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ベトナムに学ぶ「お米のパン」

パン、ケーキ、麺類等々。小麦粉を原材料とする食品の価格が、軒並み上昇し、日本国内でも、その代替原料として、米を粉末にした「米粉」を使う動きが進んでいます。値段的には、小麦粉に比べますと、「米粉」の方が、まだ、2倍位高いのですが、小麦粉価格の高騰で、その差は縮まってきており、今後、益々、「米粉で作った食品」が増えていくことと思います。
実際に「米粉」でパンを作ってみますと、日本人好みの「しっとり、もっちりとした」独特の食感があり、「低カロリー、高タンパク」であることも追い風となって、「人気商品がどんどん生み出されて行く」ことは間違い無いと思いますし、何よりも「食料自給率の向上」にも繋がるわけですから、私も頑張って「米粉食品」を開発してゆきたいと思います。
実を言いますと、初めてベトナムを訪れた10年程前に、ハノイの市場で「米粉で作ったバケット」を購入し、その「3日経っても硬くならない」食感に衝撃を受けていました。普通に考えますと、パンは「粉と水」で出来ているのですから、半日もすれば「硬くなる」のは自然の摂理です。パン食が中心のヨーロッパでは、その「硬くなったパン」をスープに入れたりして、無駄なく食べる文化があるのですが、日本では「硬くなったパン」は、敬遠されがちです。そこで、パンメーカーは、複数の合成添加物を入れたりして「人工的に柔らかい食感を維持する」ような方向性になってきたわけですが、「果たして、それでいいのだろうか?」という疑問をお持ちの方も少なくないと思います。
私は、以前から「理想は添加物不使用」のポリシーで、商品開発に取り組んでおり、ベトナムでも、すぐにパン屋さんに飛び込んで、「柔らかさの秘密」を探ったのですが、「添加物は不使用、硬くならない食感のポイントは、地元産の米粉」だということを発見したのです。
もう「目からウロコ」でした。今風に言えば「地産地消」に大きなヒントがあったわけです。
写真はハノイの市場で売られている「米粉製のバケット」と、ハノイ旧市街のカフェで食べた、美味しい「バケットサンドイッチ」です。



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2008年07月25日 10:56に投稿されたエントリーのページです。

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