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四万十市で「玄米の美味しい食べ方」の講習会を開催しました(1)

7月20日に、高知県四万十市を訪れ、四万十市雇用創造促進協議会様の御依頼で「玄米の美味しい食べ方」をテーマにした講演&講習会を開催させて頂きました。
通常でしたら、四万十市に伺う場合には、移動に時間がかかるために、その前日に、羽田から高知空港まで飛行機を利用し、路線バスでJR高知駅に出て、そこから特急列車で中村駅まで行くのですが、「19日には、大型で進行がゆっくりの台風が高知県を直撃する」とのことで、四国方面への飛行機は、全便欠航となりまして、急遽、「陸路で、行けるところまで行く」ことになりました(笑)。
まずは、羽田空港から東京駅に戻り、新幹線で岡山駅まで行ったのですが、この時点で、既に、大荒れの天候、どしゃ降りでして、そこから先へは、瀬戸大橋も閉鎖され、四国に渡る方法は皆無でしたので、仕方なく、岡山駅前のホテルに泊まり、翌朝の移動に賭けることにしました。
そして、翌朝ですが、「高知方面のJRは、夕方まで運休」とのこと。講習会は、14時からの予定で、キャンセル待ちが出るほど、多くの皆様が期待して、楽しみに待っていて下さるので、延期するわけにもいかずに、どんな手段を取っても、辿り着かねばならず、「道路は通行可能」の情報を得まして、慌てて、岡山駅前の高速バス乗り場に、汗だくになりながら、駆け込みました(笑)。しかし、現実は、厳しく、四国方面行きの高速バスは、すべて、午後の便まで満席でした。
再び、岡山駅にもどり、時刻表を食い入るように見ていましたら、四国の玄関口・高松まで行く在来線があることに気が付きまして、とりあえず、先のことは考えずに、ぎゅうぎゅう詰めの車内に飛び乗りました。この電車も、かなり遅れましたが、何とか、高松駅に辿り着きまして、そこから、駅前の高速バス乗り場にダッシュしました(笑)。ここからは、幸運にも、高知駅行きの高速バスに乗ることが出来ましたが、高知駅から先のJRは、未だストップでしたので、主催者の方に連絡し、高知駅まで片道3時間かけて、車で迎えに来て頂きました。
やっとのことで高知駅前で合流した時には、既に、昼の12時を回っており、大急ぎで会場に向かっても、到着は15時過ぎですので、講習会のスタート時間を「断腸の思い」で、16時に遅らせて頂きました。
大汗をかきながら、会場となった「四万十市中央公民館」の調理実習室に駆け込みますと、開始時間の変更を知らなかった参加者のみなさんが何人かいらして、一瞬、空気が重かったのですが、私が、まず遅れたお詫びをして、一緒に下準備をして頂くことにしました。
私は、とにかく夢中で、色々と「プロならではの段取り」で指示を出しながら、一刻でも早く開始出来るように「御客様だということを考えずに(笑)」御手伝いして頂いたのですが、これが、御手伝いして下さったみなさんにとりまして、逆に、とても新鮮で楽しかったようで、「貴重な体験が出来たこと」を感謝されてしまいました。四万十市のみなさんは、本当に心温かく、有難いですね(笑)。
講習会では、地元の米農家・福留壮さんが提供して下さった「有機無農薬の上質な玄米」を使わせて頂きました。
玄米には、その5割増しの水と、オリーブオイルを加え、普通の炊飯器で、普通に炊けばいいのですが、これが、大好評で、講演&講習会は、とても盛り上がりました。
スタート時間が遅れたことで、途中で帰られる方々も多いかなと思っていたのですが、みなさん全員が最後まで残って下さり、積極的に受講して頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の陸路での移動を経験し、どんな方法でも四万十市に来れることが分かりましたし、ゆっくり走るバスや在来線の車窓の景色を眺めていますと、改めて、高知県、そして四万十市の雄大な自然とその恵みが実感出来まして、本当に心癒されます。時間に余裕があるならば、バスや在来線での移動もよいものですね(笑)。その時には、是非、今回のレシピで炊いた「美味しい玄米のおにぎり」を持参したいものです。
なにしろ、今回は、ハプニングの連続で時間が無く、行きは車中で「コンビニのおにぎり」しか食べられなかったものですから(笑)。


「玄米の美味しい食べ方」がテーマの「講演&講習会」が四万十市で開催されました

台風の影響で2時間遅れでスタートしましたが「講演&講習会」は
大好評でした(笑)

四万十市とその周辺では「有機無農薬の上質なお米」が作られて
います

「玄米とオリーブオイルの相性の良さと、その必要性」のお話をしているところです

5割増しの水に数時間浸けた玄米を炊飯器に移し、オリーブオイルを加えます

私の著書にも、美味しく玄米を炊く方法や、バリエーションが詳しく解説されています

「生のズッキーニ」に、ポン酢とオリーブオイルをかけると「美味しい御飯の友」になります

参加したみなさんにも「ズッキーニの和風カルパッチョ」を作って頂きました

香り豊かで、美味しい玄米の炊き上がりに歓声が沸きました(笑)

バルサミコ酢を加えて炊いた方には、野菜も混ぜ込み「ライスサラダ風」にしました

米農家の方々をはじめ、男性の参加者も多く、試食も大好評で盛り上がりました(笑)

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2011年08月01日 13:22に投稿されたエントリーのページです。

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