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南米チリ・イースター島「モアイ像」のオーラをお届け致します。

「東日本・東北大震災」の発生から10日が経ちましたが、皆様は、お元気でお過ごしでしょうか?
ここ数日で、東北地方の皆様とも電話が繋がるようになり、お世話になっております方々の元気なお声を聞くことが出来まして、感激のあまり、男泣きしております。
本来ならば、今すぐにでも、現地に伺い、何かしらのお手伝いをさせて頂きたいところなのですが、交通手段も、まだ整備されておらず、ご迷惑になってもいけませんので、今はただ、少しでも早く、皆様が普通の生活に戻られることを、心よりお祈りしつつ、「その時」が来ましたら、精一杯、復興のお手伝いをさせて頂きたいと思っております。どうぞ、宜しくお願い致します。
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2011年3月上旬に、以前から興味のあった「チリ共和国自治区・イースター島」を訪れ、未だに解明されていない「モアイ像」の神秘とロマンを体感して来ました。
タヒチからは東に4000km、チリの首都サンチャゴからは西に3800km離れた南太平洋にポツンと浮かぶ絶海の孤島、イースター島には、約1000体もの石の巨像が現存していますが、いったい何のために作られたのか、なぜそこまで大きくしなければならなかったのかを考えますと、本当にワクワクしてきます(笑)。
私の実家は、かつて石屋でした。父は、家業を継がずにサラリーマンでしたが、祖父は、私と同じ左利きで、とても腕の良い石職人でしたので、少なからず、手先の器用さという点で、私は祖父の血を受け継いでいる(隔世遺伝)と思っているのですが、そんな意味でも、イースター島は、私
にとっての「強力なパワースポット」であることは間違い無く、とても居心地の良い空間でした。
行き方としましては、成田から約12時間かけてロサンゼルスに入り、チリのラン航空に乗り換えて、チリの首都・サンチャゴまで、9時間半ほど南下します。
そこから、イースター島行きのラン航空に乗り換えて、5時間半ほどしますとやっと到着です。
つまり、乗り継ぎ待ち時間を加えて計算しますと、成田を出て、約36時間後に到着ということになるのですが、行きは、ハプニングの連続で、ビックリ致しました(笑)。
まず、ロサンゼルス発サンチャゴ行きのフライトが、原因不明のキャンセルになり、ロサンゼルスの空港近くで、予定外に1泊することになりました。
ここまでは良いとしましても、サンチャゴからイースター島へのフライトも、搭乗手続きを開始した直後にキャンセルされてしまったのです。いわゆる「寸止め」ですが、普通では有り得ないことですよね(苦笑)。
しかも、ラン航空の地上スタッフに、原因を何度尋ねましても「私は、分らない!」と言うだけの逃げ腰で、「謎だらけのキャンセル」に呆れてしまいました(笑)。
「南米だから仕方ない」と言えば、それまでですが、行きはなんと、3日間以上かかってしまいましたので、イースター島に着いた時の喜び、感動は、とても大きく、一生忘れられない、素敵な(?)思い出になりました(笑)。
日本人の現地ガイド、最上賢二さんにお聞きしましたら、「モアイ像は、基本的に海に背を向けている」とのこと。それは、つまり、巨大な石像が、「村の守り神」として、そこで生活する人々を、高いところから温かく見守っていたことを意味しますので、皆様にも、「モアイ像の神秘的なオーラとパワー」を写真でお届けさせて頂きつつ、少しでも早く被災地の皆様が元気になられることを「モアイ像」に託したいと思います。
    (イースター島の詳しいレポートは「海外出張日誌・南米」を御覧下さいませ。)


海を背に15体のモアイ像が並んでいる「アフ・トンガリキ」。
視線の先は、日本を向いています!
何だか私も16番目のモアイ像のようですね(笑)。

唯一、海に向かって立っている7体のモアイ像「アフ・アキビ」。
これらも、視線は日本を向いています!
それぞれ高さは4mあまり、重さは10数トンです。

南太平洋の朝日を背にして神秘的な「アフ・トンガリキ」のモアイ像。
長旅の疲れも吹っ飛ぶほどの美しさとオーラでした。

よくポスターに使われる首の曲がった酋長のモアイ像「ラノ・ララク」。
長い年月で土砂が堆積し、胴体は埋まってしまいました。

とても珍しい、座った状態のモアイ像「ラノ・ララク」。
彫るのに手間がかかるために、1体しか作らなかったようです。

かつて、すべてのモアイ像には、目が付いていましたが、現存する物の中では
タハイ遺跡にあるこの1体だけに目が復元されています。

とても詳しくガイドして下さった、現地に住む最上賢二さんは、イースター島の
永住権を持っていらっしゃるそうです。

お土産用のモアイ像も、石製、木製等、大小様々あり、とても個性的でした。

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2011年03月20日 23:55に投稿されたエントリーのページです。

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