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重要な学校給食の役割

昨日、南房総市で、学校給食に携わっていらっしゃる方々を対象に、食育の講演をさせて頂き、終了後の親睦会では、貴重な現場のご苦労話を色々と聞かせて頂きました。
子供達が残さずに食べる人気メニューは「メロンパン、ケチャップスパゲッティー、ハンバーグ等」逆に残食が多いのは「頭付きの焼き魚、切干大根、ひじき、青菜のお浸し、豆料理等」エッ、ボクが健康の為にしっかり食べましょうと提案している料理ばかりが残っているじゃないですか!中には、魚一尾が出て来ると、パニックして泣き出す子供もいるとか。親御さんは、魚料理や和食を作らないのですかね?
ボクが子供の頃は、親手作りの心が込もったお弁当を食べられる遠足や運動会が大好きでしたが、最近は、お店に予約して、配達してもらったり、コンビニで買って来る子供も多いとか。
何だか、寂しい気持ちになりますね。こうなったら、全国の学校に出向き、給食スタッフの方々と、子供向けの料理教室をするしかないですね。「親が作ってくれないのなら、自分で作る!」くらいの逞しさを子供達には持って欲しいですね。料理作りの段取りを身に付けることは、学力向上にも必ずプラスになります。ボクが身を以って証明していますから。(笑)
全国には、辛うじて学校給食で生き延びているような、本当に、ひもじい食生活の子供達も増えています。どうぞ、給食作りに携わっている皆さん、雑音にめげずに、これからも信念を持って頑張って下さいね。メニューに困ったら、いつでも気軽に相談して下さい。豆料理だけでも、本が何冊も書ける程、レシピーが頭の中に入っていますので。


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2007年08月09日 18:30に投稿されたエントリーのページです。

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