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熊本県天草市で「オリーブの島づくり」料理教室&講演会 (2)

オリーブ園の視察後には、「天草大王」という地鶏を育てていらっしゃる「公元」の堤田さんにお会いして、実際に鶏舎を見せて頂きながら、色々と「飼育方法のこだわり」を教えて頂きました。
ブロイラーの鶏は、一般的に50日前後で出荷出来るそうですが、堤田さんの「天草大王」は、その約3倍の120-150日間に渡る長期飼育をしていまして、その理由は「鶏は、長く飼えば飼うほど味が出る」と言うのが堤田さんの持論です。
飼育面積も、1㎡当たり3羽以下の薄飼いを実行しており、ゆったりとした環境でストレス無く育てることで、病気にも強くなり、運動によって程好い歯応えの肉質になるそうです。
もちろん、餌にもこだわっており、遺伝子組み換えは排除し、抗生物質の入っていない自然の
粗飼料を与えているそうです。
「天草大王」の、とても可愛らしい「ひよこ」を持たせて頂きました。こんなに小さな「ひよこ」が、手間暇と愛情を注ぐことで、4-5ヶ月後には、立派な親鶏になり、それを我々人間が食するわけですから「(我々人間が)尊い命を頂いて命を繋ぎ、生かして頂いている」ことの意味を、もう一度考え、常に「命ある食材に対する感謝の気持ち」を持つことが大切なのではないでしょうか。
堤田さんとのお話の中で、ふと、そんなことを思いましたが、翌日の料理教室で「天草大王」を、初めて使わせて頂き、そのしみじみとした美味しさに「堤田さんの熱い想い」が伝わってきまして、感激致しました。
これからも「天草大王」を応援させて頂きますので、今後共、宜しくお願い致します。


手間暇と愛情をかけて飼育された熊本の地鶏「天草大王」です。

ゆったりとした環境の鶏舎で「天草大王」は飼育されています。

とても可愛らしい「天草大王」のひよこを持たせて頂きました。

改めて「命を頂いて命を繋いでいること」の意味を考えました。

翌日の料理教室でも「天草大王」を使わせて頂き、大好評でした。

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2010年11月27日 15:17に投稿されたエントリーのページです。

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