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フランス修業の思い出 

1985年の春に初めて渡仏し、リヨンを中心に幅広くヨーロッパの料理、食文化を学びました。
日常のあらゆる事が新鮮な驚きの連続でしたが、かつて、フレンチの神様・ポールボキューズ氏も修業したという、名門レストラン「ラ・メールブラジエ」でのハードな修業経験は、今のボクの貴重な財産になっています。とにかく、厨房全体、仕事中の集中力というか、パワーが凄い。早く、仕事を終わらせ、プライベートな時間、家族との時間を多く持とうという発想ですね。帰国して分かりましたが、日本のレストランでは、これが、なかなか難しいんですよね。何でですかね?
また、日本では、仕事は、盗むものだという発想が根強いですが、フランスでは、何でも聞けば教えてくれます。理由は簡単です。チームとして、若手が伸びれば、お店のレベルアップに繋がり、お客様の満足度が増して、繁盛するのですから。色々な意味で、フランスは合理的だなと思いますし、フランス料理のレベルが高い理由が良く分かりました。

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2007年06月27日 00:16に投稿されたエントリーのページです。

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