« NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (19) | メイン | 中国・大連で「中華風・オリーブオイルクッキング」の御披露目会を開催しました »

「コグレ・オリーブ農園」より、オリーブの繁殖方法について

久々の「コグレ・オリーブ農園便り」です(笑)。
千葉県船橋市のコグレクッキングスタジオの庭(自称・農園)には、大小合わせて40本以上のオリーブの木々と、イタリアやスペインから持ち込んだレモンやオレンジをはじめ、四万十市から送って頂いた仏手柑や沖縄のシークワーサ、ゆず、すだちといった様々な柑橘類の木々が、所狭しと植えられています(笑)。
風薫る5月も過ぎ、梅雨が近づきますと、それぞれの木々に新芽が出始めていることに気がつきます。
南イタリア・シシリアから持ち込み、植えてから10年以上のオリーブの大木からも、沢山の新芽が出ていました。
実は、この頃が、オリーブを繁殖させるのに一番良い時期なのです。
「オリーブは、どのように繁殖させるのですか?」という御質問を、セミナーなどで、よく頂きますが、一番シンプルな方法は、新芽に近い部分の直径3cm位の枝を、長さ25cm前後に切り分け、そのまま、地面に挿しておくだけでOKなのです(笑)。土は、なるべく、水はけの良いものに、腐葉土等を混ぜ込むのがベターだと思います。ホームセンターで売っている「挿し木用の土」でも良いですね。
水は頻繁に与えながら、2ヶ月程過ぎますと、新芽が出てくるのですが、1本目の新芽が出た瞬間は、本当に感動致します(笑)。
オリーブの種から繁殖させる方法もありますが、これは、かなり難しいですね。去年収穫したオリーブの実から種を取り、先端に少し切り込みを入れて、水に浸しておきますと、やがて発芽しますが、この発芽の瞬間も「生命の神秘」に遭遇したような気持ちになり、とても感激致します。
我が農園では、今年、種から発芽させた貴重な新芽が20本位あり、大切に、1本ずつ、小さな鉢に植え替えました。
これから、自然の摂理の中で、どんどん成長してゆく「オリーブの新芽」に、毎日、パワーを頂いております(笑)。「オリーブの木々」は、ヨーロッパでは「永遠の命の象徴」として、古代から大切にされてきました。私にとりましても、「オリーブ」は、いつも温かく見守ってくれ、応援してくれる、心強いファミリーのような存在です。
このオリーブの持つ「生命力の強さ・エネルギー・美味しさ」を世界中のみなさんにお届けし、知って頂いて、1日でも早く「食を通した世界平和」が実現出来ますように、これからも精一杯頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。


南イタリア・シシリアから持ち込み、植えて10年以上になる「オリーブの大木」からも「新芽」
が出て来ました

大木の「新芽に近い枝」を切り取り、挿し木すると2ヶ月程で根付き
写真のように「新芽」が出始めます

1-2年経つと、このくらいの大きさに成長し、地面に植え替えれば、急激に大きくなっていきます

手間暇かけて「種から発芽させた新芽」も、1本ずつ丁寧に小鉢に植え替えました

「種から発芽させた新芽」の成長を見守るのは、とても神秘的で、毎日楽しみです

「南イタリア・シシリア産のレモンの木々」には、小さくて白い花が美しく咲き始めました

「スペイン・アンダルシア産のオレンジの木々」にも、可愛らしい実が付き始めました

千葉県の特産品でもある、大粒で美味しい「びわ」が、我が農園でも実っています

「木いちご」も、生命力が強く、これから赤く色付き、完熟すると黒味を帯びてきます

この時期に「バジル」を植えておきますと、料理に使いたい時に、とても便利です

我が農園では、5-6種類の「ミント」を植えていますが、繁殖力が強く、野生化しています(笑)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kogure-t.jp/mt/mt-tb.cgi/622

About

2011年06月18日 08:41に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「NHK「ラジオビタミン」の御料理コーナー「私の愛情レシピ」に声だけの出演 (19) 」です。

次の投稿は「中国・大連で「中華風・オリーブオイルクッキング」の御披露目会を開催しました」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

料理研究家 小暮剛 オフィシャルサイト
Copyright (C) 2006 KOGURE-T.jp All Rights Reserved.