校、大阪・阿倍野にあります辻調理師専門学校には、卒業生のネットワーク「コンピトゥム」という会がありまして、年に一度、学校や卒業生の動向もふんだんに盛り込まれた情報誌「コンピトゥム」が発行されます。
毎年「我々の仲間が、どんなお店をオープンさせた」とか「海外のどこで頑張っている」とかいう貴重な情報を、この本で知ることが、とても楽しみであり、良い刺激になるのですが、今年は「料理のチカラ」という表紙のタイトル通りに「今、料理と料理人に出来ることは何かを考えること」が、最大のテーマでした。
私も、海外を含めた全国に何万人といる卒業生の代表として、紹介して頂きまして、とても有難く光栄に思っています。
早速、誌面の写真と本文を御紹介させて頂きます。

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<コグレの代表的料理で、チカラのある一品は・・・>

季節野菜15種類と帆立貝・才巻海老で作った特製テリーヌ 和風コンソメゼリー添え

<本文>
この「テリーヌ」は、私が「出張料理人」として独立した20年前から今日に至るまで、試行錯誤しながら「人気定番メニュー」として作り続けている、私の分身のような料理のひとつです。「テリーヌ」と言いますと、つなぎに生クリームや動物性の脂肪を使うのが一般的ですがこの料理では、少量の卵を除いては、一切の動物性の脂肪を使っていません。
出張料理を始め、全国津々浦々の一般家庭に伺うようになりますと、レストランにいては経験することのないような「厚い壁」にぶち当たります(笑)。
いわゆる一般的なクリーム・バターをふんだんに使ったフランス料理だけでは通用しないことが、目の前で御客様の反応がストレートに分かる出張料理を始めてよく分かりました。
特に、私の出張料理の御客様は、年齢層も高いために、定番のリッチなフレンチでは、メインディッシュに辿り着くまえにギブアップされてしまうのです。満腹というよりも、普段食べ慣れていない動物性の脂肪が、喉もと辺りで引っかかってしまう感じなのでしょうね(笑)。そこで、私は、色々と考え、フレンチの技法・方程式は、そのままに、食材や調味料を和風にするようにしたのです。ただ、ハレの日の御食事ですから、やはり、食後の満足感は欲しい。「では、何を使えばよいのか?」丁度、その頃、イタリア・シシリアの名門オリーブ園から、御招待して頂き、現地で世界最高レベルのオリーブオイルに出会う機会に恵まれました。オリーブは「永遠の命の象徴」であり、その生命力に満ちた植物性のオリーブオイルを隠し味に使うようになりますと、日本全国の老若男女、あらゆる世代の皆様に受ける「新しい味わい」が誕生致しました。オリーブオイルは、それ自体が持つ力で、淡白な素材の美味しさ、持ち味を充分に引き出してくれるのです。
その典型が、このテリーヌでして、15種類の野菜や帆立貝、才巻海老は、それぞれ和風の出汁で丁寧に煮ておき、オリーブオイルでマリネしてから型に詰めます。手間暇は、かなりかかりますが、素材に愛情を込めることで生まれる「料理の力」をパワーにして、これからも全国の皆様に笑顔をお届け出来るように頑張ります。


辻調理師専門学校の同窓会誌「コンピトゥム」には、卒業生の
動向が満載です。ちなみに、表紙の写真は、昭和30年、家族
連れで賑うデパートのレストラン風景です

私も、第一線で活躍中の「辻調を代表する先輩方」と一緒に紹介して頂き、とても光栄です

私の「チカラのある料理」の象徴は、「季節野菜15種類の和風テリーヌ」です

クリーム・バターを使わずに「ヘルシーな和風仕立て」に作るのが
プロの技であり、ポイントです

この記事を見て、疎遠になっている仲間から近況報告が入ることを期待しています(笑)

日本フードコーディネーター協会の会報誌「FCAJジャーナル2011」に紹介されました

日本フードコーディネーター協会の会報誌「FCAJジャーナル2011(Vol.90)」に、私のインタビュー記事が掲載されていますので、早速、その内容を御紹介させて頂きます。

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           老若男女に支持される料理を提供、全国を飛び回る


          出張料理人 ・料理研究家・オリーブオイルのソムリエ 小暮 剛

          
フランス料理の修業を経て独立し、全国各地の一般家庭に出向いて料理を提供している小暮剛さん。口コミで評判が広がり、著名人のファンも多数。現在は料理研究家、オリーブオイルのソムリエとしても活躍されています。

−店を構えない、出張料理というスタイルを取られたのはなぜですか?
 元々私が料理の世界に入ったのは、「自分の作る料理で日本全国の人々を笑顔にしたい」と思ったからです。30歳になったら店を持つことを目標に、まずは経営の勉強をするために大学へ入り、その後、調理師学校で料理を学んでフランスや東京のレストランで修業しました。しかし、いざ独立を考えた時、「店には、地方に住む人や小さな子ども、身体の不自由な老人など、食事に来たくても来られない人が多い。それでは自分の夢が叶えられないのではないか」と思うようになったのです。そこで、どんな人にも自分の料理が食べてもらえる方法を模索し、1992年、31歳の時に出張料理人として独立しました。最初の3-4年は、フリーペーパーに取材してもらったり、自分でチラシを作って配るなど、色々宣伝をしましたが、まったく反応がなく、苦しい状態が続きました。しかし、友人や先輩からお客様を紹介してもらい、そこから徐々に口コミで評判が広がっていったのです。当時は和食の出張料理はありましたが、フレンチの出張料理人は殆どいなかったため、テレビや雑誌などでも取り上げられ、地方からも依頼が来るようになりました。
−一般家庭のキッチンで調理をする苦労はありますか?
 包丁やまな板、鍋、皿など、使う機材は一式持ち込みます。家庭の熱源だと火力が弱い場合があるので、カセットコンロを持参することもあります。また、特に最新のキッチンだと、皿を何枚も並べて盛りつけができる、広くて平らなスペースが意外と少ないんです。これは現場に行ってみないとわからないことなので、使えるスペースはどこでも使い、場合によっては、空き箱や板で作業台を作るなど、臨機応変に対応しています。料理の完成度を考えれば現場で一から調理するのがベストなのですが、長時間お客様のキッチンを占拠するわけにもいきません。ある程度まで自分の厨房で仕込み、現場には食事の開始時間の1時間前に入るようにしています。移動は、関東圏内でしたら車が基本で、遠方の場合は機材や食材を宅配便で送ります。
−料理はどのようなものが好まれるのでしょうか。
 新築祝い、誕生日、結納、結婚式、法事といった、老若男女、幅広い年齢層が集う慶弔行事に呼ばれることが多く、お年寄りから小さいお子さんまで、すべての客層に合う味つけを意識しなければなりません。実は、これが非常に難しいのですが、味噌や醤油、鰹と昆布で取った和風出汁など、食べ慣れた和のテイストを隠し味に取り入れると、たいていの方に喜んでいただけます。また、バターや生クリームの代わりに上質なオリーブオイルを使い、野菜を多用してヘルシーな料理を意識しています。飲み物も、お客様の嗜好は様々で、自由に用意して頂いていますが、和の要素やオリーブオイルを使った料理は、どんな飲み物とも合い、とても好評です。
−求められる能力、成功のポイントを教えてください。
 ある程度の調理経験を積んだ人であれば、出張料理はすぐにでも始められます。しかし、長く続けるには、食事をより楽しんでもらえるような話術、雰囲気作りが必須。料理をサービスする時やゲストから質問があった場合など、ユーモアを交えながら分かり易く説明して、食後に“何倍も楽しかった”と感じてもらえるよう意識しています。そうすることで、次回のリピートや口コミによる新規の依頼にもつながっていきます。
−出張料理以外にもさまざまな分野で活躍されていますね。
 地方の活性化のため、特産品を生かした商品開発や、機内食のメニュー開発、料理教室など、料理研究家としての仕事の依頼を頂くようになり、今ではそちらの活動の割合が多くなってきました。出張料理で様々な家庭の台所を目にした経験から食育の重要性を感じ、最近では講演や子ども向けの料理教室にも力を入れています。出張料理で鍛えた話術がこんなところで生かせていますね(笑)。長年食の仕事に携わり、その恩返しとして正しい食の知識を広めたいと思っています。


TSUYOSHI KOGURE
1961年千葉県生まれ。明治学院大学卒業後、辻調理師学校に入学。’84年に卒業して渡仏、リヨンの有名レストランで修業を積む。’86年に帰国し、日比谷「南部亭」、青山「KIHACHI」、「セラン」に勤める。’92年に出張料理人として独立。その後、企業の商品・メニュー開発や料理教室、食育教室、講演なども行う。オリーブオイルの研究にも取り組み、2005年にはイタリア・シチリア州の名門オリーブ農園より日本人初の「オリーブオイルのソムリエ」の称号を授与される。各メディア出演、著書多数。
http://www.kogure-t.jp


(料理)
料理は前菜、スープ、魚、肉、デザートを基本に、予算に応じたコース内容で提供。主食のパンや御飯は、食事会の趣旨に合わせ、お客様に用意してもらうことが多い。写真は新鮮な帆立貝を、オリーブオイルで作ったマヨネーズであえたもの。つけ合わせの各種野菜は和風出汁とオリーブオイルでマリネしている。


「FCAJジャーナル2011(Vol.90)」は、秋をイメージした表紙が
とても御洒落ですね

テレビ、ラジオ以外での「出張料理に関するインタビュー」は
久しぶりです(笑)

プロフィール用の写真は、私のスタジオの「オリーブの木々」の前で撮影して頂きました(笑)


2011年10月21日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (24)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、10月18日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「イタリア風豆富サラダ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
季節の変わり目であるこの時期、食欲の落ちている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな時にお薦めしたいのが、栄養バランスの良い、このメニューです(笑)。
食材も、身近で手に入る物ばかりですし、簡単に出来て彩りも良く、食欲増進に繋がること請け合いです。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。

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                    イタリア風豆富サラダ
<材料・2人分>
(A)
木綿豆富    1丁
(B)
トマト(中)   2個   塩・胡椒  各少々
(C)
オリーブオイル 40cc    醤油  25cc
(D)
みょうが  2個    大葉  3枚   白炒りゴマ  少々

<作り方>
①豆富は、ペーパータオルで包み、水切りしてから、幅1cm位のスライスにする。
②トマトは、ヘタを取り、幅1cm位のスライスにして、塩・胡椒を振る。
③豆富とトマトを交互に盛り付け、オリーブオイルと醤油を合わせたソースをかける。
④刻んだみょうがと大葉、白炒りゴマを上から散らす。


イタリアの国旗をイメージして、赤色、白色、緑色の食材をバランスよく使いました(笑)

身近で手に入る食材ばかりですが「上質なオリーブオイル」を使うのが、美味しさの秘訣です

オリーブオイルと醤油の相性が抜群の「豆富サラダ」は、私も大好きです

醤油の代わりに、私が開発した「ブシュカンポン酢」を使うと、さらに
美味しくなります(笑)

2011年10月25日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (25)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、10月25日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「海藻とシラスの和風サラダ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
このコーナーでは、毎回、オリーブオイルと醤油等の和風テイストを組み合わせた「簡単で美味しいレシピ」を御紹介させて頂いておりますが、今回のメニューも、ミネラルたっぷりで、毎日食べ続けても飽きない美味しさですので、是非、みなさまも御試し下さいませ。
番組内では、進行役の村上さんが「日本人初のオリーブオイルソムリエでもある小暮さんは、今年で50才なのですが、毎日、顔にオリーブオイルを塗っていて、本当に、お肌がツルツルなんですよね(笑)。<オリーブオイルは、食べて良し、お肌に塗って良し>を、毎日実践しているようですよ。」とコメントして下さり、とても有難く嬉しい反面、少々気恥ずかしい気も致しました(笑)。
ちなみに、私が毎日、顔に塗っているオリーブオイルは、イタリア・シシリア産の「ラビィダ・クラシックレーベル」でして、私だけが、ラビィダさんから直々に販売の許可を頂いておりますので、御希望の方は、私のHPのトップページからお問い合わせ下さいませ。
では、早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                     海藻とシラスの和風サラダ
<材料・2人分>
(A)
海藻ミックス          80g
(B)
レタス             1/2個
(C)
シラス(または桜海老)       30g
(D)
オリーブオイル 50cc    (米)酢 20cc     醤油 20cc    塩・胡椒 各少々  
白炒りゴマ 30cc 

<作り方> 
①海藻ミックスは、水で戻し、水切りしておく。
②レタスは、細切りし、1分程度水にさらして、水気を切り、冷蔵庫でしばらく冷やして、パリッとさせる。
③(D)を合わせて、ソースとする。
④皿に、レタス、海藻、シラスを盛り、③のソースをかける。


ミネラルたっぷりで、とても美味しい「海藻とシラスの和風サラダ」です

材料も、身近で揃う物ばかりですが、海藻は、ワカメだけでもOKです

これからの時期は、レタスの代わりに、細切りした白菜を使っても美味しいですよ(笑)


2011年10月31日

「ホビークッキングショーの絆」、宮城県から美味しい新米が届きました

東日本大震災直後の4月27日から3日間、東京お台場のビックサイトで「ホビー&ホビークッキングショー」が開催され、10万人以上の御客様に御越し頂きました(詳しくは、2011年5月のアーカイブスを御覧下さいませ)。
私も<ナビゲーター>として、フルに参加させて頂き、毎日が「感謝・感動の連続」でしたが、会場中央には「東北・米作り応援プロジェクト」のブースを設けさせて頂き、微力ながら、義援活動もさせて頂きました。
具体的には、昨年度産のお米の販売と、ひとくち5千円の義援金を募り、「募金して頂いたみなさまには、この秋に収穫される新米5㎏と地元産のうどんを贈らせて頂きます」という内容でして、予想をはるかに上回る多くのみなさまに御賛同して頂きました。
震災後も、台風15号が猛威を振るい、度重なる余震や、その他諸々の被害もあって、生産者のみなさんの御苦労は、並大抵ではなかったろうと御察し致しますが、ホビークッキングショーに御来場頂いたみなさまの応援を「心の糧」にして頂き、本当に頑張って頂きました。
そして、その生産者のみなさまの様々な「思い」が詰まった「美味しい新米」が、本日、我が家にも届きました!
先日、近くの映画館で「はやぶさ」という映画を見たのですが、様々な困難を乗り越え、無事に帰還した、そのストーリーに、普段、涙をみせることの無い私も、思わず涙してしまいましたが、この新米を受け取った瞬間も、色々な「思い」が頭の中を駆け巡り、不覚にも、梱包を開けた瞬間に、また涙してしまいました。こんな短期間に2度も涙してしまうなんて・・・私も歳なのですかね(笑)。
これからも、私に出来る、あらゆることをさせて頂き、日本中を<食のチカラ>で元気にして行く覚悟ですので、どうか、みなさまも末永く応援を宜しく御願い致します。
このブログを書いている間に、直火の土鍋で炊いた新米が、良い香りで炊き上がりました。
最高の美味しさです!「日本人で良かった」とつくづく思いますね。


4月下旬に開催された「ホビークッキングショー」では、ナビゲーターとして「東北・米作り
応援プロジェクト」をさせて頂き、多くのみなさまに御賛同して頂きました

生産者の様々な思いが詰まった「ホビークッキングショーの絆」
宮城県の新米が、稲穂と共に届きました

精米したての新米は、とても風味良く、最高に美味しかったです

「分析試験成績書」も同封されていました

「試験結果」です。1日でも早く、このような検査が不要になる日が来ることを心から願って
います


2011年11月02日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (26)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、11月2日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「シシリア風トマトのステーキ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
南イタリアに位置するシシリアは、野菜や魚介類が新鮮で豊富なことでも有名ですが、野菜料理に関しましては、大胆シンプルな料理法でありながら、素材の持ち味を生かした美味しい物が多いのが特徴かもしれませんね。
例えば、シシリアの青空市場を歩いていますと、丸ごと焼いたパプリカやトレビス(赤キャベツに似たサラダ菜)等が売られていたりします。
これは、かなり手抜きな料理ではないかと思いながら、食べてみますと、意外にも、素材の旨味が充分に引き出され、とても美味しいのです。
今回のメニューでは、トマトを使って、シシリア風に大胆シンプルに仕上げたステーキ仕立てをお楽しみ頂きたいと思います。
では、早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                     シシリア風トマトのステーキ
<材料・2人分>
(A)
トマト  3個
(B)
オリーブオイル 40cc  ニンニク(みじん切り) 1かけ分  塩・胡椒 各少々
(C)
パセリ(みじん切り) 少々

<作り方>
①トマトは、ヘタをくりぬき、上下2等分にカットする。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、トマトをステーキのように、両面焼く。
③トマトは、皿に盛り、フライパンにニンニクを加えて、軽く炒める。
④トマトの上から、フライパンに残ったオイルとニンニクをかけて、軽く塩・胡椒を振り、パセリを散らす。


大胆シンプルな料理法による「シシリア風トマトのステーキ」は、とても美味しいです

材料も身近で揃うものばかりですが、オリーブオイルは、上質な物を使うのがコツですね

ステーキやグリルした魚料理等の付け合せにしても美味しいですよ

2011年11月30日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (27)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、11月30日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「オクラと豆のモロッコ風サラダ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
司会・進行役の村上信夫さんの軽妙な「ダジャレ」には、いつも「フッ」と笑ってしまうのですが、この日も「オクラだけに、お蔵(オクラ)入りさせずに、小暮さんのレシピで、どんどん作って下さいね」と言って頂き、とても有難かったです(笑)。
「モロッコ」と言いますと、北アフリカに位置しており、かつて、フランス領だったことからも、大地の恵みをシンプルに生かした美味しい料理が多く、人々は、エネルギッシュで明るく、元気に満ち溢れており、今の日本人が失いかけている「大切な何か」が「モロッコ」には、たくさんあるような気がして、何度訪れても楽しい「私も大好きな国のひとつ」なのです。
今回のレシピでは、「オリーブオイルとカレー粉、醤油の相性の良さ」を、是非とも、体験して頂けたら嬉しいですね。このドレッシングは、応用範囲が広いですから、シンプルなグリーンサラダやツナサラダ、豆腐サラダをはじめ、グリルした魚介類や肉類のソースとしても御使い頂けます。色々な食材や御料理に御試し頂き、「みなさま流の新しい美味しさ」を発見して頂くのも楽しいかと思います。
それでは、早速、レシピを御紹介させて頂きます。

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                       オクラと豆のモロッコ風サラダ
<材料・2人分>
(A)
オクラ   10本
(B)
大豆・ひよこまめ・レッドキドニー等の水煮、ある物で    150g
(C) 
オリーブオイル 40cc  醤油 15cc  塩・胡椒 各少々  カレー粉 8cc 

<作り方>
①オクラは、硬い部分を削り、軽くボイルしておく。
②手に入る豆を水煮にしておく。
③(C)を合わせて、ソースとする。
④皿に、オクラと豆を盛り、ソースをかける。


オクラと豆の持ち味を引き出す「カレーオリーブ醤油ソース」が絶妙な一皿です

オクラの代わりにインゲンやブロッコリー、カリフラワーでも美味しく出来ます

お酒のおつまみや御飯のおかずとして、豆類は、たくさん食べて頂きたいですね


2011年12月01日

熊本県天草市立御領小学校で「オリーブオイル」がテーマの特別授業をさせて頂きました

11月上旬に熊本県天草市立御領小学校に伺い、6年生の生徒さん達を対象に「オリーブオイル」がテーマの特別授業をさせて頂きました。
天草市の職員の方々との事前の打ち合わせでは「子供達は、人見知りをして、おとなしいかもしれませんが、気にしないで下さいね」と、アドバイスをして頂いていたのですが、実際には、とても明るく積極的で、そのパワーと目の輝きに圧倒されそうになってしまいました(笑)。なんだか、都会の子供達が失いかけている「大切なもの」を、天草の子供達は、しっかりと持っているような気がして、とても嬉しくなってきましたし、たくさんのエネルギーを子供達から貰えた気がしました。
みなさまにも、その時の写真を御覧頂きながら、「特別授業の楽しかったひと時」を共有して頂けましたら有難いです。


伝統ある天草市立御領小学校の正門前で、記念の1枚です。

天草市では、「オリーブを通した地域活性化」に積極的に取り組んでおり、教室にも
オリーブに関する掲示物がたくさん有りました。

子供達に見てもらおうと、船橋市のコグレオリーブ農園から
実のついたオリーブの枝と、世界№1のオリーブオイルを
持参致しました。

まずは、「天草市の豊かな自然の恵みと感謝の気持ち」のお話からスタートしました

実のついたオリーブの枝を見てもらいながら、逆境に負けずに育つ「オリーブの生命力の
強さ」のお話を、熱くさせて頂きました。

子供達は、とても真剣に私の目を見ながら、お話を聞いてくれました。後方には
テレビカメラ3台、新聞取材も入り、教室内は、かなりの熱気に包まれていました。

ざく切りキャベツにオリーブオイルと天然塩、醤油を加えれば、美味しい「キャベツサラダ」
が、すぐに出来ます。子供達も、楽しい授業に、みな笑顔です(笑)

子供達は、とても積極的で、地元の美味しい天然塩や、キャベツ自体の味を確かめる
ために、どんどん手が伸びて、嬉しそうに味見してくれました。

中身がフワフワのオムレツのつくり方を指導しているところですが、真剣な眼差しの
子供達の前で失敗するわけにいかず、実は、とてもプレッシャーを感じていました(笑)。

出来立てのオムレツを半分に切って、中身がトロトロなことを確認しているところです。
ここでも、子供達の歓声は、凄かったですね。

試食を前に、オリーブオイルと醤油をかけて、これをソースとしますが、絶品ですよ!

教育長様をはじめ、市の職員の皆様や先生方にも御試食して頂きました。


世界№1のオリーブオイルをパンに浸けての試食中です。「美味しい!」と多くの子供達
から歓声があがりました。「このオリーブオイルは、顔に塗ってもいいんだよ」と言いますと
嬉しそうに競うように顔中に塗りまくる子供達もいて、とても微笑ましかったですね(笑)。

私が作った見本のオムレツとキャベツサラダです。家に帰って、早速、家族のために作って
くれた子供達もいたようです。

当日の模様を伝える熊本日日新聞の記事と、後日、女子生徒さんから頂いた御手紙です。

「小暮先生に教えて頂いたオムレツを作ると、家族にとても喜ばれました。これからも、
家で、オリーブオイルを使った料理をたくさん作ろうと思っています。私も、色々な勉強
をして、海外に行きたいです。」
最高に嬉しいコメントですね!みなさんが健やかに成長出来るように、これからも、ずっと
応援させて頂きますよ!嬉しい御手紙を本当に有難う御座いました。

この度の貴重な御縁を下さいました教育委員会の岡部教育長様、そして、御領小学校の
平野校長先生や天草市五和支所の職員の皆様、心より御礼を申し上げます。有難う御座
いました。
これからも、他の小・中学校でも、このような機会を頂けましたら、喜んで伺わせて頂きます
ので、宜しく御願い致します。


2011年12月02日

熊本県天草市立御領小学校で「オリーブオイルを使った給食」を頂きました

11月4日の午前中に、熊本県天草市立御領小学校の6年生を対象にして「オリーブオイルの特別授業」をさせて頂き、大好評でしたが、実は、この日は「オリーブオイルを使った給食」の初御披露目の日でもありました。
数ヶ月も前から、五和学校給食センターの栄養士のみなさまと、打ち合わせやアドバイスをさせて頂き、いよいよ本番となったわけですが、子供達の配膳を見守る担当栄養士の先生の表情からは、かなり緊張されている様子が伝わってきました。
結果として、「オリーブ給食」は、とても美味しく、生徒さん達も大満足で、大成功でしたし、かなり頑張って頂いたことがよく分かりましたが、後でお聞きしましたら、「夜も寝られぬほど、ドキドキしていた」そうでして、「これで、ゆっくり眠れますね、素晴らしかったですよ!これからも子供達のために頑張って下さいね!」と申し上げますと、嬉しそうに微笑んで下さいました。
とても楽しかった給食の時間が終わり、そろそろ生徒さん達とお別れという時に、5分ほど時間を頂いて、こんなメッセージを最後に贈らせて頂きました。

「天草に住む君達の周りには、御先祖様が遺して下さった、こんなにも素晴らしい自然の恵みがあり、何よりも嬉しいことは、御両親、先生方をはじめ、たくさんの人達が、君達を愛し、健やかな成長を温かく見守ってくれているんだよ。この天草に生まれ育ったことに誇りを持ち、君達も将来は、この天草の地から、全国に元気を発信して下さいね!」

私自身も、心が洗われた1日でした。みなさまに、心より感謝を申し上げたい心境です。
本当に有難う御座いました。


いよいよ「オリーブ給食」のスタートです。あたり一面、美味しそうな匂いが漂っていました。

生徒さん達は、手際よく盛り付けをしていきます。
私も思わず、40年前の楽しかった給食の時間を思い出しました(笑)

本日の素晴らしい「オリーブ給食メニュー」です。
①魚のオリーブ焼き→天草産のハガツオにオリーブオイルとカラシ入りのマヨネーズを塗って、オーブンで焼きました。身がシットリ、ジューシーでクセも無く、美味しかったです。
②野菜たっぷり和風ミネストローネ→オリーブオイルで野菜を炒め、ボリューム感を出した美味しいスープです。御飯を加え、雑炊にしてもいいですね。
③ひじきサラダと麦御飯→オリーブ料理と一緒に食べるのには、とても良い組み合わせでした
その他、料理教室で使った地元産の天日干しの天然塩の美味しさを知った生徒さん達は、麦御飯にまぶして美味しそうに食べていました。積極的でいいですよね。
「小暮先生のガイドで、地元の生産者巡りをしたいです!」という声も上がり、嬉しいかぎりです。
是非、実現したいですね(笑)。

私も小学生時代にタイムスリップしたようで、美味しく楽しく給食を頂きました。

同じテーブルの生徒さん達からも、色々と素朴な質問を受け、貴重な経験になりました。

地元テレビ局のインタビューも受けまして、「食の大切さ」に関するコメントをしました。

生徒さん達とお別れの時、5分だけ時間を頂いて、「熱いエール」を贈らせて頂きました。

天草市教育委員会・教育長の岡部先生、御領小学校校長の平野先生と記念の1枚です。


2011年12月07日

企業向け会報誌「月刊コミ・サポ」12月号の特集ページに掲載されました

企業や団体等で、社内誌や機関紙を編集するための実務情報、及び、自社の社内報等に転載できる原稿を提供する会報誌「月刊コミ・サポ」12月号の特集ページに「大人の食育・日頃の食生活を見直しませんか」と題した原稿を書かせて頂きました。
会員企業様は、地方自治体を含め、200社以上にのぼるとのことでしたので、その影響力を考慮に入れまして、かなり時間をかけ、気合を入れて書かせて頂いたつもりです(笑)。
早速、その内容をみなさまにも御紹介させて頂きます。
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               「大人の食育」日頃の食生活を見直しませんか

私が住んでいる千葉県・船橋周辺では、最近、皮膚科の病院が、目につくようになってきました。こんなに同じような病院が増えたら、患者さんの奪い合いになって、経営が大変なのではないかと思ってしまいますが、実際は、そうではありませんでした。
夕方、各病院の待合室を覗きますと、どこもアトピーやアレルギーに悩まされている女子中学生、高校生達たちでいっぱいなのです。
日々、医療技術は進歩しているはずなのに、いったい、この現状は、どういうことなのでしょうか?私もたいへんにビックリしています。と言うのも、私が小学生だった40年前には、アトピーという言葉さえありませんでした。
1970年代前半に、アメリカから、ファーストフードやファミリーレストラン、コンビニエンスストアといった、いわゆる生産効率重視のシステムが入ってきて、急激に日本の食文化は、大きく変化してしまいました。ハンバーガーやフライドチキンなど、いわゆる欧米で人気の食文化がどんどん押し寄せてきたのです。1970年代以前には、ハンバーガーなどのファーストフードを食べる機会はほとんど無く、「ご飯と味噌汁」に代表される「伝統的な和食」が、日本人の元気の源だったのです。みなさんは、昔からの当たり前の和食を食べていますか?
いつでも簡単に購入できる「便利な食生活」を続けていますと、知らぬ間に人工的に作られた「合成添加物=薬」を体内に溜め込むことになります。これは、本当にリスキーなことです。なぜならば、薬単体では、OKな物でも、複数をまとめて摂ることによって、原因不明の副作用に悩まされることになるからです。合成添加物は、今摂取して、すぐに反応が出るものではありませんが、大体、30年後にさまざまな原因不明の病気が発症する可能性がありますので、日々の食生活を継続的に注意していかなくてはなりません。
では、私たちは何を積極的に食べれば良いのでしょうか?私のお薦めは、完全栄養食である玄米とエキストラ・バージン・オリーブオイルです。これらは、両方とも、デトック(排毒)作用に優れており、体内に蓄積した自然でないものを外に出す働きがあり、自然の生命力に満ち溢れているのです。
私は、日本人初の「オリーブオイルのソムリエ」として、世界80ヶ国以上を回らせていただき、オリーブオイルが、どれだけ世界中の人々の役に立っているのかを見てきましたが、特に、印象深いのは、昨夏訪れたイスラエルです。日中の最高気温は、46℃以上にもなり、ほとんど雨が降ることもない砂漠状態のエルサレムのゴルゴダの丘のふもとには、いまだに実を付け続けている樹齢2千年以上のオリーブの巨木があります。「オリーブは、永遠の命の象徴」とも言われていますが、これほどまでに過酷な環境の中でも命を繋いでいける、その生命力を我々人間は、もっと有難くいただくべきだと思うのです。
幸いにも、オリーブオイルは、味噌・醤油など、和テイストの調味料との相性が抜群なので、日本人の体質に合った伝統的な和食に、上手くオリーブオイルを取り入れていただくことで、より健康的な食生活を実現することができると思います。
ちなみに、食育の講演会では、最初からオリーブオイルを入れて炊いた玄米をご試食していただくこともありますが、シットリ感が増し、冷えても美味しいと好評です。
食のお話を始めますと、ついつい熱が入りますが、この続きは、ぜひ、みなさまのところでさせていただきたいと思います(笑)。お気軽にお問い合わせしてくださいね。


可愛らしい表紙の「月刊コミ・サポ」12月号です。
お問い合わせは「月刊コミ・サポ」で検索してみて下さいね。

2011年12月12日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (28)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、12月12日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「なすと長芋の和風オリーブオイル焼き」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
今年の5月に、中国の大連に伺い、オリーブオイルを知らない現地のみなさんに「オリーブオイルクッキング」のデモンストレーションと、その試食会をさせて頂きました。
大連の新鮮な食材の持ち味を引き出す「コグレ流・オリーブオイルマジック」が大好評で、とても、やり甲斐を感じたのですが、特に、上質のオリーブオイルを使い、長芋となすをステーキ感覚で香ばしく焼いて、焼き油であるオリーブオイルと醤油をかけただけの一皿に感激していた方々が多かったのが、印象的でした。
普段、馴染みのある食材でも、「油の質」が変わるだけで、こんなにも美味しくなることを、大連のみなさんには実感して頂けたことと思います。
今回は、そんな思い出のあるレシピを御紹介させて頂きます。
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                  なすと長芋の和風オリーブオイル焼き
<材料・2人分>
(A)
なす  2本    長芋  200g
(B)
オリーブオイル  70cc
(C)
塩・胡椒  各少々   醤油 25cc  白炒りゴマ 20cc

<作り方>
①なすは、ヘタを取り、縦4等分にカットする。
②長芋は、皮をむき、ナスに合わせて、棒状にカットする。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、長芋となすをキツネ色になるまで焼く。
④皿に長芋となすを盛り、残ったオリーブオイルに塩・胡椒、醤油、白炒りゴマを加えてソースとし、上からかける。


オリーブオイルで香ばしく焼くことで、素材の旨味が見事に引き出されます

材料は、身近なものばかりですが、オリーブオイルは、上質な物を使うのがポイントです

グリルした魚介類や肉類の付け合せとしても、美味しく食べて頂けます。


2011年12月24日

天草市で「オリーブオイルクッキングショー」を開催致しました(1)

熊本県天草市立御領小学校での「オリーブオイル特別授業」の翌日11月5日には、天草市五和町のコミュニティーセンター「おおくす」にて、地元の食材が主役の「オリーブオイルクッキングショー」が、昼・夜の2部制で開催されました。どちらの回も大盛況で、とても有難く、嬉しかったのですが、その時の模様を2回に分けて御報告させて頂きます。
まずは、作らせて頂いた6品のレシピを簡単に解説させて頂きたいと思います。


「オリーブオイルクッキングショー」の会場となったコミュニティーセンター「おおくす」の前で
記念の1枚です。


使わせて頂いた食材は、殆どが地元産で、簡単に買うことが出来る物ばかりです。

① ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味サラダ

ざく切りしたキャベツに軽く塩・胡椒を振り、醤油とオリーブオイルを適宜加えて混ぜれば
出来上がりです。今回は、炒り胡麻とアミ(小海老)をトッピングしました。

② さつま芋の粉ふき芋、オリーブ柚子胡椒ソースかけ

地元産の美味しいさつま芋を茹でて、空炒りし、粉ふき芋にしてから、オリーブオイルと柚子
胡椒を2対1で混ぜた物をかけるだけなのですが、さつま芋の甘味とオリーブオイル、柚子
胡椒の相性が抜群です。

③ 新鮮なイカと玉葱のソテー、オリーブ醤油、柚子風味

新鮮なイカと玉葱を、オリーブオイルでサッとソテーし、仕上げに醤油を少し加えれば出来
上がりです。食べる時に、柚子かレモンを絞って下さい。
シンプルですが、しみじみ美味しい1品です。

④ アオサ(海藻)と細葱の和風スープ、オリーブオイル風味

醤油ベースの和風スープに細葱とアオサを加え、仕上げにオリーブオイルを適宜かければ
出来上がりです。オリーブオイルは、和風テイストとの相性がとても良いのです。

⑤ 味噌オリーブ風味のカルボナーラパスタ 

まずは、味噌に酒と味醂を加えてペースト状にし、卵黄と粉チーズ、オリーブオイルを
加えたソースのベースを作っておきます。
ここに、茹で立ての熱々パスタを加えてサッと混ぜれば出来上がりです。
今回は、炒り胡麻とアミをトッピングしましたが、個人的に私も大好きなパスタのひとつです。

⑥ 焼きリンゴのオリーブオイル風味

砂糖を一切使わないのに、本当に甘くて美味しい焼きリンゴです。リンゴに軽く塩を振り
オリーブオイルを絡ませて焼くだけなのですが、オリーブオイルがリンゴの旨味を見事な
までに引き出します。







「オリーブオイルクッキングショー」に御参加して下さったみなさまと記念撮影させて頂き
ました。
多くの方々から「どれも簡単で美味しいですね!」とか「今晩、早速作ってみます!」と言って
頂きとても嬉しかったです(笑)。

2011年12月25日

天草市で「オリーブオイルクッキングショー」を開催致しました(2)

お声がかかれば全国に伺い、オリーブオイルの普及活動をさせて頂いておりますが、天草市のみなさまの「オリーブオイル」や「日頃の食と健康」に対する意識の高さは、私が思うに「日本一」ではないでしょうか。
今回の「オリーブオイルクッキングショー」でも、御参加下さったみなさまの、すべてを吸収しようとする「真剣な眼差し」から、それを肌で感じましたし、当然のことながら、御指導させて頂く私のモチベーションも急上昇し、かなりハイテンションで、昼の部、夜の部2回とも全力投球させて頂きました(笑)。
そんな「クッキングショー」でのデモンストレーションの模様を、写真を交えながら、解説させて頂きたいと思います。


世界№1のオリーブオイル「ラビィダ」と味噌・オリーブ風味のパスタを持って記念の1枚です。

まずは、世界№1のオリーブオイルの美味しさをパンに浸けて体験して頂きます。
本当に上質で美味しいオリーブオイルは、サラッと軽く、ポリフェノールが持つ草の香りが
します。

ざく切りキャベツに醤油とオリーブオイルを加えたサラダの盛り付けです。
シンプルですが、とても美味しいので、みなさまも是非、御試し下さい。

アオサと細葱が入った和風スープの仕上げにオリーブオイルを
加えると、風味が増して、とても美味しくなります。

柚子胡椒とオリーブオイルの相性も抜群で、粉ふき芋の旨味・甘味を引き立てます。

砂糖を一切使わない「焼きリンゴ」ですが、とても甘くて美味く出来ますので、みなさまも
是非御試し下さい。

「イカと玉葱のオリーブ醤油風味ソテー」の盛り付け風景です。
食材が新鮮であれば、サッと出来るシンプルな料理がいいですね。

パスタ用の「味噌・オリーブソース」を作っているところです。このソースは、万能で魚の
切り身に塗って焼けば、美味しい味噌漬けのようになります。


夜の部にもたくさんのみなさまに御参加して頂き、とても有難く、嬉しかったです。

2時間半と、かなり長丁場の「クッキングショー」でしたので、ユーモラスで楽しい雰囲気作り
を心がけました(笑)。


御参加して下さったみなさんの真剣な「熱視線」には、かなり緊張しましたが、全力投球
させて頂きました(笑)。本日は、御来場頂き、本当に有難う御座いました。
このように貴重で素晴らしい「オリーブオイルクッキングショー」を開催して下さった天草市
五和支所のスタッフのみなさまにも、心より御礼を申し上げます。有難う御座いました。

2011年12月29日

天草市で「オリーブ料理コンテスト」が開催されました(1)

11月6日に、熊本県天草市五和町のコミュニティーホール「おおくす」を会場にして、第3回オリーブ料理コンテスト「うまか天草ん家庭料理大集合」が開催されました。
第1回目は、今年の2月13日に、第2回目は、8月6日に開催され、短期間にも関わらずに、回を追うごとに、すべての作品が、急激にレベルアップしておりまして、今回エントリーして頂いた作品も、プロ顔負けの、かなり高水準な物ばかりでした。
毎回、痛感するのですが、本当に甲乙付け難く、今回も審査するのが、とても大変でした(笑)。
今まで出展して頂いたメニューばかりを出す「地産地消レストラン」を、天草市内にオープンさせたら、絶対に繁盛すると思うのですが、みなさまは、どう思われますでしょうか?
御料理写真を交えながら、入賞作品の簡単な解説を、2回に分けてさせて頂きたいと思います。


審査が始まる前の会場内は、ギャラリーのみなさんが見守る中、やや張り詰めた空気が
流れていました。

審査記入用のボードを片手に試食のスタートですが、見ただけで分かるレベルの高さに
内心、感心しきりでした。

見た目も素晴らしく、食べても美味しい御料理の数々に、思わず笑顔がほころびます(笑)。

優勝した「玄米ライスバーガー」にかぶりついているところです。
あまりの美味しさ、レベルの高さにビックリしました。

審査は、2時間近くの長丁場でしたので、ギャラリーのみなさんへの
サービスも兼ねて、審査をしながら、1品ごとに長所の解説をさせて
頂きました。
実は、急に思いついて、即興でやらせて頂いたのですが、これが
想像以上に大好評で盛り上がり、やってよかったです(笑)。


優勝作品の「有機野菜たっぷり玄米ライスバーガー」です。玄米には、オリーブオイルや
雑穀を入れて炊いているので、冷めてもシットリと美味しく、和風出汁で歯応え良く煮てから
オリーブオイルでグリルした根菜類の数々は、どれも、その持ち味が生きており、プロ顔負け
のかなり完成度が高い作品でした。とてもヘルシーで、毎日でも食べたくなりますね(笑)。
墨で筆書きした「お品書き」も、素晴らしかったです。

見事優勝した山下真由美さんと記念の1枚です。前夜は、ほぼ徹夜して頑張って下さった
そうです。

準優勝の「秋刀魚の和風ピザ」です。照り焼き系のやや甘いタレと
オリーブオイルを上手く組み合わせており、秋刀魚や長葱、チーズ
との相性も抜群でした。
このピザなら、魚嫌いの方でも美味しく食べられると思いますし
チキンで応用してもいいですね。
この味わいは、学校給食のメニューにも、是非、取り入れたいですね。

見事準優勝の山田ゆかりさんと記念の1枚です。山田さんは、本当に御料理が大好きで
いつも身近な食材を使って、新しいメニューを考えているそうです。

3位の「具だくさんワイワイパエリア」と「柿サラダ」です。「パエリア」は
もう10年以上作り続けているとのことで、安心感のある美味しさでした。
味のポイントとなる出汁も、リッチなシーフードベースにオリーブオイル
を加え、サフランをたっぷりと利かせた、とても上質な物であろうことは
容易に想像出来ましたし、オリーブオイルで炒めた具材の火の通し方
も完璧でした。
「柿サラダ」は、シンプルながら、オリーブオイルとみじん切りにした
玉葱の相性が抜群でした。

見事3位入賞の酒井美津子さんと記念の1枚です。酒井さんの美味しいパエリアを囲む
ホームパーティーに参加させて頂きたくなりました(笑)。

2011年12月30日

天草市で「オリーブ料理コンテスト」が開催されました(2)

「オリーブ料理コンテスト」では、本来、3位までを表彰させて頂く予定だったのですが、エントリーして頂いたみなさんの作品のレベルが、あまりにも高かったものですから、急遽、特別賞を5名様に差し上げることに致しました。
特別賞に輝いたみなさんの作品を、御料理写真を交えながら、簡単に解説させて頂きます。


第3回「オリーブ料理コンテスト」で、見事入賞されたみなさんと記念の1枚です。
フランス製の「トック(コック帽子)」に私のサインを入れてプレゼントさせて頂きました。

特別賞の「イクリクリームのロールケーキ」です。
「イクリ」とは、地元・城河原特産のベリー系のフルーツなのです
が、その自然な甘味と酸味を上手く生かしたロールケーキでして
バターの代わりにオリーブオイルを加えて作った軽いスポンジも
シットリとして美味しく、イクリクリームとのバランスも良かったです。

特別賞の「御飯に合う肉味噌」です。
地元産の上質な白味噌と黒豚を主材料に、オリーブオイルを
上手く合わせた保存の効く家庭の味、いわゆる「おかず味噌」
なのですが、これが、シンプルながら、しみじみ美味しいのです。
オリーブオイルと味噌の相性が抜群で、御飯以外にも、パンや
パスタ、野菜サラダ等にも合いそうですね。

特別賞の素晴らしい2品「イクリクリームのロールケーキ」と「肉味噌」を作って下さった田口
久美子さんと記念の1枚です。

特別賞の「天草の豊かな自然の恵みづくしプレート」です。
この一皿にバランス良く盛られている品々から、いかに天草が
素晴らしい食材の宝庫であるかが分かり、楽しくなってきますね。
マクロビオテックをベースにして、オリーブオイルを上手く使った
美味しくヘルシーな御料理の数々でした。

特別賞の「自家製スモークサーモン・香草オリーブソース」です。
上質なサーモンには、天草産の天日塩で、まろやかな下味を付けており、スモークの
加減も絶妙で、香草(ディル)風味のオリーブオイルソースとの相性も抜群でした。
シャンパンか、良く冷えた白ワインを飲みながら食べたくなりますね。

特別賞の素晴らしい2品「天草の豊かな自然の恵みづくしプレート」と「自家製スモーク
サーモン・香草オリーブソース」を作って下さった松田美司子さんと記念の1枚です。

特別賞の「秋刀魚の胡麻衣・オリーブ焼き」です。
秋刀魚に胡麻をつけて、オリーブオイルで香ばしく焼くことにより
魚臭さが無くなり魚嫌いな子供達でも、これなら美味しく食べられ
そうですね。御弁当のおかずにしても良いですし、是非とも、学校
給食のメニューに加えて頂きたい一品ですね。
スナック感覚でも食べられますので、お酒のおつまみにも最高です。

特別賞の「里芋の梨味噌オリーブソースかけ」です。
「梨のすりおろしと味噌、オリーブオイルを合わせたソース」は、プロの私から見ましても
「目からウロコ」の美味しさでした。味噌とオリーブオイルの相性の良さは、日頃から
みなさまにお伝えして来ましたが、まさか、そこに「梨のすりおろし」を加えたら、こんなに
美味しくなるとは、想像もつきませんでした。本当にビックリの美味しさでした。脱帽です(笑)。

特別賞の素晴らしい2品「秋刀魚の胡麻衣・オリーブ焼き」と「里芋の梨味噌オリーブソース
かけ」を作って下さった加工グループ「わだちの会」の岡田のぶ子さんと記念の1枚です。
「わだちの会」さんは、第1回目からプロのレベルで、今回も、他に「ごぼうのきんぴら入り
わだち饅頭」をエントリーして下さいましたが、これも完成度が高く、とても美味しかったです。

特別賞の「柚子胡椒味噌オリーブソースをかけた温野菜」です。
このソースも、私自身、初めて出会う味わいで、本当に美味しくて
「目からウロコ」だったのですが、作り方をお聞きしますと、柚子胡椒
と味噌、オリーブオイルを混ぜてから、何と「柿酢」を隠し味に入れる
のだそうです。まったく想像がつきませんでした。素晴らしいですね!
審査委員の私の方が、たくさん勉強させて頂きました。

特別賞の「オリーブの新漬けが入ったイタリア風タコ飯」です。
新鮮なタコやオリーブ、きのこの旨味が凝縮した、美味しいイタリア風炊き込み御飯とでも
言いましょうか。オリーブオイルを入れて炊いていますので、冷めてもシットリと美味しく
おむすびにしたり、御弁当にもいいですね。添えてある自家製の御漬物もオリーブオイルを
かけて食べると、すごく美味しかったです。

特別賞の素晴らしい2品「柚子胡椒味噌オリーブソースをかけた温野菜」と「オリーブの
新漬けが入ったイタリア風タコ飯」を作って下さった大西美穂子さんと記念の1枚です。
味の美味しさも勿論ですが、盛り付けや見せ方も素晴らしく、もはやプロのレベルですね。

特別賞の「天草大王(地鶏)の叩き風カルパッチョ」です。
上質な天草大王の叩きに柚子胡椒とオリーブオイルをかけるだけ
という、とてもシンプルな1品ですが、天草大王の下味となる塩の
振り方が正確で、天草大王の旨味を充分に引き出していますし
焼き方も、皮は、パリッと香ばしく、身の方は、ジューシーにと
教科書通りで良かったです。それにしても、柚子胡椒とオリーブ
オイル、天草大王の相性は、本当に素晴らしいですね。

特別賞の素晴らしい「天草大王(地鶏)の叩き風カルパッチョ」を作って下さった永田由美
さんと記念の1枚です。永田さんは、第1回目から、天草大王にテーマを絞ってエントリー
し続けて下さいましたが、3度目にしてやっと入賞することが出来ました。その間の努力
には、心より敬意を表したいと思います。本当に、入賞おめでとうございます!

2012年01月10日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (29)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、1月10日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「カブと生海苔の和風スープ煮」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
畑に霜が降りるほど朝晩の寒さが厳しいこの時期、カブは、数段に甘味が増して、とても美味しくなるのですが、このカブと生海苔は、とても相性が良く、さらに、それらのどちらとも相性が抜群なオリーブオイルを仕上げにかけることによって、和風のサッパリとした味わいにコクと深みが増し、食べた後に満足感が残る、素晴らしい1品になりますので、是非、みなさまも御試し下さいませ。早速、レシピを御紹介させて頂きます。

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                    カブと生海苔(アオサ)の和風スープ煮
<材料・2人分>
(A)
カブ(中サイズ)  5個
(B)
和風出汁  500cc
(以下の材料を合わせて沸かし漉す)
水600cc   塩3g  醤油10cc 味醂15cc 日本酒10cc 出し昆布3g
鰹削り節 15g
(C)
生海苔(アオサ)  適宜
(D)
エキストラ・バージン・オリーブオイル 20cc

<作り方>
①カブは、皮付きのまま、食べ易い大きさのクシ型にカットしておく。
②和風出汁を沸かし、①を加えて、30秒位煮る。
③生海苔(アオサ)を加えて器に盛り、オリーブオイルをかけて食べる。


和風出汁で煮たカブと生海苔、オリーブオイルの組み合わせは、とても相性が良く
美味しいですよ!

生海苔が無い時には、刻んだワカメを加えても美味しく出来ます。

私は、玄米御飯を加えて、雑炊風にして食べるのも大好きです。


2012年01月17日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (30)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、1月17日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「タラと温やっこの和風小松菜ソースかけ」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
私は、タラを入れた湯豆腐が大好きでして、寒い冬場には、よく食べるのですが、今回のレシピは、それをアレンジさせて頂きまして、小松菜とオリーブオイルを加え、彩りの良いオシャレな1品に仕上げました。
毎日でも飽きない美味しさですので、是非、みなさまも御試し下さいませ。
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                     タラと温やっこの和風小松菜ソースかけ
<材料・2人分>
(A)
タラ(切り身)   80g前後を2枚   塩  少々 
(B)
木綿豆腐(または焼き豆腐)    1丁
(C)
和風出汁           500cc
(以下の材料を合わせて沸かし漉す)
水600cc   塩3g  醤油10cc  味醂15cc 日本酒10cc 出し昆布3g
鰹削り節 15g
(D)
小松菜(小口切り)         1/3束分
(E)
水溶き片栗粉(水と片栗粉は1対1)         少々
(F)
エキストラ・バージン・オリーブオイル       20cc   

<作り方>
①生タラに軽く塩を振り、3分ほど置いて、ペーパータオルで浮き出た水分を拭き取る。
②木綿豆腐(または焼き豆腐)を幅2cm位でカットする。
③小松菜は、ボイルして、充分に水分を絞り、小口切りする。
④鍋に和風出汁を沸かし、①と②を加えて火を通し、手早く器に盛る。
⑤残った出汁に③を加え、軽く沸かして、水溶き片栗粉で少しトロミをつける。
⑥仕上げに、オリーブオイルを加え、④の上からかける。


寒い冬場には、毎日でも飽きない「タラと温やっこの和風小松菜ソースがけ」です。

タラの代わりに、冬が旬の牡蠣や寒ブリでも美味しく出来ます。

オリーブオイルが素材の旨味を引き立てますので、是非、御試し下さいませ。

2012年01月20日

宮崎市・野村循環器内科クリニック様で、オリーブオイルがテーマの講演and料理ショーを開催致しました

昨年12月4日に宮崎市・野村循環器内科クリニック様に伺い、病院に併設されております多目的ホールを会場に「オリーブオイルでアンチエイジング<心と体を健康にする食事、安心・安全があなたの人生を豊かにする>」と題した講演and料理ショーを開催させて頂きました。
会場の広さの関係で、当初は、30名様限定の予定でしたが、とても有難いことに、募集開始早々から、定員をはるかに上回り、キャンセル待ちが出るほどの人気ぶりでしたので、急遽、席数を
ぎりぎりの40席に増やし、超満員のみなさまの前で講演andデモンストレーションをさせて頂きました。その時の大変に盛り上がった会場の様子を、写真を交えながら、レポートさせて頂きたいと思います。


12月4日の朝早く、雲ひとつ無い快晴の宮崎空港に降り立ちました。

オープンしたての野村循環器内科クリニック様の外観は、まるでレストランのように御洒落
でした。

この素晴らしい講演and料理ショーを企画して下さった野村勝政先生と記念の1枚です。

クリニックの明るいスタッフのみなさまとも記念撮影させて頂きました。

この素敵なパンフレットは、野村先生の手作りだそうです。

クリニックのスタッフのみなさまには、御試食用料理の盛り付けもして頂きました。

この日の御試食メニューは、オリーブオイルを入れて炊いた玄米、キャベツのオリーブ醤油
風味サラダ、オリーブ風味の焼きリンゴ、パンにつけて美味しいオリーブオイルの4種類
でした。

会場が超満員になるほど大勢のみなさまに御越し頂き、本当に感謝しております。

講演and料理ショーは、笑いあり、とても和やかな雰囲気の中で行われました。

オリーブオイル入り玄米の反響は大きく、炊き上がりを、身を乗り
出して御覧になる方々が多かったです。

砂糖を一切使わなくても、甘くて美味しい「リンゴのオリーブオイル
焼き」は、みなさまにもお薦め致します。

御試食頂いた4品は、すべてが大好評で満足して頂き、嬉しかったです。
野村勝政先生とスタッフのみなさまには、心より御礼を申し上げますと共に、次回も宜しく
御願い致します。


           

2012年01月21日

四万十市で「玄米の美味しい食べ方」の講習会を開催しました(2)

昨年の9月中旬に高知県四万十市を訪れ、「玄米の美味しい食べ方」をテーマにした料理講習会を開催させて頂きました。7月の第1回目に引き続き、今回で2回目でしたが、「前回がとても分かり易く、楽しかったから、また申し込ませて頂きました(笑)」と言って下さる方がかなり多く、早くから予約して下さったみなさまで満員になってしまうほどの盛況ぶりを、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今回のメニューは、オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯に、和風出汁の旨味を染み込ませたキノコと生姜を加えた「混ぜ御飯」と、四万十川河口付近で取れた新鮮なスズキをオリーブオイルと天然塩でマリネし、和風出汁で軽く煮てから、四万十川の川海苔が入ったソースをかけたヘルシーな一皿、それに、私が開発した「ブシュカンドレッシング」を絡めた、ざく切りキャベツの和風サラダの合計3品でしたが、いつものように笑顔溢れる楽しい雰囲気の中で、アッという間の2時間半でした。
それでは、早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                  キノコと生姜入り混ぜ御飯(玄米)

<材料・4人分>
(A)
キノコ各種(しいたけ、シメジ、舞茸、エノキ茸・・等)    各1パック
生姜  適宜(千切り・30g前後)
(B)
和風出汁  適宜(キノコ、生姜がかぶる位の量)
(C)
エキストラ・バージン・オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯   適宜
(玄米2カップ 水3カップ 塩少々 オリーブオイル15ccが基本分量)
<作り方>
①キノコ各種は、食べ易い大きさにほぐし、軽くボイルしておく。
②生姜は、千切りし、軽くボイルしておく。
③和風出汁で①と②を軽く煮て、しばらく置き冷ましする。
④オリーブオイルを入れて炊きあがった玄米御飯に③を混ぜ込む。
           
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                  白身魚の川海苔ソースかけ

<材料・4人前>
(A)
白身魚(切り身)  4枚
天然塩・胡椒   各少々
エキストラ・バージン・オリーブオイル  30-40cc

(B)
和風出汁  適宜(400cc前後)
水溶き片栗粉  少々
川海苔(乾燥した物)  適宜(3g前後) 

<作り方> 
①白身魚は、塩・胡椒を振り、エキストラバージンオリーブオイルをかけて15分位置き、その旨味を馴染ませる。
②鍋に和風出汁を軽く沸かし、①の魚をサッと煮る。
③魚を器に盛り、残った出汁は、強火で沸かして、水溶き片栗粉を加え、手早く混ぜて
軽くとろみをつける。
④あらかじめ、ほぐしておいた川海苔を加えて、ソースとする。これを魚にかける。

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              ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味
<材料・2人分>
(A)
キャベツ(又は白菜)  適宜   
(B)
塩・胡椒  各少々   醤油(又はポン酢)  少々    白・黒炒りゴマ  各適宜  
エキストラ・バージン・オリーブオイル  適宜

<作り方>
①キャベツ(又は白菜)は、ざく切りしておく。
②(B)を加えて混ぜる。
(今回は、私が開発した「ブシュカンドレッシング」を使用しました)


四万十市「玄米の美味しい食べ方」講習会のポスターです。

今回で2回目ですが、初回から受講されている方もかなりいらっしゃいました。

炊く前の玄米にオリーブオイルを加えるのがポイントです。

炊き立ての玄米にキノコと生姜を軽く混ぜ込みます。

思わず「美味しい笑顔」で記念の1枚です(笑)。

新鮮なスズキに塩・胡椒を振り、オリーブオイルでマリネしてから火を通しますと、冷めても
シットリとしてパサツキません。

和風出汁に四万十川の川海苔を加え、ソースを仕上げていきます。

食べる直前にオリーブオイルをかけますと、良い香りが広がり、旨味が際立ちます。

ざく切りキャベツに「ブシュカンドレッシング」をかけるだけで、美味しいサラダが出来ます。

御試食風景です。みなさんに満足して頂けて、嬉しかったです。

私がお薦めする世界№1のオリーブオイル「ラビダ」と「ブシュカンドレッシング」、それに
私の著書も、多くのみなさんに買って頂きました。


2012年01月26日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (31)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、1月25日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「牡蠣と白菜・長葱の和風オリーブ風味鍋」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
牡蠣と白菜、長葱の相性は、とても良く、さらに仕上げに上質のオリーブオイルを加えることで、満足感のある美味しい1品が簡単に出来ますので、是非、みなさまも御試し下さいませ。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                  牡蠣と白菜・長葱の和風オリーブ風味鍋
<材料・2人分>
(A)
落とし牡蠣  200g   白菜  1/4株    長葱  1/2本 
(B)
和風出汁        700cc
(以下の材料を合わせて沸かし漉す)
水700cc  塩5g   醤油15cc  味醂20cc   日本酒20cc   出汁昆布5g   鰹削り節30g
(C)
エキストラ・バージン・オリーブオイル     40cc
(D)
白炒りゴマ   適宜        万能葱(小口切り)   適宜

<作り方>
①牡蠣は、軽く水洗いしてヌメリ取る。
②白菜は、食べ易い大きさにカットし、長葱は、幅1cm位の斜め切りにして、両方共、軽くボイルしておく。
③土鍋に(B)を入れ、②を加えて軽く沸かす。
④沸いたら牡蠣と(C)を加え、フタをして軽く蒸しながら、牡蠣に火を通す。
⑤仕上げに、適宜(D)を加える。


シンプルながら、毎日でも飽きない「牡蠣と白菜・長葱の和風オリーブ風味鍋」です。

ふっくらとした牡蠣が出回るこの寒い時期に、是非作って頂きたいメニューです。

仕上げにオリーブオイルを加えることで、美味しさがグッとアップ
致します。

天然塩とオリーブオイルは、上質な物を使うのが、美味しさの秘訣
ですね。
私が開発させて頂いた「ブシュカンポン酢」をかけてお召上がり頂く
のもお薦めです。

味噌や豆板醤、胡麻油等をお好みで加えて、みなさま流の美味しい牡蠣鍋をお楽しみ
下さいませ。

2012年02月24日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (32)

NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、2月21日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「ぶりのステーキ・みそオリーブオイルソース」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
今が旬のブリと味噌の相性は、とても良く、さらに仕上げに上質のオリーブオイルと粉チーズ(パルメザン)を加えることで、パンにも御飯にも合う、とても美味しい1品が簡単に出来ますので、是非、みなさまも御試し下さいませ。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                  ブリのステーキ・みそオリーブオイルソース
<材料・2人分>
(A)
ブリ(100g前後の切り身)   2枚      塩・胡椒  各少々
(焼き油として)エキストラ・バージン・オリーブオイル    30cc
(B)
味噌  大さじ1杯    味醂  20cc     日本酒  20cc
粉チーズ(パルメザン)    大さじ1/2杯
(C)
エキストラ・バージン・オリーブオイル     30cc 

<作り方> 
①ブリの切り身に塩・胡椒を振り、5分程置いて、浮き出た水分をペーパータオルで 拭き取る。そして、オリーブオイルで香ばしく焼く。
②鍋に(B)を入れて良く混ぜながら軽く沸かす。そして、荒熱を取り(C)を混ぜて、ソースとする。
③皿に①を盛り、②のソースをかける。


味噌と粉チーズ、オリーブオイルの相性が抜群の「ぶりのステーキ・みそオリーブオイル
ソース」です

このソースは簡単に出来て、ブリ以外の魚介類全般やチキン、ポーク等の肉類にも、良く
合います

この御料理は、パンにも御飯にも良く合い、冷めても、味が馴染んで美味しいですから
魚が苦手な方でも喜んで食べて頂けると思います


 

2012年02月29日

NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (33)

全国のリスナーのみなさまに惜しまれながら、3月19日で終了してしまう、NHK・総合第1ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の「私の愛情レシピ」という御料理のコーナーに、2月29日、「声の出演」をさせて頂きました。
OA の時間帯は、午前9時20分頃から約6分間でして、メニューは「タコと長葱のギリシャ風ソテー」でしたが、お聴き頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。
この日の関東・甲信地方は、本州南海上を東に進む低気圧の影響などで、未明から雪が降りだし、都心では、交通機関の乱れもあったようですが、日頃から温暖で、滅多に雪になることの無い千葉県船橋市にあります私の「クッキングスタジオandオリーブ園」も、午前中は、御覧のような雪景色でした。
なかなか雪化粧したオリーブ園を見られる機会はありませんので、思わず、カメラを持ち出し、私が愛情をかけて栽培している、40本近いオリーブの木々の写真を撮ってみました。
1日でも早く暖かくなることを願いながらも「雪化粧したオリーブの木々も、可憐でいいものだなぁ」と、ひとり御満悦の私は、本当にオリーブにゾッコンなのだと、つくづく思いました(笑)。
今回のメニューですが、タコと長葱の相性は、とても良く、そこに上質のオリーブオイルと醤油を加えることで、パンにも御飯にも合う、とても美味しい1品が簡単に出来ますので、是非、みなさまも御試し下さいませ。
タコが無ければ、イカ、海老、帆立貝などで代用していただいても結構ですが、ポイントは、ひとつ。とにかくフライパンを薄煙が出るほど熱くして、一気に仕上げることが大切です。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                タコと長葱のギリシャ風ソテー
<材料・2人分>
(A)
ゆでタコ(スライス)   200g前後      長葱(斜め切り)   1本分
(B)
エキストラ・バージン・オリーブオイル  40cc 塩・胡椒  各少々
ガーリックパウダー  少々   醤油  少々
(C)
パセリ(みじん切り)   少々      レモン(くし型)   1/2個分

<作り方>
①タコは、厚さ2-3mmで斜めにスライスし、長葱は、食べ易い大きさに斜め切りする。
②フライパンを充分に熱くしてオリーブオイルを加え、長葱を炒めてからタコを加える。
③塩・胡椒、ガーリックパウダー、醤油で、素早く味を整える。
④皿に盛り付け、パセリみじん切りを散らして、くし型にカットしたレモンを添える。


日頃から温暖な千葉県船橋市にあります、私のオリーブ園のオリーブの木々も、美しく雪
に覆われていました

私が愛情をかけて栽培しているオリーブの木々は、40本以上ありまして、昨年は、バケツ
6杯分のオリーブの実を収穫することが出来ました

パンにも御飯にも合う「タコと長葱のギリシャ風ソテー」は、強火で一気に仕上げるのがコツ
です

タコの代わりにイカや海老、帆立貝等を使っても、美味しく出来ますし、長葱の代わりに玉葱
等を使って頂いても結構です

この番組に出演させて頂けるのも、あと数回ですが、最後まで、笑顔で頑張ります(笑)


2012年03月01日

四万十市で「地域食材・鹿肉」の料理講習会を開催致しました

昨年11月中旬に高知県四万十市を訪れ、地域食材でもあります「鹿肉」を使った料理講習会を開催させて頂きました。
ヨーロッパでは、「鹿肉」と言いますと、秋のジビエシーズンには、高級食材の代表として、一流レストランのメニューに登場することが多く、牛肉よりもクセがありませんので、どのような調理法にも合い、とても食べ易いのが特徴です。
高知県では、自然環境の変化からか、鹿が増え過ぎる傾向にあり、最近では、人里に下りて来て、農作物を食い荒らす被害も多くなり、農家のみなさまにとりましては、深刻な問題になりつつあります。
そこで、一般の方々にも、その料理方法を知って頂き、鹿肉の消費量を増やすことで、農作物の被害を減らしていくことを目標に、今回の料理講習会が開催されました。
メニューは、「スライスした鹿肉のオリーブ生姜炒め」と「鹿フィレ肉のステーキ、味噌オリーブソース」の2品でしたが、御参加頂いたみなさまの評判も良く、これから鹿肉料理が、家庭料理の定番として普及していけばいいなと思いました。
早速、レシピを御紹介させて頂きます。
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                鹿肉スライスのオリーブ生姜炒め

<材料・3人分>
(A)
鹿肉(スライス)  300g    塩・胡椒・ガーリックパウダー  各少々
しょうが(みじん切り)  大さじ1杯    醤油  30cc
エキストラ・バージン・オリーブオイル  50cc
(B)
玉葱(スライス)  1個分   エキストラ・バージン・オリーブオイル 20cc
(C)
白炒りゴマ  大さじ2杯

<作り方>
①スライスした鹿肉に(A)の食材を加えてよく混ぜ、10分以上置いて味を馴染ませる。
②フライパンを高温に熱し、オリーブオイルで玉葱を軽くソテーしてから、①を加えて
さらにソテーし、素早く皿に盛る。
③白炒りゴマを上からかける。
            
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                鹿肉のステーキ・味噌オリーブソース

<材料・3人分>
(A)
鹿肉(フィレかロース)           100g前後でカットした物を3枚
塩・胡椒・ガーリックパウダー              各少々
(鹿肉の漬け込み用に)
エキストラ・バージン・オリーブオイル           40cc
(B)
赤味噌  大さじ1杯   日本酒  20cc   味醂 20cc 水  20cc
エキストラ・バージン・オリーブオイル 50cc
(C)
白菜(細切り)      適宜

<作り方> 
①鹿肉に塩・胡椒・ガーリックパウダーを振り、10分位置いてから、エキストラ・
バージン・オリーブオイルをかけてマリネしておく。
②白菜は、細切りにして、軽く水ですすぎ、水切りしておく。
③(B)の材料をすべて鍋に入れ、軽く沸かしながら、混ぜ合わせ、ペースト状にする。 
④フライパンを高温に熱し、①を焼く。
⑤皿に②を盛り、その上に④をのせて、③をかける。


「鹿肉」がテーマの講習会には、早くから申し込みが殺到しまして
すぐに満席になったそうです。有難いですね

高知県産の上質な鹿肉フィレのブロックとスライスしたものを用意して頂きました
値段は、和牛フィレよりもかなり安いですが、高品質で美味しく、お勧めの食材です

ステーキ用にカットした鹿肉には、丁寧に塩・胡椒・ガーリックパウダーで下味をつけ
オリーブオイルをかけてマリネしておくことで「プロの味」になります

スライスした鹿肉にも、丁寧に下味をつけ、みじん切りした生姜を混ぜ込んでから、オリーブ
オイルをかけておくのが、美味しさの秘訣です

強火で香ばしく焼いた「鹿フィレステーキ」には、味噌とオリーブオイルで作った特製ソース
が良く合います。下には、生の白菜の千切りを敷いています

「鹿フィレステーキ」のベストな焼き加減は、カットした時に、中がピンク(ロゼ)色くらいが
いいですね

「スライスした鹿肉のオリーブ生姜炒め」は、御飯のおかずに最適ですし、下味がしっかり
ついているので、冷めても美味しく、御弁当にもお勧めです

デモンストレーション用に鹿肉をカットしているところです。黙々と調理するのではなく
ウイットに富んだトークで、会場を盛り上げることも、かなり大切ですね(笑)

「鹿肉ステーキ」の焼き方の御指導中です。ポイントは、とにかく、強火に熱したフライパン
で表面は香ばしく、中はジューシーになるように、一気に焼き上げることが重要です

御参加頂いたみなさまと御一緒に楽しい雰囲気の中「スライス鹿肉の生姜・オリーブ炒め」
を作らせて頂きました

鹿肉と相性の良い「リンゴのオリーブオイルソテー」を作っている
ところです

みなさまも、是非「美味しい鹿肉料理」にチャレンジしてみて下さいね


四万十市で「農商工連携イベント」の講師をさせて頂きました(1)

昨年11月23日には、高知県四万十市の物産館「サンリバー」さんに伺い、小雪ちらつく寒さの中、入口付近の軒下に特設会場を設け、「農商工連携イベント」の講師をさせて頂きました。
その内容は、地元産のヒット商品4アイテムに、コグレ流のひと工夫を加え、さらに美味しく召し上がって頂くヒントをお教えするというものでしたが、とにかく寒い日でしたので、御客様に集まって頂けるかどうかが、とても心配でした。
今回、使わせて頂いた商品は、私が開発させて頂いた「ブシュカンポン酢andブシュカンドレッシング」とJAさんの企画による「ゆず甘酢」そして「野菜のかりんとう」、「栗の渋皮煮」の4品でしたが、どれも、とても美味しく、レベルの高い商品ばかりですので、それらのイメージを損なわずに、より美味しくするレシピを考えるのは、かなり大変でした(笑)。
それでは、イベントの模様を、写真を交えながら、解説させて頂きます。


このイベントは、地元「一條神社」のお祭りに合わせて企画されました

私のコーナーのパンフレットですが「既存の商品にアレンジを加える」という企画は初めて
でしたので、内心ドキドキでした(笑)

高知県のゆるキャラ「カツオ人間」君には、頭をかじられそうになりました(笑)

私が開発させて頂いた「ブシュカンポン酢andブシュカンドレッシング」も登場致しました

販売用のボトルには、私のサインを入れさせて頂きました

「ブシュカンドレッシング」を使って「白菜サラダ」を作らせて頂きました

JAさん企画の「ゆず甘酢」は、ゆずの果肉が多くて、美味しいと思います

「ゆず甘酢」と、ボイルしたブロッコリーで、和え物を作らせて頂きました

「野菜のかりんとう」は、シンプルに素材の旨味が感じられ、ヘルシー感があります

「野菜のかりんとう」には、四万十産川海苔の入った和風ソースをかけさせて頂きました

「栗の渋皮煮」は、大粒で栗の旨味が生かされており、とても贅沢な味わいです

「栗の渋皮煮」は、味噌とオリーブオイルを加えたパスタのトッピング
にしました。栗の甘味と味噌の塩味、オリーブオイルのコクが、三位
一体となって、思いがけずにとても美味しいパスタが誕生致しました

会場は、物産館「サンリバー」さんの軒下でした。折りたたみテーブルにプロパンガスを用
いた仮設キッチンで、御料理させて頂きましたが、こういう状況は、得意です(笑)

生の白菜とブシュカンドレッシングを合わせ、サラダを仕上げているところです

地元のみなさまには、手際よく盛り付けの御手伝いをして頂きまして、有難う御座いました。

寒さ厳しい中、大勢のみなさまにお集まり頂きまして、本当に感謝、感激です

祭日ということで御家族連れも多く、小さいお子さん達にも喜んで頂けて良かったです
今回の企画に携わって頂き、私に声をかけて下さったすべてのみなさまに、心より御礼を
申し上げます。貴重な御縁を頂きまして、本当に有難う御座いました


2012年03月10日

天草市で「オリーブの島づくり講演会」が開催されました(1)

2月11日に、熊本県天草市の「天草宝島国際交流会館ポルト」を会場に、天草市オリーブ振興協議会様の主催による「オリーブの島づくり講演会」が、盛大に開催されました。
テーマは「天草の豊かな食材とオリーブで、もっと美味しくヘルシーに!」とさせて頂き、まずは、天草が本当の意味で「食の宝庫」、「宝島」であることを、地元のみなさまに再認識して頂きながら「食を通した地域活性化」実現のためにはどうしたら良いのか、具体的方法のいくつかを、分り易くお話させて頂きました。
講演会の途中には、世界№1のオリーブオイル「ラビィダ」の味見や、御味噌とオリーブオイルを合わせた特性ソースで食べる鰤の刺身などの御試食も数名様分、御用意させて頂きましたが、どちらも大好評で嬉しかったです。
それでは、写真を交えながら、当日の様子をレポートさせて頂きたいと思います。


天草市の広報誌に紹介されていた、講演会に関する記事です

「天草食の祭典」のパンフレットでも、御紹介頂きました。

「演題」の前で、記念の1枚です。

真剣な表情で私の講演を聞いて下さる方々ばかりでしたので、私もついつい熱弁になり
ました。

立ち見が出るほど大勢のみなさまに御来場して頂き、とても感謝しております。

パンに浸けて食べるオリーブオイルの御試食も、多くのみなさまに喜んで頂けました。

コグレお薦めのオリーブオイルや、著書の販売コーナーも大盛況でした!

天草で大人気の「オリーブオイルクッキングカレンダー2012」の前で記念の1枚です。


FACEBOOK(フェースブック)を始めました

数日前からFACEBOOKを始めました。
知人の何人からかは、「エッ!まだしていなかったの?」と驚かれましたが、私のHPのブログを更新するのもままならない現状で、2足のわらじは絶対に無理だと思っていたのです。
しかし、登録してから他の方々のページを拝見致しますと、ワンセンテンスや写真1枚だけでも大丈夫そうでしたし、今まで疎遠だった多くの御客様との距離感もグッと縮まるのが、とても魅力的ですので、出来る範囲で挑戦することに致しました。
内容的にも、HPのブログとは違う切り口の、バラエティーに富んだ軽い話題も取り上げて行くつもりです。アクセスは、「Tsuyoshi Kogure」で検索して頂くか、HPトップページのバナーからどうぞ。これから、どのよな展開になるかは分りませんが、御期待下さいませ(笑)。


FACEBOOK私のページです。本日は、「フーデックス」の会場で元阪神タイガースのランディ
バース氏に会った時のエピソードを書いています。

まだ世界的に知られていないヨルダン産のオリーブオイルにも良い物があります。
そんな話題で書かせて頂きました。

天草市で「オリーブの島づくり講演会」が開催されました(2)

2月11日に開催されました「オリーブの島づくり講演会」の会場・ポルト周辺では、「天草・食の祭典」も同時開催されていました。
ポルトを取り囲むように続くアーケード内には、日頃から大変に御世話になり、私もよく知る、こだわりの生産者のみなさんや加工グループのみなさん達が、小雪ちらつく寒さにも負けずに、頑張って御商売されている姿があり、私も、講演会直前まで、引き寄せられるように各ブースを回らせて頂きました。
天草は「食の宝庫」、「宝島」だと称されていますが、今回、出店して頂いている商品を見渡しましても、充分に、それが納得出来ます。
それでは、写真を交えながら、会場の様子をレポートさせて頂きたいと思います。


天草海道博のゆるキャラ「キャプテン海道くん」のお出迎えに、会心の笑顔の私です(笑)

中央の特設ステージでは、地元の可愛らしいお子さん達による伝統芸能が繰り広げられて
いました。たくさんのご家族連れが楽しそうに御覧になっていて、素晴らしい雰囲気でした

自然農法による「生命力に満ちた野菜や柑橘類」、「モリンガ茶(ハーブティー)」なども
大人気でした

自然農法生産者の馬場照昭さんと、彩農園の竹内陽子さんには、大変に御世話になって
います

とてもカラフルな天草名物「ひおぎ貝」の網焼きも、帆立貝に似た食感で美味しいですね

何と言っても、「天草のアワビ」は、良いえさを食べているので、風味があって柔らかく
最高に美味しいですよ!

「天草大王」のカレーです。何と贅沢なんでしょう!しみじみと地鶏の
美味しさを味わうには最適かもしれませんね

手打ちの「だご麺」は、軽い味噌仕立てのスープとの相性も良く、会場でも人気がありました

私は、このように素朴な味わいで、コシのある麺類が大好きです。おかわりしたい気分
でしたが、講演開始時刻が迫っていましたので、1杯にしておきました(笑)

天草の食文化で、全国に誇れる素晴らしいことのひとつに「加工グループさん達のレベルの
高さ」があります。この日も、早くから完売してしまった加工グループさんもあり、すごいなと
思いました


天草漁協様の海産物とオリーブオイルで新商品の開発を始めました(1)

2月11日に天草市内で開催されました「オリーブの島づくり講演会」の直前2日間は、天草市二江にあります天草漁協様に伺い、地元で獲れる海産物とオリーブオイルのコラボによる新商品の開発の御手伝いをさせて頂きました。
まず、初日には、朝から漁船に乗せて頂き、沖合いの漁場や、なまこの素潜り漁などを見学させて頂きましたが、改めて、漁師さん達の命懸けの仕事ぶりに間近で接し、「オリーブオイルを使った商品開発も、命懸けで真剣にやらなくては失礼になるぞ」と、気持ちを引き締めました。
その後、簡単な打ち合わせのために作業場に伺いますと、加工担当の江上さんが、あまりにも新鮮で美味しそうな「うつぼ」を捌いていましたので、思わず、それを使わせて頂くことをお願いし、即興で3品ほど試作させて頂きました。
まず、作らせて頂いたのが、中骨を軽く煮出して作った「スープ」なのですが、物凄くコラーゲンが豊富で、本当にコクと旨味があり、オリーブオイルとの相性も抜群で、これでラーメンでも作ったら、大ブレークするだろうなと思いました。
次に、「カルパッチョ」を作らせて頂きましたが、地元産の上質な昆布「クロメ」のペーストと醤油、オリーブオイルの組み合わせが最高に美味しくて、これを「カルパッチョ」のソースに致しました。
このソースをかけますと、上品な白身魚である「うつぼ」の旨味が存分に引き出され、パンにも御飯にも合う完成度の高い1品に仕上がりました。
最後に作らせて頂いたのが、「うつぼ」の、味噌・醤油・オリーブオイルソテーなのですが、少し焦げた味噌・醤油の風味がうつぼの旨味を何倍にも増幅させて、これも本当に美味しかったです。
早速、これらを御試食して頂いた江上さんの満足そうな笑顔が、私にも嬉しくて、今日は、予定外の試作でしたが、させて頂いて良かったとつくづく思いました。
江上さん、色々な御準備をして頂き、有難う御座いました。心より、御礼を申し上げます。


「天草漁協・五和支所」様で、2日間に渡り商品開発の御手伝いをさせて頂きました

二江漁港から漁船に乗せて頂き、漁の現場を見学させて頂きました

見渡す限り、美しい色の海が続き、天草の自然の豊かさを実感致しました

なまこの素潜り漁も見せて頂きましたが、本当に命懸けだと思いました

見た目とは違い、「うつぼ」は、上品で美味しい白身魚なのです

「うつぼ」は、身も皮も内臓も、余すとこ無く、美味しく食べられます

「クロメ(昆布)」入りオリーブオイルソースを「うつぼ」の刺身にかけているところです

完成した「うつぼのカルパッチョ」を持って、江上さんと記念の1枚です

皮つきのまま細切りした「うつぼ」を、オリーブオイルと味噌・醤油でマリネし、強火で
一気に炒めているところです

完成した「うつぼの味噌・醤油炒め」を持って、記念の1枚です。加工場中に食欲をそそる
美味しそうな香りが漂っていました

即興で完成させた「うつぼ料理3品」です。食べたら元気になれる逸品ばかりです

天草漁協様の海産物とオリーブオイルで新商品の開発を始めました(2)

熊本県天草漁協・五和支所様の海産物とオリーブオイルをコラボさせた新商品の開発・御指導2日目は、五和町漁村センター内のキッチンで、市の関係者のみなさまにも大勢お越し頂き、賑やかな雰囲気の中で行われました。
前日に引き続き、食材の下準備は、加工担当の江上さんにお願い致しましたが、かなり気合を入れて頂き、10種類以上の魚介類を準備して頂きました。
この日、御指導させて頂いた「万能ソース」は、大きく分けて3種類でした。
まずは、オリーブオイルに味噌と酒粕を加えたソースを作らせて頂いたのですが、これは、カルパッチョ(刺身)用にもなりますし、味噌漬け用にもなる、大変に使い勝手の良いソースです。最後の御試食でも一番評判が良かったのが、このソースでした。
次に作らせて頂いたのが、オリーブオイルに柚子胡椒とメカブのペーストを混ぜ込んだソースです。
メカブを加えることで、色合いも綺麗になりますし、ボリューム感も増します。思った以上に美味しいソースになりました。
最後は、シンプルに、オリーブオイルと醤油を混ぜ合わせただけのソースなのですが、複雑さが無い分、素材の持ち味がよく分かり、これもなかなか美味しかったです。
いずれにしましても、オリーブオイルは、もちろんエキストラ・バージンの高品質なものを使うことが、美味しさの決め手になります。
では、写真を交えながら、解説させて頂きます。


「天草市五和町漁村センター」内のキッチンで御指導させて頂きました

試作用に御用意して頂いた新鮮な魚介類は、10種類以上になり
ました

オリーブオイルと味噌、酒粕を混ぜているところです。関係者のみなさまには、まず、ソース
だけの味を確かめて頂きました

オリーブオイルと味噌、酒粕の相性は、抜群に良いのです

ブリの切り身に「味噌・酒粕・オリーブオイルソース」を塗ってみました。このまま、お刺身
として食べても美味しいですし、普通の味噌漬けのように焼いても美味しいです

開きにしたアジやイサキ、カサゴ等にも「味噌・酒粕・オリーブオイルソース」を塗ってみま
した。しばらく味を馴染ませてから焼きましたら、オリーブオイル効果で、身は、しっとりと
柔らかく、風味があって、とても美味しかったです

オリーブオイルに柚子胡椒とメカブのペーストを加えたソースも作らせて頂きました。
彩りも綺麗で、とても美味しい「カルパッチョ(刺身)用ソース」になりました

「ブリのカルパッチョ、柚子胡椒・メカブ風味」の完成です。パンにも御飯にも御酒にも合う
逸品です

本日の試作品は、すべて真空パックにして、冷凍保存の耐久性を検証致します

漁協や天草エアー、市の関係者のみなさまにも大勢お越し頂き、御試食して頂きました
どのソースも大好評で「あとは、売り方ですよね」とか「小暮さんPR宜しくお願いします!」
といったコメントが多かったです

関係者以外の地元のみなさまにも、モニターとして、御試食に加わって頂きました
多くのみなさんが「味噌味が慣れていて美味しい」とおっしゃっていました

「なまこ」には、オリーブオイルと醤油だけを加えて混ぜてみましたが、歯応えも良く
とても美味しかったです

「カワハギ」や「あおりイカ」の刺身には、オリーブオイルと醤油だけをかけてみましたが
素材の旨味が引き出されて、とても美味しかったです。このまま、軽くあぶってもいいですね

とても大きな「アナゴ」には、「味噌・酒粕・オリーブオイルソース」を塗って焼きましたが
とても香ばしくて、好評でした。
本当に美味しいと「美味しい!」以外のコメントが、なかなか出ないものですね(笑)

2012年03月23日

「NHKラジオビタミン」で放送されなかった分の「私の愛情レシピ」(1)

全国のみなさまに惜しまれながら、3月19日に「NHKラジオビタミン」が最終回を迎えました。
私も、2009年の5月には「ときめきインタビュー」にスタジオ生出演させて頂いたり、2011年の2月には「鎌田實先生のいのちの対話」に出演させて頂きまして、人一倍愛着のある番組でしたので、終了してしまうことが、とても残念です。
同じ気持ちの「ラジビタ・ファン」が全国にたくさんいらっしゃると思うのですが、是非、司会・進行役だった村上信夫さんには、違う形で、また、我々に御元気な美声を聞かせて頂きたいものですね。
レギュラーとして出演させて頂いた「私の愛情レシピ」の未放送分が3回ありますので、そのレシピを御紹介させて頂きます。
      --------------------------------------------------------------------------------------------------
                   大根のシャキシャキサラダ
<材料・2人分>
(A)
大根(中サイズ)  1/3本分 
(B)
味噌 大さじ1杯    味醂 20cc  日本酒 10cc     水 20cc
(C)
エキストラ・バージン・オリーブオイル   40cc 
(D)
ジャコ(またはシラス干し)  大さじ2杯     鰹削り節  少々
貝割れ大根   適宜

<作り方>
①大根は、幅2cm前後・長さ5cm前後のバトン状に切り、軽くボイルしておく。
②(B)を合わせて鍋に入れ、ひと煮立ちさせて冷ましてから、オリーブオイルを加える。
③器に①を盛り、②をかけてから、(D)をのせる。


2009年5月27日に10時から1時間の「ときめきインタビュー」に生出演させて頂きました
村上信夫さんと神埼ゆう子さんの軽妙なトークで、毎朝、全国のみなさんに元気を与えて
下さいました

インタビューの途中、スタジオ内で「簡単オリーブオイルクッキング」を御披露させて頂き
ましたが、御試食も大好評でした

2011年2月11日には「鎌田實いのちの対話」に生出演させて頂きました

会場となった蕨市民会館は、小雪ちらつく中、大勢のみなさまにお越し頂き、とても盛り上
がりました

大根のシャキシャキ感が美味しいヘルシーサラダです

材料も身近な物ばかりですので、是非、お試し下さいませ

この美味しいソースを覚えれば、他の野菜でも応用出来ます。みなさんも、是非、野菜を
たくさん食べて健康になりましょう!


「NHKラジオビタミン」で放送されなかった分の「私の愛情レシピ」(2)

全国のみなさまに惜しまれながら、3月19日に「NHKラジオビタミン」が最終回を迎えました。
私も、2009年の5月には「ときめきインタビュー」にスタジオ生出演させて頂いたり、2011年の2月には「鎌田實先生のいのちの対話」に出演させて頂きまして、人一倍愛着のある番組でしたので、終了してしまうことが、とても残念です。
同じ気持ちの「ラジビタ・ファン」が全国にたくさんいらっしゃると思うのですが、是非、司会・進行役だった村上信夫さんには、違う形で、また、我々に御元気な美声を聞かせて頂きたいものですね。
レギュラーとして出演させて頂いた「私の愛情レシピ」の未放送分が3回ありますので、そのレシピを御紹介させて頂きます。
      --------------------------------------------------------------------------------------------------
                      カリフラワーのオリーブ醤油風味焼き
<材料・3人分>
(A)
カリフラワー(中サイズ)     1個
(B)
エキストラ・バージン・オリーブオイル  40cc    塩・胡椒  各少々
醤油  15cc  
(C )
白・黒炒りゴマ   各少々

<作り方>
①カリフラワーは、小株に切り分け、サッとボイルしておく。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、①をキツネ色になるまで香ばしく焼く。
③器に②を盛り付け、残ったオリーブオイルに、塩・胡椒と醤油をいれてソースとし
カリフラワーの上からかける。
④白・黒の炒りゴマをお好みで散らす。


「カリフラワーがこんなに美味しかったんだ!」と、再確認して頂けるような御料理です

出来ればオリーブオイルは、上質な物を使った方が、不思議なくらい美味しく出来ますよ

カリフラワーの香ばしさが、堪らなく食欲をそそりますね(笑)


「NHKラジオビタミン」で放送されなかった分の「私の愛情レシピ」(3)

全国のみなさまに惜しまれながら、3月19日に「NHKラジオビタミン」が最終回を迎えました。
私も、2009年の5月には「ときめきインタビュー」にスタジオ生出演させて頂いたり、2011年の2月には「鎌田實先生のいのちの対話」に出演させて頂きまして、人一倍愛着のある番組でしたので、終了してしまうことが、とても残念です。
同じ気持ちの「ラジビタ・ファン」が全国にたくさんいらっしゃると思うのですが、是非、司会・進行役だった村上信夫さんには、違う形で、また、我々に御元気な美声を聞かせて頂きたいものですね。
レギュラーとして出演させて頂いた「私の愛情レシピ」の未放送分が3回ありますので、そのレシピを御紹介させて頂きます。
      --------------------------------------------------------------------------------------------------
                      ごぼうのフリット・バルサミコソース
<材料・2人分>
(A)
ごぼう(斜め切り)                 1/2本
(B)
エキストラ・バージン・オリーブオイル       40cc
(C)
バルサミコ酢  20cc 醤油  10cc 
(D) 
白炒りゴマ   適宜 

<作り方>
①ごぼうは、幅1cm位の斜め切りにして、柔らかくなるまでボイルする。
②キッチンペーパーで充分に水気を拭き取り、オリーブオイルで香ばしく焼く。
③オリーブオイルの余熱を取り、(C)、(D)を加えて、ごぼうにその旨味を染み込ませる。


シンプルに牛蒡の美味しさを味わえる御料理で、私も大好きな1品です

繊維質のある野菜を、オリーブオイルと一緒にたくさん食べて下さいね

「私の愛情レシピ」のコーナーでは、2年間御世話になりました。聴いて下さったリスナーの
みなさま、NHKのみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました


2012年03月29日

静岡県のラーメンショップ様で「究極の焼き豚サンドイッチ」を開発しました

静岡県内で、その美味しさから大人気の「ラーメンショップ」4店舗を経営されている「サークルJ(有)」の川崎順子社長様から直々に御依頼を頂き、「究極のスモーク焼き豚」と、その焼き豚を使った「究極のバケットサンドイッチ」を開発させて頂きました。
本社のある焼津市は、「鰹節発祥の地」としても知られていますが、「ならば、その鰹節の燻し方で美味しい焼き豚が出来ないだろうか?」というのが、発想の原点でした。
そして、かなりの時間と試行錯誤を経て、いよいよ「究極のスモーク焼き豚」が完成したわけです
が、それだけではなく、さらに、その焼き豚を使った「バケットサンドイッチ」までも開発させて頂いたのです。
「何で、ラーメン屋さんでサンドイッチなの?」と、不思議に思われる方も多いと思いますが、私が注目したのは、ラーメンショップさんの大人気定番メニュー「味噌ラーメン」の「秘伝の味噌ダレ」でした。
この「味噌ダレ」とオリーブオイルを合わせたら、絶対に美味しい「味噌オリーブソース」が出来ますので、これをサンドイッチのソースにしようと考えたのです。
「ラーメン屋さんが作る焼き豚サンドイッチ」って、とても面白いし、注目されますよね(笑)。
はやい話が、普段、味噌ラーメンに使っている「味噌ベース」に、私がセレクトさせて頂いた上質のオリーブオイルを加えた物をバケットサンドに塗るわけですが、これが、絶妙の美味しさで、試作品を食べたスタッフのみなさんも感激していました(笑)。
先日、ポスター用の撮影を静岡1号店(TEL 054-256-7701)でして来ましたので、その様子を御紹介させて頂きます。
「焼き豚」は、全4店舗で、「バケットサンド」は、静岡1号店でのみ販売していますので、みなさまも、是非、ラーメンショップさんで、その美味しさを体験してみて下さいね。

            ラーメンショップ焼津本社 TEL 054-625-2207


静岡市駿河区東新田の「静岡1号店」で、ポスター用の撮影を致しました

スモーク加減が絶妙で、本当に美味しい「スモーク焼き豚」の完成です!

人気ラーメン屋さんが作る「焼き豚サンド」って、とても魅力的です
よね(笑)

客席を利用して、楽しい雰囲気の中、撮影用「焼き豚サンド」の制作中です

味噌ラーメン用の「秘伝味噌」とオリーブオイルで作ったソースが決め手です

撮影場所も、客席を利用し、自然光をうまく取り入れる工夫をしました

ラーメンショップさんは、4店舗とも大人気で、ラーメンを作るスタッフのみなさんの手際の
良さに感心しました

私の指導に熱心に耳を傾けて頑張って下さった「静岡1号店」店長の福原さんと記念の1枚
です。彼からのリクエストで、コック帽子にサインを入れてプレゼントしました

お店の看板の前で、ポスター用に、川崎社長、福原店長と3人でポーズを決めました

川崎社長と「究極のスモーク焼き豚」を持って、記念の1枚です
是非、みなさまも食べに来て下さいね

「究極の焼き豚サンド」は、静岡1号店のみで、ランチタイムに販売
されます。詳しくは、お店にお問い合わせ下さいませ


2012年03月31日

船橋市アンデルセン公園内で恒例の「春のキッズ・クッキングスクール」が開催されました

3月31日に、船橋市アンデルセン公園内「食のアトリエ」で、毎年恒例の「春のキッズ・クッキングスクール」が開催されました。
小学生のお子さんなら何年生でも参加出来るこのイベントは、毎回、とても人気がありまして、今回も事前予約制でしたが、大勢の目を輝かせたお子さん達にお集まり頂き、とても嬉しかったです。
中には、毎年参加して下さるお子さん達も多く、毎年の成長ぶりを拝見出来るのは、講師である私の楽しみのひとつになっていますし、遣り甲斐も感じますね。
今回のメニューは、「玄米ちらし寿司」と「玉葱・ワカメスープ」でしたが、材料に余裕がありましたので、即興で「オムレツ」と「ワカメサラダ」も作らせて頂きました。
最後の御試食タイムでは、どの御料理も本当に大好評で、美味しそうに「おかわり」するお子さん達が多く、一緒に御試食して頂いた親御さん達の評判も良くて、ホッと安心致しました。
私がメニューを作るうえでのポリシーは、「毎日でも飽きない、健やかな成長に役立つ健康メニュー」であることが大前提ですので、今回も、玄米やオリーブオイル、海藻類、緑黄色野菜をたっぷり使わせて頂きましたが、早速、それらのレシピを御紹介させて頂きますので、みなさまも、是非、お試し下さいませ。
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                      玄米ちらし寿司とワカメスープ
<材料・2人前>
(A)
玄米  2カップ  水 3カップ  天然塩 小さじ1杯  醤油 大さじ1杯
バルサミコ酢 大さじ3-4杯 エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2杯
白炒りゴマ 大さじ3杯
(B)
ミックスベジタブル 120g   赤・黄パプリカ(1cm弱のさいの目切り) 各1/4個
(C)
和風出汁 500cc
(以下の材料を合わせて沸かす)
水 500cc 醤油 15cc   味醂 20cc 天然塩 5cc 日本酒 30cc
和風出汁の素(出来れば無添加の物) 15cc
(D)
玉葱(スライス) 1/2個分  ワカメ 適宜
(E)
卵 2個  天然塩 少々  エキストラバージンオリーブオイル 10cc
(F)
刻みのり 適宜

<作り方>
①2時間以上前から(A)の材料をすべて炊飯器に入れて、浸けておく。そして、スイッチオンして炊く。炊き上がりの味を見て、酸味が足りなければ、お好みでバルサミコ酢を足して混ぜておく。
②(C)をすべて合わせて鍋に入れ、沸かし、さいの目切りしたパプリカとミックスベジタブルを軽く煮て、置き冷ましする。そして、ザル漉ししておく。
③残った出汁を鍋に戻して沸かし、(D)のスライスした玉葱とワカメを入れて、スープとする。
④(E)で、炒り卵を作る。卵に天然塩を加えて良く混ぜ、フライパンにオリーブオイルを
入れて中火にし、素早くかき混ぜながら作る。
⑤玄米御飯にパプリカ入りミックスベジタブルを加えて混ぜ、器に盛る。その上に炒り卵をのせ、お好みで刻みのりを散らす。ワカメスープと一緒に食べましょう。


お子さん達と作った「玄米ちらし寿司」と「玉葱ワカメスープ」です

オリーブオイルと醤油を加えただけの「ワカメサラダ」ですが、お子さん達に大人気でした

お子さん達から元気をもらって、会心の笑顔で記念の1枚です

デトックス作用のある玄米には、先に調味料を加えて炊くのがポイントです

その他の食材も身近に揃えられて、手間のかからない物ばかりです

小さいお子さん達も熱心で、親御さんに抱っこしてもらいながらの参加です

スープの作り方「プロのワザ」を熱心に見ているお子さん達です

お友達が作る「炒り卵」を真剣な表情で見ているお子さん達です

踏み台に乗って一生懸命に頑張っているお子さんです

お母さんに寄り添ってもらいながらも、こんなに小さなお子さんでも、やれば出来るのです
ね!「炒り卵」が完成した瞬間に、お兄さん、お姉さん達から拍手をもらって本当に嬉しそう
でした。このような体験が大切なのですね!

オムレツ作りを見守るお子さん達は興味津々、本当に真剣でした

最後の盛り付けまで、ずっと集中して見てくれたお子さん達は、本当に偉かったと思います

一生懸命に頑張ってくれたお子さん達と、充実の笑顔で記念の1枚です

無邪気なお子さん達と囲む食卓は、本当に楽しくて童心に戻れますね

どの御料理も「美味しい!」と言って、おかわりしてくれるお子さんが多くて、嬉しかったです


2012年04月11日

北インド「ダージリン」のクロスオーバーな「チョークバザール」を歩いてみました

2012年3月中旬に北インドのダージリンを訪れ、クロスオーバーな食文化の取材をしてきました。
ダージリンの中心地にある大規模な「チョークバザール」を訪れますと、インド人、チベット人、ネパール人等、食文化や生活習慣が違う、本当に様々な人々が行き交い、物凄く生活感があって賑っており、このような雰囲気に遭遇しますと、自然にワクワクしてきます(笑)。
写真の数々からみなさまにも、その興奮ぶりをお伝え出来たら嬉しいです。


大規模な「チョークバザール」の入口は、こんな雰囲気です

たくさんの種類があるジャガイモを持って記念の1枚です

なんとダージリンには、日本のと同じような「納豆」が有りました。

北インド産の「納豆」を持って、記念撮影をしました

カゴにどっさり盛られている野菜達は、いかにもインドらしいですね

日本と似た干物を売るおじさんと記念の1枚です

製菓材料にもなる「タマリンド」も売っていました

バナナのディスプレーが可愛いフルーツショップです

このお店は、スナック菓子の専門店なのですが、物凄くたくさんの種類があります

唐辛子、にんにく、生姜、豆類は、北インド料理に欠かせない食材の代表選手です

ダージリンの紅茶も大袋に入って、インド流に量り売りです

このような狭い路地の雑踏感がたまらなくインドっぽいですね

2012年04月18日

札幌・芸術の森スタジオでジャズギターの渡辺香津美さんと「特別な夜会」を開催させて頂きました(1)

まだ雪が降り続き、寒さも厳しい3月24日に札幌市南区の「芸術の森スタジオ」に伺い、世界的に有名なジャズギターリストの渡辺香津美さん御夫妻とコラボさせて頂き、題して「特別な夜会」を開催させて頂きました。
「芸術の森スタジオ」には、あの坂本龍一さんが絶賛したと言われる素晴らしいスタジオがあることはもちろんですが、オシャレな暖炉付きのレストランスペースや宿泊施設も完備しており、私が第一部で、地元産の食材をふんだんに使わせて頂いたフルコースディナーをみなさまにお楽しみ頂き、リラックスして頂いたところでスタジオに場所を移し、渡辺香津美さん御夫妻の素晴らしいギター演奏とピアノを御堪能頂くという、とても贅沢な趣向でして、まさに「特別な時間」を、御参加して下さったみなさまと共有させて頂くことが出来ました。
御紹介させて頂く写真の数々から、その時の楽しかった様子がみなさまにも伝わりますでしょうか。


まだ雪が降り続く札幌市南区の「芸術の森スタジオ」でジャズギター
の渡辺香津美さん御夫妻とコラボさせて頂きました

この日のためにユニフォームまで揃えて頑張って下さった御手伝いのみなさんです

みなさまに喜んで頂けるように、テーブルコーディネートにも趣向を凝らしました

こんなに新鮮で特大なボタン海老を初めて見ました。さすがに北海道ですね!

オリーブオイルでマリネした白身魚のカルパッチョを盛り付けているところです

「北海道産・海の幸づくしの和風カルパッチョ」です。ボタン海老の迫力がすごいでしょ!

完成した御料理を持って、会心の満足顔で記念の1枚です(笑)

ワインも進み、和やかな雰囲気の中、御客様の前では、御料理の解説もさせて頂きました
私のちょうど前に、渡辺香津美さん御夫妻が座っていらっしゃいました

各テーブルを回らせて頂き、すべての御客様と記念撮影させて頂きました
みなさまから感謝の御言葉を頂き、とても嬉しかったです

札幌・芸術の森スタジオでジャズギターの渡辺香津美さんと「特別な夜会」を開催させて頂きました(2)

まだ雪が降り続き、寒さも厳しい3月24日に札幌市南区の「芸術の森スタジオ」に伺い、世界的に有名なジャズギターリストの渡辺香津美さん御夫妻とコラボさせて頂き、題して「特別な夜会」を開催させて頂きました。
「芸術の森スタジオ」には、あの坂本龍一さんが絶賛したと言われる素晴らしいスタジオがあることはもちろんですが、オシャレな暖炉付きのレストランスペースや宿泊施設も完備しており、私が第一部で、地元産の食材をふんだんに使わせて頂いたフルコースディナーをみなさまにお楽しみ頂き、リラックスして頂いたところでスタジオに場所を移し、渡辺香津美さん御夫妻の素晴らしいギター演奏とピアノを御堪能頂くという、とても贅沢な趣向でして、まさに「特別な時間」を、御参加して下さったみなさまと共有させて頂くことが出来ました。
御紹介させて頂く写真の数々から、渡辺香津美さんのギターのセクシーな音色に酔いしれる会場の雰囲気を、みなさまにもお分かり頂けたら嬉しいです!


音楽関係は、まったくの素人の私ですが、スタジオの素晴らしさには、感動致しました
ここで、坂本龍一さん達も素晴らしい作品を創られたのですね!

リラックスした雰囲気の中でのリハーサルを隣りで聴かせて頂きました。これって、最高の
贅沢ですよね!

渡辺香津美さんのギターは、とてもセクシーな音色で、会場中が酔いしれていました

ギターの合間の束の間のトークも、渡辺さんのファンには、堪らない内容でした

奥様である谷川公子さんも、途中からピアノでジョイントされまして
かなり盛り上がりました

ラストの演奏が終わりますと、会場中が、盛大な拍手喝采に包まれました

コンサートが終了し、すべての御客様が笑顔でお帰りになった後に
まだ、熱気覚めやらぬ会場で、渡辺香津美さん御夫妻と記念撮影
させて頂きました


2012年04月21日

福島県須賀川市の「木の家・KUMIKO」展示場に伺い、「福島の安全な食材とオリーブオイル」がテーマのセミナーを開催致しました(1)

4月20日に福島県須賀川市に伺い、「木の家・KUMIKO」展示場を会場にして「安全な福島産食材を美味しく食べるためのオリーブオイルセミナー」を開催させて頂きました。
須賀川市と言いますと、風情ある城下町の面影が各所に残されており、とても素晴らしい場所なのですが、震災の被害は、県内でも特に大きかったために、崩壊した蔵や建物も多く、まだまだ傷跡は、完全には癒えていませんでした。
今回の企画は、NHK・ラジオビタミンのご縁で実現したもので、喜んで友情出演させて頂きましたが、いつも以上にアドレナリンが沸き上がり、全力投球させて頂きましたので、超満員の1日2回のセミナーにお越し頂いたみなさまには、大満足して頂けたことと思います。
地元生産者の方々は、近い将来「福島産の食材は、世界一厳しい安全検査を受け、世界一安全・安心である」というブランドを作り上げるために、必死で日々頑張っていますので、私も、全力で応援させて頂き、そのウエーブを日本全国に広げて行きたいと思っています。
今回のセミナーには、生後7ヶ月のお子さん「ゆうき君」を抱っこして御参加下さった、ひとりの若いお母さんがいらっしゃいました。この地での子育てに不安を感じ、遠方に移動された方々も多いなかで、健やかな成長を願い、すり潰した玄米御飯等を食べさせながら、一生懸命に「ゆうき君」を育てているお母さんには、心から敬意を表したいと思いました。「ゆうき君」は、長時間のセミナー中も、ぐずることなく、落ち着いた表情で、とても偉かったです。「頼もしさ」すら感じられました。
地元で生活している、明るく元気なお子さん達は「将来の財産」なのですから、我々大人が、良い形でバトンタッチ出来るような準備をしなくてはいけませんよね。
「是非とも、みんなで、日本(の食)を良くして行きましょう!」それが、私の願いであり、ライフワーク
です。どうか、応援を宜しくお願い致します。


風情ある城下町、福島県須賀川市にある「木の家KUMIKO」の入り口で、記念の1枚です

日本の伝統工法により、釘一本も使っていない「エコの極み」木造住宅です

会場入り口、セミナーのポスターの前で、お客様のお越しを待ちながら、記念の1枚です

2階から見たキッチン風景ですが、いい感じですよね
室内全体に漂う「木の香り」に癒されました

有機栽培のキャベツにオリーブオイルと醤油をかけただけのサラダです

この日のメニューは「オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯」と「キャベツのオリーブ
醤油かけサラダ」の2品です

御参加頂いたみなさまには、真剣にお話しを聞いて頂きました

椅子から床に座り直し、御試食のスタートです

オリーブオイルは「とても軽くて美味しい!」と、大好評でした。早くも、「オリーブオイル
セミナー第2弾」をリクエストされるお客様が多く、とても嬉しかったです

生後7ヶ月の「ゆうき君」を抱っこして記念の1枚です。福島産の安全な食材で、健やかに
成長してゆくことを願っています!

大地震の被害が無かったKUMIKOの秘密を分かり易く説明する1級建築士の嶋影健一
さんと折笠正和さんです。日本の伝統工法は、素晴らしいですね!

セミナーが終わり、駅までの道すがら、翠ヶ丘公園の素晴らしい桜並木を見ることが出来
ました。もうすぐ満開ですね!


2012年04月22日

福島県須賀川市の「木の家・KUMIKO」展示場に伺い、「福島の安全な食材とオリーブオイル」がテーマのセミナーを開催致しました(2)

4月20日に福島県須賀川市に伺い、「木の家・KUMIKO」展示場を会場にして「安全な福島産食材を美味しく食べるためのオリーブオイルセミナー」を開催させて頂きました。
その前日には、食材の仕入れと準備のために、郡山市開成2丁目にあります自然食品のお店「とみや」さんに伺いました。
「とみや」さんには、徹底して、全国から厳しい放射能検査に合格した食材ばかりが集められておりまして、その品揃えには、本当に感心致しました。スタッフのみなさんも、よく勉強されており、知識も豊富で、素晴らしいお店です。このようなお店が、全国に出来ればいいなと、つくづく思いますね。
今回のセミナーでは、地元産の安全で美味しい玄米と、キャベツを使わせて頂くことにしましたが、他にも、素晴らしい食材がたくさんあって、ワクワク嬉しくなってきました(笑)。
セミナー会場は、住宅展示場であり、電気の許容量も限られていますので、お言葉に甘え、オリーブオイル入り玄米御飯は、当日の朝、「とみや」さんで炊いて持ってきて頂くことになりました。
私は、「とみや」さんとは、初対面でしたが、色々なリクエストを、快く受けて下さり、本当に有難かったです。やっぱり、大切なのは「人と人の絆」なのですね。私も、この御縁を大切にしたいと思います。
打ち合わせも終わり、お店を出る時に、同じ敷地内に雰囲気のある建物があることに気がつきま
した。かつては、イベントスペースとしても使われていたそうですが、昨年の震災で半崩壊してしまい、これから時間をかけて修復されるとのことでした。この建物がリニューアルオープンした際には、是非とも、日本一安全・安心な地元食材をふんだんに使わせて頂き、御料理させて頂きたいなと思います。
セミナー前日の夜には、須賀川市内の飲食店で、主催者の折笠さん、羽生さんと、打ち合わせを兼ねた懇親会をさせて頂きました。おふたりとも、お酒が大好きということで、地酒を頂きながら、とても盛り上がり、楽しい御食事会になりました。
今回も、素晴らしい御縁を頂いたみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼を申し上げますと共に、これからも「福島の食」を応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。


全国からの安心・安全な食材だけを扱う自然食品のお店「とみや」さんの入り口です

「安全な食」に対する知識も豊富なスタッフのみなさんと記念の1枚です

「とみや」さんには、全国から厳しい検査に合格した食材だけが集められています

「アトピー除去食品」も多種類あり、アトピーに悩む方々の頼もしい味方です

今回のセミナーでは、安全で美味しい「玄米」と「キャベツ」を使わせて頂きました

「玄米の美味しい炊き方」の御指導中です。「玄米」の5割増しの水を入れますと、普通の
炊飯器でも美味しく炊けます

「玄米」を炊く前に、天然塩とオリーブオイルを加えるのがポイントです

「とみや」さんの御協力で、翌日のセミナー会場に、美味しく炊けた玄米御飯を持って来て
頂きました

セミナー前夜には、主催者のみなさんと、打ち合わせを兼ねた懇親会をさせて頂きました
地元産食材が主役の美味しい御料理と地酒を充分に堪能させて頂き、楽しいひと時でした

玄葉光一郎外相の御実家は、福島県田村市で地酒を造っていらっしゃるそうで、早速
玄葉さんの銘酒「あぶくま」を頂きました。本当に、日本酒らしい味わいで美味しかったです!


2012年04月23日

オリーブオイルのPRイベント「OLIVE JAPAN 2012」が開催されました

小雨が降り続き、真冬のような寒さに逆戻りした4月21-22日に、渋谷から田園都市線で20分程の二子玉川駅前の広場を会場にして、オリーブオイルのPRイベント「OLIVE JAPAN 2012」が開催されました。
会場には、ギリシャ、チュニジア、トルコ、イスラエルなど、海外からの出展ブースもたくさんあり、様々なオリーブオイルの試食も出来るとあって、あいにくの天候にも関わらずに、大勢の来場者で賑わっていました。
私も、出展ブースのすべてを回らせて頂きましたが、ブースのあちこちで、懐かしい方々からもお声掛け頂きまして、私にとりましては、嬉しい「オリーブオイル同窓会」のようでした(笑)。
特に、感動、感激致しましたのは、17年ぶりにお会いした、東京慈恵医大教授の横山淳一先生です。
横山先生の御専門は、糖尿病・代謝・内分泌内科なのですが、オリーブオイルの知識も豊富で、西洋医学とオリーブオイルを絡めた講演を、20年位前から何度も興味深く聴かせて頂き、勉強させて頂きました。その神様的存在の先生から「小暮君!いつからスキンヘッドになったの?」と、いきなり声をかけて頂いたのです。これには、本当にびっくりしましたし、感動致しました。何しろ、私の名前を覚えていて下さったことが「奇跡」に思えましたし、私の経歴まで、詳しく覚えていて下さったのです。
「小暮くんは、明治学院大学経済学部を首席で卒業したんだよね。そして、辻調理師専門学校からフランスに渡り、日本人初のオリーブオイルソムリエだよね。頑張っているね!」と。これには、本当に恐縮しましたし、感動致しました。
昨日まで、福島県でオリーブオイルと安全な食の普及活動をしていたことを申し上げますと、「放射能も気にしなければいけないけれど、それ以上に食品添加物やたばこの煙を考えなくてはダメだよな。これからは、地道に頑張っている小暮君の時代だよ!君が先頭に立って、日本の安全な食をリードしていってくれよ!期待しているよ!」と言って頂き、予想もしなかった、あまりにも感動的な御言葉の数々に、泣きそうになってしまいました。
私の隣りには、日本オリーブ協会理事の前島一夫さんもいらっしゃいましたが、前島さんからも「私も同感なんですよ!」と言って頂き、「もう、後戻り出来ない状態」になってしまいました(笑)。
これからも、横山先生や前島さんをはじめ、多くの方々に応援して頂きながら、日本を食で元気にして行きますので、宜しくお願い致します。
横山先生とのお別れ間際に、先生から「小暮君のこれからの夢は何かな?」と御質問を頂きました。私は、すかさず「食を通した世界平和です!」と申し上げますと、先生は、満足そうにうなずきながら、駅に向かわれました。先生、貴重なお言葉の数々を有難うございました。
夕方になり、会場周辺は、ますます冷え込んできましたが、私の中では、アドレナリンが沸き上がり、私の周りだけ気温が上昇しているように感じました(笑)。


「OLIVE JAPAN2012」の会場には、たくさんのオリーブオイルファンが集まりました

オリーブの苗の販売コーナーも大人気でした。種類やサイズもたくさんありましたよ

東京慈恵医大教授の横山淳一先生とは、17年ぶりに再会させて頂きました。かつて西洋
医学とオリーブオイルを絡めた先生の講演を何度も聴かせて頂き、勉強させて頂きました

左から日本オリーブ協会理事の前島一夫さん、トルコ№1オリーブオイル「ラーレリー」の
輸入元・ミヤ恒産の中村幸恵社長、私、宮崎県を代表する高級スーパー・フーデリー
経営企画部長の宮田理恵さんです。みなさんには、日頃から大変にお世話になって
います。特に、ミヤ恒産さんには、26日から始まるホビークッキングショーにも出展して
頂きます

世界的に有名なオリーブオイルジャーナリストのトムマーラー氏も会場に駆けつけて下さい
ました

2012年04月24日

宮崎県が大好きな人達が大集合!「ノンジョルノ2012」が渋谷で開催されました

4月22日の夕方から、渋谷のレストラン「DIVERTA」を会場にして、宮崎県出身者や宮崎県が大好きな人達が集まるイベント「ノンジョルノ(飲んでるかい?)・ミヤザキ2012」が、盛大に開催されました。
私も、日頃からお世話になっております、宮崎市内の高級スーパーマーケット・フーデリーのカリスマ企画部長、宮田理恵さんからお誘いを頂きまして、「OLIVE JAPAN2012」の直後に、急遽、会場に駆けつけましたが、開場前にも関わらずに、レストラン前の歩道には、FACEBOOK等で知ったという、多くの若者達が集まっており、もしかして、私などは、場違いなのではないかと、一瞬思ってしまいました。
この企画は、色々な意味で、実に面白いなと思ったのですが、宮田さんにお聞きしましたら、なんと、宮田さん自身が発案者だそうでして、会場のシェフに相談して、即決で決めてしまったそうです。
日頃から、宮田さんの行動力には、一目置いていましたが、250人を超える、こんなに大きなイベントを大成功させてしまう宮田さんのパワーを私も見習わなければいけないなと思いました。
このイベントは、簡単に言えば、宮崎産の食材を使った美味しい料理と宮崎産の美味しい御酒を楽しみながら、宮崎好きな参加者同士が親睦を深めるという、とてもシンプルでありながら、実は、ものすごく奥の深いパーティーであることに気がつきました。
なぜかと言いますと、宮崎県の「地産地消」をこんなにも分かり易く、普段「地産地消」とは無縁であろう全国の若者達に伝える方法は、たぶん、他には無いだろうと思いますし、何よりも、楽しみながら、自然に学べるというのがいいですよね。
プログラムも、かなり思考を凝らしていまして、会場のスクリーンには、生産者のみなさんの飾らない生の声が映し出されていましたし、地元人気DJ氏のお笑いコーナーや、これから巣立つ弾き語りのミュージシャンの卵が、ゆるキャラ君と演奏したり、極め付けは、花魁姿の女性までもが会場に現れ、大歓声が上がっていました。この花魁さんは、宮崎市中央通り「OTENBar」のママさんだそうで、5月4日に開催される「花魁道中」というイベントのPRのために来て下さったそうです。着物の重さをお聞きしましたら、おそらく15㎏くらいはあるとのことでした。本当に、お疲れ様でした。ママさんからのお誘いも頂きましたので、次回、宮崎に伺った時には、普段着のママさんを拝見しに行きたいと思います。
このイベントの成功の裏には、スタッフとして頑張って下さった大勢のみなさんがいらっしゃることもよく分かりましたし、スポンサーのみなさんも心良く人気商品を大盤振る舞いで提供して下さっていたのには、感動致しました。改めて、みなさんの宮崎県に対する愛情の深さを実感致しました。私も、素晴らしい空間と時間を共有させて頂けたことに心より感謝を申し上げます。本当に有難うございました。


「ポンジョルノ(こんにちは)」と「飲んじょるの?(飲んでるの?)」をかけ合わせた造語ですが
絶妙ですよね。雑誌「アエラ」に売れそうですね(笑)

250人以上の若者でする「乾杯」は、ものすごいパワーと熱気で、圧倒されそうでした(笑)

店内は、超満員で、こういう状況に居合わせたことはあまりないものですから、とても新鮮
な感じでした

レストランの外では、上質な宮崎産の地鶏やポークの炭火焼きも
振る舞われました

宮崎県らしく海産物も豊富でした。サザエの壺焼きや原木椎茸のグリルは、絶品でしたね

「スティック野菜のバーニャカウダ風」や「青菜の白和え」、「きんぴらごぼう」、「トマトと
チーズのカプレーゼ」等々、メニューも豊富で、すべて美味しかったです!

会場内のスクリーンでは、地元生産者のみなさんの飾らない生の声も映し出され、御料理
が益々美味しく感じられました

レストランモナリザの河野透シェフ、宮田理恵さん、県商工観光労働部の甲斐さんと記念
の1枚です。河野シェフも私も、同じ1985年にフランスで修業していました。当時、人気
絶頂の名シェフ、ジョエル・ロブュション氏と3人で撮って頂いた写真があり、河野シェフも
それを覚えていてくれました

艶やかな花魁の登場に、会場中が大歓声に包まれました。
実は、宮崎市内「OTENBar」のママさんでして、5月4日の
イベント「花魁道中」のPRのために来て下さいました


2012年04月25日

明日(4月26日)から「ホビークッキングショー」が開催されます

今月上旬に、九州出張に向かう飛行機に乗っていましたら、御覧のように美しい富士山を見ることが出来ました。やはり、富士山は、日本人にとって神聖で特別な「日本一の山」なんですよね。
明日から、東京・お台場のビックサイトを会場にして「ホビークッキングショー」が28日まで3日間、開催されます。私が「ナビゲーター」に就任させて頂いて3年目ですが、昨年は、震災直後にも関わらずに11万人以上の方々にお越し頂き、支援活動にも御協力して頂きました。感動に包まれ、「日本人の絆」を実感させて頂いた3日間でした。
このイベントの凄いところは、一切のイベント会社や代理店に頼らずに、すべてを自分達、手弁当で運営しているところです。この3日間のために362日間、じっくりと準備を重ねてきました。
私も、「自称・営業マン」として、全国でお会いしたみなさまにPRさせて頂いてきました。目標は、もちろん、「ホビークッキングショーを、日本一楽しく、内容のある食のイベントにすること」です!
今年は、どんなドラマに遭遇出来るのか、今からワクワクしています(笑)。どうか、みなさまも、御時間の許す限り、御来場して頂き、日本全国に「食を通した元気」を発信する御手伝いをして下さ
い。みなさまからの熱い御声援を楽しみに、会場中をマイク片手に歩き回りながら、御待ちしております。


九州に向かう飛行機から見た「美しい富士山」です
奥に、うっすら雪の残る南アルプスの山々が見えますね

こんなに間近で富士山を見るのは初めてでしたので、とても感動致しました
「日本一の富士山」にあやかり、「ホビークッキングショー」も、「日本一楽しく内容のある
食のイベント」にしていきたいと思っています。みなさまの熱い御声援を宜しくお願い致
します


2012年05月04日

杉並区・浜田山住宅公園でGWに「パスタサービス」のイベントが開催されました(1)

杉並区高井戸東にあります「浜田山住宅公園」にて、GWの5月3・4日に「出張シェフ・コグレのパスタサービス」という企画が実施されています。各日、先着100名様に、コグレ自ら御客様の前で腕をふるい、出来たてのパスタを無料でお召し上がり頂くという「夢のような企画(笑)」なのですが、あいにく、初日の昨日は、嵐のような大雨でして、風も強く、会場として設営したテントさえも飛んでしまいそうで、御客様の出足もまばらでした。
それでも、14時過ぎに、少し小降りになりますと、この企画を楽しみにして下さっていた御客様が、御家族連れで40名様くらい来て下さり、やっと仕事をしている気分になりました(笑)。
つくづく「我々、飲食に携わる人間は、御客様あっての仕事だよな!」と思いましたし、悪天候にも関わらずに来て下さった御客様には、「来て良かった!コグレに会えて良かった!」と思って頂けるように、一生懸命、心をこめてパスタを作らせて頂きました。
ちなみに、初日のメニューは「世界№1のオリーブオイルで作る、究極のトマトソースペンネ」でして、贅沢に、世界№1のオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」を使わせて頂きました。自分で言うのもなんですが「これ、本当に美味しいですよ!」
2日目の本日は、11時より「和風スープパスタ」を作らせて頂きます。お近くの方は、どうぞお越し下さいね。

本日の会場「浜田山住宅公園」は、環八から少し入った閑静な住宅街にあります

御覧のような「土砂降りの雨の中」でも、朝から頑張りましたよ(笑)

いつもお世話になっているイベント会社「フォーリーフ(株)」飯田恵行さん手書きの看板の
前で「究極のトマトソースペンネ」を持って記念の1枚です

テントの中の仮設キッチンでは、プロパンガスとカセットコンロを並
べて作らせて頂きました。プロですから、どんな場所でも美味しく
作れますよ!(笑)

「世界№1のオリーブオイルで作った究極のトマトソースペンネ」艶と輝きが美味しさの証です

こんな悪天候でも来て下さるお客様は、本当に「神様」ですよね!有難いです。感謝をこめて
作らせて頂きました

2012年05月07日

「東京ホタルフェスティバル2012」に参加させて頂きました

開業間近で最注目されている「東京スカイツリー」の麓、隅田川で、「東京を世界に誇れる美しい都市へ」をスローガンに、幻想的な10万個の太陽光蓄電LED「いのり星」をホタルに見立て、放流するイベント「川とツリーが紡ぎだす光のシンフォニー」が5月6日の18時半から開催され、多くの参加者と見物客で賑わいました。
私も、地元の御客様から御招待頂きまして、「いのり星」を放流させて頂きましたが、想像以上に素晴らしい光景に遭遇出来ましたので、この「川と光の感動体験」を、今後是非とも、隅田川の恒例行事として定着させ、外国人を含めた多くの人々に「今後の東京は、どうあるべきなのか」を考えて頂くきっかけ作りになれば素敵だなと思いました。
「いのり星」の放流から少し遅れて、スカイツリーも、ゆっくりとライトアップされましたが、日本の伝統美ともいうべき「上品な和服のような濃淡さ」が素晴らしく、天の川のように煌めく「いのり星」とのコントラストも絶妙で、この瞬間を待ち望んでいた多くの人々から大歓声が上がりました。
私の簡易なデジカメで撮った写真ですが、何枚か御紹介させて頂きますので、雰囲気だけでもみなさまにお伝え出来たら嬉しいです。
帰りには、浅草駅近くの「神谷バー」に立ち寄り、軽く飲みながら、余韻に浸っていたのですが、たまたま合席になった、日本語が堪能なシリア人の男性と「オリーブオイル」の話題で意気投合しまして、私が以前に伺ったパルミラ遺跡近くのオリーブ園の話から、現在、内戦が続くシリアの国内情勢の話まで、話題は尽きずに、アッと言う間に閉店時間を迎えてしまいました(笑)。「想いは人を呼ぶ」と言いますが、思いがけずに楽しく有意義なひと時を過ごさせて頂き、素敵な51歳の誕生日となりました。
ちなみに、彼は、エルカシュさんと言いまして、シリアの有名メディアのプロデューサーだということも分かりました。そこで私は、こう申し上げ、約束させて頂きました。「内戦が終わったら、是非、シリアにも行かせて頂きますよ。もちろん、シリアの上質なオリーブオイルの味も分かっていますので、シリアの食材全般の取材をさせて頂き、PRの御手伝いをさせて下さいね!」と。
エルカシュさんは、ものすごく喜んで下さいましたが、多くの犠牲者が出ている内戦が1日でも早く終わり、平穏な時代が来ることを祈らずにはいられませんね。改めて「平和の有難味」を実感した、人生の節目の意義ある1日でした。



17時過ぎには台東区側から会場入りし、見易い場所をキープしま
した(笑)。まだ点灯前のスカイツリー、隅田川、墨田区役所を背に
して記念の1枚です

会場付近は、早くから多くの参加者、見学者でごった返していました。TVのインタビュー
撮影も多かったですね

隅田川に放流するために10万個用意された太陽光蓄電LED
「いのり星」と「特製ブレスレット」です

スカイツリーライトアップ前の19時頃に「いのり星」の放流が始まりました

ホタルに見立てた「いのり星」の数々に、人々の願いが込められています

19時半頃からスカイツリーは、ゆっくりと気品を漂わせ、ライトアップ
されました

多くの人々でごった返す中、吾妻橋近くから撮影した1枚です

「いのり星」を持って、墨田区側から記念の1枚です。「いのり星」は
水に浸かるとブルーに光ります

実際のツリー(左側)と、アサヒビール本社の壁面(右側)に映るツリー、合計2本が鏡のように
美しく見えます

浅草駅近く「神谷バー」の入り口です。ここで、余韻に浸りながら、軽く飲んでいました

合席で意気投合したシリア人のメディアプロデューサー・エルカシュさんと記念の1枚です
今後、シリアのオリーブオイルや食材のPRの御手伝いをさせて頂きます

2012年05月13日

京急百貨店様で「母の日スペシャル・パパのための料理教室」を開催させて頂きました

「母の日」の前日でもあります5月12日に、横浜市港南区の「京急百貨店・上大岡店様」に伺い、「母の日スペシャル・パパのための料理教室」の講師をさせて頂きました。
御参加頂いたみなさまの中には、普段から料理を作るのが大好きで、ものすごく手際の良いお父さんもいらっしゃいましたし、「ヘルシーなオリーブオイルの使い方を勉強したい」と、真剣にメモをとられるパパもいらっしゃいました。
土曜日ということもあり、御家族連れで御参加して下さった方々は、親子の共同作業を「めったに無いことなので、すごく新鮮でいいですね!」と、とても嬉しそうに料理されていましたし、逆に、奥様が旦那様やお子さん達の包丁さばきを心配そうに見つめるシーンもあり、短い時間の中で、本当にたくさんのドラマに出合うことが出来まして、私自身もすごく勉強になり、楽しかったです。
会場の様子を何枚かの写真で御紹介させて頂きますが、和やかで楽しかった様子をみなさまにもお伝えすることが出来ましたら嬉しいです。
早速、「簡単で美味しい」この日のレシピも掲載させて頂きますので、是非、今日は、お母さんや奥様にたくさんの感謝の気持ちを込めて、男性のみなさまにキッチンに立って頂けましたら有難いですね。「全国の男性のみなさま、心を込めて頑張りましょう。料理は、愛情ですよ!」
最後に、今回の素晴らしい御縁を下さった京急百貨店様、企画会社「無限」の長谷部勤様、オフィス甲田の甲田清人様、御手伝いして下さったスタッフのみなさまには、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。次回は是非、「キッズ・クッキングスクール」を企画しましょう!
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                   トマトとクリームチーズのサラダ(カプレーゼ)
<材料・4人分>
(A)
完熟トマト(中サイズ)  3個   天然塩・胡椒 各少々
(B)
クリームチーズ  150g前後  エキストラバージンオリーブオイル  60cc
(C)
フレッシュバジル(またはイタリアンパセリかパセリ)  適宜

<作り方>
①トマトは、クシ型に切り、ヘタを取り除いて、天然塩と胡椒を軽く振る
②トマトを皿に盛り、一口大にカットしたクリームチーズをバランスよく添える
③エキストラバージンオリーブオイルをかけて、バジルか(イタリアン)パセリを添える


※クリームチーズの代わりに、モッツアレラチーズや豆腐を使っても良いです
※トマトの代わりに、プチトマトを使っても美味しいですよ

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                 春キャベツと桜海老の味噌オリーブソースパスタ
<材料・4人分>
(A)
春キャベツ  1/4個分   スパゲッティー  300g
(B)
エキストラバージンオリーブオイル  120cc    赤味噌  大さじ1杯
水 大さじ1杯    醤油  大さじ1/2杯    味醂  大さじ1/2杯
(C)
桜海老  大さじ4杯   鰹削り節  大さじ3杯

<作り方>
①春キャベツは、3cm四方に粗刻みしておく。
②スパゲッティーを湯がく。湯がき終わりの30秒前に①も加えて、一緒にボイルする。
③(B)を合わせてソースとする。
④②と③を合わせてから、(C)を加え、混ぜ合わせる。


京急百貨店・上大岡店様の折り込みチラシに掲載された
「パパのための料理教室」の告知記事です

「トマトとクリームチーズのカプリ風サラダ」は、とても簡単で美味しいですよ!

「カプリ風サラダ」の材料です。クリームチーズの代わりに豆腐を使ってもいいですね。
その際には、醤油を少しかけます

「春キャベツと桜エビの味噌オリーブソースパスタ」です。このレシピも簡単で美味しい
ですよ!味噌とオリーブオイルの相性の良さを是非とも体験して下さいね

「味噌オリーブパスタ」の材料も、身近で手に入るものばかりですので、是非、作ってみて
下さいね!味噌の種類を変えると味のバリエーションも広がります

急きょ、アドリブで作った「キャベツサラダ」です。キャベツにオリーブオイルと醤油を3対1で
入れて混ぜるだけですが、とても美味しいサラダですよ。カツオ削り節をトッピングで加え
ました

出来立ての「キャベツサラダ」を御試食して頂いているところです。2歳になる小さなお子
さんの「キャベツおいしい!」の一言で、会場がリラックスムードに包まれました(笑)

「トマトサラダ」のデモンストレーション中です。オリーブオイルをかける前に、天然塩を
かけておくのがポイントですよ!

トマトとチーズ、オリーブオイルの相性は、抜群ですよね!

「パパがんばって!」と声援を送る小さなお嬢ちゃんがパパの応援団長です。微笑ましい風景
ですよね。素敵です!

手際良く料理しているお父さんに、思わず「飲食業ですか?」と聞いてしまいました。まったく
違う御仕事らしいです(笑)

普段は柔道に没頭している息子さんを心配そうに見つめるお父さんです。なかなか良い
包丁さばきでしたよ!

一生懸命にパパの御手伝いをする4歳のお譲ちゃんです。バジルの並べ方を真剣に考え
ている姿が可愛らしかったですね!

私が見本を作っている時からテンションが高く、人一倍熱心だった
息子さんです。この情熱を、これからも持ち続けて頑張ってほしい
ですよね!

「オリーブオイルが大好きなんです」とおっしゃるお父さんです。この日も、お土産のオリー
ブオイルをしっかりと握りしめ「これから奥さんと娘にも作りますよ!」と、嬉しそうでした

アシスタントをして下さったみなさんと記念の1枚です

今回の素晴らしい御縁を下さったイベント企画会社の長谷部さんと甲田さんです。プロレス
のポスターではありませんよ(笑)

私の著書「パーティー料理40」にサインを入れてプレゼントさせて頂きました

2012年05月14日

墨田区で「すみだ食育GOODネット」特別記念講演会の講師をさせて頂きました

5月10日に開業間近のスカイツリーのお膝元、墨田区役所内・リバーサイドホールを会場にして、「大人の食育・いのちを頂き、いのちをつなぐ」と題した講演会をさせて頂きました。
主催者は、墨田区内で活発に食育活動を展開されている「すみだ食育GOODネット」のみなさまでして、2日前には、理事のみなさまと一緒に山﨑昇墨田区長様にもお会いすることが出来ました。
実は、私の母の実家が、墨田区京島3丁目にありまして、今でも、叔父さん(母の弟)夫妻が明治牛乳店を経営しているのですが、私の体が大きいのは「小さい頃から実家で、よく牛乳を飲んだからではないのか?」という話もあるくらい、よく牛乳を飲んでいました(笑)。
私は、先代の優しいおばあちゃんが大好きで、小さい頃から京島の実家に行くのが楽しみでした。近所には、美味しいコロッケやメンチカツを揚げてくれる肉屋さんや、おいなりさんとみたらし団子が美味しいお惣菜屋さん、手作りの豆腐や厚揚げが超美味しいお店、いつも新鮮な野菜や魚を売っている威勢のいいお店などがたくさんあり、夕方、おばあちゃんの買い物や集金について行くのが、ものすごく楽しくて、ワクワクしていました。もしかしたら、私の味覚の原点は、墨田区にあるのかもしれませんね(笑)。
そんな「美味しい思い出」がたくさん詰まった墨田区で、こうした御縁を頂けたことが嬉しくて、講演会の前日には、強い雨が降りしきる中、京島の実家近くにあるお寺・正覚寺さんに伺い、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんのお墓参りをして、「翌日の講演会が成功し、墨田区で素晴らしい御縁が広がりますように」熱くお願いして来ました。
私の講演会は「すみだ食育GOODネット」様の総会終了後に開催されたのですが、一般の方々の御参加もOKでしたので、わざわざ遠方から来て下さった方々も多く、本当に有難かったですね。おかげさまで、広い会場も超満員になりました。
講演会では、「子供の頃の美味しい思い出話」からスタートしまして、「現代の便利な食の状況」や「食を取り巻く国際情勢の話題」、「オリーブオイルの優れた効能のお話」、「墨田区を食で活性化させるための方法論」など、多岐に渡る話題で、アッという間の60分間でした。本当は、「ブータンの幸福度数のお話」などもしたかったのですが、これは、次回に致しましょう。
講演後には、多くのみなさまから「小暮さんの講演、良かったです!」とか「もっと聴きたかったです!」といった有難いコメントをたくさん頂きまして、すごく嬉しかったです。
今回の素晴らしい御縁を下さった山﨑昇区長様をはじめ、「すみだ食育GOODネット」の理事のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。



墨田区役所のオシャレな外観です。ここの2階「すみだリバーサイド
ホール」が講演会場でした。となりには、開業間近のスカイツリーも
見えますね

講演会の2日前には、「すみだ食育GOODネット」の理事のみなさまと山﨑昇墨田区長様に
面談させて頂き、今後、私がお手伝いさせて頂く「食育の方向性」の簡単な打ち合わせも
させて頂きました

講演会場「すみだリバーサイドホール」入り口にあったポスターの前
で記念の1枚です

広い会場でしたが、満員になるほど大勢のみなさまにお越し頂き、有難かったです

熱心にメモを取られる方々が多く、講演会の最後には、質疑応答で盛り上がりました

リラックスした雰囲気の中で、講演は「子供の頃の美味しい思い出
話」からスタートしました

実際にオリーブオイルをパンに浸けて試食して頂きながら、各テー
ブルを回り、その良さの説明をさせて頂きました

大盛況だった講演会が終了し、充実感いっぱいのVサインです(笑)

牛乳屋さんの仕事の合間を縫って、京島3丁目の叔母さんが講演を
聴きに来てくれました


2012年05月16日

熊本県上天草市の豊かな自然の恵みを体験させて頂きました(1)

4月上旬、満開の桜が美しい熊本県上天草市の「あまくさ四郎観光協会」様より御招き頂きまして、上天草市の豊かな自然の恵みを視察、体験、満喫させて頂きました。その素晴らしかった模様を何回かに分けてレポートさせて頂きます。
まずは、嵐のような強風と激しい雨が降り続く3日の早朝に、「あまくさ四郎観光協会」千原光明会長様の御案内で、市内の漁港2ヶ所を訪れました。行きの車中で、千原様からは「この悪天候ですから、今日は、殆ど水揚げが無いかもしれませんね」とお聞きしまして、「まぁ、雰囲気だけでも味わえればいいかな」と思っていたのですが、漁港に到着致しますと、確かに漁獲量は少ないのかもしれませんが、天然の伊勢海老や旬の桜鯛、サヨリをはじめ、活けのイカやフグ、コノシロ、昆布類等々、本当に、バランス良く、色々な種類の魚介類が並んでいて、感激致しました。
「競り」の様子も見学させて頂きましたが、本当に活気があって面白く、この場面を観光客のみなさんに見て頂いたり、一般市民の方々が気軽に利用出来る「朝市」を、農産物も含めて開催したら、漁業に対する理解も深まると思いますし、何よりも、新鮮な地元産の食材を安く買うことが出来たなら、どんなに素晴らしく、喜ばれることか、勝手に色々と想像を巡らせていました(笑)。
そうしている間にも、次々に「コノシロ漁」から戻った小型ボートが岸壁に横付けされまして、大量の「コノシロ」が、大きなケースに移し替えられ、山積みされていきます。ボートに近づいて、漁師のみなさんに色々なお話を伺ったのですが、驚いたのは、こんな重労働を年老いた御夫妻ふた
りだけでされているケースが多いのです。命がけで、腰痛と闘いながら頑張っても「コノシロ」は、安値で取引され、家畜のエサに回されてしまうような現状の中で、なかなか若い後継者が育たない環境は、早急にどうにかしないといけないなと思いますね。
天草には、「コノシロ」を丸ごと1尾使った美味しい姿寿司もあります。「コノシロ」は、「シンコ→コハダ→コノシロ」と名前の変わる、縁起の良い出世魚でもありますし、天草、ひいては、日本の伝統的食文化には、欠かせない貴重な食材です。
大量に獲れた時には、私が得意とするオリーブオイルを使った加工品を作るのもいいかもしれませんね。「オイルサーディン」のような「オイルコノシロ」とか、オリーブオイルと麦味噌を合わせて「味噌漬け」にするとか、ゆず胡椒とオリーブオイルを使って「カルパッチョ」を作るとか・・・・。アイディアは、いくらでもありますので、何とか、漁師さん達の苦労に報いて、後継者を育てるためにも、「コノシロ」に付加価値を付ける工夫をしたいですね!「あまくさ四郎観光協会」のみなさま、いつでも御連絡をお待ちしております(笑)。


「あまくさ四郎観光協会」千原光明会長様の御案内で、上天草市の活気ある漁港2ヶ所を
見学させて頂きました。

とても威勢の良い「競り風景」です。観光客のみなさまにお見せしたら、とても喜ばれ、漁業
に対する理解も深まると思うのですが、如何でしょうか?

全国的な悪天候にも関わらずに、素晴らしい「天然の伊勢海老」が水揚げされていました

とても美しい「天然の桜鯛」です。このくらいのサイズが塩焼きには最高ですね!

春を呼ぶ「サヨリ」も、輝いていました。お刺身にオリーブオイルと醤油をかけて食べたい
ですね

市場のいけすで、「生きている紋甲イカ」を見たのは、初めてかもしれません!

「ブイヤベース(フランス版・漁師鍋)」に入れたら美味しそうな小魚もたくさん有りました

水揚げされたばかりで新鮮な「コノシロ」を持って、満面の笑顔です!

「コノシロ」は、大量に獲れ過ぎて、想像を絶する安値で取引きされ
ているのが現状です。漁師さん達の生活を守るためにも、付加価値
の付けられる「加工品」の開発が必要だと思いました。オリーブオイ
ルを使って、色々な物が出来そうな気が致します

漁協で見つけた歴史を感じる「いけす」です。「競り」の無い日には、ここに活けの「コノシロ」
を泳がせ、一般市民や観光客のみなさんに「網ですくい放題」買って頂くのは如何でしょうか?

漁師さんから頂いた「コノシロ」を、宿泊先の「ろまん館」さんで、早速
お刺身と塩焼きにして頂きました。もう、最高に贅沢な朝食でしたよ!
朝からお酒を頂きたい気分でしたね(笑)。

熊本県上天草市の豊かな自然の恵みを体験させて頂きました(2)

4月上旬、満開の桜が美しい熊本県上天草市の「あまくさ四郎観光協会」様より御招き頂きまして、上天草市の豊かな自然の恵みを視察、体験、満喫させて頂きました。その素晴らしかった模様のレポート(2)では、「天草梅肉ポーク」の浦中一雄さん、「天草大王」の山口逸美さん、「大矢野有機農産物供給センター」の小林辰雄さんを御紹介させて頂きます。
まずは、「天草梅肉ポーク」の浦中さんですが、簡単に申しますと「黒砂糖を混ぜて3ヶ月間発酵させた梅肉エキス」を飼料に混ぜて豚に与えることで、抗生物質を投与しなくても、豚のストレス解消につながり、肉質も良くなって、鮮度保持期間も飛躍的に向上させることが出来るようになったそうです。
現在では、熊本市や東京都内の高級スーパー等で販売されており、健康志向が高まりつつあるアメリカでも、そのノウハウで生産を始めようと頑張っていらっしゃいます。
次に、熊本の地鶏「天草大王」を生産されている山口さんですが、徹底した品質管理とこだわりが、その味の良さに表れています。エサも、地元天草で獲れる海藻、ちりめん、いわし、貝の粉を混ぜており、ビタミン、ミネラル、カルシウムをバランス良く取れるように工夫しているそうです。お話を聞いているだけでも、どれだけ「天草大王」に愛情を注いでいらっしゃるのかがよく分かります。
「大矢野有機農産物供給センター」の小林さんの有機農業にかける熱意にも感動致します。もちろん、除草剤は使いませんから、毎日、地道に手で雑草を抜いていらっしゃるそうです。今が旬の「新玉葱」を頂いて、早速、オニオンスライスを作り、オリーブオイルをかけて食べてみましたが、もう、言葉にならないほどの美味しさでした。
今回、取材させて頂いた3名様に共通することは「仕事に対する誇りと情熱」だと思いました。日頃は、ほんとうに地味な作業の連続ですが、それが、やがては、我々の健康につながって行くわけですから、これからも頑張って頂きたいと思いますし、心より応援させて頂きたいと思います。
この度は、お忙しい中、貴重な苦労話を聞かせて頂きまして、本当に有難う御座いました。この素晴らしい御縁に感謝しております。


浦中さんの「天草梅肉ポーク」の豚舎は、見晴らしの良い高台にありました

社長の浦中一雄さん、息子さんで営業担当の宏誌さんと記念の1枚
です。これから、豚舎を見学させて頂くために、作業着を着なくては
いけないのですが、サイズが小さく、3枚を張り合わせるようにして
着てみました。どうしても、見学したいという私の執念が伝わって
いますでしょうか(笑)

衛生管理も完璧で、豚舎の入口には、御覧のような看板が張ってありました

豚舎内は、空調管理もしっかりと行き届いており、想像以上に、とても衛生的でした

生まれたての子豚ちゃん達です。母乳を一生懸命に飲む姿が本当に可愛らしかったです

生後7ヶ月になり、出荷直前の豚がいる豚舎です。本当に元気がよく、柵を越えて飛びだし
そうな勢いでした(笑)

山口さんの「天草大王」鶏舎前で記念の1枚です。こちらの作業服は、きつきつながら着る
ことが出来ました(笑)

鶏肉の旨さを決めるエサには、地元産の海藻、ちりめん、いわし、貝の粉を混ぜています

まだ可愛らしいヒヨコに、これから愛情と時間をたっぷりかけて大切に育てていきます

100日経って3.8㎏前後になった「天草大王」です。あと20日間ほどで出荷致します

「大矢野有機農産物供給センター」の小林さんと、自慢の新玉葱を持って記念の1枚です
高台にある畑を吹き抜ける風が心地良かったですね

本当に美味しい新玉葱ですが、緑色の葉の部分まで、残さずに食
べられます

小林さんの有機畑の回りを取り囲むように、黄色が美しい菜花が咲き誇っていました


2012年05月17日

宮崎市内のメンタルクリニック様に併設するレストランで「オリーブオイル講演会」を開催させて頂きました

4月15日に、宮崎市佐土原町にありますメンタルクリニック「ピア・メンタルささき病院」様が経営されているレストラン「カフェ・トリエステ」に伺い、「オリーブオイルで健康な食生活」をテーマにした講演会&御試食会を開催させて頂きました。
今回は、レストラン横に併設されたパン工房「アトリエ・トリエステ」のオープンを記念しての催しだったのですが、早くから定員をオーバーするほどの御予約を頂きまして、御来場頂いたみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。ちなみに、この2つの施設では、「心の障害を抱えた人々が、レストラン業務やパン作りを通して自立し、社会参加を目指している」ということも、事前にお聞きしていましたので、そのような方々に「何とか勇気と自信を持って明るく頑張って頂けるようなお手伝いをさせて頂こう!」と、心に決めていました。
講演会前日の14日には、このレストランのアドバイザーをされている「トラットリア・トシ」の宮崎シェフにもお越し頂きまして、「コグレプロデュースの期間限定特別メニュー」のレシピ作りに立ち会って頂きました。
私の考えたメニューは、いつも通りの和のテイストとオリーブオイルを融合させた「コグレ流」でして、メニュー名は「宮崎産麦味噌風味のオリーブオイルソース・春パスタ」だったのですが、仕込みでいきなり、カツオ削り節と昆布で和風出汁を取り、日本酒や味醂、醤油で味を整えたものですから、正統派イタリアンを作っていらっしゃる宮崎シェフは、かなり驚かれていました(笑)。
一連の仕込みを、最初は一歩引いて見ていた宮崎シェフですが、試作品が完成し、御試食して頂きますと「いいですね!」と、笑顔で合格を頂き、ホッと致しました。結局、このパスタは、4月末まで、ランチメニューに載せたのですが、「定番メニューにしてほしい!」というリクエストが出るほど大好評だったようで安心致しました。
講演会当日の御試食メニューは「オリーブオイルで炊いた玄米御飯」、「豆腐のカルパッチョ」、「ズッキーニの刺身」、「トマトサラダ」、「ブロッコリーのミモザ風サラダ」、「高級オリーブオイル・ラビダが入ったパン」の6種類でして、どれも、上質のオリーブオイルさえあれば、簡単に美味しく出来るものばかりでした。
御参加下さったみなさまの多くは、1品ずつ口に運びながら、一生懸命にメモを取って、しっかりと味を覚えようとして下さり、その真剣な表情には、とても感激致しました。
このように素晴らしい御縁を下さった佐々木達郎院長先生御夫妻、そしてスタッフのみなさまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼を申し上げます。有難う御座いました。
また、お伺い出来る日を楽しみにしております。


「ピア・メンタルささき病院」様が経営されているイタリアンレストラン「カフェ・トリエステ」と
パン工房「アトリエ・トリエステ」です。どちらも素晴らしいお店でして、佐土原町の隠れた
穴場になること間違い無しですよ!

「カフェ・トリエステ」の入口付近で、スタッフのみなさまと記念の1枚です。中央が、この
レストランのアドバイザー「トラットリア・トシ」の宮崎シェフです

宮崎シェフは、和風出汁を作り始めた私にビックリしていましたが、完成したソースを試食
して頂きますと、納得した表情で「美味しいね!」と言って下さいました(笑)

特製パスタソースの製作中です。麦味噌を和風出汁で溶かし、オリーブオイルを加えます

期間限定特別メニューの「麦味噌オリーブオイル風味の春パスタ」です。おかげさまで
大好評でした!

ポスター用に(?)「コグレ特製・春パスタ」を持って、会心の笑顔で記念の1枚です(笑)

講演会のタイトルは、スタッフの方のお父さんが心を込めて書いて
下さった「力作」です

超満員の会場で、簡単な「オリーブオイルクッキング」のデモンストレーションを交えながら
講演させて頂きました

御試食中のみなさまは、和やかな雰囲気の中でも、味を覚えようと真剣な様子でした

ワンプレートに盛り付けられた「オリーブオイルクッキング」です。どれも簡単で美味しい
ですよ!

私の講演中に、後ろの厨房では、スタッフ総出で完璧な盛り付け
作業をして頂きました。みなさん、有難う御座います!

佐々木達郎院長先生御夫妻と記念の1枚です。素晴らしい御縁を有難う御座いました!

本当に手際良く、丁寧にお手伝いして下さったスタッフのみなさんと記念の1枚です。


2012年05月30日

今年も「ホビークッキングフェア2012」のナビゲーターをさせて頂きました(1)

今年も、4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
今年も、この3日間に、たくさんのドラマがありましたので、その模様を数回に分けてレポートさせて頂きます。


「ホビークッキングフェア2012」の会場となったビックサイト周辺の花壇には、たくさんの
チューリップが綺麗に植えられており、満開でした

3日間で、過去最高の14万人弱のみなさまに御来場頂きましたが、3日間とも開場時間の
はるか前から、御覧のような長蛇の列が出来ていました。本当に有難いですね!

メインステージ「食のライブスクエア」でのイベントには、料理業界
各方面で活躍されている方々に御登場頂き、大盛況でしたよ!

私も、毎日「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーを開催させて頂きました

「ホビークッキングクラブ」と題したメルマガ会員のみなさまとは、楽しいバスツアーを実施
したりしています。今年は、「コグレがナビゲートする東北ツァー」を開催する予定です

「コグレお薦めのオリーブオイル」を御購入して頂いた方にお渡しする記念の特製カードに
サインとメッセージを書いているところです

メインステージで、司会進行役の木村光江さん(左)、JA宮城古川のみなさんと記念撮影
させて頂きました。「被災地支援」も昨年に引き続き、今年の大きなテーマのひとつでした

2012年05月31日

今年も「ホビークッキングフェア2012」のナビゲーターをさせて頂きました(2)

「ホビークッキングフェア2012」のメインステージでは、私も毎日「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーを開催させて頂きました。
午後には、ナビゲーターとしての仕事もありましたので、「セミナーの開始時間は午前中」と早かったのですが、有難いことに3日間とも満席となり、立ち見の御客様もかなりいらっしゃる中で、御参加頂いたみなさまには、「タイプの違う2種類のオリーブオイルのテイスティング」をして頂いたり、「オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯の御試食」をして頂きました。さらには「御化粧品としての使い方」や「簡単レシピ」を熱心に書き留めながら聴いて頂きまして、終了後には、大満足の笑顔が広がっていました。
テイスティング用のオイルは、実がグリーンのうちに絞った「早摘みオイル」と、完熟させてから絞った「熟成オイル」の2種類を御用意させて頂きましたが、プロ好みの「早摘みオイル」の人気が圧倒的に高く、かなり、オリーブオイル好きなみなさまにお集まり頂いたようで、その点も嬉しかったですね。


期間中、毎日開催された私のオリーブオイルセミナーは大好評で有難かったです

今回のセミナーでは、トルコ№1のオリーブオイル「ラーレリー」を使わせて頂きました

会場は、超満員となり、みなさまには、本当に熱心に受講して頂きました

セミナーは、楽しい雰囲気の中で、ユーモアを交えながら進めさせて頂きました

オリーブオイルを入れて炊いた玄米御飯は、本当に美味しくてお薦め
ですよ!

御試食用の玄米御飯には、福島産の美味しい「ドライトマト」と「えごまふりかけ」を添え、
テイスティング用のオリーブオイルは「早摘みタイプ」と「熟成タイプ」の2種類を御用意
させて頂きました

ステージ裏での盛り付け風景です。スタッフのみなさまには、限られた制約の中でよく
頑張って頂きました

手際良くアシストして下さったスタッフのみなさんと記念撮影させて頂きました。

2012年06月10日

ホテルタイプの家族葬式場「スペースアデュー」様でイベント「オリーブオイルde精進料理」が開催されます

7月21日(土)に、ホテルタイプの家族葬式場「スペースアデュー」様で、「オリーブオイルde精進料理」と題したイベントが開催されます。
「スペースアデュー」様では、各フロアごとに、とても素晴らしい内装と設備を完備しており、久々に集った近親者のみなさまが、心から安らぎ、素晴らしい思い出作りが出来ますように細かい配慮、雰囲気作りをしておりまして、私も、全フロアを見学させて頂きましたが、本当に感動致しまた。まさに「目からウロコ」とでも言いましょうか、これからの法事は、このような「他には無い自分達だけのスタイル」が主流になっていくような予感が致します。
今後、「スペースアデュー」様に御予約頂ければ、私が直接、会場に伺い、みなさまの法事の御料理を作らせて頂くことも決定致しました。詳しくは「スペースアデュー」で検索して頂きますと、ホームページ内で館内の映像も御覧頂くことが出来ます。
7月21日のイベントでは、見応えある家族葬式場の見学と、実際の法事で作らせて頂く御料理の御試食会も予定されています。もちろん「オリーブオイルde精進料理」と題した「ミニトークショー」もさせて頂きますので、御時間の合う方は、是非、お越し下さいませ。会場で御待ちしております。


「メトロガイド・7月号」に掲載されている「スペースアデュー」様でのイベント告知の記事です

「オリーブオイルde精進料理」と題した御法要料理の試食会とトークショーが開催されます

「スペースアデュー」様は、上野駅からも徒歩10分程度の昭和通り沿いにあります。詳しく
は、ホームページを御覧下さいね

2012年06月20日

新潟県上越市で「味噌だまりを使ったオリーブオイルソース」の開発をさせて頂きました

6月18日に新潟県上越市に伺い、味噌作りの老舗「山本味噌醸造所」様からの御依頼で、伝統的製法による味噌作りの工程で出る上澄み液「味噌た゛まり」を使った「和風オリーブオイルソース」の商品開発をさせて頂きました。
上越市といいますと、知る人ぞ知る「上質な発酵食品の名産地」なのですか゜、さらにその知名度を上げ、「日本人の健康作りに欠かせない発酵食品で上越市全体を活性化させたい」との「熱い想い」を山本幹雄専務様から直々に伺い、私も心動かされまして、今回の御指導が実現したのです。
御試食用に用意して頂いた食材は、その殆どが地元産でして、あらためて「上越市の自然の恵みの豊かさ」を実感致しましたし、実際に「和風オリーブオイルソース」との相性は、どれも抜群で、本当に嬉しくなりました(笑)。
「味噌だまり」と「オリーブオイル」は、1対3で合わせ、そこに煮切った味醂を少し加えれば、美味しい「和風オリーブオイルソース」が完成するのですが、「味噌だまり」自体に旨味と甘味、コクが凝縮されていますので、作り方はシンプルながら、「とても味わい深い逸品」になったと思います。
次回は、8月後半に伺い、「味噌」と「オリーブオイル」の組み合わせで、色々な可能性を探り、新商品の開発をさせて頂く予定なのですが、どのような新商品が出来るのか、今から本当に楽しみです(笑)。
今回の素晴らしい御縁を頂いた山本様、そして上越商工会議所の渡部様、上越ものづくり振興センターのみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


今回の会場となった「上越テクノスクール」の入り口にて記念の1枚です

御試食用に用意して頂いた素晴らしい野菜のすべては、地元産です

「コールラディ」というカブに似た野菜も地元で作られています
「和風オリーブオイルソース」との相性も抜群でしたよ!

「味噌だまり」と「オリーブオイル」を使った特製ソースの製作中です
が、山本味噌・山本専務様の表情は真剣そのものでした

「特製和風オリーブオイルソース」の完成です。とても美味しく
完成度の高い逸品になりました!

シンプルにボイルした「鶏のささみ」は、多めのオリーブオイルと味噌だまりでマリネしておく
と、さらに美味しさがアップします

約2時間で、これだけの御料理を完成させました。ビールか地酒でもあれば、御試食会と
いうよりも、パーティー気分になってきますね(笑)。

御参加頂いたみなさまと記念撮影です。素晴らしい御縁を有難う御座いました

1品ずつ、調理のポイントを解説させて頂きましたが、「味噌だまり」と「オリーブオイル」の
相性の良さに、みなさん興味津々な御様子でした

直江津駅近くにある山本味噌様のショップに伺い、人気商品の「雪ん子味噌」を見せて
頂きました


2012年06月26日

大阪市浪速区大国「ホワイトベアー」様のファッションショーで「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました

6月22日に大阪市浪速区大国に伺い、「ホワイトベアー」様で開催された「ファッションショー&展示会」にいらした御客様に「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
完全予約制で、ランチ、ディナーとも、各30名様限定でしたが、アッという間に予約は満席になったそうで、本当に有難く思っています。
いつもそうなのですが、全国どこに行く時でも、基本的には私ひとりでして、今回も、御料理は、すべて私が心を込めて作らせて頂きましたが、御食事時間には制約がありましたので、盛り付けやサーヴィス、洗い物は、ホワイトベアー様の若いスタッフのみなさまに御協力して頂きました。ホワイトベアー様のスタッフのみなさまは、本当に一生懸命で、しかも気配りが出来て、「失敗は許されない、ぶっつけ本番の大切な御食事会」でしたが、完璧に御手伝いして頂き、御客様も大満足の御様子でした。
御食事会では、世界を飛び回っている私の面白いエピソードや、食育の話題、オリーブオイルのお話など、トークショーさながらに、しゃべらせて頂き、とても和やかで楽しい雰囲気の中での御食事会となったと思います。ここに御紹介させて頂く数々の写真から、みなさまにも、楽しい雰囲気を感じ取って頂けましたら嬉しいです。
この素晴らしい御縁を頂いたホワイトベアー社長の中村幹男様をはじめ、スタッフのみなさまには、心より御礼を申し上げます。次回も、もっと楽しんで頂けるようなメニューを御用意させて頂きますので、宜しくお願い致します。本当に有難う御座いました。


大阪市浪速区大国にあります「ホワイトベアー」様で、「ファッション
ショー&展示会」に来て下さったお客様に「おもてなしの御料理」を
作らせて頂きました

早くから御予約して下さった御客様には、感謝の気持ちでいっぱいです。全力を出し切って
楽しんで頂きました

パテーションで区切り、会議室用のテーブルにプロパンガスを置いた仮設キッチンで
御料理させて頂きました

普段は、事務系の仕事をされている女性スタッフのみなさんにも盛り付けや洗い物の
御手伝いをして頂きました

御食事中には、私の著書からレシピを御紹介させて頂いたり、オリーブオイルの簡単な
使い方の説明などもさせて頂きました

世界№1のオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」を御肌に塗って頂き、その心地
良さを体験して頂きました

御食事会の最後には、各テーブルを回らせて頂き、御客様と御一緒に記念撮影させて
頂いたり、自筆サインを入れた記念のカードをプレゼントさせて頂きました

辻調理師専門学校の恩師が作る本物のフランス料理に感激致しました

かつて「料理天国(TBS系)」をはじめ、数々の有名料理番組にも出演されていた私の辻調理師専門学校時代の恩師、肥田順先生が定年退職され、フランスでの修業経験もある息子さんと共に、昨年、大阪市西区阿波座1丁目に「びすとろぽたじぇ」というフレンチレストランを開業されました。
私も、早くからお伺いしたかったのですが、やっと念願叶い、先日、お店に行かせて頂き、感動の「本格的フランス料理とワイン」を堪能させて頂きました。
店内に入りますと、天井が高くて開放感があり、キッチンを取り囲むようにして作られている幅の広いカウンター席が、気分をリラックスさせてくれまして、ゆっくりと美味しいフレンチを頂くには絶好の空間だと思いました。
まずは、パンとともに出して頂いた「リエット(お肉のパテ)」にしびれました(笑)。こんなに軽くて美味しい「リエット」は、初めてです。白ワインが止まらなくなりますね。
前菜は、特別に「盛り合わせ」にして頂きましたが、どれも丁寧に作られていて、益々ワインが止まらなくなりました(笑)。
そして、お魚料理ですが、フランスの3つ星レストランで出されるような逸品に感動致しました。上質なサーモンにお魚のムースを乗せて焼き上げ、ソースには、サーモンとの相性が抜群のヴェルモット酒をべースにしたクリームソースが添えられています。思わず、私の27年前のフランス・リヨンでの修業時代の味覚の記憶が蘇ってきまして、本当に嬉しかったです。「本物の味」は、何年経っても色あせることはないのですね!しかも、その御料理は、私の目の前で、憧れの恩師が、私のためだけに作って下さっているのですから、もう、最高ですよね。この私の興奮ぶりを理解して頂けますでしょうか(笑)。つくづく、辻調理師専門学校に通って良かったなと思いましたね。
メインの仔牛を使った御料理もインパクトがあって美味しかったです。こんなにコクのある丁寧な作りのソースを頂くのは久々でしたし、もう、赤ワインが止まらなくなりそうでした(笑)。
最後は、デザートですが、息子さんから「お好きな物をお好きなだけどうぞ!」と言って頂き、これまたフランスの3つ星レストランのサービスと一緒であることに感激致しました。もちろん、私だから特別にということではなく、すべての御客様にこのような高レベルのサービスをされていることに感動致しました。
私が近所に住んでいましたら、毎週でも来たくなるような、素晴らしいお店です。「本格的なフレンチと美味しいワインをリーズナブルに」お楽しみ頂きたい方には、期待を裏切らないお薦めのお店ですので、是非とも宜しくお願い致します。

          お問い合わせ先 TEL 090-7875-9568   びすとろぽたじぇ


地下鉄「本町」22番出口を出て、徒歩1分の場所に「びすとろ
ぽたじぇ」はあります

広々としたオープンキッチンを眺めながらの食事は最高に贅沢ですよね!

特別に作って頂いた「前菜の盛り合わせ」です。どれも丁寧に作られていて、白ワインとの
相性も抜群でした

私の嬉しそうで御満悦な表情から、お店の素晴らしさが伝わりますでしょうか(笑)

フランス・リヨン修業時代を思い出す逸品「サーモンスフレのヴェルモットソース」です
もう、最高の美味しさで、白ワインが止まらなくなりました!

肥田先生の息子さんにデザートの盛り合わせを作って頂きました。フランス3つ星レストラン
と同じサービスに感激致しました

「好きな物を好きなだけ」選べるデザートは、どれも最高の美味しさでした!

恩師の肥田先生と息子さん、私で記念撮影させて頂きました


2012年07月22日

ホテルタイプの「家族葬・式場」スペースアデュー様で御試食会を開催致しました

7月21日に、台東区下谷にあります都内で唯一のホテル型「家族葬・式場」スペースアデュー様に伺い、「オリーブオイルde精進料理」と題した御試食会を開催させて頂きました。
最近では、地元にこだわらずに「近親者だけで家族葬をしたい」と思われる方々が増えており、スペースアデュー様でも「御客様それぞれの心に残る法要のおもてなし」を、日頃から心がけていらっしゃることから、私に声をかけて頂き、今回の企画が、すぐに実現したのですが、コースでお出しする御料理を、少しずつ全品お召し上がり頂き、1品ごとに解説させて頂きながら、普段の出張料理の時と同じように「面白トーク」も交えて、和やかな雰囲気の中で楽しく進行させて頂きました。御来場頂いた御客様の殆どの方々が、御家庭でもオリーブオイルを使っていらっしゃるようで、「オリーブオイル・ミニセミナー」のコーナーでは、活発な質疑応答もあり、とても嬉しかったですね。結婚式や御誕生日会も含め、こうして、みなさまの人生の節目の大切な時間を共有させて頂けることをものすごく有難く思っていますし、これからも、みなさまの素晴らしい思い出作りの御手伝いが出来ますように、精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
この度の貴重な御縁を頂いたスペースアデュー様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。そしてまた、素敵な空間で御料理させて頂けることを楽しみにしています。


スペースアデュー様は、上野駅からも徒歩10分の便利な場所にあります

今回の御試食会「オリーブオイルde精進料理」のポスターです

40名様限定の完全御予約制でしたが、早くから満席になるほど大盛況でした

オリーブオイルセミナーも、かなり盛り上がり、嬉しかったですね

カセットコンロを使っての「フル稼働」は私の得意とするところです(笑)

配膳の御手伝いをして下さった、スペースアデューのスタッフのみなさんです

御試食して頂いた御料理の数々ですが、時間の関係で、使い捨て皿も使わせて頂きました

素敵なお部屋を御案内させて頂きます。こちらは、3階の「光しのぶ部屋」ですが、日中は
明るい日差しが入り、まるで南フランスのリゾートホテルにいるような解放感があります

こちらは、4階の「雲のゆく部屋」ですが、京都の高級和風旅館のような落ち着いた佇まいが
素晴らしく、近親者、御家族でお過ごし頂くには、最高のお部屋だと思います

このような素晴らしい空間で、これからも御料理させて頂けることを誇りに思っています

2012年07月28日

朝日酒造(株)様の伝統行事「初呑切り」に伺わせて頂きました

7月27日に、新潟県長岡市朝日にあります「朝日酒造(株)」様にお伺いし、造り酒屋の伝統行事であります「初呑切り」に、初めて参加させて頂きました。
以下、事前にお送り頂いた案内状から引用させて頂きます。
   ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「造り酒屋では<呑切り>という伝統行事が毎年行われています。酒は、貯蔵タンク内で眠り(熟成)に入っており、貯蔵タンクの呑口から少量の酒を取り出し、タンク内の酒の熟成度合を調べ、異常着色はないか、味・香りはどうか、それぞれ貯蔵タンクごとに確認する作業として、呑切りがあります。毎年、気温が上昇してくる6月から7月頃に行う最初の呑切りを<初呑切り>と言い、その後も必要に応じて行われます。これを<間呑切り(あいのみきり)>と言います。弊社では、毎年、初呑切りの時には、御客様を御招きして、各貯蔵タンクから取り出した御酒の香りを<吟味(切り鼻)>し、その後に、きき猪口で<きき酒>を行い、出来具合を確認後、御客様と共に無事を祝って宴を行います。冬の間に造った可愛い我が子が無事に成長(熟成)しているかどうか、最初に確認するため、杜氏以下、蔵人達は、緊張感に溢れ、また、ホッと胸をなでおろす瞬間でもあります。淡麗辛口の中にも、ふくらみと柔らかさを兼ね揃えた、米の旨味・香味バランスのとれた酒質になっていることを、是非皆様、御期待頂きたいと思います。」
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朝日酒造(株)様の酒蔵には、最新鋭の立派な設備が完備されていて、一見、完全オートメーション化されているようにも思えますが、実は、各地から集められた、毎年違う様々なコンディションの材料(米)を使うために、最も重要な「味の方向性」を決める作業には、杜氏さんや蔵人さん達の経験や努力によるところが大きいのです。実際に、冬場の仕込み風景も見学させて頂いたことがありますが、汗をかきながら、一生懸命に大きくて重い木べらでかき混ぜている蔵人さん達の作業は、かなりの重労働で大変そうでした。杜氏さんや蔵人さん達の、伝統的製法・正道で美味しい酒を造ろうとする「どこまでも一途な誠実さ」が、朝日酒造(株)様の伝統であり、それが多くのファンのみなさまのハートをつかんで離さない最大の理由であることを改めて実感させて頂いた「初呑切り」の会でした。
朝日酒造(株)様のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に、素晴らしい空間と時間を共有させて頂きまして有難う御座いました。これからも、美味しい日本酒を楽しませて頂きます。


新潟県長岡市朝日にあります「朝日酒造(株)」様で、7月末に「初呑切り」が開催されました
冬場の仕込み風景を見学させて頂いた時には、この看板は、深い雪に覆われていましたね

「初呑切り」会場の入口にあった「酒樽」を持って記念の1枚です
ウチにも、この酒樽を飾りたいですね(笑)

最新鋭の設備を誇る酒蔵内で、これから「初呑切り」が始まろうとしています

何種類もの酒を、一人ずつ順番に回して頂き、顔を近づけて「香りを吟味(切り鼻)」します

私の順番です。多少緊張しましたが、どれも良い香りで、素晴らし
かったですね

酒マスをデザインした「朝日山オリジナル手拭い」を膝かけにするのが流儀だそうです

100種類もの新酒を「きき酒」して、コメントを書くのですが、こんなに瓶が並ぶと、さすがに
迫力がありますね(笑)

20種類位「きき酒」したところで、味の区別が分からなくなってきました(笑)でも、どれも
美味しかったですから、本物ですよね!

長岡駅近くの割烹「魚藤」さんに場所を移し、「初呑切り・祝宴」が開催されました。まずは
朝日酒造(株)様からの御丁寧な御挨拶がありました

朝日酒造(株)様の、日本を代表する銘酒ばかりを呑ませて頂き、感激致しました

社長の平澤修様とも、直々にお話しさせて頂き、記念撮影させて頂きました

最新の酒蔵「松籟蔵」杜氏の郷正博様からは、色々な苦労話も聞かせて頂き、感動致し
ました

長岡駅ビル内の素敵なお店「越後の蔵・あさひ山」で二次会をして頂きました

越州という銘酒がベースの「ゆず風味のお酒」が誕生しました。味にコクとキレがありロック
でも、すごく美味しいのですが、少し牛乳を加えると、さらにまろやかになり何杯でも飲めて
しまいそうですね。ちなみに「良寛牛乳」は、新潟の人気ブランド牛乳なんですよね


2012年07月29日

「北海道ブランド育成支援・個別相談会」の講師をさせて頂きました

「北海道ブランド育成支援協議会」様からの御依頼で、7月23日から2日間、札幌市内のホテルに伺い、「商品ブラッシュアップ個別相談会」の講師をさせて頂きました。
今回は、道内にある12社様の商品(食料品)に対して、試食させて頂きながら、コメントさせて頂きましたが、正直なところ、北海道の良さを生かした商品もあれば、そうでない商品もありました。今回は、そうでない商品の方が多かったかもしれません。私は「食のプロ」として、わざわざ札幌まで呼んで頂いたのですから、当たり障りの無い言葉でお茶を濁すのは失礼だと思い、自分が商品開発の責任者になったつもりで、ズバリとコメントさせて頂きましたので、かなり驚きの表情をされていた方もいらっしゃいましたね(笑)。
「北海道の良さを生かしていない商品」とは、どのような物かと言いますと、海外から輸入した原材料を含め、とにかく、ゴチャゴチャいじり回して、添加物(クスリ)まみれの「食の本質から逸脱した、何の個性も無い商品」、つまり、低価格競争に勝つことだけしか頭になくて、その商品の何を食べさせたいのかが分からない商品です。そのような商品を購入する消費者は、価格しか見ていませんので、他に10円でも安い商品があれば、そちらに行ってしまうのです。コストを下げるのには、限界がありますし、そこには、多くの犠牲が出てきます。私が提言したいことは、そんな血みどろの競争をせずに、「他には無い北海道らしさを前面に出した商品開発」をするべきだということです。「ナンバーワンではなくてオンリーワン」を目指すべきなのです。3・11以後、消費者の価値観も大きく変わってきました。時代は、どんどん変化しているのですから、世の中の動向を常に察知して、商品も進化させて行かないとダメなんですね。私は、世界90ヶ国以上に伺い、世界の動向をいつも肌で感じています。我々が思うよりも、世界の動きは早いのです。
「北海道らしい個性的な商品」もいくつかありました。「パリパリ昆布」というおつまみは、一切の合成添加物を使っておらずに、本当に美味しかったです。「北海道の昆布って、すごく美味しいね!」と言って頂ける商品だと思います。「そのまま食べる黒豆(地豆)」も、美味しかったですね。ほんのりとしたコクと甘味があるのですが、砂糖不使用で、地元産の美味しい馬鈴薯のでんぷんをまぶして、美味しさをアップしているのです。この商品は、少しだけアミノ酸(化学調味料)を加えていましたので、次回は、アミノ酸不使用のサンプルを作って頂くことをお願い致しました。私からの提案で、トウモロコシのパウダーをまぶしたバージョンやカボチャのパウダーをまぶしたバージョンも作って頂きます。こうなってくると商品開発がとても楽しくなり、みなさんが笑顔で仕事出来るようになるのです。他にも、「北海道らしい商品」がありましたが、開発途中の物もありましたので、完成しましたら、みなさんにも、自信を持って御紹介させて頂きますね。北海道には、まだまだ、世界に誇れる素晴らしい食文化や食材があります。まずは、それに気づいて頂き、御先祖様に感謝しながら、自信を持って、いい形で、その食文化を後世に残そうと考えたら、商品開発のヒントは、必ず見つかると思います。北海道のみなさん、頑張りましょうね!


札幌市内・時計台近くのホテルが、今回のセミナー会場でした

大通り公園も雲ひとつ無い快晴でした。屋台の「焼きトウモロコシ」
が美味しそうでしたね

2日間で、道内12社様の商品(食料品)に対して、試食とアドバイス
をさせて頂きました

地元テレビ局や北海道新聞社の取材を受けながら、熱の込もった御指導をさせて頂きました

まだまだ改良の余地はありますが、とても美味しい「ラーメンまんじゅう」2種類でした

セミナー終了後の懇親会でも「レベルアッフ゜のヒント」をテーマにお話しさせて頂きました

懇親会が終わり、外に出ますと「テレビ塔」も御覧のようにライト
アップされていました

ススキノで軽く飲みましたが、「利尻産の海水うに」が、最高に美味しかったですね

北海道らしく「喜多里」というメークインで作った焼酎のロックも美味しかったです!


2012年08月01日

大阪・心斎橋の「シカンコウ」様、宝飾展示会で「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました

猛暑の続く7月中旬に大阪・心斎橋の「シカンコウ」様に伺い、「ファッションフェスタ2012」と題した3日間の宝飾展示会にいらした御客様への「おもてなしの御料理」を作らせて頂きました。
いつものように、本番前日から会場入りし、仮設キッチンの設営から始めましたが、諸々の事情により、調理は、簡易なIHヒーターとカセットコンロしか使えずに、仕込みから、とても時間がかかり、大変苦労致しました(笑)。
当日は、フルコースの御料理を1回当たり30名様弱、しかもランチの限られた時間内に2クールこなさなくてはならずに、私ひとりでは、到底無理ですから、私の母校である辻調理師専門学校にお願いして、優秀な学生さんを2名紹介して頂き、アシスタントとして、盛り付けや皿洗い等をして頂きました。その他にも、サービス専門の方をケータリング会社からお願いし、私を含めた6名体制で、何とか3日間を乗り切ることが出来ました(笑)。
御食事会では、御料理の説明は勿論のこと、オリーブオイルの効能のお話しや、海外を含めた出張先での面白いエピソード等、様々な話題で盛り上げさせて頂き、みなさまに喜んで頂きました。今回も、素晴らしい御縁が広がったことに感謝しています。主催者のシカンコウ様、そして、御紹介して下さったホワイトベアー様、東邦時計様には、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。また、みなさまと一緒にお仕事させて頂けるチャンスを楽しみにしています。


大阪・心斎橋の「シカンコウ」様で、宝飾展示会の「おもてなしの
御料理」を作らせて頂きました

御食事会場のテーブルセッティングも完了して、御客様をお待ち
しているところです

御食事中には、御料理の説明は勿論のこと、様々な話題のトークで楽しんで頂きました

私の著書「オリーブオイルクッキング」と、私イチオシのオリーブオイル「ラビダ」を持って
記念の1枚です

辻調理師専門学校からの御紹介でアシスタントをして下さった優秀なおふたりです

会場の制約で、簡易なIHヒーターとカセットコンロを使っての調理は大変でした(笑)

御料理には惜しみ無く、世界№1のオリーブオイル「ラビダ」を使わせて頂きました

御手伝いして下さったみなさんには、御礼の気持ちを込め、御客様と同じ御料理を食べて
頂きました


2012年09月07日

「イチジクのオリーブオイル風味」の簡単レシピを御紹介させて頂きます

9月に入り、秋の味覚「イチジク」が美味しい季節となりました。
先日、和歌山県の生産者の方から、見事な「イチジク」を送って頂きましたので、簡単なレシピを御紹介させて頂きます。
イチジクは、皮付きのまま、半分にカットして、軽く天然塩と胡椒を振ります。ちなみに、胡椒は、粗挽きのブラックペッパーが、香りも良く、お薦めです。5分程度置いて、塩・胡椒が馴染みましたら、上質のオリーブオイルをかけて出来上がりなのですが、フレッシュハーブのミントがあれば、添えて頂きますと、彩りも鮮やかになりますね。
オリーブオイルをかけてすぐに食べますと、イチジクのストレートな美味しさを楽しめますし、半日ほど置きますと、オリーブオイルの旨味や胡椒の香りが融合して、味わい深い逸品となります。
是非、みなさまも、上質のオリーブオイルで「旬の味覚」を楽しんで下さいね(^_^)v


「イチジク」をカットして、軽く天然塩と粗挽きのブラックペッパーを振ります

5分程置いてから、上質のオリーブオイルを適宜かければ出来上がりです

フレッシュミントを添えますと、色鮮やかになり、美味しさもアップします


2012年09月13日

「味噌だまりオリーブオイルソース」と「上越野菜」で、上越市を活性化させるプロジェクトがスタートしました

6月中旬に新潟県上越市に伺い、味噌作りの老舗「山本味噌醸造場」様からの御依頼で、伝統的製法による味噌作りの工程で出る上澄み液「味噌た゛まり」を使った「和風オリーブオイルソース」の商品開発をさせて頂きました。
上越市といいますと、知る人ぞ知る「上質な発酵食品の名産地」なのですか゜、さらにその知名度を上げ、「日本人の健康作りに欠かせない発酵食品で上越市全体を活性化させたい」との「熱い想い」を山本幹雄専務様から直々に伺い、私も心動かされまして、この御指導が実現したのです。
「味噌だまり」と「オリーブオイル」は、1対3で合わせ、そこに煮切った味醂を少し加えれば、美味しい「和風オリーブオイルソース」が完成するのですが、「味噌だまり」自体に旨味と甘味、コクが凝縮されていますので、作り方はシンプルながら、「とても味わい深い逸品」になったと思います。
そして、昨日(9月12日)、2回目の御指導で上越市に伺ったのですが、「味噌だまりオリーブオイルソース」と、古くから上越の食文化を支えてきたブランド野菜である「上越野菜」を組み合わせることで、まずは、地元のみなさまにも「味噌だまりオリーブオイルソース」の美味しさ、素晴らしさを知って頂こうと、「上越野菜」を使ったレシピ開発をさせて頂きました。
使わせて頂いた「上越野菜」は、この時期に揃う「高田白瓜」、「仁野分生姜」、「正善寺みょうが」、「頸城(くびき)おくら」、「ばなな南瓜」、「錦糸瓜」、「ずいき」、「丸茄子」の8種類でしたが、どれも「生命力に満ちた素晴らしい物」ばかりでしたので、大いに創造意欲が掻き立てられ、御料理の作り甲斐がありました。
会場には、生産者のみなさま、JA様、市役所のみなさまをはじめ、「上越ケーブルテレビ」様や、地元有名新聞3社の記者の方々にも取材にお越し頂きまして、今回のプロジェクトに対する「関心度の高さ」を肌で感じましたし、素晴らしい食材で試作をしていくうちに、「成功への道筋」が、頭の中で鮮明になってきました。
完成した御料理は、全部で7種類でしたが、基本的には、素材とソースの良さを引き立たせるために、必要以上には手を加えずに、シンプルで美味しい「逸品」になりました。
御試食頂いたみなさまからは、「いつもの野菜が、こんなに美味しくなるのですね。家族も喜びます!」とか「毎日食べても飽きないですね。今晩、早速作ってみます!」といった有難いお言葉を頂き、とても嬉しかったです。
いつも思うことなのですが、「まずは、地元の方々に、その土地の伝統的食文化の素晴らしさを知って頂き、実践して頂くこと」が、大切なのです。ややもすると、カッコ良さだけを追求し「遠い都会のマネ」をしてしまいがちですが、「地に足をしっかり付けて、その土地の伝統をしっかり受け継ぐこと」が、何よりもの魅力になり、地域活性化にもつながるのです。
今回の素晴らしい御縁のきっかけを頂いた山本様、そして上越商工会議所の渡部様、上越ものづくり振興センターのみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


全部で16品目が「上越野菜」に認定されていますが、今回は、8種類が揃いました
どれも新鮮、個性的で、生命力に満ち溢れた「素晴らしい野菜ばかり」です!

「上越野菜」の生産者のみなさまに、「料理作りのポイント」を簡単に説明しています

「上越ケーブルテレビ」のニュースコーナーでも、大きく取り上げて頂きました

「上越ケーブルテレビ」様には、上越野菜の下拵えから、丁寧に撮影して頂きました

JA様、市役所のみなさま、地元有名新聞3社の記者のみなさまにも来て頂きました

下拵えでカットした「上越野菜」は、白瓜と丸茄子以外、すべてボイルしておきます

「ずいき(芋がら)」や「みょうが」もボイルしてから、和風出汁に浸けて
おくのがポイントです

「錦糸瓜」は、茹でると、御覧のように、細い錦糸のように、奇麗にほぐれるのが特徴です

どれも、初めて作る物ばかりでしたので、山本さんと味見しながら
仕上げて行きました

「高田白瓜」と「正善寺みょうが」、「仁野分生姜」の浅漬けにソースを合わせました

「丸茄子」は、オリーブオイルで香ばしく素揚げしてから、ソースをかけました

素揚げした「丸茄子」が熱いうちに、軽く塩を振り、ソースをかけているところです

ボイルしてほぐした「錦糸瓜」にソースを加えて、しっかり味を馴染ませます

「錦糸瓜の味噌だまりオリーブオイル風味」の完成です。錦糸瓜とソースの相性の良さを
大絶賛されました!

「頸城おくら」は、大きくても柔らかくて風味があるのが特徴です。ボイルしてから、しばらく
出汁に浸し、ソースと合わせました

地元では「ずいき」は、ボイルして酢漬けにするのが定番ですが、今回は、出汁で煮て味
を含ませてから、ソースと合わせました。「茄子のお浸し」ような味わいで美味しかったです
参加者の中には「ずいき(芋がら)は、戦後によく食べさせられ、美味しいイメージが無かった
けれど、これはすごく美味しくて、イメージが変わりました!」と言う方もいらっしゃいました

「みょうが」は、ボイルして出汁を含ませてから、ソースと合わせました。丸ごと食べても
美味しいですよ!

「ばなな南瓜」は、ボイルしてから出汁で軽く煮て、ソースと合わせました。煮過ぎると、すぐ
に柔らかくなり、水っぽくなりますので、煮加減がポイントになります

これが、究極の「味噌だまりオリーブオイルソース」です
上越市の伝統的食材との相性は、抜群ですよ!

山本さんと、完成した御料理を持って記念の1枚です。これからも、この「万能ソース」の
可能性を追求して行きたいと思います

御参加頂いたみなさまと、完成した御料理の前で、試食中に記念撮影させて頂きました

最後まで丁寧に撮影して下さった「上越ケーブルテレビ」の奥山さん
「山本味噌醸造場」の山本さんと記念の1枚です

2012年09月15日

今年も「ホビークッキングフェア2012」のナビゲーターをさせて頂きました(3)

4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
昨年の3月11日に津波の被害を受け、今でも風評被害に苦しむ福島県や宮城県、栃木県の生産者のみなさまには、今年も勇気を持って出店して頂き、「ホビークッキング」として、精一杯応援をさせて頂きました。
特に、初日には、福島県出身の「分とく山」野崎洋光料理長様にもお越し頂き、福島県の食材を使った「特別料理講習会」を開催させて頂きました。いつもながらの分かり易い説明と、美味しい試食の数々に、超満員の参加者のみなさまも大満足の様子でした。
私も「ナビゲーター」として、マイクを片手に、各ブースを回らせて頂き、PRさせて頂きましたが、商品が素晴らしいだけに、私の説明にも、つい熱が込もり、さながら、選挙演説のようになってしまいました(笑)。「人が人を呼ぶ」と言いますが、私がしゃべり始めますと、次から次へと御客様が集まり、身動きがとれなくなるほどの大盛況になりまして、おかげさまで商品もかなり売れたようですし、本当に有難かったですね。
「ホビークッキングの絆」は、昨年以上に強いものとなり、これからも、ずっとつながり続けられるように頑張りますので、御声援を宜しくお願い致します。

※ホビークッキングフェアーのレポート(1)、(2)は、5月30、31日にアップしていますので、アーカイブスから、そちらも御覧頂けたら有難いです。


福島県出身の「分とく山・野崎料理長様」にもお越し頂き、福島の安全・安心な食材を使った
特別料理講習会を開催させて頂きました。左からホピークッキングフェア主催者の橋本様、
木村様、野崎料理長様、アシスタントの宇田川さん、福島の食を応援されている(株)パイク
の関根様です。みなさま、それぞれに「福島に対する熱い想い」を持ち、支援活動をされて
いらっしゃいます

本番直前の舞台裏では、福島産の優れた食材を使ったメニューを細かく確認中です

野崎料理長様によるメインステージでの「特別講習会」は、超満員で、感謝、感激です

いつもながらの分かり易いデモンストレーションと試食の数々は、大好評でした

福島県産食材のブースは、「美味しい優れもの」ばかりで、大人気でした

福島県産食材のブースでも、私の「マイクパフォーマンス」は、好評で良かったです

私が、マイクで説明を始めますと、次々に御客様が集まって来て、かなり売れました

宮城県からも、昨年大きな被害を受けた「高砂味噌様」が出店して下さいました

今年は、上質な新商品もたくさん有り、どれも評判が良くて、嬉しかったです

「高砂味噌様」の新商品の数々を、マイクを持って精一杯PRさせて頂きました

今も風評被害に苦しむ栃木県那須塩原からも、優れた商品を持って出店して頂きました

那須塩原のみなさんは、本当に一生懸命で、私のマイクPRにも、かなり熱が入りました

私のマイクPRが始まりますと、那須塩原のブース前は、すごい人だかりで賑わいました


2012年09月16日

今年も「ホビークッキングフェア2012」のナビゲーターをさせて頂きました(4)

4月下旬に東京・お台場のビックサイトで3日間に渡り開催されました「ホビークッキングフェア2012」の「ナビゲーター」をさせて頂きました。「ホビークッキングフェア」自体は、今年で5年目、私が「ナビゲーター」をさせて頂いて3年目になりますが、今年は、ホビーショーを含め、3日間で14万人弱と、過去最高の入場者数だったということで、とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
私が、ハンドマイクを片手に、御客様を引き連れて各ブースを巡り、解説させて頂く「ホビークッキングツアー」は、今年も大人気でした。1日に3回実施させて頂きましたが、スタートの直前には、長蛇の列が出来るほどの賑わいで、とても嬉しく、有難かったです。
コースとしましては、まずは「ホビークッキング」として、精一杯応援させて頂いている福島県、宮城県、栃木県等のブースに伺い、丁寧に各商品の解説をさせて頂きました。その様子は、レポート(3)を御覧下さいね。
次に、私の目から見まして、「本当に優れており、将来性があって、次の世代にも残したい」と思えるような商品を扱うブースを優先的に回らせて頂きました。
みなさまにお薦めしたい商品は、たくさん有るのですが、その中でも代表的な物をいくつか、写真と共に御紹介させて頂きます。


「ホビークッキングツアー」の受付デスクは、メインステージの脇にありました

毎回「ツアー」のスタート直前には、長蛇の列が出来るほどの人気
で、とても有難く、嬉しかったです

「良い商品を作る会」には、秋田の稲庭うどんをはじめ、優れた商品がたくさん有りました

「中田食品」様の伝統的製法による梅干しは「本当に美味しい」と、毎年評判がいいです

奄美大島の「黒糖やゴマを使ったお菓子」は、体に優しくて、シンプルに美味しかったです

奄美大島から出店して下さったみなさんと、「黒糖菓子」を持って、記念の1枚です

トルコ産№1オリーブオイル「ラーレリー」が毎年人気の「ミヤ恒産」様
のブースには「コグレセレクション」というお薦めのオイルも有りました

「ミヤ恒産」様のオリーブオイル「ラーレリー」は、飛ぶように売れていました

「博多万能ねぎ」様のブースは、PRがとても巧くて、いつもごった返していました

「万能ねぎ、バナナ、リンゴ」で作った特製ジュースは、とても美味しかったです

「TAC21・にんじんや」様は、安心・安全で美味しい調味料を中心に販売されています

「TAC21・にんじんや」様には、人気商品が多く、私の開発した「カレールー」もあります

長寿遺伝子の働きを高めるとされる「レスべラトロール」が豊富に含
まれている「TAC21・にんじんや」様の新商品「大人のパン」は、大
人気でした。ネットでも購入出来ますよ!

「淡路の藻塩」様の「藻塩」が入った和風スープの試食は、みなさまに大好評でした

「淡路の藻塩」様のスタッフのみなさんは、元気よく頑張っていらっしゃいました

今、人気急上昇中の「ごぼう茶」は、和風出汁のペースにもなる「優れもの」です

「朝日酒造」様の新商品「ゆずのリキュール」と「梅のリキュール」は、日本酒がベースで
すっきり爽やかな美味しさです

「太子食品工業」様の豆乳と豆腐は、豆の美味しさが生きていて、本当に美味しかったです

フランスパンの名店「ビゴの店」の藤森二郎オーナーシェフ様は、大学の先輩でもあります
中央は、錦糸町で人気のパン屋を営む田中社長様です

濃厚で美味しいソフトクリームが評判の「岩瀬牧場」様が北海道から出店して下さいました

「おたふくソース」様のセミナーでは、講師をさせて頂いたこともあります。お好み焼きソース
とオリーブオイルは、とても相性が良いのです!


2012年09月22日

巨人軍・原辰徳監督の胴上げを目の前で見て来ました

昨日(9月21日)、東京ドームの対ヤクルト戦に6対4で勝ち、「原巨人」が、ぶっちぎりでセ・リーグ優勝を決めました。巨人軍のセ・リーグ優勝は、3年ぶり34回目でして、原監督は、監督として通算5度目のリーグ優勝を達成したわけですが、私も、その歓喜の瞬間、胴上げを、超満員の東京ドーム「バックネット裏、最前列」で見ることが出来ました(笑)。MVP候補の阿部主将ではないですが、もう「サイコー!」でした。
それにしましても、「熱狂的な巨人ファン」が、これほどまでに多いとは思っていませんでした。試合開始前から、異様とも思えるほどの熱気に包まれていましたし、優勝が決まった瞬間の大歓声は、物凄かったです。今朝の新聞の折り込みチラシを見ましても「優勝記念セールをしているところが、こんなにたくさんあるのか!」と驚きました(笑)。
私の簡易デジカメで撮った写真ですが、何枚か御紹介させて頂きますので、みなさまも、「東京ドームの熱狂」を共有して頂けたら嬉しいです。


原監督の胴上げの瞬間です。バックネットにレンズを差し込み、ネットが写らないように
頑張りました(笑)

優勝インタビューに答える原監督は、感無量の面持ちで、大型スクリーンからも、その様子
は良く分かりました

念願の優勝トロフィーを高々と掲げる原監督に、ドーム全体から
大声援が巻き起こりました

これから、チャンピオンフラッグを持って、球場内を一周します。村田修一選手(25番)も
すごく嬉しそうでした

原監督、阿部慎之助キャプテンを先頭にして、場内一周のスタートです

全国のファンと一緒に勝ち取った優勝であることを実感し、胸が熱くなりました

背番号3桁の裏方さん達を含めた全選手が揃っての記念撮影が始まりました

選手達の充実感溢れる明るい表情に、私もたくさんの勇気と元気を頂きました

この歴史的な日に、この空間を共有させて頂き、私は、本当に幸せ者だと思います

幸せのエネルギーをいっぱい吸収して、嬉しそうに東京ドームを出るファンのみなさんです

外の売店も長蛇の列で、ジャイアンツグッズも、飛ぶような売れ行きでしたよ!


2012年10月31日

NHK「ゆうどきネットワーク」で御披露したオリーブオイルレシピ 「お刺身の和風カルパッチョ」

10月31日に、NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク(全国ネット)」に出演させて頂きました。テーマは「オリーブオイル・家庭料理への活用術」でしたが、番組内で御紹介させて頂いた「和風オリーブ料理・3品」は、どれも大好評で、全国のみなさまから、レシピのお問い合わせを頂いていますので、早速、写真の解説付きで、御紹介させて頂きます。
まずは、「お刺身の和風カルパッチョ」です。今回は、撮影場所である熊本県天草産の「天然ブリ」を使わせて頂きましたが、お刺身は、白身でも赤身でも、同じ手順で、美味しく作ることが出来ます。「カルパッチョ」とは、イタリア語の料理名ですが、簡単に言いますと「お刺身にオリーブオイルをかけた物」を意味します。ポイントは、オリーブオイルのソースをかける前に、天然塩を軽くかけて馴染ませることだけですので、是非、みなさまも、身近で買えるお刺身を使って、作ってみて下さいね。
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          NHK お刺身の和風オリーブオイル風味「カルパッチョ」
<材料2人分>
お刺身(白身でも赤身でもOK) 200g前後    天然塩 少々      醤油  大さじ1杯
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1杯       白・黒炒りごま 各少々
小葱(小口切り) 少々

<作り方>
①お刺身を重ならないように皿に並べる
②軽く天然塩を振り、約5分置いて、EXVオリーブオイルと醤油を1対1で合わせた物をかける
③お好みで、炒りごまや小口切りした小葱をかける 

※天然塩を振り、その旨味を馴染ませてから、EXVオリーブオイルと醤油をかけるのがコツです
※空のペットボトルを利用し、最初からEXVオリーブオイルと醤油を1対1で合わせておくと便利です。使う時によく振ってからかけると良いですよ
※イタリア料理では、お刺身にオリーブオイルをかけたものを「カルパッチョ」といいます。ソースに、ワサビやゆず胡椒を混ぜてもいいですね


オリーブオイルが決め手!超カンタンに出来て美味しい「お刺身の和風カルパッチョ」です

材料は、身近で揃うものばかりですが、オリーブオイルは、上質な物を使いましょう!

まず、お刺身は、お皿に重ならないように並べます

ミネラルたっぷりの天然塩を、全体的に軽く振り、5分程度置いて馴染ませます

空のペットボトルに、醤油とオリーブオイルを1対1で合わせ、シェイク
してかけると、手軽でいいですよ

レポーターの角田京子さんと、完成した「カルパッチョ」を持って、記念の1枚です

2012年11月01日

NHK「ゆうどきネットワーク」で御披露したオリーブオイルレシピ 「チキンソテー・味噌オリーブオイルソース」

10月31日に、NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク(全国ネット)」に出演させて頂きました。テーマは「オリーブオイル・家庭料理への活用術」でしたが、番組内で御紹介させて頂いた「和風オリーブ料理・3品」は、どれも大好評で、全国のみなさまから、レシピのお問い合わせを頂いていますので、早速、写真の解説付きで、御紹介させて頂きます。
2品目は、「チキンソテー・味噌オリーブオイルソース」です。今回は、あえて、低価格のブロイラー鶏胸肉を使わせて頂きましたが、フライパンで焼く前に、下味の天然塩と黒胡椒を丁寧に振りかけて、オリーブオイルも馴染ませることで、高級な地鶏のような美味しさになりますので、是非、みなさまもお試し下さいね。
ソースにも、オリーブオイルと味噌を使いますが、オリーブオイルと味噌は、とても相性が良く、このソースをマスターして頂ければ、パスタやディップのソース、鍋物のタレ、炒め物等に幅広くお使い頂けますので、多めに作ってストックしておくと便利ですよ。
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                NHK    鶏肉のソテー味噌オリーブオイルソース
<材料2人分>
鶏肉  250g前後       天然塩  少々       黒胡椒  少々  
エキストラバージンオリーブオイル   大さじ2杯
(ソース用に)
味噌  大さじ1杯       味醂   大さじ1杯      日本酒   大さじ1杯
エキストラバージンオリーブオイル   大さじ2杯
(仕上げに)
小葱(小口切り) 少々

<作り方>
①鶏肉は、食べ易い大きさにカットし、天然塩と黒胡椒を軽く振っておく。約5分してからEXVオリーブオイルをかけて馴染ませる
②フライパンを充分に熱くして、①の鶏肉を焼く
③ソースを作る。鍋に、味噌と味醂、日本酒を入れて、火にかけ、ペースト状にする。そこにEXVオリーブオイルを加えて混ぜる
④皿に鶏肉を盛り、ソースをかけてから、お好みで小葱を散らす


※鶏肉に、しっかりと下味をつけることで、臭いもなく、美味しさもアップします
※オリーブオイルを馴染ませてから焼くことで、シットリとした味わいになり、冷めても固くなりません


「チキン胸肉のソテー・味噌オリーブオイルソース」です

食材は、身近で揃う物ばかりですが、オリーブオイルは、上質な物を使いたいですね

食材をひとつずつ丁寧に解説しているシーンですが、かなり時間がかかりました

チキンは、食べ易い大きさにカットして、天然塩、黒胡椒を振り、オリーブオイルに浸けて
おきます

鍋に、ソースの材料をすべて入れて、軽く沸かしながら混ぜていき
ます。多めに作ってストックするといいですね

完成した料理を撮影しているところですが、美味しそうに見えるように、ライティングには気
を使います

レポーターの角田京子さんと、完成した和風オリーブ料理2品を持って、記念撮影しました


  

NHK「ゆうどきネットワーク」で御披露したオリーブオイルレシピ 「オリーブオイルを入れて炊く玄米ご飯」

10月31日に、NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク(全国ネット)」に出演させて頂きました。テーマは「オリーブオイル・家庭料理への活用術」でしたが、番組内で御紹介させて頂いた「和風オリーブ料理・3品」は、どれも大好評で、全国のみなさまから、レシピのお問い合わせを頂いていますので、早速、写真の解説付きで、御紹介させて頂きます。
3品目は、「オリーブオイルを入れて炊く玄米ご飯」です。今回の3品の中では、このメニューが、私のイチオシでして、是非とも、デトックス作用に優れた玄米とオリーブオイルを合わせた「最強ヘルシー玄米ご飯」を毎日の食卓にご用意して頂けたら嬉しいですね。玄米にオリーブオイルを加えることで、ヌカ臭さも無く、シットリとして、冷めても美味しいですから、おむすびにして頂くのもいいと思います。
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            NHK     オリーブオイルを入れて炊く玄米ご飯

<材料2人分>
玄米 2カップ    水 3カップ    天然塩 小さじ1杯    醤油 大さじ1杯
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1杯    白炒りごま 大さじ2杯  鰹削り節 5g

<作り方>
①玄米は、とがずに、軽くすすぎ、すべての材料と一緒に炊飯器に入れて30分以上置く
②普通の白米炊飯モードで炊く


※水の量は、玄米の5割増しと覚えて下さい
※EXVオリーブオイルを加えることで、ヌカ臭さも無く、冷めてもシットリと美味しくなります
※玄米もEXVオリーブオイルもデトックス(排毒)作用に優れています。小暮も毎日食べて健康です!

 
「オリーブオイル入り玄米ご飯」の炊き上がりです。古代米や雑穀を入れてもいいですね

食材も、身近な物ばかりですが、オリーブオイルは、上質な物がお勧めですよ

玄米とオリーブオイルを一緒に炊くことのメリットを丁寧に説明して
いるところです

炊く前の炊飯器にオリーブオイルや、他の調味料も、すべて入れておきます

長時間かけて、やっと3品を作り終え、これから試食風景の撮影です

カメラが回る前に、何をコメントしようか、考えているところです(笑)

試食が始まりました。本当に3品とも美味しくて、ふたりとも、かなり食べましたね(笑)

美味しい「和風オリーブオイルクッキング」に、思わず会話も弾んで、盛り上がりました


2012年11月07日

天草市立河浦中学校で「食育オリーブ講演会」を開催させて頂きました(1)

10月4日に、熊本県天草市立河浦中学校に伺い、全校生徒さん137名と教職員のみなさまの前で「食育オリーブ講演会」を開催させて頂きました。
河浦中学校は、熊本県から「学校給食・食育推進校」に指定されておりまして、今回は、講演会の前に、生徒さん達と一緒に給食も頂きました。大聖堂のように開放的で高い天井が印象的な「食堂」に、3学年全員が集まっての給食は、とてもアットホームな感じで、「大家族での、和気あいあいとした食事」のようでしたが、盛り付けから後片付けまで、実に手際が良く、感心致しました。私は、2年生の食卓に入らせて頂きましたが、「将来は、イタリアンのシェフになりたい」という男子生徒さんから面白い質問を受けたりして、終始、笑顔の絶えない楽しい給食でした。アメリカのシカゴからいらしたというギリシャ系の英語の先生とも、「オリーブオイルの話題」で盛り上がりましたし、「天草は、本当に良いところです!」と、しみじみおっしゃっていましたね。
生徒さん達が、各教室に戻った後に、私は、家庭科室に入り、とてもユニークな「講演会でのサプライズ企画」を用意致しました。その模様は、(2)で、御紹介させて頂きますね。


豊かな自然に囲まれた天草市立河浦中学校で「食育オリーブ講演会」をさせて頂きました

河浦中学校は、今年度、「熊本県の学校給食・食育推進校」に指定されています

1年生が、手際良く、同学年の給食の盛り付け中です

2年生は、さすがに、盛り付けにも余裕がありましたね(笑)

最初は、緊張気味だった2年生と一緒に給食を頂きました

私も、中学生の頃にタイムスリップしたようで、とても楽しかったです

シカゴからいらした英語の先生も「天草は大好きです!」と、おっしゃっていました

大聖堂のような天井が印象的な食堂で、全生徒137名が、一緒に
楽しく食事する様子は、素晴らしいと思いました

限られた時間の中で、後片付けも、実に手早かったですね!この後、私は家庭科室をお借
りして「食育オリーブ講演会」での「サプライズ企画」の準備をさせて頂きました(笑)

天草市立河浦中学校で「食育オリーブ講演会」を開催させて頂きました(2)

10月4日に、熊本県天草市立河浦中学校に伺い、全校生徒さん137名と教職員のみなさまの前で「食育オリーブ講演会」を開催させて頂きました。テーマは「オリーブで、天草に生まれ育った幸せを実感しよう!」でしたが、このタイトル、分かりやすくていいですよね。私が思いつきました(笑)。
河浦中学校は、熊本県から「学校給食・食育推進校」に指定されておりまして、木下えり子校長先生をはじめ、学校全体をあげて歓迎して頂き、感激致しました。地元のテレビ局や新聞記者のみなさまにも取材して頂けましたし、本当に遣り甲斐のある楽しい一日でした。
大聖堂のように開放的で高い天井が印象的な「食堂」に、3学年全員が集まっての講演会でしたが、時間も2時間と長かったものですから、とにかく飽きずに最後まで聴いて頂けるように、あるサプライズ企画を思いつきました(笑)。それは何かと言いますと、各学年の生徒さんの代表に前に出て来てもらい、私の指導のもとで「いきなり、キャベツサラダを作ってもらう」のですが、校長先生に御相談しますと「この辺の子供達は、シャイで控え目ですから、誰も出て行かないと思いますよ」とのことでした。でも、私には、絶対に盛り上がって成功するという確信がありました(笑)。それは、「給食の時間」にさかのぼりますが、私と同じテーブルに「一流のイタリアンシェフになりたい!」という、とても元気の良い男子生徒さんがいたのです。彼の話は、とてもユニークで、この時に「彼を河浦中のスターにしよう!」と思いついたのです(笑)。「作戦」は、見事に成功しました!まずは、2年生代表として彼を指名しますと、会場全体のボルテージが一気に上がり、1年生と3年生も、釣られるように多くの立候補がありました。3名の男子生徒さん達に前に来てもらい、「デモンストレーション」がスタートしますと、134名全員が、彼らの周りに集まり、それはもう、すごい熱気に包まれました。動画に撮って、みなさんにお見せしたかったですね(笑)。
見事に「キャベツサラダ」が完成しましたら、全員で試食タイムです。まずは、上質のオリーブオイルをパンにたっぷり浸けて食べてもらいました。続いて、事前に家庭科室で作っておいた「キャベツサラダ」を試食し、最後に、オリーブオイルをたっぷりと顔や手に塗ってもらいました。気がつきますと、先生方も一生懸命にオリーブオイルを塗っていましたね(笑)。
講演中は、会場中を歩き回り、生徒さん達のリアクションを見て回りましたが、「希望に満ちた目の輝き」が素晴らしく、あくびをしているような子は、誰もいませんでしたね。アッという間の2時間で、質問タイムも、かなり盛り上がりました。まだまだ、この空間を生徒さん達と共有していたかったのですが、最後に、女子生徒さんから、全員を代表して「御礼のことば」を頂きました。本当に素直に思った今日の感想を、飾らずに述べてくれまして、感激しました。もう、涙が出そうでしたね。
帰り際の校長室では、木下校長先生や教頭先生から「我々教員も感動しました!小暮先生の経験談は、単なる食育に留まらずに、子供達にとっての貴重なキャリア教育にもなりますね!是非、また来年もお願いします」と言って頂き、有難かったです。今日のこの素晴らしい御縁を下さった、天草市関係者のみなさまには、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
またお伺い出来る日を楽しみにしております。


家庭科室で「キャベツサラダ」の準備をしていましたら、木下えり子校長先生と、家庭科
担当の井添先生がいらして、「私達も小暮先生とキャベツを切りたいです!」ということに
なり、一緒に手伝って頂きました。このメンバーの中で、ひとり勇気のある女子生徒さん
も有難う御座いました(笑)

「キャベツサラダ」の仕上げには、上質のEXVオリーブオイルをたっぷりと加えます

生徒さん達の試食用「キャベツサラダ」の完成です。ボイルした地元産キクラゲも入れました

講演がスタートしました。テーマは「オリーブで天草に生まれ育った幸せを実感しよう!」です

生徒さん達が飽きないように、会場中を歩き回りながらの「熱のこもった講演」でした

各学年の代表に出て来てもらい「キャベツサラダ」のデモンストレーションのスタートです

全生徒さん達が取り囲み、かなりの熱気で盛り上がった様子が伝わっていますでしょうか

「キャベツサラダ」の完成に、会場中から拍手喝采が湧き上がり、大成功の企画でした(笑)

笑顔で楽しそうに「EXVオリーブオイル」を一生懸命に手に塗っている生徒さん達です

顔にもたっぷりと「EXVオリーブオイル」を塗り込んでいる男子生徒さん達です

講演会の最後に、代表の女子生徒さんから、飾らない素直な言葉で「御礼」を言って頂き
ました。感動で、涙が出そうでしたね。「みんな、天草のために頑張ろうね!」

2012年11月09日

「チキンの味噌オリーブ風味煮込み」のレシピを御紹介します

みなさま、11月に入り、朝晩の冷え込みも厳しくなってきましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
これからの時期にお勧めしたい、身も心も温まる「チキンの味噌オリーブ風味煮込み」のレシピを御紹介させて頂きます。このメニューは、冬場の出張料理の定番人気メニューでもありますので、是非、コツを覚えて作ってみて下さいね。
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                 チキンの味噌オリーブ風味煮込み
<材料2人分>
鶏もも肉 500g    天然塩 少々    黒粗挽き胡椒 少々      EXVオリーブオイル 30cc
(ソース用に)
ドゥミグラソース(市販OK) 600cc   水200cc    味噌 20g     EXVオリーブオイル 30cc
(付け合わせ)
豆のクリーム煮や温野菜、ソテー野菜など、御自由に添えて下さい
<作り方>
①鶏肉にしっかりと塩・胡椒を振り、15分程度置いてから、オリーブオイルをかけて馴染ませる
②ソース用の材料をすべて鍋に入れて沸かす
③①の鶏肉を強火のフライパンで香ばしく焼く
④③の鶏肉を②に入れて30分程度煮込む
⑤お好みの付け合わせと一緒に皿に盛る
<ポイント>
※焼く前に、しっかり下味を付け、オリーブオイルでマリネすることで、ふっくら柔らかく仕上がります
※チキンを焼く時には、ステーキのように「強火で一気に、まわりを香ばしく」と覚えて下さい
※ドゥミグラソースが無ければ、ビーフシチューの素でもOKですよ
※30分以上煮込むと、身崩れし、固くなり易いです


これからの寒い時期にお勧めの「チキンの味噌オリーブ風味煮込み」です

塩・胡椒をしっかり振り、オリーブオイルをかけておくと、ふっくら柔らかく仕上がりますよ

強火のフライパンで、表面をしっかり香ばしく焼くと、煮込んでも、旨味が逃げません

ドゥミグラソースに味噌を入れることで、味に深みが出てきます

味の決め手は、やはり、味噌と相性の良い「上質のオリーブオイル」を加えることですね

チキンは、30分以上煮込むと身崩れしてしまいますから、気をつけましょう

「出張料理の人気定番メニュー」を、是非、「超カンタンレシピ」で作ってみて下さいね!

2012年11月11日

上天草・海辺の音楽祭「海音」で初御披露目するために「味噌オリーブ風味の炙りカンパチ丼」を開発しました(1)

10月7日に、熊本県上天草市の絶景「パールサンビーチ」で、海辺の音楽祭「海音」が、今回初めて開催されました。出演アーチストは、青山テルマさん、土岐麻子さん、青木カレンさん、バードさんをはじめ、そうそうたる豪華メンバーでしたが、この会場で、日頃から私も応援させて頂いているカフェ&居酒屋「サン・はらいっぱい」のオーナー、渡邊さん御夫妻が、「どんぶり物の食事」を販売されるということで、私も、急遽、メニュー開発のお手伝いをさせて頂きました。
本番の数日前から、御夫妻と一緒にキッチンに入らせて頂き、試行錯誤を繰り返しながら、地元産の見事な「カンパチ」をメイン食材にした「味噌オリーブ風味の炙りカンパチ丼」を完成させることが出来まして、ホッと致しました(笑)。
その日の夜には、「上天草市あまくさ四郎観光協会」の千原光明会長様をはじめ、天草を愛し、「サン・はらいっぱい」さんを応援している「ハートの熱いみなさん」に御集り頂き、「試食会」を開催させて頂きました。おかげさまで、「炙りカンパチ丼」の評判も良く、お酒が美味しい、とても楽しいひと時となりました(笑)。7日の本番がとても楽しみです!


「海音」コンサートのオシャレなポスターです

「サン・はらいっぱい」のオーナー渡邊経夫さんと、お店の前で「炙りカンパチ丼」を持って

美味しいコーヒーを入れて下さる「バリスタ」でもある奥様と「炙りカンパチ丼」を持って

奥様が入れて下さった「香り高きカプチーノ」ですが、よく見ると私の似顔絵が(笑)!

地元産の見事な「カンパチ」です! 天草は、本当に素晴らしい食材の宝庫ですよね

カンパチの切り身には、天然塩を振り、EXVオリーブオイルでマリネしておくのがコツです

炊き立ての御飯には、地元産の「芽カブ」と「ちりめんじゃこ」を合わせておきます

炙ったカンパチを乗せ、オリーブオイルベースの特製味噌ソースをかけます

シンプルに、炒りごまと細葱、刻み海苔を乗せて完成です。本当に美味しいですよ(笑)!

「試食会」には、天草を愛する「ハートの熱いみなさん」に御集り頂き、盛り上がりました

上天草・海辺の音楽祭「海音」で初御披露目するために「味噌オリーブ風味の炙りカンパチ丼」を開発しました(2)

10月7日に、熊本県上天草市の絶景「パールサンビーチ」で、海辺の音楽祭「海音」が、今回初めて開催されました。出演アーチストは、青山テルマさん、土岐麻子さん、青木カレンさん、バードさんをはじめ、そうそうたる豪華メンバーでしたが、この会場で、日頃から私も応援させて頂いているカフェ&居酒屋「サン・はらいっぱい」のオーナー、渡邊さん御夫妻が、「どんぶり物の食事」を販売されるということで、私も、急遽、メニュー開発のお手伝いをさせて頂きました。
当日は、雲もほとんど無いほどの快晴で、絶好のコンサート日和でしたが、渡邊さん御夫妻の頑張りもあり、「味噌オリーブ風味の炙りカンパチ丼」は、とても評判が良く、かなり売れまして、本当に有難かったです。
今回は、私のアイディアで、各ミュージシャンの楽屋テントにカセットコンロ持参で伺い、ミュージシャンのみなさんの目の前で、カンパチを炙り、「出来立ての熱々丼」を食べて頂くことを思いつきました。いわゆる「突撃隣の・・・」では、ありませんが、とにかく、天草の美味しい自然の恵みを、遠方からいらしたみなさんに楽しんで頂いて、次回以降につなげられたらいいなと思ったのです。私も、経験がありますが、このような時のお弁当は、冷たくなった出来あいの物が多く、がっかりすることがよくあります。ミュージシャンのみなさんに気持ち良く歌って頂くためにも、「天草のおもてなしって凄いよ!」と言われるくらい「ハートを込めよう」と思いました(笑)。
おかげさまで、この作戦は、大成功でした。特に、バックミュージシャンの方々は「我々みたいな裏方にまで、こんなにして頂いて、超感激です!」と言って下さり、嬉しかったですね。
このサプライズに立ち会って下さった、上天草・あまくさ四郎観光協会の千原光明会長様とは「来年は、ウエルカムパーティーの御料理も仕切らせて頂こう!」と、密かに計画中です(笑)。
今回、御協力して下さった多くのみなさまに、心よりお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。来年も、宜しくお願い致します。


今回のコンサート会場は、大自然に囲まれた絶景、上天草市の「パールサンビーチ」でした

どこまでも透き通る海、白い砂浜、ここで千人以上が集まるコンサートが開催されました

カフェ&居酒屋「サン・はらいっぱい」オーナーの渡邊さん御夫妻と頑張りました!

おかげさまで「味噌オリーブ風味の炙りカンパチ丼」は、大好評で、かなり売れました

CMソングで人気のシンガー土岐麻子さんの目の前でカンパチを
炙っているところです

オリーブオイルが大好きな土岐麻子さんと、完成した「カンパチ丼」を持って記念撮影です

観光協会の千原会長、渡邊さん、バックミュージシャンの方々と記念撮影させて頂きました
バックミュージシャンの方々も「最高のおもてなしですね!」と、物凄く感激して下さいました

素敵なオープニングを飾った、熊本で活躍中のシンガーソングライターMICAさんです

ジャズシンガーの青木カレンさんも、「炙りカンパチ丼」を気に入って
下さり、ラジオ番組のオファーも頂きました

パールサンビーチの夕日が沈む瞬間は、コンサートも佳境で、とても美しく、感動的でした

2012年11月12日

NHK「ゆうどきネットワーク」の撮影で天草市「倉岳オリーブ園」を訪れました

10月31日に全国ネットで放送された「オリーブオイルの活用術」がテーマの「NHKゆうどきネットワーク」は、おかげさまで、大好評だったようです。
私が御料理を紹介させて頂いたコーナーは、5分間位でしたが、撮影は、まる2日間に及びました(笑)。まずは、風光明美な天草市倉岳にあります「倉岳オリーブ農園」にも伺いましたが、ここのオリーブは、とても素晴らしかったので、みなさまにも御紹介させて頂きます。
かつては、他の農作物を作っていた「段々畑」も、農業に従事する方々が御高齢になり、比較的、手間もかからずに、将来性のあるオリーブに転換し始めて数年になりますが、かなり質の良い実が成り始めていました。きらきら輝く美しい海、木々の緑が溢れる個性的な島々、オリーブの葉も、温暖な日差しを浴びて、輝いていました。この空間にいられることの幸せを噛みしめながらの撮影でしたが、本番ではカットされていたのが、残念でしたね(笑)。みなさんも、チャンスがあれば、是非、天草の雄大な自然を体験しにいらして下さいね。オリーブオイルと天草の豊かな自然の恵みを活かした美味しい御料理が食べられるお店も増えてきましたよ。


「生命力溢れるオリーブの実」を見ていると、嬉しくて思わず「頬ずり」したくなりますね(笑)

天草市「倉岳オリーブ農園」では、見事なオリーブの実がたくさん成っていました

東京からいらしたNHK撮影隊のみんさんも、素晴らしいオリーブを絶賛していましたね

農家さん数人が、共同で栽培していますので、御覧のような「ネーム
プレート」もありました

日当たりのよい段々畑を旨く活用したオリーブ農園は「全国への御手本」になりそうですね

「オリーブの葉」が、キラキラ輝いていて、とても美しい自然のコントラストに感動しました

2012年11月16日

千葉県袖ケ浦市立長浦中学校で、PTA向けの「食育講演&オリーブ料理教室」を開催させて頂きました

11月14日に千葉県袖ヶ浦市立長浦中学校に伺い、PTAのみなさん向けに「食育講演&オリーブ料理教室」を開催させて頂きました。
企画して下さった御父兄代表・役員のみなさんが、本当に一生懸命に勧誘から頑張って下さいましたので、「食の意識が高いみなさま」に大勢御集り頂きまして、とても素晴らしい「講演会&料理教室」になったと思います。
今回のメニューは、定番の「キャベツざく切りサラダ」と「オリーブ玄米御飯」でしたが、もちろん、キャベツは地元産、そして、玄米は、何と、校長先生である石橋健彦先生が、御自分の田んぼで愛情込めて作られた「コシヒカリ」を使わせて頂いたのです。これは、失敗出来ませんよね(笑)。初めて使う家庭科室の炊飯器で旨く炊けるのか、かなり心配でしたが、役員のみなさんは、そんな私の気持ちを察知して下さり、前日にわざわざ来校して、試作して下さったそうで、このお話しを聞いた時には、本当に感激致しました。
私は、つね日頃、世の中がどんなに進歩しても、「人の心を動かすのは、人の心しかない」と思っていますので、この日のエピソードには、かなり心動かされまして、「いつも以上に情熱を込めた講演会」になったことは、言うまでもありません(笑)。お忙しいはずの校長先生と教頭先生も、最初から最後まで、メモを取りながら私の講演を聴いて下さり、試食もして下さって、このお姿にも、感激致しました。
御紹介させて頂く写真の数々から、この会場の様子を、みなさまにもお伝え出来たら、この上なく嬉しいですね。
この素晴らしい御縁を下さった、長浦中学校の石橋校長先生、板垣教頭先生をはじめ、役員のみなさんには、心よりお礼を申し上げます。本当に、素晴らしい時間を共有させて頂きまして有難う御座いました。次回は、元気で明るい生徒さん達にも講演させて頂けたら光栄です。


超満員の会場で「親と子の食育」がテーマの「講演&オリーブ料理教室」をさせて頂きました

校長先生が作られた「コシヒカリの玄米」にEXVオリーブオイルを加えているところです

真剣な表情で受講して下さるみなさんに心打たれ、私の講演にも、つい熱が入ります(笑)

「オリーブオイルの美肌効果」のお話の時に、実際に手にEXVオリーブオイルを塗って頂き
その気持ち良い浸透性を体験して頂きました

ペットボトルを活用して、「簡単にドレッシングを作る方法」を御紹介しているところです

時には「笑い」を交えながら、でも「真剣なデモンストレーション」は、大好評で良かったです

完成した「ざくぎりキャベツサラダ」と、お勧めEXVオリーブオイルを持って笑顔の1枚です

役員のみなさんには、企画の段階から、本当によくサポートして頂き、感激致しました

校長先生が愛情込めて栽培された「コシヒカリ玄米」も、すごく美味しく炊き上がりました

役員のみなさんは、とても段取り良く、試食用御料理の盛り付けをして下さいました

「オリーブオイル入り玄米御飯」と「ざくぎりキャベツサラダ」の2品を作らせて頂きました

校長先生も、大満足の御様子で御試食して下さり、「太鼓判」を押して頂きました(笑)

一般書店では完売しており、購入出来ない私の著書や、世界№1のEXVオリーブオイル
「ラビィダ・クラシックレーベル」の販売もさせて頂きました

講演終了後には、多くのみなさんに著書やオリーブオイルを買って頂き、有難う御座います

最後は、御参加頂いたみなさんと「記念撮影会」になり、講演の感想を聞かせて頂いたり
して、とても楽しく盛り上がりました(笑)

大変お世話になった板垣教頭先生をはじめ、役員のみなさんと記念撮影させて頂きました
本当に、みなさん有難う御座いました。このチームで全国を回りたいですね(笑)

千葉県袖ケ浦市立長浦中学校で1年生に「ミニ・キャリア教育授業」をさせて頂きました

11月14日に千葉県袖ヶ浦市立長浦中学校に伺い、PTAのみなさん向けに「食育講演&オリーブ料理教室」を開催させて頂きました。
企画して下さった御父兄代表・役員のみなさんが、本当に一生懸命に勧誘から頑張って下さいましたので、「食の意識が高いみなさま」に大勢御集り頂きまして、とても素晴らしい「講演会&料理教室」になりました。その直後には、サプライズ企画として、1年生の教室を「電撃訪問」させて頂
き、「ミニ・キャリア教育」の授業をさせて頂きながら、明るく元気な生徒さん達と一緒に「給食」まで食べさせて頂きました。
生徒さん達と同じテーブルで給食を頂いている間にも、「質問コーナー」は続きまして、次から次へユニークな質問が飛び出し、とても楽しかったですね(笑)。特に、「どうしたら、小暮先生のよう
に大きくなれますか?」とか「勉強の成績をアップさせるには、どうしたらいいですか?」とか「どういう仕事を選んだらいいですか?」といった質問は、中学生のお子さんらしくていいなと思いましたね。
私からの答えは、かいつまんで言いますと「あらゆることに感謝の気持ちを持ち、御両親や自分を大好きになること」、「命ある物を頂いて、命をつないでいるという自然の摂理を自覚すること」、「自分の好きなことを通して、大きな夢を持ち、必ず実現出来ると信じること」、「玄米御飯と味噌汁の和食を毎日1回は食べること」等々でした。ひとりの生徒さんから「午後の授業もして下さい!」との意見が出ますと、教室中が盛り上がり、もう少し、みなさんと一緒にいたかったですね。
次回は、全校生徒さん達向けの講演会もさせて頂けると思いますので、私も、その日を楽しみにしています。この場に立ち会って下さった板垣教頭先生、担任の岸先生、大変にお世話になりまして有難う御座いました。心よりお礼を申し上げます。


1年生の教室を「電撃訪問」させて頂き、「ミニ・キャリア教育」の授業をさせて頂きました

とても明るく素直で、可愛らしい生徒さん達と一緒に「給食」も食べさせて頂きました

給食を頂いている間も活発に「質問コーナー」が続き、ユニークな質問も多かったです(笑)

今日の「パンが主食の給食メニュー」です。栄養士さん、キッチンスタッフのみなさんの苦労
も伝わってきますね

午前中から御世話になった教頭先生、担任の岸先生からも歓迎して頂き、とても光栄です

元気の良い生徒さん達と記念撮影です。将来の夢に向かって頑張ってほしいですよね!

2012年11月17日

天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました(1)

10月21日に熊本県天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました。とても盛り上がった、その時の模様を3回に分けてレポートさせて頂きたいと思います。
私の講演からスタートした「ワークショップ」ですが、テーマは、「天草のオリーブから日本の食文化の素晴らしさを実感しよう!」でした。私が「オリーブを通した地域活性化プロジェクト」の講師として天草に伺うようになり、3年が経ちました。その間には、優れた食材を提供して下さる生産者のもとを訪ねたり、それらを使った「料理講習会」や「オリーブ授業」も、色々なところでさせて頂きました。その中で、私自身も「天草の自然の恵みの豊かさは、とても素晴らしく、日本はもちろん、世界にも誇れる!」ことを実感することが出来ました。
これが、ヨーロッパでしたら、どこに行っても「ウチのオリーブは最高だよ!」とか「ここは、世界一、幸せに暮らせる素晴らしい場所なんだよ!」と言った具合に、自信過剰なくらい(笑)、「とても郷土愛が強い」のですが、どうも、日本人は、「灯台もと暗し」と言いましょうか、「地元の伝統的食文化の素晴らしさ」に気づいていない方が多いように思います。そんな意味で、「伝統的和食に合うオリーブオイル」をきっかけにして、天草はもちろんのこと、日本中が、地元の素晴らしい食文化に気付いて頂けたら、本当の意味で、日本は、もっと素晴らしく魅力的な国になると思いますし、それが「何よりの地域活性化」につながると思うのです。
「食材の宝庫」である天草で「オリーブと伝統的食文化を通した地域活性化」を、まずは、成功させて、「このようにすればいいんだよ」という「その道筋」を全国に発信することが、天草の使命であり、私自身の使命でもあると思っています。逆に言えば、「天草でオリーブと食を通した地域活性化が出来なければ、他の場所で実現するのは、もっと難しい」と思っています。そのくらいの覚悟で、私は、天草から「食を通した元気」を全国に発信して行きたいと、真剣に思っています。そんな「熱いお話(笑)」をさせて頂いた90分間でした。


天草市五和町のコミュニティーセンター「おおくす」で、「女性100名
様限定のオリーブイベント」が開催されました。私の講演タイトルは
「天草のオリーブから日本の食文化の素晴らしさを実感しよう!」
でした。

NHKの全国放送番組「ゆうどきネットワーク」の撮影も入り、10月31日の放送も大好評だっ
たようで、とても有難く思っています

会場には、100名様の「オリーブ好きな女性」にお集り頂き、とても華やいだ雰囲気でした

「オリーブオイルの御試食タイム」では、パンにたっぷり浸けて食べて頂きました

真剣なみなさんから質問も沢山頂き、「質疑応答コーナー」は時間が足りなかったですね

上質なオリーブオイルを手にも塗って頂き、その「しっとり感」を体験して頂きました

講演終了後には、多くのみなさんにサインをしたり、記念撮影させて頂きました。この日の
楽しかったことを、御友達に話して、もっともっと輪を広げて頂けたら有難いですね

2012年11月20日

天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました(2)

10月21日に熊本県天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました。とても盛り上がった、その時の模様のレポート(2)は、「地元の方々手作りのオリーブオイルクッキングを堪能する」編です。
天草に伺うようになって、まる3年。その間に、地域のみなさん向け「オリーブオイル料理教室」を何度も開催させて頂きました。そして、「オリーブオイル家庭料理コンテスト」を開催出来るまでに、みなさんのレベルは上がりまして、私自身も気がつかなかったような「素晴らしいオリーブ料理」が、次々に生み出されています。
そんな「素晴らしいオリーブ料理」を、是非、御参加して下さったみなさんにも御堪能して頂きたくて、歴代コンテストの入賞者のみなさんに無理を言いまして、少ない予算で、御覧のように「美味しそうな御料理の数々」を作って頂きました。もしも、どこかに、このような「心のこもった御料理」を出すお店があったら、絶対に流行ることは間違い無しですね。そんな意味でも、みなさんの御協力で、「最高のおもてなし」が出来ましたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難う御座いました。
大好評だった講演会の後に、同じ場所で「御試食会」をさせて頂いたのですが、まずは、私が「ナビゲーター」として、すべての御料理の解説をさせて頂きました。御料理を作って下さったみなさんにもマイクを渡し、「オリーブオイルの使い方のコツ」等を話して頂きますと、100名の女性のみなさんは、真剣に耳を傾け、メモを取っていました。実は、このようなコミュニケ―ションこそが、「私の一番大きな狙い」でして、同じような(主婦の)立場の方々からの意見、アドバイスが、一番心に染み入るのだと思うのです。こうしたきっかけから、みなさん同士の「オリーブつながりの輪」が広がり、それが何よりもの「地域活性化の原動力」となることを期待しています。
私も、みなさんからの御質問を受けたりしながら、「美味しいオリーブ料理」を堪能させて頂きました。どれも「愛情溢れる素晴らしい御料理」ばかりで、かなり食べ過ぎてしまいました(笑)が、とても幸せなひと時でした。


「オリーブ料理御試食会」は、私の御料理解説からスタートさせて頂きました

すべての御料理のポイントやコツを、分かり易く説明させて頂き、大好評でした

かなり完成度が高くて美味しい「オリーブ風味のレモンケーキ」の解説中です

私が何度も御指導して完成した「パエリア」と「切干大根のサラダ」の解説中です

私が「オリーブ授業」させて頂いた苓明高校の生徒さんも参加して下さり「オリーブ風味の
イノシシステーキ」を焼いてくれました。「味噌オリーブソース」が大好評でしたね

「イノシシ肉」は、焼く前にEXVオリーブオイルでマリネしておくのがポイントです

天草名物「ウツボのホルモンサラダ」を作って下さった宮木さんに、インタビューしました

NHKの撮影も入った中で「さんまの和風ピザ」を焼いてくれた山田さんにインタビューです

試食時間中には、御料理製作者のみなさんへも、私からアドバイスさせて頂きました

味噌とゆず胡椒、柿酢を使った「特製オリーブオイルソース」が絶品の「温野菜サラダ」です

とても豪華な「シーフードパエリア」は、民宿イルカ館さんに予約すると食べられますよ!

天草の特産品「タコ」を使った、「マリネ風サラダ」も素材の持ち味が生きていました

「カレーオリーブ風味のポテトソテー」は、飽きずに食べられる逸品だと思いますね

「ゴマ衣のイワシ・オリーブソテー」は、冷めても美味しく、お子さん達にお勧めですよ

「オリーブ風味の磯いりこ」は、シンプルながら、御飯のお供として最高の美味しさです

試行錯誤を重ねて完成した「切干大根のオリーブ風味サラダ」は、お弁当にもいいですね

周りの生地にもオリーブオイルを使った「高菜まんじゅう」と「切干大根まんじゅう」です
完成度が高く、毎日食べても飽きない美味しさですよ!

和風テイストのサンマとチーズ、オリーブオイルの相性が抜群の「サンマピザ」です

朝食や、デザートとしてお勧めの、しっとり美味しい「オリーブ風味のパウンドケーキ」です

「オニオンマフィン」は、トッピングを変えると、新しい美味しさを発見出来て楽しいですよ!

「栗のロールケーキ」にも、オリーブオイルが旨く活かされており、人気がありました

2012年11月21日

天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました(3)

10月21日に熊本県天草市で「女性100名様限定・オリーブワークショップ」を開催させて頂きました。とても盛り上がった、その時の模様のレポート最終回(3)は、「オリーブの島・天草の未来を新聞にしよう」編です。
地元のみなさん手作りの素晴らしい「オリーブオイルクッキング」を御堪能して頂いた後は、御参加頂いたみなさんに「オリーブの島・天草の将来を新聞にして頂く」というコーナーを企画致しました。午前中の私の講演や、御試食頂いたオリーブメニューを参考にしながら、みなさんの色々な思いを文字やイラストにして表現して頂きましたが、かなりユニークな物もありましたので、いくつか御紹介させて頂きます(笑)。
「10年後の天草は、オリーブが穫れ過ぎて困る!」⇒こうなればいいですが、オリーブの実を潰して絞った場合には、総重量の10%のオイルしか生産出来ませんので、穫れ過ぎて困るくらいになったらいいですよね(笑)。「有害鳥獣のひとつであるイノシシの、オリーブ風味スモーク製品等が人気となる!」⇒これは、いいことですよね。全国でイノシシや鹿の被害が多いですから、どんどん商品化のノウハウを発信したいですね。「オリーブの普及が認められて、小暮氏の銅像が建つ」⇒このアイディアには、思わず笑ってしまいましたが、有難いですね。天草のオリーブをひとつのきっかけにして、日本全国を食で活性化出来たら素晴らしいですよね。
もし、私が新聞の見出しを考えるとしたら「オリーブオイルを日常的に使う天草市民の寿命が日本一になる!」とか「オリーブ効果で天草市民の医療費負担が毎年減少している!」とか「天草市民の国民幸福度数が90%を超え、日本一幸せを感じられる地域になる」等、如何でしょうか。とても現実味がありますし、私は、大いに達成可能だと思っています。
ワークショップ終了後には、御希望のみなさんを、会場から一番近い「九電工オリーブ園」に御案内し、実際にオリーブの木を御覧頂きながら、オリーブの解説をさせて頂きました。九電工さんの御好意で、「天然塩とEXVオリーブオイル(ポルトガル製)をかけたバニラアイスクリーム」の試食も
させて頂きましたが、とても美味しくて、みなさんも大喜びでした。
朝から夕方までの長時間イベントでしたが、大勢のみなさんの御協力により、大成功させることが出来たと思います。このイベントに携わって下さったすべてのみなさんには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。日本全国を食で活性化させるためにも、「天草のオリーブプロジェクト」を、これからも頑張りましょう!


みなさん手作りの「未来の天草・オリーブ新聞」を前に、総評を述べているところです

「オリーブの島・天草の未来」をイメージしながら、一生懸命に手描
きの新聞を製作中です

「オリーブが穫れ過ぎて困っている」という見出しもありましたが、こうなればいいですね(笑)

「イノシシとオリーブオイルを使った商品開発が進む」という案は、是非実現させましょう!

会場から一番近い「九電工オリーブ園」に伺い、オリーブの木を見ながら解説致しました

九電工さんでは、「天然塩とポルトガル製のEXVオリーブオイルをかけたバニラアイス
クリーム」を試食させて頂き、大好評でした


2012年11月22日

天草市立本渡中学校で1年生に「コグレ流キャリア教育授業」をさせて頂きました

10月23日に熊本県天草市立本渡中学校に伺い、総合学習の一環として、郷土料理を研究する生徒さん達に「天草の食材とオリーブオイルを使った料理教室」を開催させて頂きました。
その前には、1年生の教室を「電撃訪問」させて頂き、給食を頂きながら「コグレ流キャリア教育授業」をさせて頂いたのですが、こちらも大好評で、嬉しかったです。
「授業内容」としましては、まず「天草に来させて頂くようになった経緯のお話」から「苦しいいじめに耐えた修業時代のお話」、「中学生の時に将来の方向性を決めるきっかけとなったエピソード」等々、なるべく分かり易く、具体例を交えながら、お話しさせて頂きました。すべての生徒さん達は、とても真剣な眼差しで、私の方も、ついつい熱が入りましたが、私のお話の中から、何かをヒントにして頂き、将来に大きな夢を持って頂けたら有難いですよね。
この日の給食メニューは、全国的に子供達の人気が低く、残食率の高い「根菜類の和風煮物」でして、このクラスでは、どのくらい残るか、とても気になっていましたが、全員が、きれいに完食してくれまして、とても感動致しました。同じテーブルだった生徒さん達数人に「味は、どうだった?」と質問しますと、「いつも家で食べていて、大好きです!」との明るい答えに、私も嬉しくなってきました(笑)。「手作りの美味しい伝統的家庭料理を囲む家族の団欒」が、目に浮かびますよね。天草の子供達の将来が本当に楽しみです!
給食を頂いている時にも、生徒さん達からの活発でユニークな質問が続きまして、とても楽しかったのですが、あまりにも盛り上がったものですから、近隣クラスの生徒さん達も、窓越しに覗いていまして、「私達のクラスでも授業をして欲しいです!」との嬉しいリクエストが相次ぎました。「もちろん、伺いますよ!」と約束して、オリーブ料理教室の会場である家庭科室に移動致しました。


本渡中学校に伺う前に、天草市役所を訪れ、安田公寛市長様を表敬訪問させて頂きました
「オリーブでの地域活性化」の手応えを感じていらっしゃるようで、私にも、色々なリクエスト
をして下さり、今までの実績にも「御墨付き」を頂き、大変に光栄でした

「オリーブ授業&講演会」をさせて頂く本渡中学校は、風光明美なビーチ近くにあります

1年生の教室を「電撃訪問」させて頂き、「ミニ・キャリア教育授業」をさせて頂きました

全生徒さんが真剣な眼差しで、「私の苦しかった修業時代のお話」等を聴いてくれました

1年生の教室での「給食準備風景」を見ていますと、自分の子供時代を思い出しますね

みんなで手を合わせて、感謝の気持ちを込め、有難く「給食をいただきます」

ユニークで活発な質疑応答をしながらの「楽しい給食風景」、なかなかいいものですよね

「根菜類の和風煮物」がメインの給食でしたが、みなさん完食していて素晴らしかったです

とても美味しく楽しいひと時でした。御配慮頂いた職員のみなさま、有難う御座いました

最後に1年3組の全員で記念撮影させて頂きました。良い記念になりますね!

天草市立本渡中学校で1年生に「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました

10月23日に熊本県天草市立本渡中学校に伺い、1年生の「総合学習の時間」に、郷土料理を研究する生徒さん達向けに「天草の食材が主役のオリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました。メニューは、「オリーブオイルを入れて炊く玄米御飯」、「白菜のざくぎりサラダ」、「ブリの和風カルパッチョ」、「あおさと白菜の和風スープ」、「オリーブ風味の焼きリンゴ」の5品と盛りだくさんでしたが、家庭科の大川先生、山内先生や、天草市オリーブ課の渡邊さんの御協力のもと、「私のデモンストレーション」と「生徒さん達の実習」の両方を無事にこなすことが出来ました。
まずは、「私のデモンストレーション」からスタートしましたが、全生徒さんが、私の動きの細かいところまで真剣に見つめる、その姿勢に感激致しました。いつも以上に、私のモチベーションも上がりまして、「熱血指導」になったことは、言うまでもありません(笑)。各テーブルに分かれ、生徒さん達の実習が始まりますと、「ただ作るだけでなく、前後の順番、段取りが大切であること」もアドバイスしていましたので、とてもスムーズに料理が進み、素晴らしかったと思います。
今回は、NHK、民放、ケーブルテレビと、3台のカメラが入って、取材もして頂きましたが、生徒さん達は、緊張する様子も無く、カメラの前でも、明るく楽しそうに振舞ってくれまして、有難かったですね。NHKとフジTV系の民放では、その日の夕方のニュースで早速、取り上げて頂き、好評だったようです。写真の数々を御覧頂きながら、料理教室の楽しかった様子を、みなさまにも共有して頂けたら嬉しく思います。
この企画に携わって下さったすべてのみなさんには、心より御礼を申し上げます。素敵な御縁を有難う御座いました。来年度もお伺い出来ることを楽しみにしています。


本渡中1年生向けの「天草産の食材が主役のオリーブ料理教室」が、これから始まります

まずは「上質なオリーブオイルの使い方」の説明から、授業はスタートしました

すべての生徒さん達の「真剣で前向きな眼差し」に感動し、モチベーションも上がりました

実際にカットしながら、「白菜の切り方と使い分けの方法」の説明をしているところです

「ブリの和風カルパッチョ」と「オリーブ風味焼きリンゴ」を持って、笑顔の1枚です

「お刺身」には、まず天然塩を振り、オリーブオイルと醤油をかけるのがポイントです

冬場に旨味が増す「生の白菜」とEXVオリーブオイルの相性は、抜群ですよ!

「あおさと白菜の和風スープ」にEXVオリーブオイルをかけると、コクと旨味がアップします

「オリーブオイル入り玄米御飯」は、ヌカ臭くなく、しっとりとして美味しいのでお勧めです

砂糖不使用でも、天然塩とオリーブオイルを使うと、とても美味しい「焼きリンゴ」になります

実習開始です。まずは「リンゴの上手なカット方法」をアドバイスしているところです

「料理は、楽しく心を込めて作ること」が大切ですので、みんな楽しそうにしていますね

男子生徒さん達も、一生懸命に頑張って料理してくれて、嬉しかったです

「焼きリンゴ」は、強めの火加減と多めのオリーブオイルを使うことが、美味しさの秘訣です

3社のテレビ取材を受けながらの試食風景ですが、とても楽しい雰囲気で良かったですよ

「オリーブオイル料理教室」を見学して下さった長濱校長先生にも、御試食して頂きました

すべてにおいて御協力して下さった、家庭科の山内先生と記念の1枚です

「オリーブオイル料理教室」を受講してくれた全生徒さん達と記念撮影させて頂きました

2012年11月23日

天草市立本渡中学校で「コグレ流・食育&キャリア教育」講演会をさせて頂きました

10月23日に熊本県天草市立本渡中学校に伺い、総勢801名の生徒さん達と全職員様の前で、「コグレ流・食育&キャリア教育」講演会を開催させて頂き、大好評でした。
天草は、本当に「自然の恵みの宝庫」であり、「本物に触れられる幸せに感謝することの大切さ」や、「大きな夢を持ち、それを実現させる方法」、「修業時代の辛いいじめに耐え抜いたお話」、「中学生の時のエピソード」、「オリーブオイルの活用術のお話」等々をテーマに、熱く語らせて頂き、アッという間の40分間でした。講演の最後には、生徒代表の方から、本日の講演の感想等を、素朴で飾らない表現で述べて頂き、会場中が、感動に包まれたように思います。801名の生徒さん達は、体育館の床に直接座り、身動きひとつせずに、真剣な表情で、私の講演を最後まで聴いて下さり、本当に有難かったですね。
講演後には、校長室に移り、長濱校長先生からも「今日の講演は、素晴らしかったです!生徒達の心にも浸み渡ったと思いますし、我々職員にも感動的な内容でした!」と、最大級の御言葉を頂きまして、とても光栄でした。本渡中学校出身の生徒さん達が、将来、自分の好きな道で一流になり、この素晴らしい天草の地で活躍して下さったら、最高に嬉しいですよね。
この講演会のために関わって下さったすべてのみなさんには、心より御礼を申し上げます。素晴らしい御縁を頂きまして、本当に有難う御座いました。次回も、また伺えるチャンスを楽しみにしています。


総勢801名の生徒さん達の前で「食育&キャリア教育」講演会を開催させて頂きました

生徒さん達は最後まで姿勢を崩さずに、真剣な眼差しで熱心に聴いて下さいました

この天草で大きな夢を実現し、将来は「自分の好きな仕事」で大活躍して欲しいですよね

中学校職員のみなさんも、全員が私の講演を真剣に聴いて下さり、有難かったです

最後に生徒代表の方から、とても嬉しい「感謝の言葉の数々」を頂きまして、感動しました!

2012年12月22日

千葉食育推進大会で「基調講演」をさせて頂きました

12月18日に千葉市生涯学習センターに伺い、千葉地区食育推進大会の「基調講演」をさせて頂きました。
テーマは「大人の食育、子供の食育」でしたが、話題は「私の子供の頃の食のエピソード」から始まり、「千葉の伝統的食文化のお話」や「便利な食生活の裏側のお話」、「食品添加物の解説」、「デトックス(排毒)作用のある食材のお話」、「オリーブオイルの効能のお話」等々、90分間の中で多岐に及び、最後の「質疑応答」も活発に繰り広げられて、とても盛り上がりました。
講演の途中には、私イチオシのEXVオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」を御肌に塗って頂き、その品質の良さを体験して頂きましたが、会場からは、絶賛の声が相次ぎ、講演後のオリーブオイル販売会では、かなりの本数が売れました。
今回、御来場下さったみなさまは、食に対する意識がとても高い方ばかりで、「地域の食育推進委員」をされていらっしゃる方も多く、次回の講演のオファーを何人もの方々から頂きましたが、とても有難いことだと感謝しています。私は、生まれも育ちも千葉県ですから、地元から「食を通した健康づくり」を全国に発信して行きたいと思っていますし、「食を通して、全国を元気に活性化させて行きたい」と思っています。
この度の貴重な御縁を下さった「千葉農業事務所・企画振興課」のみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。次回は「料理講習会」も喜んでさせて頂きますので、宜しくお願い致します。


開放感のある「千葉市生涯学習センターホール」で食育の講演をさせて頂きました

「食の意識が高い」地元のみなさま、200名様以上に御来場頂き感謝しています

エントランスでは、各団体の食育活動の展示等もあり、かなり盛り上がっていました

私の基調講演は「大人の食育、子供の食育」がテーマでした

話題は、私の体験に基づいた多岐に渡る内容で、アッと言う間の90分間でした

上質のEXVオリーブオイルを御肌に塗って、その「品質の良さ」を体験して頂きました

講演後の「私の著書とオリーブオイルの販売会」は、かなりの人気でした

私の著書とオリーブオイルには、おひとりずつ丁寧にサインをさせて頂きました


2012年12月29日

ジャンレノが主演の映画「シェフ!三つ星レストランの舞台裏へようこそ」を観て来ました

昨日(12月28日)、銀座テアトルシネマで上映されている、ジャンレノ主演の映画「シェフ!三つ星レストランの舞台裏へようこそ」を観て来ました。フランス料理界が誇る一流シェフが監修しているだけあり、レストラン厨房内で繰り広げられるスリリングなシーンの数々は、とても臨場感がありましたし、時に、ジャンレノ流のユーモアが程良いスパイスになっていて「夢」があり、アッと言う間の80分間でした。特に、ジャンレノが「ちょんまげ姿」になり、片言の日本語を喋るシーンでは、会場中が爆笑の渦になり、「さすが!ジャンレノ」と感心致しました(笑)。私も、27年前のフランス・リヨンでの修業時代を思い出し、また、フランスに行きたくなりましたね。パンフレットに書かれていた「愛と美味しい料理があれば、人生は三つ星」というフレーズがいいですね。好きな料理を仕事に出来て、全国のみなさまに喜んで頂ける私は、つくづく「幸せ者だな!」と思いますし、夢中で修業に励んだ頃の「初心」に戻ることが出来まして、この年の瀬に、とても素晴らしいひと時を過ごさせて頂きました。ジャンレノから貰ったパワーで、来年も頑張りますので、宜しくお願い致します。


「ジャンレノ」と「ミカエルユーン」のシェフ姿が、とても似合っていて
カッコ良かったですね!

時に、コミカルで夢に溢れ、「さすが!ジャンレノ!」と感心致しました

食通のジャンレノからの「誰と美味しい食事をするかが大切」というメッセージはいいですね!
「家族の団欒」、「食育」にもつながる、とても素晴らしいメッセージだと思いました


2012年12月31日

天草市で「プロ向けオリーブオイル料理講習会」を開催させて頂きました

みなさま、大晦日の今日は、如何お過ごしでしょうか?今年も、私のブログにお付き合い頂きまして有難う御座いました。これからも、ひとつずつ丁寧に時間をかけて書いて行きますので、宜しくお願い致します。
今年は、「食を通した地域活性化」の仕事が増えまして、全国で御指導させて頂きました。この貴重な御縁を下さったみなさま、本当に有難う御座います。特に、天草での御指導は、今年で4年目になり、私が思い描いていたものが実を結び始めて、嬉しい限りです。11月下旬にも天草に伺い、2日間に渡って、旅館やホテル、民宿、飲食店等に携わっているみなさまを対象に、「プロ向けオリーブオイル料理講習会」を開催させて頂きましたので、そのレポートをさせて頂きます。
会場となりました、五和町のコミュニティーセンター「おおくす」には、お忙しい仕事の合間を縫って、多くのみなさんにお集り頂きました。2時間弱という短い時間内でしたが、下拵えにも時間をかけまして、10品を解説付きで作らせて頂きました。もちろん、食材は、すべて地元天草産です。最後まで真剣に受講して下さった会場の様子を写真で振り返りたいと思います。


まずは、10品の「オリーブオイルクッキング」の簡単なポイント説明からスタートしました

大勢のプロのみなさんに、最後まで熱心に受講して頂き、本当に感謝しています

天草市宝島観光協会のみなさんにもお手伝いして頂きました。この写真は、ブリのお刺身
「カルパッチョ」の盛り付けをしているところです

EXVオリーブオイルと醤油を3対1でかけただけの「ブリのカルパッチョ」です

ゆず胡椒を塗り、オリーブオイルをかけた「ブリのカルパッチョ」です

軽く和風スープで煮ておいた「切干大根」に、EXVオリーブオイルをかけているところです

「切干大根」に、ボイルした「ヒジキ」を加えて完成です。サラダ感覚で食べられますよ!

「ざく切りキャベツ」にEXVオリーブオイルと醤油を加え、混ぜただけ
のシンプルサラダを盛り付けしています

シンプルながら美味しい「ざく切りキャベツのオリーブ醤油風味サラダ」の完成です

キャベツをEXVオリーブオイルでサッと炒めるだけでも、甘味が出て美味しいですよ

水に浸した玄米にEXVオリーブオイルと天然塩、醤油、炒りごまを加えて炊きます

炊き上がりの玄米を混ぜているところですが、「とても美味しい!」と
大好評でした

EXVオリーブオイルを絡ませた「リンゴ」をオーブンで焼くと、とても甘くて美味しくなります

砂糖不使用でも甘くて美味しい「オリーブ風味の焼きりんご」が完成しました

和風出汁に浸した「キクラゲ」にオリーブオイルをかけると、美味しいサラダになります

ボイルしただけの「ブロッコリー」にEXVオリーブオイルと天然塩をかけると美味しいですよ

「アオサ」が入った和風スープの仕上げにEXVオリーブオイルを
かけると風味が増しますよ!

味噌とEXVオリーブオイルを混ぜた「特製万能ソース」を作っているところです

天草の有名店「福伸」、「利休」のスタッフのみなさんにも、お手伝いして頂きました

10月にNHKでも紹介して頂いた「味噌オリーブ風味のチキンソテー」が出来上がりました

「初日」の御試食風景です。この日は、宿泊業のみなさまが中心で、盛り上がりましたよ

「2日目」の御試食風景です。この日は、飲食業のみなさまが中心で、大好評でしたね

「天草プリンスホテル」さんからは、9名様もお越し下さり、お手伝いもして頂きました

「福伸・利休」社長の福田丈人さん(左)や、上天草市観光協会会長で「ろまん館」社長の
千原光明さん(右)にもお越し頂きました。お忙しい中、本当に有難う御座いました


2013年01月06日

天草市の「薬膳農家レストラン・凪(なぎ)」さんのメニュープロデュースをさせて頂きました(1)

昨年11月に天草市下浦町金焼の「薬膳農家レストラン・凪(なぎ)」さんに伺い、天草の食材とオリーブオイルを使ったメニュー開発のお手伝いをさせて頂きました。
まずは、普段、お店で出していらっしゃるメニューの試食をさせて頂きながら、「ワンポイント・オリーブオイル講習会」をさせて頂きました。素朴で美味しい手作りの漬け物や煮物、卵焼き、刺身等をはじめ、ラーメンやカレー、豚丼といった定番メニューにも、私イチオシのEXVオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」をかけて食べて頂きましたが、「オリーブオイルをかけただけで、こんなに軽くて美味しくなるのですね!」とか「素材の持ち味が引き出されますね!」といったコメントが活発に出て盛り上がり、とても嬉しかったです。
すべてのメニューの試食の後には、本来、予定に無かったのですが、急遽、キッチンに入らせて頂き、食材への正しい塩の振り方とか、オリーブオイルでマリネするタイミング等を実演させて頂きました。そして翌日は、地元の食材だけで作る「天草オリーブ和風弁当」の開発をさせて頂きましたが、かなり完成度の高い「逸品」になったと思います。その模様は、(2)でレポートさせて頂きますので、御期待下さいませ。


「薬膳農家レストラン・凪」さんは、風光明美な天草市下浦町金焼にあります

目の前の岸壁では、地元のみなさんが釣りを楽しんでいました

凪さんの周辺は、本当に優れた自然の恵みの宝庫で、これから全国に発信して行きます

まずは、普段のメニューにEXVオリーブオイルをかけて、食べ比べて頂きました

「自家製・白菜の浅漬け」とEXVオリーブオイルの相性は抜群で、感激致しました

「自家製・たくあん」とEXVオリーブオイルの相性も抜群で、その美味しさに、思わず笑顔が
広がりました

「手作りの卵焼き」にも、EXVオリーブオイルは、とても良く合いました

「野菜の煮〆」にEXVオリーブオイルをかけると、もの凄く美味しくなり、有機野菜の力強さ
が感じられます

化学調味料不使用の「ラーメン」とEXVオリーブオイルの相性も最高に良かったですね

「豚丼」にEXVオリーブオイルをかけますと、とても軽くてコクのある味わいになりました

試食会があまりにも盛り上がりましたので、急遽キッチンに入らせて頂き、「オリーブオイル
マリネのコツ」等を実演させて頂きました(笑)

「オリーブオイルがつないでくれた御縁」で、みなさんが笑顔になり、楽しい講習会でした

2013年01月09日

天草市の「薬膳農家レストラン・凪(なぎ)」さんのメニュープロデュースをさせて頂きました(2)

昨年11月に天草市下浦町金焼の「薬膳農家レストラン・凪(なぎ)」さんに伺い、天草の食材とオリーブオイルを使ったメニュー開発のお手伝いをさせて頂きました。まずは、地元の食材だけで作る「天草和風オリーブオイル弁当」の開発をさせて頂きましたが、毎日でも食べたくなる、本当に完成度の高い「逸品」になったと思います(笑)。その時の様子を、写真に解説を加えながらレポートさせて頂きますので、チャンスがありましたら、みなさまも是非、天草で食べてみて下さいね。


天草市下浦の「薬膳農家レストラン・凪」さんで、「天草和風オリーブオイル弁当」の開発を
させて頂きました

「凪」さんで、地産地消の料理作りを頑張っていらっしゃるみなさんと
記念の1枚です

「鶏肉」の下拵えを御指導中です。しっかりと塩・胡椒を振り、EXV
オリーブオイルでマリネしておくと、冷めても固くならずに美味しい
ですよ

私が得意とする「味噌・オリーブオイルソース」を、味見して頂いて
いるところです

「鶏肉の上手な焼き方」を御指導中です。焼き過ぎないことがポイントのひとつです

「ブリの照り焼き」の仕上げにも、EXVオリーブオイルをかけると美味しさがアップしますよ

元々美味しい「野菜の煮〆」ですが、EXVオリーブオイルをかけると、さらに美味しくなります

「アオサの和風スープ」にも、EXVオリーブオイルをかけると、一段と風味が増します

「お刺身」には、軽く塩を振り、EXVオリーブオイルを丁寧にハケで
塗っておきます

私が開発した「和風オリーブオイル弁当」の中身を、スタッフの皆さんと一緒に、まずは
試食してみましたが、「とても美味しい!」と大好評でした

地元での「初御披露目会」に向けて、80人前の盛り付けのスタートです。スタッフのみな
さんはとても慣れていて、手際良く、スムーズでしたね

私も、盛り付けに加わりましたが、とても新鮮な仕事でした(笑)

「オリーブオイル入り玄米御飯」の盛り付けをしているところです

EXVオリーブオイルでマリネした「タコの刺身」を盛り付けて、最後の仕上げです

完成した「和風オリーブオイル弁当」を持って「大満足の笑顔」です(笑)

すべてに心をこめて丁寧に作った「美しいお弁当」が並ぶと、壮観で迫力がありますね!

私が書いた「説明書のイラスト」をフタにつけて、記念に御持ち帰り頂きました

2013年01月17日

斬新で美味しい「みかんのカルパッチョ」を御紹介致します

寒さ厳しい毎日ですが、如何お過ごしでしょうか。今日は、今が旬のみかんを使った「みかんのカルパッチョ」を御紹介させて頂きます。
みかんは、皮付きのままスライスして、お皿に並べます。そこに、軽く天然塩、ブラックペパーを振り、EXVオリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、10分以上置き、皮までオリーブオイルが浸み込んでから丸ごと食べますと、とても香りが良く、美味しいですから、是非一度お試し下さいね。「皮」には、抗酸化物質が豊富に含まれていますので、みかんに限らず、皮ごと食べられる物は、皮ごと食べて頂いて、免疫力をアップさせ、風邪などひかずに、元気に寒い冬を乗り切りましょう。


とても斬新で簡単、しかも美味しい「みかんのカルパッチョ」を是非一度お試し下さいね

皮付きスライスしたみかんに天然塩・胡椒を振ってから、オリーブオイルをかけるだけです

スライスしてオリーブオイルをかけたバケットに乗せて焼いても美味しいですよ

「皮付きみかん乗せトースト」は、香りも良く、朝食やワインのおつまみにも最適です!

2013年01月20日

天草経済同友会で「オリーブ講演会」を開催させて頂きました

昨年11月下旬に、天草市内・肥後銀行ホールを会場にして、天草経済同友会様が主催の月例会にて「天草の素晴らしい食材とオリーブの魅力」と題した講演会をさせて頂きました。内容は「天草の豊富な食材の解説」からスタートしまして、「オリーブの魅力」、「食を通した地域活性化の成功への道筋」、「海外の魅力的な食文化のお話」等々、話題は実に多岐に渡り、アッと言う間の90分間でした。
講演会の前には、私が出演させて頂いた「情熱大陸」を御覧頂きながら、今回が初御披露目となる「和風オリーブオイル弁当」を食べて頂きました。私は、試作の段階から、何回も同じ物を食べていますが、本当に美味しくて、毎日でも食べたくなりますね。御試食して頂いたみなさんからは、「本当にヘルシーで美味しいです!」と絶賛して頂き、薬膳農家レストラン「凪」さんのみなさんと頑張った甲斐がありました。
これからも、オリーブをひとつのきっかけにして、「天草の豊かな自然の恵み」に感謝の気持ちを持ち、まずは、地元のみなさんに「オリーブオイルクッキング」を楽しんで頂きたいと思っています。それが、本当の意味での「地域活性化の第一歩」なのだと思いますし、その成功事例を全国に発信して、日本中を元気にしていけたら最高ですよね!
天草宝島観光協会会長の横島龍一さんをはじめ、この企画のために頑張って下さったみなさまには、心より御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。


「天草の素晴らしい食材とオリーブの魅力」をテーマに、天草経済
同友会様の会場で、講演させて頂きました

会場は、超満員になり、熱心に講演を聴いて頂いて、とても有難く思っています

初御披露目となった「和風オリーブオイル弁当」を食べて頂きながらの講演会でした
「とてもヘルシーで美味しい!」と大好評で、これからファンが増えそうですね

すべて天草の食材で作った「自信作」です。私が描いた「イラスト説明書」をフタに貼りました

2013年03月05日

天草市で「ブータンの国民幸福量(GNH)」をテーマに講演させて頂きました

2月18日に天草市五和町コミュニティーセンターを会場に「神秘のシャングリラ・ブータンを訪ねて」と題した講演会を開催させて頂きました。
「GNH・国民総幸福量」で注目されているブータンを何度か訪れている私が、ブータンの人々の暮らしぶり(衣・食・住・家族関係)の解説をさせて頂きながら、「なぜ、経済発展よりも国民の真の幸福を国家の目標にしているのか」、「日本人が忘れかけている幸せの国ブータンの思想とは」等々について、体験談を交えながら、分かり易くお話させて頂きました。そして、これを機会に、ブータン以上に素晴らしい伝統的文化が残されている天草のみなさんにも「本当の幸福とは何か」を考えて頂くきっかけになれば嬉しいですね。
この講演会に呼んで下さった「五和まちづくり協議会」、「天草市」関係者のみなさまには、心より御礼を申し上げます。スライドを事前に用意して頂いたり、本当に有難う御座いました。


「ブータンの幸福度数」がテーマの講演をさせて頂くのは初めてで
したが、天草のみなさんの心に響く良いお話が出来たと思います

私が撮影した写真を見て頂きながら、「ブータンの人々の暮らしぶり」を幅広く解説をさせて
頂きました

「ブータンの食文化」のお話には、特に熱がこもりました(笑)
「伝統的食文化」を良い形で次の世代に遺していくことが大切ですね

講演後の著書の販売コーナーも大好評で、有難かったです。お子さん向けの「食の大切さ」
がテーマの講演の依頼も頂きました


天草市で「食の祭典2013」が、盛大に開催されました (1)

2月16、17日に、天草市本渡港特設会場で「天草食の祭典2013」が、盛大に開催されました。
じつは、1月29日に天草市内で両足小指を骨折し、市内の病院に手術入院していたために、このイベントへの出席は難しいと思っていましたが、懸命のリハビリの甲斐ありまして、何とか特製装具を履きながら、松葉杖もつかずに会場に立つことが出来ました。この奇跡のために、一生懸命に治療・ケアをして下さった病院関係者のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいですし、本当に有難う御座いました。
「食の祭典」の前日、15日の夕方には、設営中の会場内で人気生番組「テレビタミン」(KKTくまもと県民テレビ)の生中継も入り、私も、解説役として出演させて頂きました。毎日先着100名様を対象にチケットを販売させて頂き、「オリジナルオリーブオイル料理」をビュッフェ形式でお楽しみ頂くという夢のような企画のナビゲーターをさせて頂いたのですが、御料理を作って下さるのは、市内の人気飲食店、宿泊施設のみなさんでして、「手抜き一切無しの愛情溢れる逸品ぞろい」でしたから、レポーターのおふたりも試食して大感激の様子でした。目の前は、岸壁で、北風が強く、底冷えの寒さでしたが、飲食店、宿泊施設のみなさんは、番組のために早くから御料理の準備をして下さり、その甲斐あって「最高の美味しさ」を、多くのみなさんに画面からお伝え出来たと思います。たくさんの感謝の気持ちを胸に、明日からの本番も頑張ります!


「天草食の祭典2013」のスケジュールを見ますと、魅力的なイベント
がいっぱいで嬉しくなりました(笑)

天草が誇るゆるキャラ「キャプテン海道くん」も、明るく元気に参加してくれました

「テレビタミン」の生中継が入り、KKTくまもと県民テレビの中継車の前で記念の1枚です

市内の飲食店、宿泊施設のみなさんの力作揃い「オリジナルオリーブ料理」を撮影中です

底冷えのする寒さの中、生中継が始まりました。レポーターは、広崎みささんと中華首藤
さんのおふたりですが、素晴らしい御料理に感激していましたね

共演してくれた「キャプテン海道くん」のリアクションに、思わず爆笑してしまいました

「オリーブ料理」を持って記念撮影です。広崎みささんは「オリーブゆず胡椒風味の太巻き」
が気に入った様子でした

撮影用の御料理を早くから作って下さったみなさんと記念撮影させて頂きました。みなさん
本当に御協力を有難う御座いました。感謝の気持ちでいっぱいです

2013年03月07日

天草市で「食の祭典2013」が、盛大に開催されました (2)

2月16、17日に本渡港特設会場で開催されました「天草食の祭典2013」のメインイベントでもある「オリジナルオリーブ料理バイキング」は、大盛況でした。
両日ともに、朝10時から、先着100名様に入場券を販売したのですが、これがすぐに完売致しまして、開場前の11時半には、すでに長蛇の列でした。
出店して頂いたのは、市内の人気飲食店や宿泊施設のみなさんでして、中には「オリーブオイルを使うのが初めて」というお店もありましたが、私が事前にレシピのアドバイスをさせて頂きましたので、全16店舗のみなさんは、一生懸命に頑張って、とても素晴らしい「逸品」を作って下さいました。
それぞれの御料理の詳しい解説は(3)でさせて頂きますが、まずは、会場の熱気、美味しい空気を写真を交えながらお伝えしたいと思います。


本渡港近く、熊本県漁連ビルの2階が「オリーブ料理バイキング」の会場でした

開場時間前から、大勢のみなさんに並んで頂き、とても有難かったです!

1日8店舗、計16店舗の飲食店、宿泊施設のみなさんに御協力して頂きました。手前、民宿
イルカ館さんの「海鮮パエリア」も本格的な味付けで大好評でしたね

手前から「ブイヤベース」が美味しい民宿・光浜荘さん、「天草大王オリーブ風味」のピュア
9さん、「ヘルシー玄米雑炊」のひよりさんです。どのお店もレベルが高く、超お勧めですよ!

海鮮問屋さんは、熱々の「アヒ―ジョ(オイル煮)」を味わって頂こうと、頑張っていました

民宿・光浜荘さんは、手間のかかる「ブイヤベース」の盛り付けを丁寧にして下さいました

有明町の民宿・あさひ荘さんの、地元名物の「タコを使った和風マリネ」も美味しかったです

薬膳農家レストラン・凪さんの「オリーブスープラーメン」も美味しいですよ!これから、熱々
特製スープをかけてお出しします

旅館・海心さんは、オリーブオイルを加えた酢味噌が美味しい「鯛の焼き物と菜花」を用意
して下さいました

会場は、アッと言う間に超満員になり、美味しそうな笑顔がいっぱいで嬉しくなりました

私は「ナビゲーター」として、オリーブオイル料理の解説を分かり易くさせて頂きましたが
超満員の会場の熱気に押されっ放しでしたね(笑) 御参加して下さったみなさん、有難う
ございました。心より、御礼を申し上げます

天草市で「食の祭典2013」が、盛大に開催されました (3)

「食の祭典2013」のメインイベントである「オリジナルオリーブ料理バイキング」に参加して下さった天草市内の人気飲食店と宿泊施設のみなさんの「逸品」を御紹介させて頂きます。
全16店舗のみなさんが、普段の営業で御忙しい中、オリーブオイルという新しい食材にチャレンジし、試行錯誤を重ねながら、時間と愛情をたっぷり注いで作って下さった御料理の数々は、ひと目見ただけでも美味しそうでしたし、多くの御来場者の心に響いたと思います。このイベントが、来年以降も続き、多くの方々に「オリーブオイル料理の素晴らしさ」を知って頂けたら、嬉しいですね。エントリーして下さったみなさん、本当に有難う御座いました。心より御礼を申し上げます。



地元で人気の中華料理店「アスター」さんは、オリーブオイルを生地に混ぜ込んだ自家製
麺に、デコポン汁とEXVオリーブオイルを混ぜた特製ソースを合わせた「麺サラダ」でした
私も、プライベートで何度も食べていますが、本当に絶品だと思います!


有明町の「民宿・あさひ荘」さんは、地元名物でもある「タコと有機野菜の和風マリネ」を作っ
てくれました。御飯のおかずにもピッタリで、毎日食べたくなる美味しさですよ


地元で人気の太巻き専門店「うまかや」さんは、しゃりにEXVオリーブオイルを混ぜ、芯にす
る厚焼き卵には、EXVオリーブオイルとゆず胡椒を馴染ませるという作戦に出ましたが、こ
れがとても美味しくて、テレビのレポーターさんも感動していました。私も何度もお店にお伺
いし、試作を重ねた甲斐がありました


美味しい洋食屋さんとして有名な「キッチンパーク」さんは、ホワイトソースにEXVオリーブ
オイルを使った軽い味わいの「ドリア」を作ってくれました。天草を代表する地鶏「天草大王」
を贅沢に使っているので、味に深みがありましたね


私が以前から御指導させて頂いている「民宿・イルカ館」さんは、定番人気料理の「海鮮パ
エリア」を作ってくれました。新鮮な天草の海の幸がぎっしり入っており、その美味しさは、
本場バルセロナをはるかに凌いでいると思います。東京から、わざわざ食べに来るファンが
いるのも納得ですね

ウニコロッケなどのヒット商品が多い「天草海鮮蔵」さんは、新鮮なタコに、自家製梅肉入り
EXVオリーブオイルソースをかけて出してくれました。ソースとタコの相性の良さを、みなさ
んも是非、体験して下さいね


ヨガ教室の先生であり、マクロビオテック料理のスペシャリストでもある「カフェ・ひより」さん
が作るヘルシー料理の数々は、とても人気があり、予約が無いと入れないこともよくありま
す。今回は「季節野菜のオリーブリゾット」を作ってくれましたが、サッパリしていてコクがあ
り、「さすが!」でしたね


地元で人気の居酒屋「海鮮問屋」さんは、EXVオリーブオイルを贅沢に使った「アヒ―ジョ」
を作ってくれました。「アヒ―ジョ」とは、スペインの人気定番料理のひとつでして、「オイル
フォンデュ―」のことですが、これだけ多くの海鮮を入れた「アヒ―ジョ」は、本場スペイン
でも見たことが無いですね。海鮮の旨味が混ざったオイルは、是非、パンに浸けて食べて
下さいね

「民宿・光浜荘」さんの人気メニュー「カサゴと車エビのブイヤベース」です。以前、私が御
指導させて頂きましたが、それから何回も作っており、完全にマスターしていますので、安
心感のある本格的な美味しさですよ。天草の民宿さんは、本当に勉強熱心でレベルが高
いですね

「レストラン・ピア9」の牛﨑シェフは、本当にセンスが良く、美味しい料理を次々に作ってくれ
ます。彼とは、師弟関係というよりも、良き親友であり、「これからの天草の食」を一緒になっ
てリードしてくれる同士ですね。今回も、天草大王をメインに、3種類のオリーブソースが抜
群でしたね

人気急上昇「はなれ利休」さんの若き板長・古川君は、和食出身でありながら、一生懸命
に「オリーブオイル料理」の研究もしています。今回は「ごぼうのポタージュスープ」を作って
くれましたが、つなぎに米を使ったり、オリーブオイルを引き立たせるための工夫が随所に
みられ、感心しました。これからも頑張ってほしい「天草(牛深)のエース」ですね

私も昨年から御指導させて頂いている「薬膳農家レストラン・凪」さんの「オリーブ醤油ラー
メン」です。ラーメンのスープとEXVオリーブオイルの相性は抜群なのです。このほかにも
「オリーブ和食弁当」等、魅力的なメニューがたくさんありますので、お近くの方は、是非
一度お立ち寄り下さいね

落ち着いた佇まいの御宿「新和荘・海心」さんの逸品は、「菜花と鯛の焼き物、オリーブ風
味の酢味噌合え」です。鯛は、EXVオリーブオイルでマリネしてから焼き、味噌とオリーブ
オイルの相性も抜群ですので、みなさんもお試し下さいね

「天草プリンスホテル」さんは、「オリーブうつぼバーガー」を作ってくれました。淡泊で美味
しいうつぼには、パン粉の衣を付け、EXVオリーブオイルで揚げています。パン生地にもEX
Vオリーブオイルが入っており、とても軽い味わいなのが嬉しいですね

下田の「望洋閣」さんは、鯛を皮目からEXVオリーブオイルで香ばしく焼き、生トマトとハー
ブがベースのソースにもEXVオリーブオイルを使って、香りを引き立たせました。これから
夏場に向かってお勧めの逸品ですね

創作フレンチも得意とする「肴菜屋・赤こしょう」さんは、「スズキの叩き、オリーブバルサミ
コ酢風味」を作ってくれました。これから夏場に旬を迎えるスズキをサッパリとサラダ感覚で
食べて頂くには最高の組み合わせですね。


2013年03月19日

朝日新聞・熊本版に、私のインタビューが紹介されました

3月18日付の朝日新聞・熊本版に、私のインタビュー記事が掲載されましたので、早速、御紹介させて頂きます。

2013年03月20日

福島県いわき市で、地元野菜が主役の「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました(1)

3月16日から2日間、福島県いわき市の「スカイストアー」様にお伺いし、地元野菜が主役の「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました。この企画は、「いわきの農林水産物活用促進事業」の一環として実現したもので、事前予約制だったのですが、定員の40名様は、すぐに埋まってしまい、当日は、超満員の熱気の中で、大盛況の料理教室となりました。
まずは、料理教室前日の16日に行った「仕込み」の模様をお伝え致します。「スカイストアー」様の店内には、今が旬の「いわき産の食材」が、所狭しと並べられており、その質の高さと豊富さに、まず感激致しました。やや緊張気味ながら、真剣な表情のキッチンスタッフのみなさんと、大量に持ち込まれた野菜類を順番に仕込んでいきましたが、基本的には、カットした物を軽くボイルし、鰹節と昆布がベースの和風出汁に浸け込むところまでが、前日の仕込みになります。そして、翌日に出汁を漉して、上質なEXVオリーブオイルをかければ出来上がりなのですが、こうすることで、野菜本来の美味しさを実感することが出来るのです。玄米に関しましては、前日から5割増しの水と、天然塩、炒りごま、EXVオリーブオイルを適宜加えておき、翌日、普通の炊飯器で炊きます。オリーブオイルを加えて炊くことで、ヌカ臭さが消え、冷めてもシットリと美味しくなるのです。これらは、まさに「コグレ流・オリーブオイルマジック」の真髄ですね(笑)。翌日の料理教室がとても楽しみになってきました。


福島県いわき市の「スカイストアー」様で「オリーブオイル料理教室」を開催致しました

店内には「がんばろう!ふくしま」のポスターもあり、俄然、やる気が出てきました!

「菜花」をはじめ、春の訪れを感じる地元産の野菜類が豊富に並んでいました

いわきの伝統的食文化「凍み大根」は、水で戻してから煮物にすると美味しいですよ

今回の料理教室で使わせて頂いた食材は、こんなにも種類が豊富で嬉しくなりますね!

野菜それぞれの「正しい切り方」を御指導しているところですが、みなさんとても真剣でした

化学調味料は一切使わずに、鰹節と昆布で和風出汁を引いているところです

軽くボイルした「カブ」を和風出汁に一晩浸けておきます。他の野菜類も、同じようにしました

「ヤ―コン」も、軽くボイルし、和風出汁に浸けておくことで、旨味が引き立ちます

「黒米入り玄米」にも、事前にEXVオリーブオイルを適宜加えて炊くと、美味しくなります

「福島の米」が安全であることをPRするポスターです。厳しい基準を設け「福島産は日本一
安全である」というブランド作りを目標に頑張っています

「トマトと豆腐のサラダ」の盛り付け中です。天然塩とEXVオリーブオイルだけでも充分に
美味しいですよ!

「芽キャベツ(プチベール)」も、出汁を漉し、EXVオリーブオイルをかけるだけで美味しくなり
ますよ

オリーブオイルは、コグレお勧めの「ラビダ・クラシックレーベル」を惜しみ無く使いました


2013年03月25日

六本木ヒルズ「春まつり」会場で「天草オリーブのPR」をさせて頂きました

先週末の3月23、24日は、美しい桜が満開の六本木ヒルズで「春まつり」が開催されまして、大盛況でした。一般の方が普段登ることの出来ないヒルズコンプレックスビルの屋上にも見事な桜が植えられており、この2日間に限って、予約して頂いた方のみ、特別に見学することが出来たのですが、ここでも「天草オリーブのPRイベント」の一環として、「天草産のオリーブ茶」や、苓明高校の生徒さん達が作った、ポリフェノールの香ばしさが美味しい「オリーブクッキー」を味わって頂きながら、私の「ミニ・オリーブ講座」を聴いて頂きました。いつも天草で御世話になっている方々と、六本木でお仕事させて頂けるのは、夢のようで、とても嬉しかったですね。それにしましても、御参加して下さった六本木のみなさまの「天草産オリーブオイルに対する期待の高さ」は、かなりなものでして、あらためて「普及活動を頑張ろう!」と思いました。
2日目の24日には、午後から、ゆるキャラ№1の人気者「くまもん」君と「天草牛深ハイヤ踊りのみなさん」が駆けつけて下さり、会場のボルテージは、一気に最高潮に達しました。特に「くまもん」君は、その大きな体をユーモラスに動かしながら「ハイヤ踊り」に加わり、カメラを向ける人だかりと「可愛い!」という歓声があちこちから飛んで、凄かったです(笑)。私も「牛深ハイヤ踊り」を生で見るのは初めてでしたが、その「高度で美しい踊り」に見惚れてしまいました。イベント終了後には、ハイヤのみなさんとお話しさせて頂きましたが、なんと、おふたり以外は、東京在住だそうで、天草を想う「郷土愛の深さ」に感動してしまいました。やっぱり天草は、誰にとっても「素晴らしい心のふるさと」なんですね。是非、みなさんも、チャンスがありましたら、天草を訪れてみて下さいね。


六本木ヒルズ「毛利庭園」の桜も満開で、大勢のみなさんが散策に訪れていました

コンプレックスビル屋上の庭園には、のどかな水田もあり、見事な桜が満開でした

天草で御世話になっているみなさんと、六本木で仕事が出来て、嬉しかったです

天草市オリーブ課の渡邊さんとのツーショットですが、私は体が大
きいので、普通サイズのハッピが着れて良かったです(笑)

1日4回に分けた「ミニ・オリーブセミナー」は、熱心に聴いて頂き、大盛況でした

「天草産のオリーブ茶とオリーブクッキー」を召し上がって頂きながらのセミナーでしたが
「美味しい!」と評判でした

「くまもん」君も会場に駆けつけて「牛深ハイヤ踊り」を披露してくれました

「ハイヤ踊り」しながらの行列は、迫力があり、大いに盛り上がって楽しかったです!

くまもん君、牛深ハイヤ踊りのみなさんと、貴重な記念撮影をさせて頂きました

東京在住のみなさんの「天草に対する深い郷土愛」に感動してしまいました


2013年04月02日

上越市・山本味噌醸造場さんと共同開発させて頂いた「味噌だまりオリーブソース」が完成致しました

上越市・山本味噌醸造場さんと共同開発させて頂いた「味噌だまりオリーブソース・タマリ―ブ」が、3月26日に発売されました。これを機会に、地域活性化のお役に立てたら嬉しいですね。
以下、山本味噌醸造場さんのニュースリリースも御紹介させて頂きます。
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「味噌たまり」とオリーブオイルを配合した新商品「TamaLive(タマリーブ)」(120ml入)を700円(税込み)にて本店、エルマール店で販売を開始しました。
「味噌たまり」とは味噌の桶の底にたまる液状のもので、約3トンの味噌から約10ℓしか採れない貴重なもので、今回それと地中海の上質な青い実のエクストラバージンオリーブオイルが融合した世界初のマルチソースが完成しました。
体に良いといわれてるオリーブオイルと発酵食品の相性は良く、小さいお子さんにも安心安全に使用でき、いつまでも美しく健康でありたいミドル世代の女性にとくにおすすめの商品です。
「タマリーブ」はサラダのドレッシングやパスタのソースといった定番的な使い方に限らず、焼いた肉や魚、お刺身、煮物などに一味加えることによってワンランク上の上品な味になるマルチな調味料です。
当商品は「発酵のまち上越」の確立を目指す上越発酵食品研究会の新商品開発部と、世界を又に駆ける出張料理人オリーブオイルソムリエ小暮剛シェフの協力を得て開発された商品です。
当社はこの商品で上越地域活性化と「発酵のまち上越」の認知度を高めていき、新たな食の提案を発信し続けたいと考えています。


試行錯誤の末に完成した「味噌だまりオリーブソース・タマリ―ブ」
です。とても優れた万能ソースになりました

これをきっかけに、上越市の地域活性化に繋がれば嬉しいですね


2013年04月06日

春を実感させてくれる「空豆」を、EXVオリーブオイルで美味しく食べましょう

4月に入り、九州から立派な「空豆」が届きました。私の著書「オリーブオイル・かけるだけ」では、オーブンがあれば、さやごとローストしてから中の空豆を取り出し、オリーブオイルをかける食べ方を御紹介していますが、サッとボイルして、天然塩を加えたEXVオリーブオイルを付けて食べるのも、シンプルでいいですね。春を実感させてくれる「空豆」です、みなさんも是非、お試し下さいね。


私の新刊レシピ本「オリーブオイル・かけるだけ」では、空豆をさやごとローストしてからEXV
オリーブオイルをかける食べ方を御紹介しています。風味があって美味しいですよ

サッとボイルして、天然塩を加えたEXVオリーブオイルを付けて食べる方法も、シンプルで
いいですね。「春の恵み」を有難く頂きましようね!

2013年04月08日

船橋市内のアンデルセン公園で、毎春恒例の「キッズ御料理教室」を開催させて頂きました

4月2日に船橋市内にあります「アンデルセン公園」に伺い、毎年恒例の「キッズ御料理教室」を開催させて頂きました。事前予約制でしたが、募集開始早々に定員いっぱいになったそうで、本当に有難いですね。子供達の真剣な眼差しは、私に初心を思い出させてくれて、よい刺激になります。メニューは、「イチゴとパセリの和風味噌オリーブパスタ」と「和風ミネストローネスープ」の2品でしたが、和やかな雰囲気の中で、子供達と一緒に楽しく御料理させて頂きました。初めに見本の御料理を私が作ってからの実習スタートでしたが、完成した子供達の盛り付けを見ますと、どれひとつ同じ物が無く、個性が出ていて面白かったですね。
「御料理作りの良さ」は、全ての段取りを自分で考え、ひとつずつのプロセスを積み重ねて、自分の思い通りの形に出来ることだと思います。「独創性を養う」という点で、子供達には、どんどん御料理を作って頂きたいですね。これからも、お呼びがかかれば、全国に伺い、子供達に「食の楽しさ、大切さ」を伝えて行きたいと思っていますので、応援宜しくお願い致します。


船橋市内にある「アンデルセン公園」の入り口です。春休みなので、9時半の開場と共に
たくさんの御客様が入って来ました

まずは、「春のレシピ2品」の簡単な作り方の説明からスタートしました

熱心な子供達と、楽しい雰囲気の中で、料理教室をさせて頂きました

「オリーブオイルの使い方」に、興味津々の子供達の表情が印象的でした

「仕上げにオリーブオイルを加えたスープ」の美味しさに感動している子供達です

「野菜の正しい切り方」の指導中です。子供用の包丁は使いにくいですね(笑)

「味噌とオリーブオイルを使った特製ソース」を作っているところです

「和風ミネストローネスープ」は、仕上げにEXVオリーブオイルを加えるのがポイントです

「スープの材料」は、身近で揃う物ばかりですが、パプリカを入れると味に深みが出ますよ

「イチゴとパセリの和風味噌オリーブパスタ」も、子供達に大人気でしたね

「パスタの材料」ですが、味噌とオリーブオイル、イチゴの相性は、抜群ですよ

完成した「イチゴとパセリの味噌オリーブパスタ」を持って、記念撮影しました

子供達の個性が出ている「パスタの盛り付け方」は、とても興味深かったですね

90分間がアッと言う間だった料理教室の最後は、全員揃っての「楽しい試食タイム」でした

親御さんも一緒に試食して頂きながら、「食の大切さのお話」をさせて頂きました

2013年04月09日

福島県いわき市で、地元野菜が主役の「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました(2)

3月20日にアップさせて頂いた(1)では、前日の迫力ある仕込みの模様をレポートさせて頂きましたが、3月17日に福島県いわき市で開催された「オリーブオイルで地元野菜を美味しく食べる会」は、大盛況でした。前日には、かなり大量の野菜を仕込みましたので、多分、半分以上は残ってしまうかと思っていたのですが、それは余計な心配でした(笑)。有難いことに、事前予約して頂いた40名様以上のみなさんに、アッと言う間に完食して頂けたのです。中には、普段あまり野菜を食べないというお子さんもいらっしゃいましたが、玄米を含め、全種類の野菜を「美味しい!」と言って食べてくれました。いわき市は、本当に「豊かな自然の恵みの宝庫」です。これからも、応援させて頂きますので、宜しくお願い致します。


超満員の会場は、御参加して下さったみなさまの熱気に満ち溢れていました

まずは、上質なEXVオリーブオイルのテイスティングからスタートしました

「炊く前の玄米」に、EXVオリーブオイルと天然塩、炒りごまを加えているところです

「トマトと豆腐のサラダ」に天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけているところです

「トマトと豆腐のサラダ」が完成しました。とてもシンプルで簡単ですが、美味しいですよ

空のペットボトルに醤油とEXVオリーブオイルを1対3で入れておけば
「万能ソース」の完成です。かける時にシェイクすると、簡単に混ざっ
て便利ですし、道具も不要です

ボイルして和風出汁に浸けておいた野菜に、EXVオリーブオイル
をかけるだけで、とても美味しくなりますから、お試し下さいね

「和風味噌オリーブオイルソース」を作っているところですが、何にでも合う「万能ソース」
として役に立ちますよ

黒米も入り、美味しく炊けた「オリーブ玄米御飯」を盛り付けているところです

「完成した野菜料理の数々」を撮影して記録する参加者のみなさまです

「御試食タイム」の始まりです。たくさん仕込んだ料理のすべてを
完食して頂き、有難かったですね

和やかな雰囲気の中で御試食して頂きました。「美味しい笑顔」を見るのは嬉しいですね

「普段、あまり野菜を食べない」というお子さん達にも、たくさん食べて頂きました

私お勧めのEXVオリーブオイル「ラビダ・クラシックレーベル」や「著書」も好評でした

御世話になったみなさまと記念の1枚です。これからも「食を通した、いわき活性化のお手
伝い」を頑張りますので、宜しくお願い致します

福島県いわき市で、地元野菜が主役の「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました(3)

いわきの素晴らしい食材で作らせて頂いた御料理の数々を写真で御紹介させて頂きます。
料理方法は、以下の2通りだけなのですが、それぞれの食材の旨味が引き出され、同じ味の物はありませんでした。これこそが「コグレ流・オリーブオイルマジック」の真髄でして、上質のEXVオリーブオイルは、食材を引き立たせる「名わき役」だということがよく分かると思います。
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①「生で食べられる食材」⇒そのまま天然塩を振り、EXVオリーブオイルをかけました。
②「加熱した方がよい食材」⇒一度ボイルしてから、麺つゆを薄めた程度の和風出汁に一晩浸けこみ、汁気を切ってからEXVオリーブオイルをかけました。
※玄米は、はじめにEXVオリーブオイルを入れて炊きました。


いわき産のすべての食材は、生産者の名前や顔が分かる素晴らしいものばかりでした

「芽キャベツ(プチベール)」は、②の料理方法です

「カブ」は、皮付きのまま②の料理方法です

「菜花」は、②の料理方法です

「ヤ―コン」は、②の料理方法です

「ブロッコリー」は、②の料理方法です

「カブの葉」は、②の料理方法です。上に鰹削り節を乗せました

「トマトと豆腐のサラダ」は、①の料理方法です。醤油も少しかけました

「黒米そばとエリンギのサラダ」の黒米そばは、ボイルして、少量のEXVオリーブオイルを
混ぜます。エリンギは、②の料理方法の後、黒米そばと合わせます

かなり大量に仕込みましたが、アッと言う間に完食して頂き、有難かったですね

「コグレ流・オリーブ野菜料理を実践しています!」という嬉しいメールや御手紙も頂きました
これからも「いわきの食材のPRのお手伝い」をさせて頂けたら光栄です

福島県いわき市で、地元野菜が主役の「オリーブオイル料理教室」を開催させて頂きました(4)

福島県いわき市は「安全で美味しい自然の恵み、食材の宝庫」であり、オリーブの木々を各所に植えて、地域活性化のきっかけ作りをしようと、民間レベルで頑張っていらっしゃいます。私は、東北地方の復活無くして、日本の活性化は実現出来ないと思っていますので、私が世界で培ってきた「オリーブの体験」を生かし、いわきから地域活性化のお手伝いをさせて頂けたら光栄です。そして、いわきから「東北の元気」を全国に発信させられるように頑張りますので、みなさまも応援を宜しくお願い致します。


いわき市内のビニールハウスの中で、たくさんの「オリーブの苗」が栽培されています
「いわきオリーブプロジェクト」に携わっているみなさんと記念の1枚です

「オリーブを穂先から増やす」のは難しいのですが、こちらでは、うまく増やしていました

高さ50㎝位に成長したオリーブの苗木です。この位で植えるのが、根付きが早いですね

ハウスの中は、とても暖かく、花が咲きそうなオリーブの木もありました

オリーブに囲まれ、オリーブの鉢を持つ私は、本当に嬉しそうですね(笑)

いわき市内のオリーブ栽培農家・木田さんの畑を訪れ、記念撮影させて頂きました

木田さんのオリーブも、健やかに成長しており、近い将来が楽しみですね

オリーブ゜料理教室の会場となった「スカイストアー」さんの入り口にもオリーブの木があり
御客様を優しく迎え入れてくれます

「いわきオリーブプロジェクト」に携わっているみなさんと、「地元産のオリーブパスタ」等を
試食しながら、今後の展望について熱く語り合いましたが、かなり盛り上がりましたよ

「オリーブの葉を練り込んだパスタ」に、上質なEXVオリーブオイルをかけて試食しました


2013年04月17日

世界№1に輝いたレストラン・サービスマン「宮崎辰さん」は、辻調理師専門学校フランス校の後輩です

昨年11月に東京で開催された世界№1のレストランサービスマンを決めるコンテスト「ク―プ・ジョルジュ・バティスト」に見事優勝し、先日もNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で多くの視聴者に感動を与えた「宮崎辰さん」の著書2冊を読ませて頂きました。コンテストに向けての大変な苦労やエピソードなど、その内容に引き込まれ、アッと言う間に読み終えましたが、彼は「辻調フランス校」の私の後輩でもあり、私自身、本当に誇らしく思いました。しかも、もっとビックリしたことは、この業界での「彼の育ての親」として紹介されていた「矢野智之さん」のことです。彼は、私のフランス校時代の親友で、「同じ釜の飯を食った仲間」なのですが、卒業してしばらく経ち、ずっと音信不通でした。宮崎さんの著書によれば、矢野さんも96年の「メートル・ド・セルヴィス杯」で優勝し、「日本一のサービスマン」の称号を与えられていたのです。まったく知りませんでしたね。この業界に長く携わることは、体力的にも精神的にも、本当にきつく大変なのですが、こうして辻調時代の後輩や仲間が、それぞれの職場で活躍していることを知ると、本当に嬉しいですね。これからも、彼らと共に「日本の飲食業界を盛り上げ」、「日本の食文化の発展に貢献出来るように」頑張ります。彼らともメールで、そう約束致しました。


宮崎辰さんの努力と苦労がヒシヒシと伝わり、アッと言う間に読
み終えました。私のフランス校時代の仲間であり、彼の育ての
親でもある矢野智之君のことも書かれており、嬉しかったですね

「良いサービスは空気のようなもの」と言いますが、「目にみえない
もの」だからこそ、価値があり、大切なんですね

2013年04月19日

天草市の「加工グループのみなさん」を対象に「オリーブオイル講習会」を開催させて頂きました

2月中旬の天草滞在中には、市内の「加工グループのみなさん」を対象に「オリーブオイル講習会」を開催させて頂きました。天草の加工グループのみなさんが作るお弁当や御惣菜は「家族の健康を考えた家庭料理」のように「(合成添加物でない)家庭にある伝統的な調味料や地元の食材で作っている」という安心感があり、とても美味しいのですが、そこに「上質なオリーブオイル」を融合させることで、さらに「新しい美味しさとレパートリーを広げて頂けたら有難い」と思い、天草市オリーブ課のみなさんと企画させて頂きました。私がアドバイザーをさせて頂いている市内の「農家レストラン・凪(なぎ)」さんの「和風オリーブ弁当」を試食して頂きながらの勉強会でしたが、さすがにプロのみなさんですから「鋭い質問」も多く、かなり熱気を帯びて、充実した内容となりました。これからの「加工グループさん達のお弁当や御惣菜」に御期待下さいね。


天草市内の加工グループのみなさんに「オリーブオイル講習会」を開催させて頂きました

「さすがにプロ!」鋭い質問も多く、かなり熱気を帯びて充実した勉強会となりました

みなさんで、私が監修させて頂いた農家レストランの「和風オリーブ弁当」を試食中です

地元食材と上質なオリーブオイルを使い、安心・安全で美味しい「和風オリーブ弁当」です

これからの、「加工グル―プさん達が作る御惣菜やお弁当」が本当に楽しみですね

2013年04月21日

私がナビゲーターを務めさせて頂く「ホビークッキングフェア2013」が4月25日から開催されます

4月に入り、楽しいイベントも各地で開催されていますが、私からも「ホビークッキングフェア―2013」開催のお知らせです。4月25日から3日間、東京お台場のビックサイトで開催されるのですが、私もナビゲーターとして終日会場を歩き回り、御来場者と出展者のみなさんを結び付ける「接着剤的な役割」を致します。バスガイドさんのようにマイクを持ち、みなさんを案内してまわる「コグレ・ガイドツアー」も、毎年人気ですし、26日の朝10時半からは、「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーと「新刊著書のサイン会」も、簡単な御試食付きで開催させて頂きます。この写真は、昨年の様子ですが、3日間で13万人以上が集まる楽しいイベントですから、是非、いらして、会場で私に声をかけて下さいね。


特設ステージでは、毎日興味深いセミナーやイベントも開催されます

私も26日に「オリーブオイルでアンチエイジング」と題したセミナーを開催させて頂きます

私がガイド役になる「ホビークッキングツアー」も、毎年恒例で人気があります

2013年04月23日

天草市立倉岳中学校で、生徒さん達と「楽しい給食の時間」を過ごさせて頂きました

3月中旬に天草市立倉岳中学校に伺い、全校生徒さん達と一緒に「給食」を食べさせて頂きました。倉岳中学校は、目の前に風光明美な海岸線が広がり、最高の自然環境の中にあることに、まず感動致しました。ちょうど、卒業式の2日後に伺いましたので、明るく元気な1、2年生のみなさん46人との交流を楽しませて頂きましたが、こんなに素晴らしい環境の中学校に、過疎化で生徒さんが少なく、空き教室がたくさんあるのは「もったいないな」と思いました。逆に言えば、全校生徒さん達は、みな兄弟のように仲が良く、とてもアットホームな感じで、居心地が良かったですね。給食を頂きながら、生徒さん達と色々なお話をさせて頂きましたが、「簡単にカサゴなどの高級魚が釣れること」や、「海の体験授業があること」にも感激致しました。感受性豊かな子供の頃に、このような「本物の体験が出来ること」は、「素晴らしい心の財産」になりますよね。生徒さん達が、これからも健やかに成長していくことを楽しみに期待しています。


最高の自然環境の中にある「天草市立倉岳中学校」にお伺いし「給食」を頂きました

明るく元気な1、2年生全員で、手際良く「給食」の準備を進めていきます

窓からは美しい海が見える教室で、生徒さん達と一緒に「楽しい給食の時間」でした

生徒さん達からもたくさん質問をして頂き、「楽しい日常の話題」で盛り上がりましたよ

この日の給食は子供達も大好きなカレーでした。丁寧な「ネームプレート」が嬉しいですね

2013年05月05日

東京都新宿住宅展示場で、先着80名様に「パスタサービス」のイベントをさせて頂きました

GW後半の5月4日には、東京都・新宿住宅展示場で、先着80名様に無料で「もずくと春キャベツの和風スープパスタ、オリーブオイル風味」のサービスをさせて頂きました。こちらの会場で御料理させて頂くのは、今年で3年目でしたので、顔なじみの御客様も多く、オリーブオイルクッキングについての御質問もたくさん頂き、かなり盛り上がりました。展示場内は、GWということで、御家族連れのみなさんが楽しめるように、日替わりで様々なイベントも開催されており、「バルーンのブーケ」を作って下さる方も人気でしたね。


東京都新宿住宅展示場での「パスタサービス」のイベントは、今年で3年目になります

今回の催し物を案内するポスターの前で、記念の1枚です。先着80名様限定でした

会場となった建物内の「使いやすいシステムキッチン」で御料理させて頂きました

今回のメニューは「もずくと春キャベツの和風オリーブ・スープパスタ」でした

お子様連れの御客様も多く、みなさん「美味しい!」と言って完食して下さいました

私の著書「オリーブオイルかけるだけ」を見て頂きながら、オリーブクッキングの説明中です

他の会場で開催されていた「バルーンアート作り」も人気でした。私も「ブーケ」をお借りして
記念撮影させて頂きました(笑)


2013年05月07日

長嶋茂雄さんと松井秀喜さんの「国民栄誉賞ダブル受賞記念展示」を観てきました

5月5日に、東京ドームで、私が小さい頃から憧れていたスーパースター「長嶋茂雄さん」と、謙虚で芯のある人間性が大好きな「松井秀喜さん」の「国民栄誉賞授与式」がありました。私もドームに駆けつけ、その瞬間に居合わせたかったのですが、仕事がありましたので、テレビで見ていましたが、画面から伝わってくる「おふたりのオ―ラ」に超感動し、子供の頃に胸躍らせて後楽園球場に通い詰めた「ときめき」が40年ぶりに蘇ってきました。そのような訳で、昨日は、1日遅れになりましたが、受賞式の余韻が残る東京ドームを訪れ「おふたりの記念展示」を見て来ました。2時間半以上並び、やっと数々の写真やユニフォーム、記念トロフィーなど、貴重な品々を見せて頂きましたが、ひときわ輝いていたのが、国民栄誉賞授与式で、安倍晋三首相より贈られた「金のバット」でした。それには、首相自筆のおふたりの名前と日付が刻まれており、5日の授与式を思い返しながら、しばらく、その場を動くことが出来ませんでした。私は、長嶋さんや松井さんの現役時代を見ることが出来て幸せでした。おそらく、同じような気持ちのファンは多いと思います。私も、「小暮と同じ時代に生きていて良かった」と思って頂けるように「食の世界で」頑張りますので、よろしくお願い致します。


東京ドーム内では、こんな撮影サービスもあり、誕生日の記念
に撮影して頂きました(笑)

長嶋茂雄さん松井秀喜さんの「国民栄誉賞受賞記念展示」には、多くのファンが並びました

安倍晋三首相から、おふたりに贈られた「金のバット」の輝きは素晴らしかったですね

「金のバット」には、安倍首相自筆の、おふたりの名前と背番号が刻まれていました

グリップエンドには、国民栄誉賞受賞の日付と安倍首相の署名が刻まれていました

私も童心に帰り、「金のバット」の前で記念撮影させて頂いて、最高の思い出になりました

ドラフト会議直後に、長嶋さんが松井さんに交渉権獲得カ―ドと共に
贈った色紙です

長嶋さんのフォトギャラリーには、懐かしい写真がたくさんあり、とても感激しました

松井さんのフォトギャラリーにも、日米両国の思い出深い写真がたくさんありましたね

長嶋さんの直接打撃指導風景ですが、松井さんは何万回と振り込
んだそうです

ペナントレース優勝のパレードでも、日本中のジャイアンツファンを
熱狂させてくれました

5月5日に行われた国民栄誉賞授賞式の直後には、超豪華な始球式も行われました

長嶋さんは、真剣に打とうとしましたが、松井さんのボールは、少しはずれてしまいました
この始球式は、とても感動的で、一生忘れない素晴らしい思い出が増えました


2013年05月11日

二子玉川で「野菜が主役の和風オリーブオイルクッキング」を御披露させて頂きました

5月9日に、世田谷区二子玉川のオフィスビルに伺い、富士通様とKDDI様主催によるワークショップの懇親会の御料理60名様分を作らせて頂きました。いつものように、仕込み等は、すべてひとりでしましたが、会場での盛り付けは、時間の制限もあるために、富士通様からお手伝いの応援を頂き、助かりました。
メニュー内容は「手間暇かけて仕込みした野菜料理」が主役で「和風オリーブオイルソース」との相性も良く、大好評でした。全力投球で御料理させて頂きながら「トークパフォーマンスの方も手抜きしないのがコグレ流」でして、「すべての御料理の解説」から「オリーブオイルの効能のお話」まで、短い時間の中で、しっかりとPRさせて頂き、みなさまのハートをつかむことが出来たのではないでしょうか(笑)。
この日のメニューは、「野菜中心のヘルシーな御料理6品」プラス「自家製バケット&コグレ・イチオシのEXVオリーブオイル」の合計7品でしたが、「若い御客様が多い」とのことで、かなりの量をご用意させて頂きまして、「逆に残ってしまうかな?」と、はじめは心配もしたのですが、みなさん見事な食べっぷりで、ほとんど完食して頂きました。しかも、残った御料理は「持って帰りたい!」とのリクエストが多かったものですから、急遽、フリ―ザ―バックをお渡しし、お持ち帰り頂きました。「残った料理を持ち帰りたいと思ったケータリングは、初めてだよね!」と、嬉しそうなみなさまの表情が印象的でしたね。
素晴らしい方々との御縁を下さった主催者のみなさま、本当に有難う御座いました。次回6月も頑張りますので、宜しくお願い致します。


世田谷区二子玉川で「セミナー後の懇親会の御料理60名様分」を作らせて頂きました

主催者・富士通様から、盛り付けのお手伝いの御協力を頂き、とても助かりました

「季節野菜の和風オリーブオイル風味」は、仕込みにかなり手間暇がかかりますが、「凄く
美味しい!」と大好評でした

「豆腐のオリーブ醤油風味サラダ」は、オリーブオイルでマリネした「みょうが」との相性も
良く、私も大好きな「逸品」です

「完熟トマトとパプリカのイタリア風サラダ」は、シンプルながら、トマトの旨味が味わえる
「逸品」です。「トマトの汁が混ざったオリーブオイル」をパンに浸けて食べると最高ですよ

「切干大根と湯引きした天然海老の和風オリーブ風味サラダ」も、私の定番人気メニュー
のひとつでして、「パンにも御飯にも合う逸品」だと思います

「初カツオの和風マリネサラダ」には、「生の白菜、生のエノキダケのサラダ」が敷いてあり
とてもサッパリしていて美味しいですよ

「自家製スモークチキンのオリーブ風味、カルパッチョ仕立て」は、お酒のおつまみに最高
ですし、パンにも御飯にも合いますよ

すべての御料理の説明を始めましたら、いきなり「私の撮影会」になってしまいました(笑)

短い御挨拶の時間の中で、オリーブオイルの効能のお話等、しっかりPRさせて頂きました

毎回御用意させて頂く「手書きのメニュー」は、「背景にオリーブの
オシャレなデザイン」で、こちらも大好評でしたよ

「残った御料理を持ち帰りたいです!」とのリクエストが多く、とても嬉しかったですね


2013年05月14日

相模原市の住宅展示場で「オリーブオイルセミナー&スープパスタ御試食会」を開催させて頂きました

5月12日に、神奈川県相模原市の住宅展示場「相模原・古淵ハウジングステージ」にお伺いし「オリーブオイルセミナー&スープパスタ御試食会」を開催させて頂きました。午前・午後の2部制でしたが、どちらも先着50名様ずつでしたので、開始時間の随分前から行列して頂き、本当に有難かったです。今回のメニューには、青森県鰺ヶ沢産の新鮮な野菜をふんだんに使わせて頂きまして、小さなお子様連れの御家族にも大好評でした。山菜、行者ニンニク、アスパラガス等もありましたが、私が特に素晴らしいと思ったのは「ササタケノコ」という細いタケノコでした。和風出汁で軽く煮て、EXVオリーブオイルを加えると、香りと旨味が引き立ち、そのままシンプルに「スープパスタ」のベースにしたのですが、御客様の評判も良く、嬉しかったです。御土産にも鰺ヶ沢産の野菜類をプレゼントさせて頂いたのですが、写真のように「新聞で作ったエコバック」がオシャレですよね。
この日は、ソムリエの田崎真也さんもお越しになり、「ワインと食をテーマにした講演」をされました。私も聴かせて頂きましたが「目からウロコ」の素晴らしい内容でした。田崎さんとは初対面でしたので、帰り際に御挨拶させて頂きましたら「小暮さん、情熱大陸見てましたよ!」と、嬉しそうに言って下さり、感激致しました。「ソムリエ同士」で何か企画出来たら面白そうですね。


「母の日」の5月12日に、相模原市古淵の住宅展示場にお伺いし
「オリーブオイルセミナー&スープパスタ御試食会」を開催しました

今回は、盛り沢山の「オープニングフェアのイベント」最終日でした

この日は、ソムリエ・田崎真也氏の講演会も開催されました

田崎真也氏とは初対面でしたので、御挨拶させて頂きましたが
「情熱大陸」を御覧頂き、覚えて下さっていました

私のセミナーは、先着50名様限定でしたので、朝早くから行列して頂き、有難かったですね

会場中庭の特設テントの中に「仮設キッチン」を作り「オリーブオイル
セミナー&スープパスタ御試食会」を開催させて頂きました

オリーブオイルのお話をしながら「青森産細タケノコ入りスープパスタ」の盛り付け中です

「オリーブオイルの効能のお話」では、質疑応答が活発になり、かなり盛り上がりましたよ

初夏を思わせる日差しの中、日傘をさしながら聴いて下さる御客様も多かったですね

「青森産の新鮮な野菜のプレゼント」もありましたが、「新聞で作った
エコバック」がオシャレですよね

新鮮な山菜や行者ニンニク、細タケノコ、アスパラガス等が青森県鰺ヶ沢町から送られて
来ました。青森県も「豊かな自然の恵みの宝庫」ですよね

「細タケノコ(ササタケノコ)」は、軽くボイルしてから、和風出汁で煮ておきます

「上質なEXVオリーブオイル」を適宜加えると、タケノコの香りと旨味が、グッと引き立ちます

「細タケノコの旨味が充分に引き出された和風出汁」を、スープパスタのベースにしました

2013年05月15日

天草市立倉岳中学校で「オリーブ講演会&料理教室」を開催させて頂きました

3月中旬に天草市立倉岳中学校にお伺いし、キャリア教育を兼ねた「オリーブ講演会」をさせて頂きました。ちょうど、卒業式の直後でしたので、1、2年生合わせて46名の生徒さん達を前に、見晴らしの良い3階の教室を会場にしての講演会でしたが、「天草の豊かな自然の恵みとオリーブオイルの相性のお話」から「コンプレックスだらけだった私の中学時代の苦いエピソード」、「夢を持ち、いじめに耐えながら頑張った修業時代のお話」、「海外の食文化の現状のお話」、「便利な食生活の裏側のお話」、「いのちを繋ぐことの意味」等々、アッと言う間の1時間でした。46名の生徒さん達の「真剣な眼差し」は、途切れることなく最後まで続き、それに感激した私は、「いつも以上に熱のこもった講演」をさせて頂きましたが、先生方からも「いいお話でした!私達も感動しました」と言って頂き、有難かったです。
そして、「オリーブ講演会」の後には、1階の家庭科室で「オリーブ料理教室」を開催させて頂きました。楽しく和やかな雰囲気の中での「料理教室」でしたが、実際に「天草の豊かな自然の恵みとオリーブオイルの相性の良さ」を体験した生徒さん達の嬉しそうな表情が印象的でした。これからも、天草に生まれ育ったことに「誇りと感謝の気持ち」を持ち、明るく健やかに成長して頂くことを願うばかりです。メニューは「春キャベツともずくの和風スープ」、「オリーブ玄米御飯」、「味噌オリーブ風味のパスタ、イチゴ添え」の3品でしたが、西山正治校長先生にも御試食して頂き「御墨付き」を頂きました。料理教室終了後には、みなさんと記念撮影させて頂き、秋の再会を約束させて頂くほど盛り上がりました。最後の写真は、代表で「御礼の挨拶」をして下さった女子生徒さんです。飾らない素朴な感想が心に浸みました。楽しい時間を有難う御座いました。


天草市立倉岳中学校で、キャリア教育を兼ねた「オリーブ講演会」を開催致しました

全校生徒46名のみなさんは、最後まで真剣な表情で聴いて下さり、有難かったです

話題は、私の「世界中での経験談」を含め、多岐に及び、とても中身の濃い1時間でした

会場となった3階の音楽室で、講演後に、みなさんと記念撮影させて頂きました

講演後には、1階の家庭科室で「オリーブ料理教室」を開催させて頂きました

「特製味噌オリーブオイル・パスタソース」の作り方を実演しているところです

生徒さんの代表を私が指名し、一緒にパスタの盛り付け中ですが、盛り上がりましたよ

各テーブルをまわり、直接生徒さん達に「ソースの作り方のコツ」を御指導中です

今回のオリーブオイルクッキングは「オリーブ玄米御飯」、「春キャベツともずくの和風
オリーブ風味スープ」、「イチゴ入り味噌オリーブ風味パスタ」の3品でした

西山正治校長先生にも御試食して頂き、「美味しい!」とお墨付きを頂きました

料理教室終了後には、素敵な花束まで頂き、全員で記念撮影させて頂きました

講演会の最後に、代表で「御礼の挨拶」をして下さった生徒さんと記念の1枚です

オリーブオイルが大好きな佐々木海仁君も、熱心にお料理してくれました

大変に御世話になった家庭科の池田久子先生とも、記念撮影させて頂きました

2013年05月18日

「新京成電鉄の情報誌・CIAO」5月号にインタビュー記事が  掲載されています

ちょっとローカルな話題で恐縮ですが、私の地元・津田沼駅から松戸駅まで走る「新京成電鉄のおでかけ情報誌・CIAO」5月号に、私のインタビュー記事が掲載されています。「出張料理のこと」や「オリーブオイル&食育の話題」、「新京成の思い出」等々、実際は、かなり喋ったのですが(笑)、それをコンパクトにまとめて頂いています。私のサイン入り著書のプレゼント企画もありますので、お近くの方は、是非、新京成の駅で、手に取ってみて下さいね。


「新京成CIAO」5月号に私のインタビュー記事が掲載されています

実際は、かなり喋りましたが、記事はコンパクトに1ページ半にまとめられています(笑)

プロフィール用の顔写真も、すごく良く撮って頂き、嬉しいですね



文字が小さいですが、インタビュー記事は読めますでしょうか?


2013年05月29日

帝国劇場で上演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」は、感動の連続で素晴らしかったです

先日、皇居前の帝国劇場で上演されている「レ・ミゼラブル」を観てきました。凄い迫力で、オーケストラの生演奏も素晴らしく、感動の連続でした。かつて、映画も3回観ていましたので、最初は、そのストーリーを頭に思い浮かべながら観ていたのですが、舞台のテンポが、あまりにも速く、段々、頭の整理が追いつかなくなってきましたので(笑)、細かいストーリーは度外視して「舞台空間の迫力・空気」だけを楽しみました。上演時間は、途中の休憩を挟み、3時間弱とロングランでしたが、すべてのシーンに魅了され、アッと言う間にフィナーレになった感じです。帝劇は、7月10日まで。8月は、福岡・博多座、9月は、大阪・フェスティバルホール、10月は、名古屋・中日劇場で上演されますので、お近くの方は、是非、御覧下さいね。超!お勧めですよ。


皇居前の帝劇で上演されているミュージカル「レ・ミゼラブル」を観てきました

映画も3回観ていますが、「舞台の迫力、オーケストラの生演奏」は
素晴らしかったです

「キャストは複数制」ですので、出演者は、その日によって多少異なります

「本日の出演者のボード」を、記念に撮影するファンも多かったですね

多くのファンの「感動のメッセージ」が書かれているボードには、ハングル語もありました

「レ・ミゼラブル」のプログラムや御土産品を売るコーナーも大人気でしたね

ジャンバルジャンの囚人番号「24653」が書かれたTシャツもありました

2013年06月19日

那須塩原市長・阿久津憲二様を表敬訪問させて頂きました

昨日(6月18日)は、原発放射能の風評被害が残る栃木県那須塩原市にお伺いし、阿久津憲二市長様を表敬訪問させて頂きました。まずは、「地元産の安全で美味しい牛乳」で乾杯させて頂き、私の「那須塩原に対する熱き想い」を聴いて頂きながら、「食を通した地域活性化のために、具体的にどうすればよいのか」というところまで、話題は広がりました。
かつて、東北・北関東で、お店を展開する大手スーパーマーケットチェーン・ヨークベニマルさんで「安全で美味しいお惣菜のメニュー開発全般」を3年間担当させて頂いたり、地元・大田原店オープンの際には、期間限定で、オリーブオイルを使ったお惣菜の専門コーナー「オリーブファミリー」も開設させて頂き、この地の食材のことは、ほとんど頭に入っています(笑)。那須塩原の「生命力の強い食材」に「デトックス作用のあるEXVオリーブオイル」を使うことで、「より美味しく、安全な新メニュー」を誕生させていきたいと思いますし、なによりも、「那須塩原の食材とオリーブオイルを使った食」で、地元のみなさんに、より健康になって頂き、一日も早く、風評被害を吹き飛ばしたいと思っています。全国のみなさんも、応援を宜しくお願い致します。


市長室にお伺いし、まずは、地元産の安全で美味しい牛乳で乾杯させて頂きました

この後の講演会用に準備した「地元食材の和風オリーブオイル料理」を御試食して頂き
ましたが、「素材の持ち味が出ていて美味しいですね!」と喜んで頂きました

「食を通した地域活性化の具体的方法」にまで話題は及び、「熱いトーク」が繰り広げられ
ました。本当に、御縁に感謝ですね!

2013年06月29日

6月上旬の天草市内「花菖蒲祭り」は、本当に素晴らしかったです

6月上旬の天草市滞在中には、ちょうど、西の久保公園で「花菖蒲祭り」が開催されていましたので、私も、早速、伺いましたが、満開の花菖蒲の素晴らしさに感激致しました。
会場を入ってすぐに大きな池があるのですが、そこに浮かぶ水草が、一面に淡い紫色の花を咲かせており、それが、まるでフカフカのじゅうたんのようでしたし、奥の方に広がる花菖蒲も、色々な色合いがあって、本当に見事でした。
遊歩道の入り口には、顔なじみの飲食店さんが、多数、出店していて、世間話にも花が咲きましたね(笑)。お昼時に伺いましたので、私がアドバイスさせて頂いている太巻き寿司の「うまかやさん」で「ゆず胡椒オリーブ風味の太巻き」を買い、有明名物「巨大たこ焼き」も買って頂きましたが、豊かな自然に包まれた公園の中で、花菖蒲を見ながら食べるのは「最高!」でしたよ。


6月上旬の天草市内・西の久保公園で、「花菖蒲祭り」が開催されていました

奥行きの広い公園内では、「25万本の花菖蒲」が、色取り取りに美しく咲いていました


公園入り口付近の池には、「薄紫色の花を咲かせた水草」が、たくさん浮かんでいました

奥まで続く遊歩道の途中で、「見事に咲く花菖蒲」をバックに、記念撮影致しました


「花菖蒲」には、こんなにも、色々な種類があることを初めて知り
とても感激致しました


私がアドバイスさせて頂いている「うまかやさん」の「ゆず胡椒オリーブ風味の太巻き」を
頂きました。「本当に美味しいですよ!」

有明名物「巨大たこ焼き」も、評判が良く、私も買って食べました


私は、出汁に浸して食べる「明石焼き風」を頂きましたが、とても食べ応えがありますね(笑)

2013年07月08日

壮絶な無農薬栽培に挑んだ木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」に感動しました

先日、「奇跡のリンゴ」の映画を観てきました。
リンゴは、とてもデリケートな果物で、年に何度も農薬や肥料をやり、気の遠くなるほどの手間をかけてやらないと絶対に実らないと言われています。そんな中、壮絶な辛苦の果てに、自然農法・無農薬栽培で、甘くて美味しい「奇跡のリンゴ」を生みだした、青森県のリンゴ農家・木村秋則さんと、その御家族の愛情溢れる物語なのですが、とても感動的な内容で、館内には、ハンカチで目をぬぐう人も大勢いました。
農薬の代わりに、ワサビや酢、牛乳・・・等々、ありとあらゆるものを散布するのですが、まったく効果があがりません。そして、10年間苦しみ抜いた末に行きついたのが「土」だったのです。つまり、「土台を健康にすれば、薬を使わなくていい」ことに気がついたのです。「この真理」は、人間にも通じますよね。「薬を控え、生命力のある食材を頂くことの大切さ」を改めて実感致しました。


阿部サダヲさんと菅野美穂さんの名演技が素晴らしかったです

「無農薬栽培」が成功するまでの11年間は、想像を絶するほどの苦しみが続きました

感動的な「家族の絆と支え」があったからこそ、乗り越えられた11年間でした

青森県のリンゴ農家・木村秋則さんの、死を覚悟するほどの苦しみに耐えた後の笑顔は
「最高!」ですよね。木村さんのリンゴを、是非とも食べてみたいです


2013年08月02日

北海道白老町で「食を通した地域活性化」のお手伝いをさせて頂きます

みなさん、8月に入りましたが、如何お過ごしでしょうか。
先週は、「食を通した地域活性化のお手伝い」をさせて頂くために、北海道白老町にお伺いしていました。生産者のみなさんに直接お会いし、その現場を見せて頂いたり、滞在中には、白老町長の戸田安彦様を表敬訪問させて頂いたりと、とても中身が濃く充実した毎日でした。「第2の夕張」と言われているほど財政難の白老町で、「いかにお金をかけずに活性化させていくか」が、とても重要だと思うのですが、「白老には、世界に誇れる伝統的食文化があること」等、私が白老に来て感じたことを、まず、町長様にもお伝えし、「今後、その財産をいかにして全国に発信していくか」をテーマに、関係者のみなさんも交えて、熱く語らせて頂きました。これからの白老町に、是非、御注目下さいね。
現地でのレポートを、これから数回に渡って書かせて頂きますので、宜しくお願い致します。


「食を通した地域活性化」のお手伝いをさせて頂くことになり、戸田安彦白老町長様を表敬
訪問させて頂きました

関係者のみなさまにも同席して頂き、熱く「白老の素晴らしさ」を語らせて頂きました

戸田町長様も、オリーブオイルに関心があるということで、かなりお話が盛り上がりました


2013年08月12日

北海道白老町は、「美味しい原木椎茸」の名産地でもあります

7月下旬にお伺いした北海道白老町は、「美味しい原木椎茸」の産地としても有名です。
一切の栄養剤も使わずに、昔ながらの伝統的方法を守り続けている「桔梗原農園」さんに、お伺いしました。「美味しさの秘訣」をお聞きしますと、「ただ、クッタラ湖を源とする、ミネラルたっぷりの美味しい水にさらすだけ」だと、おっしゃっていました。言うのは簡単ですが、家族経営で、何百本もある重い原木を、1本ずつ、清流にさらしていくのは、大変な作業です。でも、気が付きました。アイヌ原住民のみなさんの「自然を敬い、自然の摂理と共存していく」という生き方が、白老町のみなさんの根底にあることを。今の日本に大切なのは、まさに、この考え方なのではないでしょうか。
「原木椎茸」に、EXVオリーブオイルをかけ、シンプルにグリルして食べたら、とても風味豊かで、「もう、最高!」でした。




「クッタラ湖」を源とする、ミネラルたっぷりの湧水だけを使い、「美味しい原木椎茸」を家族
経営で栽培している「桔梗原農園」さんにお伺いしました

桔梗原和夫さんに「自然と共存し、手間のかかる作業」の御苦労などをお伺いしました

これだけ多くの原木を、手作業で「クッタラ湖の湧水」にさらして、その水の力だけで「美味
しい原木椎茸」を栽培されていることに、感動しました

本当に見事で可愛らしい形の「原木椎茸」に、嬉しくなってきました

「原木椎茸」に、EXVオリーブオイルと天然塩をかけて、オーブンで焼いてみました

「今までの椎茸は何だったのだろう」と思うほど、風味豊かで、美味しかったですよ

シンプルに「素焼き」して、軽く天然塩か醤油をかけるだけでも、美味しいですね


2013年08月17日

北海道白老町には、地元食材を豊富に揃える、郷土愛に満ち溢れた「スーパーくまがい」さんがあります

7月下旬の北海道白老町滞在中は、初日の新千歳空港到着から「HBC北海道放送」の撮影隊に、ずっと同行して頂き、「密着取材」して頂きました。
白老町に、地元で人気のスーパーマーケット「スーパーくまがい」さんが有ることを知り、早速、お伺いして、熊谷社長様に、色々お話を聴かせて頂きましたが、店内には、地元産の豊かな食材がたくさん有り、本当にワクワクしてきました。
「食を通した地域活性化」を進めるためには、こうした「地元LOVE」の気持ちが大切であることを、改めて実感致しました。



地元食材を豊富に揃えている「スーパーくまがい」さんは、「郷土愛」に満ち溢れています


オリーブオイルのコーナー前で、熊谷社長様に、その使い方の説明をしているところです



白老町では、自然環境に配慮した「循環型農業」が実践されており、とても美味しそうな
キャベツやブロッコリーも、たくさんありました




北海道白老町ならではの「新鮮な魚介類」が、並べられており、感激致しました。写真上
から「ホッキ貝」、「ツブ貝」、「サラ貝」、「宗八カレイ」等ですが、迫力がありますよね!


2013年08月22日

世界中に「美味しいEXVオリーブオイルの産地」があります

今日は、「世界中に美味しいオリーブオイルの産地がある」というお話をさせて頂きます。
最初の2枚の写真は「イスラエルのEXVオリーブオイル」と、それを扱っている「オリーブガ―デン」さんとのツーショットですが、本当に、様々な味わいの美味しいオリーブオイルが、イスラエルにはあります。
次の2枚は「モロッコのEXVオリーブオイル」なのですが、チュニジアを含めた北アフリカ産のオリーブオイルは、上質な物が多く、「和テイストとの相性」も抜群で、お勧めですよ。
5枚目の可愛らしいラベルのEXVオリーブオイルは「クロアチア産」なのですが、クロアチアは、料理のレベルも高く、そのベースには、このように上質なEXVオリーブオイルが使われているのですね。クロアチアには、観光名所もたくさんあり、観光をするにも素晴らしい国ですよ。
最後のグリーン色のラベルは、「大分県国東半島のEXVオリーブオイル」ですが、熊本県天草市でも、近年中には、上質なEXVオリーブオイルが誕生しますし、これからは「国産のEXVオリーブオイル」にも注目して頂きたく、本当に楽しみですね。



「イスラエル」には、様々なフレーバーの美味しいEXVオリーブオイルが、たくさんあります
イスラエル産のEXVオリーブオイルを扱っている「オリーブガ―デン」さんと記念の1枚です


「モロッコ産のEXVオリーブオイル」をはじめ、北アフリカ産のオリーブオイルには、上質な
物が多く、和テイストとの相性も抜群ですよ

「クロアチア産のEXVオリーブオイル」も、かなりレベルが高いです
クロアチア料理が美味しいのも、このようなEXVオリーブオイルが
ベースになっているからでしょうね

「大分県国東半島のEXVオリーブオイル」をはじめ、上質な国産オリーブオイルも近年中
には誕生しそうです。楽しみですね!

2013年08月25日

静岡県富士宮市「ビオファームまつき」松木一浩さんのトークイベントに参加させて頂きました

みなさん、ここ数日の雨で、秋の深まりを感じる船橋より、おはようございます。
昨晩(8月24日)は、広尾のフレンチレストラン「ル・ロンポワン」で開催された、静岡県富士宮市のビオファームまつき・松木一浩さんのトークを聞きながら、無農薬・有機肥料だけで栽培された野菜が主役の料理を楽しむ会に参加させて頂きました。松木さんの農園では、旬の露地野菜を中心に、ハーブ類も含めて、年間に60品目以上の野菜が育てられています。さらに、自社農園の中で、フレンチレストランも経営されていて、「食の6次産業化のパイオニア」としても注目されている松木さんから、色々と興味深い御話を聞かせて頂きました。
松木さんとは、今回が初対面でしたが、実は、昨年春まで放送されていたNHK総合ラジオの人気番組「ラジオビタミン」の料理コーナーのレギュラーとして、お互いに出演させて頂いていましたので、当時のNHKのホームページには、ふたり並んで、顔写真とプロフィールが紹介されていました。ですから、初対面という感じはまったく無く、最初から、親しみを持って、たくさんの質問をさせて頂きましたが、すべてに丁寧に答えて頂きまして、とても有難かったです。近いうちに、農園の方にも、お伺いしたくなりました。松木さん、宜しくお願い致します。


「ビオファームまつき」松木一浩さんのトーク&試食イベントに参加させて頂きました

東京広尾のフレンチレストラン「ル・ロンポワン」が会場でしたが、質疑応答も活発に交され
アットホームな雰囲気で盛り上がりました

素材の持ち味が生かされて美味しい「松木さんの有機野菜と鯵のサラダ仕立て」です

初対面の方がほとんどでしたが、「安心・安全な食」に関心のある方ばかりでしたので
すぐに打ち解けて良かったです

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