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富岡製糸場と明治時代のワインのお話

先月、食育の講演で群馬・富岡市に伺った際に、ユネスコ世界遺産暫定リストに登載された「富岡製糸場」の見学もして来ました。
日本の木造建築と西欧のレンガ造りを取り入れた「木骨レンガ造り」の建築は、ほぼ明治初期のまま良好な状態で保存されており、当時にタイムスリップしたような気分で、とても興味深く見学することが出来ました。
ひとつ、面白いエピソードを聞いたのですが、開業当初は、度々、工女募集の通達を出しても、予定通りの人数が集まらなかったそうです。その理由は、製糸場に入ると「外国人に生き血を取られる」というデマがまことしやかに流れていたからだそうで、フランス人指導者達が好んで飲んだ赤ワインを、どうやら生娘の「生き血」と思い込んでいたようです。
丁度、本日15日がボジョレーヌーボーの解禁日で、日本中がお祭り騒ぎ(?)になる事を考えると、感慨深いものがありますね。


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2007年11月15日 11:05に投稿されたエントリーのページです。

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