講演のコンセプト

私が住んでいる千葉県・船橋周辺では、最近、皮膚科の病院が、目につくようになってきました。こんなに同じような病院が増えたら、患者さんの奪い合いになって、経営が大変なのではないかと思ってしまいますが、実際は、そうではありませんでした。
夕方、各病院の待合室を覗きますと、どこもアトピーやアレルギーに悩まされている女子中学生、高校生達たちでいっぱいなのです。

日々、医療技術は進歩しているはずなのに、いったい、この現状は、どういうことなのでしょうか?私もたいへんにビックリしています。と言うのも、私が小学生だった40年前には、アトピーという言葉さえありませんでした。
1970年代前半に、アメリカから、ファーストフードやファミリーレストラン、コンビニエンスストアといった、いわゆる生産効率重視のシステムが入ってきて、急激に日本の食文化は、大きく変化してしまいました。ハンバーガーやフライドチキンなど、いわゆる欧米で人気の食文化がどんどん押し寄せてきたのです。1970年代以前には、ハンバーガーなどのファーストフードを食べる機会はほとんど無く、「ご飯と味噌汁」に代表される「伝統的な和食」が、日本人の元気の源だったのです。みなさんは、昔からの当たり前の和食を食べていますか?

いつでも簡単に購入できる「便利な食生活」を続けていますと、知らぬ間に人工的に作られた「合成添加物=薬」を体内に溜め込むことになります。これは、本当にリスキーなことです。なぜならば、薬単体では、OKな物でも、複数をまとめて摂ることによって、原因不明の副作用に悩まされることになるからです。合成添加物は、今摂取して、すぐに反応が出るものではありませんが、大体、30年後にさまざまな原因不明の病気が発症する可能性がありますので、日々の食生活を継続的に注意していかなくてはなりません。

では、私たちは何を積極的に食べれば良いのでしょうか?私のお薦めは、完全栄養食である玄米とエキストラ・バージン・オリーブオイルです。これらは、両方とも、デトック(排毒)作用に優れており、体内に蓄積した自然でないものを外に出す働きがあり、自然の生命力に満ち溢れているのです。

私は、日本人初の「オリーブオイルのソムリエ」として、世界95ヶ国以上を回らせていただき、オリーブオイルが、どれだけ世界中の人々の役に立っているのかを見てきましたが、特に、印象深いのは、昨夏訪れたイスラエルです。日中の最高気温は、46℃以上にもなり、ほとんど雨が降ることもない砂漠状態のエルサレムのゴルゴダの丘のふもとには、いまだに実を付け続けている樹齢2千年以上のオリーブの巨木があります。「オリーブは、永遠の命の象徴」とも言われていますが、これほどまでに過酷な環境の中でも命を繋いでいける、その生命力を我々人間は、もっと有難くいただくべきだと思うのです。

幸いにも、オリーブオイルは、味噌・醤油など、和テイストの調味料との相性が抜群なので、日本人の体質に合った伝統的な和食に、上手くオリーブオイルを取り入れていただくことで、より健康的な食生活を実現することができると思います。
ちなみに、食育の講演会では、最初からオリーブオイルを入れて炊いた玄米をご試食していただくこともありますが、シットリ感が増し、冷えても美味しいと好評です。

食のお話を始めますと、ついつい熱が入りますが、この続きは、ぜひ、みなさまのところでさせていただきたいと思います(笑)。お気軽にお問い合わせしてくださいね。

あらゆる事が便利になった今、キレる子供や凶悪な少年犯罪が社会問題化し、アトピーやアレルギー等も増えていますが原因の大部分は「食」の影響です。

長い歴史の中で食べ続けられてきた「和食」手作りの食事を家族で囲む大切さが忘れられています。 毎日、手付かずの食物4000万食、金額にして年間11兆円が捨てられていますが、これは日本の農水産業の年間生産額と同じ規模です。作った食べ物を丸ごと捨てて、お金任せに外国から輸入し続ける「放食」日本…。 日本の食糧自給率は先進国最低の40%以下です。

地球温暖化により各国が食糧確保に懸命になりつつある今、我が国も「地産地消」の原点に戻る必要があります。 大人も子供も生活習慣病が増え、国民医療費は今や国の一般会計予算の4割の31兆円規模です。このままでは、個人のリスクを増やし財政を圧迫し社会の仕組み自体変わってしまいます。

これらの事を世界95ヶ国を回った経験を基に世界の「食事情」を交えてわかりやすくお話しいたします。

小さい頃から体も大きく食べることが大好きでした。
そのため、かなりの肥満児で運動オンチ、コンプレックスの固まり「いじめられっ子」でした。
小学5年生の時家庭科の授業で作った目玉焼きを、先生に全員の前で褒められ料理人になることを決意しました。
大学で経営とフランス語を学び、調理師学校を経て渡仏。リヨンの一流レストランで修行後、帰国して都内のレストランに入りますが、そこで待っていたのは「徹底したいじめ」でした。
封建的な調理場、毎日が苦痛で暗い日々でした。

そんな時、数件目で出会った料理長からの「一言」が僕の人生を変えました。
どんな子供たちにも勇気と夢を与えることが出来るであろうその一言とは…。

この講演は、全国の小中高等学校で生徒さんたちに大好評です。




☆内容に応じたお見積もりをお出し致します。
(例) 講演のみ   10万円(税別)以上
    講演と調理  15万円(税別)以上


 

私のエッセイ

小学校の道徳の授業で先生方が使用する道徳副読本「道徳と特別活動2014年3月号」(文渓堂)に、私のエッセイを掲載して頂きました。私の子供の頃のコンプレックスや経験談から「勇気を持って、大きな夢を実現して頂くヒントやきっかけ」になれば嬉しいですね。



今、君達に伝えたいこと

私は、生まれた時から大きくて、母乳もすぐに飲み干し、野菜がたっぷり入った離乳食も、本当に良く食べたそうです。幼稚園に入る頃には、同い年の誰よりも頭一つ分以上、縦横共に大きくて、制服等は「特注するのが当たり前」でした。

とにかく、小さい頃から良く食べましたので、小学校に入る頃には「超肥満児」でして、運動神経が鈍く、体育の授業や運動会が大嫌いでした。走れば、いつもビリですし、跳び箱は怖くて飛べない、逆上がりも重くて出来ない・・・。今、思い出すだけでも、本当に辛く恥ずかしい思い出ばかりが蘇ります。当然、女の子にもモテませんし、コンプレックスの塊でした。

そんな私が大好きだったのが、「給食」と「図画工作の時間」でした。給食では、私が高学年になった頃から脱脂粉乳に代り「牛乳」が毎日出たのですが、中には、飲めなくて困っている友達も何人かいました。そんな時には、私が代りに飲んであげたり、食の細い友達の分を食べてあげたりして「感謝される醍醐味」を子供ながらに味わっていました。
「図画工作」につきましては、私の祖父が、左利きで、腕の良い墓石職人だったそうなのですが、どうやら、隔世遺伝で、私も左利きです。絵を描いたり、彫刻を掘ったりするのが大好きで、何度も、コンクールで入賞していました。

そんな私の小学生時代ですが、「人生を左右する出来事」が、今から40年以上前の5年生の時にあったのです。それは、今でもはっきりと覚えていますが、一番最初の「家庭科の調理実習」で「目玉焼き」を作り、たまたま上手に出来て、クラス全員の前で先生に褒められたのです。「はい、みんな!小暮君の目玉焼きを見本にするのよ!」その瞬間、全身に鳥肌が立つ程感激したのを忘れません。おそらく、みんなの前で褒められたのは「人生初」だったものですから、あまりにも嬉しくて「よし!ボクは、一流のコックさんになって、みんなに美味しい物を食べさせてあげるんだ!」と、固く決心してしまいました(笑)。その時の嬉しさと感動を胸に頑張り続けて、ここまで来ましたので、「子供達には、良いところを徹底的に褒めて、才能を伸ばしてあげることが大切なのだ」と、つくづく思いますね。

私は、自分が好きなことを仕事に出来て、本当に幸せ者だと思います。まさしく、家庭科の授業で褒められて「天職」に巡り合えたのですね。これからの日本を担う大切な財産である子供達には、心から楽しいと思える仕事、自分にしか出来ない仕事である「天職」に就けるように応援してあげたいものです。

最近、全国の小学校に伺い、「キャリア教育授業」をさせて頂く機会が増えてきました。詳しくは、私のオフィシャルホームページ(http://www.kogure-t.jp/)を御覧頂きたいと思いますが、子供達を前にして、心配に思うことがあります。それは、簡単に言ってしまえば「食の乱れ」なのですが、我々人間は、自然の摂理の中で「命ある物を頂き、命を繋いで来た」はずなのに、「工業製品化している命の無い食べ物、飲み物」が世の中に氾濫し、それを本物と思って口にしている現状です。アトピーやアレルギーをはじめ、西洋医学の常識では太刀打ちできない病気も増えていますが、私が子供の頃には、アトピーという言葉さえありませんでした。これは、どう見ても「便利な食」の影響を避けて考えることは出来ないと思います。いくら天職に巡り合えても、体が健康でなければ、前向きな発想も出来ませんし、行動を起こすことも難しくなります。どうか、御父兄を含め、子供達には、もっと「食の大切さ」を知ってほしいと思います。私は、国内外を問わず、大手食品メーカーから学校給食、病院食に至るまで、あらゆるところでメニュー開発や調理指導の経験がありますので、具体的に分かり易く「子供達の健やかな成長のために知っておきたい食の大切なこと」を、たくさんお話し出来ると思います。是非、みなさまの学校にもお伺いして、講演させて頂ける機会があれば嬉しいです。

 

これまでの講演

最近の講演情報・内容につきましては、
ブログ」内、「食育・講演情報」をご覧下さい。
2013 『オリーブオイルと食で予防医学』 全国、成人向け
『食を通した地域活性化の方法』
全国、自治体向け
2012 『コグレ流「食を通した予防医学』 全国、成人向け
2011 『大人の食育・命を頂き命を繋ぐ』 全国、一般向け
『売れる商品とは』
全国、バイヤー向け
『個性的に生きる方法』 全国、一般向け
2010 『夢を実現させるには』 全国、子供達向け
『和風オリーブオイルクッキングで健康生活』
全国、一般向け
『学校給食の現状と正しい方向性』 全国、栄養士向け
2009 『オリーブオイルでアンチエイジング』 全国、一般向け
『世界から見た日本の食育事情』 全国、PTA向け
『病院給食の現状と正しい方向性』 全国、栄養士向け
2008 『大人の食育、子供の食育』 全国、PTA向け
『健やかな子供を育てる食事』 全国、PTA向け
2007 『食育とは』 豊田市他、一般向け
『夢を持っていじめに克つ』 青森市他、高校生向け
『病気にならない食生活』 市川市一般向け
『国際社会での日本の役割』 横浜市他、一般向け
2006 『玄米食のすすめ』 姫路市他、一般向け
『病気にならない食事』 札幌市他、一般向け
『食育とは』 仙台市他、一般向け
『いじめに克つには』 酒田市他、高校生向け
『テーブルコーディネートの極意』 横浜市他、一般向け
2005 『食育とは』 浦安市他、一般向け
『オリーブオイルで健康に』 佐賀市他、一般向け
『毎日が真剣勝負』 広島市他、高校生向け
『いじめに克つには』 福岡市他、中学生向け
『楽しい食卓の演出方法』 新宿区他、一般向け
2004 『消費者の求める商品は』 大阪市 大手食品会社
『何を食べたら良いのか』 品川区他、一般向け
『今が大切』 市原市他、高校生向け
『いじめに負けないで』 八王子市他、中学生向け
『日本の食文化は世界一』 中央区他、大学生向け
2003 『医食同源・地産地消』 岐阜市他、JA向け
『自分の職業に誇りを持って』 神戸市他、大手食品会社
『サーヴィス業の本質とは』 港区他、大手レストランチェーン
『いじめに克つには』 一宮市他、中学生向け
『世界三大料理のお話』 千葉市他、一般向け
2002 『売れるデザート』 港区、大手食品会社
『オリーブオイルで健康に』 高崎市他、一般向け
『なぜ勉強するのか』 川崎市他、高校生向け
『いじめに克つには』 静岡市他、中学生向け
『グルメ・世界の旅』 大阪市他、一般向け
2001 『オリーブオイルでダイエット』 秋田市他、一般向け
『アジアの食生活』 名古屋市他、一般向け
『マクロヴィオティック』 金沢市他、一般向け
『いじめに克つには』 北九州市他、高校生向け
『食事と子供の成長の関係』 豊島区他、栄養士向け
2000 『旬を大切に』 新潟市他、一般向け
『マクロヴィオティックとは』 山形市他、一般向け
『いじめに克つには』 川越市他、中学生向け
『国際感覚を身に付けよう』 宮崎市他、高校生向け
『美味しいワインの選び方』 名古屋市他、一般向け
1999 『かんたん料理のコツ』 成田市他、一般向け
『ヨーロッパの食生活』 品川区他、一般向け
『夢を実現させるには』 大阪市他、中学生向け
『オリーブオイルのお話』 中野区他、一般向け
『料理の裏ワザ、隠しワザ』 福岡市他、一般向け
1998 『オリーブオイルでダイエット』 山口市他、一般向け
『売れるおそうざい』 郡山市、大手スーパー向け
『学生時代を大切に』 水戸市他、高校生向け
『何を食べるかが重要』 市原市他、栄養士向け
『美味しい料理を作るコツ』 品川区他、大学生向け
1997 『安全な商品とは』 港区他、大手スーパー向け
『食の大切さ』 青梅市他、一般向け
『夢を持って生きよう』 所沢市他、高校生向け
『オリーブオイルで美しく』 京都市他、一般向け
ホームパーティー必勝法』 大田区他、一般向け
1996 『玄米・オリーブでヘルシー生活』 君津市他、一般向け
『高野菜食でダイエット』 仙台市他、一般向け
『夢を持って生きよう』 横浜市他、中学生向け
『毎日が真剣勝負』 港区他、大学生向け
『ワインと食事の美味しい関係』 板橋区他、栄養士向け
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料理研究家 小暮 剛

〒273-0002 
船橋市東船橋7-15-13
TEL:047-422-1350
FAX:047-422-1360

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