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「ホビークッキングフェア2011」は、大盛況、感謝・感動の連続でした (2)

私が、昨年からナビゲーターを務めさせて頂いております「ホビークッキングフェア2011」が、4月27-29日の3日間、東京・お台場のビックサイトで開催され、12万人近い御客様に御来場して頂きました。
特に、今回は、震災直後ということで、昨年出店して頂き大好評でした、東北各地の生産者の皆様のキャンセル等もありまして、開催直前は、本当にバタバタで、かなり寂しい想いもしておりましたが、そんな中、開催3日前になりまして、大変な状況下にもかかわらずに、勇気と不安を抱えながら、急遽、出店して下さった被災地の皆様がおられます。先の見えない原発被害の真っ只中にある福島県の生産者の皆様と、津波ですべてが流されてしまった宮城県石巻市の生産者の皆様です。
フェアの2日前に、そのことを知った私は、全身に鳥肌が立つほどの、体の芯から燃え上がるような「熱い気持ち」が、ふつふつと湧き上がりまして、何とか、出店して下さった皆様の「想い」に、誠意を込めて、全力でお応えしたいと思いました。
フェア2日目には、被災地への炊き出しにも飛び回り、本当にお忙しい「分(わけ)とく山」の総料理長、野崎洋光さんにも、特別ゲストとして御来場頂きまして、「白い御飯を食べられる幸せ」がテーマの感動的な講習&講演会を、メインステージで開催させて頂きました。
野崎さんは、私の20数年前「キハチ・セラン」修行時代の、ある意味「師匠」でありまして、当時は、よく、オープンしたてのお店に伺って、「和食の極意」を色々と、食べさせて頂きながら、理論的に教えて頂いたものです(笑)。そんな野崎さんと、ホビークッキングショーの御縁で、久々にお会い出来ることになり、普段、緊張することのない私も、この日ばかりは、多少、緊張しておりましたが、いつもとかわらぬ野崎さんの笑顔に、思わず、修行時代の懐かしさが込上げてきました。
本来ならば、「シンプルに土鍋で美味しい御飯を炊くコツ」のみを教えて頂くだけの予定でしたが、開演前には、福島県や宮城県のブースを足早に、野崎さん自らの足で見て頂き、即興で、福島県産の美味しい地鶏「川俣しゃも」を使ったステーキや、チャーハン、スープ、究極の卵かけ御飯まで、短時間で御披露して頂きまして、昔と変わらぬ野崎さんのサービス精神に、御来場頂いた御客様は、大満足の様子でした。
ステージ脇で見学させて頂いた私にも、野崎さん自ら箸を持って「川俣しゃものステーキ」を試食させて下さる「おまけ付き」には、ビックリ致しましたが、本当に美味しかったです(笑)。
この日、色々と教えて頂いた中で、特に、印象に残ったのは、ガスも電気も使えない時に、カセットコンロでお湯を沸かし、美味しい御飯を炊く方法です。ビニール袋にお米と基準量の水を入れて縛り、95℃のお湯で20分間湯がくだけで、本当に御飯が炊けるのです。私も、試食しましたが、まったくビニール臭さも無く、美味しい御飯でした。この方法でしたら、残ったお湯も、別の用途に使えますし、一石二鳥ですね。
お忙しい中、御来場頂き、色々と教えて下さった野崎さんには、心より御礼を申し上げます。本当に、有難う御座いました。
これからも、被災地支援のために、私も頑張りますので、御指導を宜しくお願い致します。


大変な状況の中、福島県から勇気と不安を持って出店して下さったみなさんです。

2日目には、「分とく山」野崎洋光さんの特別講演会が開催されました。

福島県出身の野崎さんと、福島県から出店して下さった(株)パイクの山田さんです。

メインステージの客席は、早くから、立ち見が出るほどの超満員でした。

御飯は、ビニール袋を使って湯がくだけで、美味しく炊くことが出来ます。

サプライズで、私も、美味しい「川俣しゃも」の試食をさせて頂きました。

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2011年05月18日 12:18に投稿されたエントリーのページです。

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